日誌

【潤八】【デジこれ】八小と一緒に絶滅危惧種について考えよう!

本校と八小による「潤八なかよし大作戦」に関する3つのイベントが進みつつあることは前記事でお伝えしましたが、八小とのコラボはイベントだけではありません。

学校生活で最も重要な授業においても両校で協力し、学習効果を高める取組が進められています。

6年生は、外国語で「Save the animals」の学習に取り組んでいます。

世界が抱える諸問題やそれによって生息数を減らしている生き物の現状を調べ、そのことについての意見を英語でやりとりすることが学習の目標です。

通常であれば、学級内や学年内の意見交換を行うところですが、グローバルな問題を扱うわけですから、意見交換の範囲を広げた方が効果がありそうです。

そこで、「潤八なかよし大作戦」を進めている八小と本校の6年生同士で、合同の発表会を行うことになりました。

 

 本校の6年生は自分の関心のある絶滅危惧種について調べ、生態や生息数減少の要因などについて「Canva」を使い、プレゼンテーションを作成しています。

 6年生たちは、自作のプレゼン資料を使い、英語で八小の子たちに伝えていきます。

一生懸命調べても相手に伝わらなければ外国語の授業なので意味がありません。

この点が、総合的な学習の時間などで行うプレゼンとは大きく違います。

 

 

 

本校は、「デジタルを活用したこれからの学び」(デジこれ)推進地区実践校です。

その予算で購入した大型モニターの活用をこの授業でも進めています。

これまでも大型モニターの活用を進めていますが(詳しくは、こちら) 、今回は「デュアルスクリーン」の機能を使い、複数の画面をコントロールできるよう、さらに高度な活用方法を取り入れています。

自分の写っている画面、八小の子が聞いている画面、自分のプレゼンの画面をそれぞれ操作できるわけです。

小学生の授業としては大変レベルの高い情報機器の扱いですが、6年生たちは、マニュアルを確認しながら八小と協力してすんなりオンライン環境を整えています。

さすが令和の子たちです。

八小の子たちも、英語のプレゼンを一生懸命頑張って本校の6年生に伝えていました。

最後に両校の代表児童が感想を伝え合って(日本語)、オンライン交流は終了しました。

本校の外国語の授業では、振り返りもChromebookのシートに記入し、共有化しています。

6年生A「今日は八小の人たちとやって、関係が少し縮まった気がしたし、みんなの発表もめっちゃうまくて良かった!またやれたらいいなと思った!」

6年生B「今日は八小の人たちと外国語の発表会みたいなことをして最初はとてつもなく緊張していたけれど、やっていくうちに八小の子が優しく聞いてくれて嬉しかった。だから自信につながってうまく発表できた。この機会を作ってくれた先生に感謝。」

6年生C「八小の人たちと危険な生き物とその生き物を救うための方法を話すことができて、生き物を大切にしようとする意識が高まった。この経験を将来、仕事などにつくときに活かしていきたい。」

今日は、本事業を進めている東京都教育委員会、本市教育委員会の関係者の方々にも授業をご覧いただきました。

東京都教育委員会関係者「他の推進地区の実践校の様子も拝見していますが、これだけCanvaを使いこなし、モニターを活用している学校は初めてで、驚きました。」

「デジこれ」実践校は来年度までの指定になります。

研究を積み重ね、東京都をリードできるような「これからの学び」を提案できるようにしたいと考えています。【校長】