2007年10月の記事一覧
子ども達をネット上のトラブルから守るために・・・情報安全教育研修会
「ネット上のトラブルの実態と対策〈知っておきたいインターネットの仕組み・つきあい方〉」というテーマで、
情報安全教育研修会を実施しました。
生活指導主任の先生方、ICT活用推進委員の先生方に集まっていただきました。
講師は財団法人インターネット協会主任研究員の大久保貴世さんです。
大きく2つの点についてご指導いただきました。
・ネットの利用実態について
(子どもの人気サイト、18歳未満禁止サイト、ネットで行われるいやなこと、プロフ・迷惑メール・架空請求等)
・相談された場合の対処法について
(下の画像は、クリックすると大きく拡大されます)
| |
事例のビデオ紹介 | 日野市内の実例の紹介 |
| |
どのように解決したか | 忘れてはならないこと |
| |
誰かに相談できるように | 管理職の先生から参考事例の紹介 |
児童・生徒にかかわるネット上のトラブル・犯罪が多い現実に改めて驚かされました。
自動車の運転に運転免許が必要であるように、インターネットや携帯電話にも必要な知識や技術があります。
今、市内の学校では、ネット上でのルールとマナー、正しい知識と技術を学ばせる「情報安全教育」の年間指導計画を立てて
実施しています。(ICT活用指導力基準〈情報モラルなどを指導する能力〉D-1・D-2・Dー3・Dー4)
◆子ども達を被害者にも加害者にもさせないために、この問題は、家庭と連携を図りながら対策を考えていく必要があります。
【予定している情報安全教育講演会の概要】
・11月29日(木)午後6時半より市民会館大ホール
・講師:独立法人メディア教育開発センター研究開発部・准教授の堀田龍也先生
・演題:“学校と家庭で取り組む「メディアとのつきあい方学習」”
多くの保護者の方に集まっていただきたいと考えています。
平山中学校教育委員会訪問
校長先生の描かれた風景画 | どの階もピカピカの廊下 |
本校は、ICT活用教育のモデル校です。
ほとんどの教室でICT機器が使われ、機器が足りないという状況でした。
校務支援システムの機能もフルに活用されています。(週案も全員がこのシステムを活用しています)
◆体育館の授業でICT活用
第3学年保健体育 男子は「器械体操(跳び箱)」、女子は「器械体操(マット)」
ICT活用指導力基準Cー1
スポーツミラー(画像遅延装置)で自分の技を確認し、自分のフォームを改善する。
体育館内の無線LANを利用してWeb上のコンテンツを見ながら、次回に挑戦する技を確認。
◆教室や特別教室の授業でICT活用
第1学年国語「真実を語る」 ICT活用指導力基準Bー2 故事成語について生徒が調べてきた ノートを拡大して提示。 | 第3学年国語「論語から」 ICT活用指導力基準Bー3 デジタル教科書の朗読機能、注目すべき部分に線を引いて理解させる。 |
第3学年数学「図形と相似」 ICT活用指導力基準Bー4 相似であることを証明する例題を わかりやすく提示。 | 第3学年英語「Speaking Plus道案内」 ICT活用指導力基準Bー2 生徒がペアワークを行えるように、実際の電車の路線図を提示。 |
第2学年音楽「オーケストラの響き」 ICT活用指導力基準Bー3 鑑賞用のプリント(ベートーベンについて)を 拡大して提示。 | 第2学年技術「ソフトウエアの機能と情報処理」 ICT活用指導力基準C-4 コンピュータによる個別学習。 |
第2学年理科「電流とその利用」 ICT活用指導力基準B-1 静電気の学習の導入として、Web上の コンテンツを視聴。 | 第2学年理科「天気の変化」 ICT活用指導力基準B-2 1.フラスコ内で雲を発生させる実験をCCDカメラで提示。 |
ICT活用指導力基準B-4 2.同じ実験を扱ったWeb上のコンテンツと高さと気圧の関係について解説したWeb上のコンテンツを視聴。 |
地域の方に支えられている学校
秋も徐々に深まってきました。芸術・文化の秋です・・・
市役所前の桜並木もいつの間にか色づき始めました。
昨日10月27日(土)は、旭が丘小学校の開校三十周年記念式典が行われました。
また、本日10月28日(日)は、七生中学校の開校六十周年記念式典が行われました。
学校の歴史は地域の歴史と重なります。
両校の式典に出席させていただいて、学校は本当に多くの地域の方に支えられているということを改めて感じました。
学校は、地域とともに、多くの方々の支援をいただきながら、子ども達を育てています。
今後も積極的に学校情報を提供していくことで、地域の方に学校を理解していただくことが必要だと思いました。
この学校Webサイトを活用し,情報の提供を図っていくことを推進したいと考えています。
(下の画像はクリックすると拡大されます)
工業団地ができた頃、新しい街づくりの中に開校した旭が丘小。 全日本学校関係緑化コンクール・学校林の部で、全国一に輝いた自慢の「雑木林」を紹介するCDが配られました。 | 日野市において、日野一中とともに歴史の古い伝統ある七生中。 松樹林、雑木林、水田の広がっていた旧七生村の人々が力をあわせて開校への作業を行ったということです。 |
日野市での教材撮影を終えて
先日、3日間にわたる教員養成を行うためのモジュール型コア教材の撮影が終わりました。
撮影させていただいた学校はいずれも、「どうぞ、いつでもいいですよ。協力しますよ!」と快く引き受けて下さいました。
市内の学校のICT化が日常化しつつあることを実感し、とてもうれしく感じました。
撮影隊3人のスタッフは、いずれも北海道からいらっしゃいました。電子開発学園 衛星教育センターの方々です。
左から東原教授、撮影隊の3人(朝倉さん、安倍さん、加藤さん)
撮影後、以下のような感想をいただきました。
◆安倍隆さん
「全国いろいろな所でいろいろな町の取材をしてきましたが、日野市の場合は一部の学校だけでなく、市全体でICT化に積極的に
取り組んでいることが実感できました。
また、20年ぶりに食べた給食のおいしさにびっくりしました。地元の食材を使っているということでしたが、大変感動しました。」
◆加藤裕一さん
「昨年も撮影させていただきましたが、一年たってさらに自信に満ちた先生方の様子に驚きました。
次に来たときは、どんなハイテクの学校になっているのかとても楽しみです。
給食の混ぜご飯は大変おいしかったです。また食べたいです。」
◆朝倉雅博さん
「朝から子ども達は元気だなあと思いました。
子ども達に自然に受け入れられたように思いました。今の子ども達はカメラやICT機器に慣れているんでしょうね。
室長とは、2年前お台場で開かれたe-Learningの展示会で、自分たちのブースに興味を持って立ち寄られ、いろいろ質問された
のが初めての出会いでした。相変わらずお元気そうで何よりです。」
今回の撮影にあたっては、日野市の学校CIO的存在である東原義訓教授が本市を推薦してくださり、全行程の撮影に同行されました。
撮影の合間も、市内の小学校の授業(ひのっ子教育21開発委員会のメンバーの授業)を携帯のテレビ電話でごらんになり、アドバイス
をされていました。
◆東原義訓教授
「先生をめざす学生と現職教員の研修に役立つe-Learning教材を制作しています。
テーマは、これからの教員の基本的な指導力の一つとして位置づけられるICT活用指導力です。
これをわかりやすく伝えるためには、そのイメージを端的に表現した映像が欲しいわけです。
具体的なICTの活用場面、先生や子供の声、管理職と教育委員会の方針、さらには保護者の声などです。
これらを撮影できる地域は限られてきます。ICTを日常的に活用し始めた活気のあるところが最適です。
そのポイントをずばり語ってくださる先生や子どもに溢れている学校のご協力が必要です。
そして、撮影日程や関係者との連絡調整と、撮影の趣旨をご理解いただけるように説得すらお引き受けくださるキーパーソンが
必要です。
日野市はこのすべての条件をあわせもつすばらしい地域であることが、今回の撮影で改めて実感できました。
ご協力いただけたことに大変感謝しています。
先生、子ども、それぞれの声は、新鮮で、本質をついているためか、気持ちよさすら感じました。
できあがりのコンテンツを楽しみに、期待していてください。
最後に、ICT活用教育推進室長の、迅速な調整、きめ細やかな配慮につつまれて撮影を進めることができたことに、改めて感謝
申し上げます。」
教師の卵は日野市のICTで学ぶ(3)・・・南平小・二小取材
昨日はICT活用に関する教員養成を行うためのモジュール型コア教材撮影第3日目。
午前中に2つの学校の授業の撮影がありました。
いずれも学習の個別化のためのICT活用の授業風景です。
授業者は2人とも、ひのっ子教育21開発委員会のメンバーの先生です。
まず、南平小学校で、第3学年算数「10000より大きい数」の授業を取材しました。
授業者の木部美行教諭 | 教師用画面で確認しながら個別指導 |
授業が終わっても、「先生、あと少しのばして!」「もう少しで終わるから待って!」の声があがりました。
◆以下、授業後の子ども達の感想です。3年生の子ども達が、自分がどこができなかったのかをきちんと把握できたこと、達成感をもっていたことが印象的でした。
・「教室での勉強は、木部先生が楽しくて、みんなも一緒だから好き。でもコンピュータでの勉強は、木部先生が来てくれて教えてくれる
からもっと好きです。」
・「漢字で書いてある数を数字に直すのができなかったけれど、コンピュータに教えてもらってわかるようになりました。」
・「ゼロの位があった時に、それを抜かしてしまって間違えていたことをコンピュータに教えてもらって、今はもう間違えません。」
◆授業者の木部美行教諭の言葉です。
「コンピュータにより、子ども達がどんな間違えをしているか、どこでつまずいたか、次にどのような手立てをしたらいいかがわかること
が利点です。
授業後に記録を分析して新たな発見もあります。
普段できていると思っていた子も意外なところでつまずいていることがあるのです。使うたびに子どもが見えてきます。
また、子どもにとっても、教室では一度間違えると次に違う子が答えますが、コンピュータでは一度間違えても次にもう一度チャンスが
あり、自力で答えてほめてもらえます。
このようなコンピュータを使った個別学習の指導方法のコツは、教室での一斉指導の方法とは違うことを意識することです。
教師は一斉指導に慣れていて、どの子にも同じにしないと気が済まないという欠点があります。
しかし、理解するのにペースの速い子もいれば遅い子もいます。全員揃ってここまでやる、というようなことは考えない、揃って同じこと
をしなくても良い、それぞれに対応できるという前提に学習が行われることを意識することが大切です。」
続いて、日野第二小学校で、第6学年算数「分数のわり算」の授業を取材しました。
授業者は青木裕子教諭
教師用画面で確認しながら個別指導
◆以下、授業後に、子ども達は、以下のような感想を述べてくれました。さすがに6年生です。
・「間違えたら「苦手クリア」のところにいって詳しく教えてくれます。自分は分数のわり算で、分子と分母を逆にしてかけるのを忘れがちだった
けど、このことを教えてくれて間違えなくなりました。最後に自分の結果が出て、伸びているんだなあと言うことがわかりました。」
・「ヒントが出てきたり、励ましの言葉が出てきたりしてもっとやりたいと言う気持ちになります。それに、最後まで教えてくれるので、
力が付くと思います。」
・「教室では先生が教えてくれてそれも楽しいけれど、わからないことはみんなの前ではなかなか聞けません。
でも、コンピュータは個人的に教えてくれるし、先生も来てくれます。」
・「このコンピュータでの学習を続けると読む力がつくと思います。」
・「みんなでやることも必要だけど、社会に出て行くと一人なのだから、こういう学習は必要だと思います。」
◆授業者の青木裕子教諭の言葉です。
「子ども達は慣れてくると、自分のペースで進められ、つまずいたところは繰り返し練習できるというコンピュータによる個別学習の
よさがわかるようになってきました。
普段の授業でもノートに書くということには力を入れていますが、今日の授業でも子ども達は画面を見ながら、ごく自然にかなりの
量の計算を書いています。
一人一人が真剣にコンピュータに向かい合いながらも、つまずいたところで隣の子に聞いてみたり先生に聞いてみたり・・・という
コミュニケーションもできています。
自分も、教師用の画面を見ながらその場ですぐに評価でき、支援を必要としている子どものところに行って教えてあげることが
できるのが魅力だと感じています。」
◆日野第二小学校の中村康成校長先生の言葉です。
「コンピュータによる個別学習の意義は、子ども達一人一人の学びに対応できることで、これは教室の中では限界があります。
今回使ったコンテンツは、単なる正解を求めるコンテンツとは違い、ベテランの先生達のノウハウがたくさんつまっているものです。
だからこそ、確実に学習の成果があり、学力がつきます。
このような形の授業、コンピュータを活用した授業については、若手だけでなくベテランの先生も指導方法を勉強しているところです。」
教師の卵は日野市のICTで学ぶ(平山中取材)
ICT活用に関する教員養成を行うためのモジュール型コア教材に、昨年度に引き続き日野市が選ばれました!!
これは、文部科学省の平成19年度大学改革推進等補助金(現代的教育ニーズ取組支援プログラム)【通称:現代GP】による、
「教員養成のためのモジュール型コア教材開発」を、国立大学教育実践研究関連センター協議会と連携して推進しているものです。
昨年度は、日野市のせキュリティが教材になりました。
今年度は、校務の情報化,学校Webサイト,学習の個別化のためのICT活用に関して、教材になります。
これから先生を目指している教師の卵は、日野市のICTで学ぶことになるのです。
撮影は今日から3日間、スタップ3名と大学関係者、推進室長の見守る中、市役所と日野市内の学校で行われます。
第1日目の今日は平山中学校での撮影です。
平山中学校は、全教員が組織をあげてICT活用に取り組んでいます。
校務支援システムの時数・週案機能・成績管理機能はフルに活用されています。
ひのっ子宝箱では、特別支援教育の個別指導計画をうまく活用されています。
(↓クリックすると拡大されます)
週案簿の活用のモデルは数学科の関教諭。
「今までの手書きの週案簿に比べて便利な点がいくつかあります。
1つは、同じ内容の授業を複数行う際に、簡単にコピーして入力できるので効率的なこと。
コピーの後はクラスの実態に応じて書き加えていくだけです。簡単に修正もできます。
2つ目は、今まで週案簿上の表に時数を電卓で計算して記入していましたが、このシステムでは自動的に集計され、計算ミス、入力ミスがないこと。達成率もわかります。
また、先輩の週案簿を見せていただけるので勉強になります。
成績管理機能について説明してくれたのは行富教務主幹。
「評定、ひのっ子宝箱の所見、毎日の出欠状況など、一度入力したデータが、通知表・指導要録・進路資料等に反映され、効率的です。
転記ミスや情報漏洩の心配もありません。
印刷もワンタッチで学年の人数分があっという間にできます。
このシステムをうまく運用していくためのポイントは、学校の組織をあげて全員が行うことと、データはためないで日々コツコツと入力していくことです。」
情報の共有化の大切さを語ってくださったのは石村副校長先生。
「本校では、情報の共有化に、積極的に校務支援システムの掲示板と回覧板を活用しています。
教職員一人一人に周知を図りたい情報については回覧板を活用し、回覧状況を把握しています。これによって、今までは周知できていたかどうかわからなかったことも把握できるようになり、締め切りなども確実に守られるようになったきました。」
最後に正留校長先生からもコメントをいただきました。
「校務支援システムなど、新しいやり方でやることには多少の抵抗と不安があります。
でも、『やってみなければわからない』をモットーに、核となるリーダを中心として組織全体で取り組んできました。
やってみてこそ初めて知ることができ、良さがわかります。
校務支援システムでデータを入力するくらいのことは教師として当然のスキルです。
授業でのICT活用は、使いこなしてこそ道具として活用できるようになります。」
日野第六小学校教育委員会訪問
本日は、日野第六小学校の教育委員会訪問を行いました。
本校は、校務支援システムの時数・週案機能を積極的に活用しています。
4月の年度当初より校内で研修会を開き、全員で一斉に導入しました。
校長先生は次のようにおっしゃっていました。
「本校では、教育活動を意図的・計画的に進めるため、週案を非常に大事にしています。
他の教員も見ることができ、時数もきちんと把握できます。また、保護者への説明責任にもなると考えています。」
校務の情報化のリーダーシップをとられている教務主任の先生は、次のようにおっしゃっていました。
「以前に比べて、時数の管理が大変楽になりました。自動的に一覧表が作成できて、クラスごとにどの教科がどれだけ足りないか、達成率がわかります。今後は成績管理もこのシステムを活用して効率的にやっていきたいと考えています。」
全クラスの授業を見せていただきました。自作教材を使っている授業もあり、ICTが積極的に活用されています。
第1学年算数「たしざん」 ICT活用指導力B-1・B-4 アニメーション機能で画面に表れた数字を 見て児童たちは楽しそうに答えています。 | 第2学年国語「サンゴの海の生き物たち」ICT活用指導力B-1 本文のイメージをつかめるように、図書館 から借りた絵本の写真を映しています。 |
第4学年社会「くらしのうつりかわり」 ICT活用指導力B-1・B-2 昔の道具の実物を見せた後、画像 (Web上の資料で作成)を見せて 問いかけます。「これは何でしょう。」 | 第5学年算数「小数のわり算」 ICT活用指導力B-3 学習のポイントをまとめたり、教科書を拡大したりして説明しています。 |
体育館での、第3学年学芸会の練習(準備)風景です。 4つの場面の配役を決めるのはなかなか大変です・・・ ICTを利用して、グループの報告結果ををすぐに舞台上の壁に映して知らせています。 |
先生方によって作られた提示型の教材は、どれも工夫されていてわかりやすいものでした。
このような教材を、校内の財産にすることはもちろん、市内の先生方の間で共有できたら・・・と感じました。
健康の大切さ、地球環境を守ることの大切さ
市役所隣の中央公園では「こどもまつり」が開かれ、子ども達の元気な声が秋空に響いていました。
また、今日は「健康フェア&くらしのフェスタ」が開催されました。
健康行政(日野人げんきプラン)・環境行政(自然を生かした環境にやさしいまちづくり)に力を入れている日野市ならではのイベントです。
市内9会場からイベント会場まで、約4?から9?のコースで、健康ウオーキングも行われました。
イベントのメイン会場となった生活・保健センターでは、健康にかかわるイベントや、消費者団体の活動発表や環境に配慮したくらしに役立つ情報提供・子ども向けイベントも数多く行われました。
このような市をあげての大きなイベントには、担当課だけでなく、他課の職員も応援に参加しています。
(↓画像はクリックすると拡大されます)
午前9時半。健康・保健センター玄関前でのオープニングセレモニー。馬場市長の言葉で始まりました。「このイベントを通して、健康の大切さ、地球環境を守ることの大切さを感じてください。・・・」 | 3階の集会室は「健康測定(血管年齢測定、体脂肪・内臓脂肪測定、ストレス度測定)会場」です。多くの市民の方が参加されました。健康への関心の高さを感じました。 | ||
これがストレス度測定器。 | ストレスが目に見える!? | ||
栗原教育部長も測定中。 |
授業でのICT活用の確かな手応え
お互いの考えや意見を交換し合って学び合う・・・大変意義のある学習活動です。現段階では、活用指導力基準にこの学習活動に相当する項目はありません。しかし、「まとめ、表現し、発表するだけの学習活動」でとどまるのではなく、その先のコミュニケーション活動こそが学びを深める重要な活動です。
観点Cにこの項目を追加する必要があるのではないでしょうか。
◆日野第四中学校の3週間のICT導入活用期間が終わりました。
以下、メディアコーディネータの報告です。
「最後の日は、国語の授業支援に入りました。スタディノートを活用した授業を実践していただきました。
データベース機能を用いて、友達の詠んだ俳句に子情報として感想を送るという活動です。
感想を入力する時間を少しでも多く確保しようと、必要な説明は最小限に抑えて、授業中は生徒の様子を見ながら、必要な点を個別に指導されていました。
3年生ともなると、コンピュータの扱いは上手で、入力方法や操作方法でつまずく生徒はほとんどいません。
生徒の活動に十分な時間を充てることができたおかげで、多くの感想が各俳句に寄せられ、またお互いの感想を見合うこともできました。
授業はとても活気のあるものでした。研究授業ではありませんでしたが、他校からも多くの先生方がお越しくださり、授業をご覧いただきました。
・・・
3週間の派遣はあっという間でした。時間割の関係で、派遣中に直接支援させていただくことができなかった先生もいらっしゃいますが、
この時期にこんな授業をするので来てくださいという新たなご予約もいただきました。
スクリーンにきれいに大きく映し出された資料やワークシートの効果は大きく、先生の説明を、生徒たちは顔をあげ、スクリーンに集中して皆熱心に聞いていました。「これは使える!」実践された先生方がそうおっしゃいました。
生徒の反応に、授業でのICT活用の確かな手応えを感じておられたようです。
先生方の支援をさせていただく中で、私自身も多くのことを学ばせていただきました。
ここでの経験を次の支援に生かせるように、今後も努力したいと思います。」
◆日野第三中学校も、現在ICT導入活用期間中です。
メディアコーディネータは、先生方の熱意に圧倒されています。
「自分(MC)の支援は必要としていないほどすでにご自身で使いこなしていらっしゃる先生方が何人もいらっしゃいます。
また、ICT機器のセッティングにかかる時間をどうしたらうまく解決できるか話し合われて、生徒が準備できるように指導されている学年もあります。」
◆来週からは新たに日野第二中学校のICT導入活用期間が始まります。
いつでもモデル授業が示せるように・・・ひのっ子教育21開発委員会
本日、ひのっ子教育21開発委員会が開催されました。
本委員会は月に一回開催していますが、それだけではなかなか進みません。
ICTを駆使して、定例会以外にも、日常的にコミュニケーションを図る工夫をしています。
*開発委員会の先生方専用の共通サイトで、情報交換等を行っています。
*この会の指導者である信州大学の東原教授がお越しになれないときは、スカイプ・Webカメラで大学とつないでWeb会議を行い、
助言をいだいています。
◆中学校部会は、市内の先生方が授業で活用できるように「お勧めWebサイト」を見つけ、大学に作っていただいたデータベースに
入力する作業を続行中です。この作業は、委員の先生方の各自のペースで(放課後や自宅等)にせっせと行っており、現時点で、
150以上ものサイトを登録しました。
本日の委員会では、登録したWebサイトの教科等を確認し、さらに充実させていこう、と話し合われました。
◆小学校部会は、各委員がスカイプ・Webカメラを使ってインタラクティブ・スタディ(コンピュータを使った個別学習教材)を活用した
ミニ授業研究を行っていく計画を立てました。
本日の委員会では、委員全員が市内の先生方にいつでもモデル授業を示せるように力量を高めよう、と話し合われました。
・・・どんなに良い教材があっても、指導者が良い指導方法をとらなければうまくいきません。
教材を使って授業するときの教師の役割を身につけ、理想の授業を実現できることを目指しています。
次回の委員会では研究授業を行います。
教育センター所員の大澤先生がコーディネート役です。
東原教授からも次のようなアドバイスをいただきました。
「教材開発は大変です。にもかからず経験された先生は、誰に強制されることもなくやり続けています。
それは、それだけ目の前の子どもにも自分にも得ることが大きいからです。
開発委員会では昨年度から、相当の財産を個人ないしチームで築きあげてきました。
成果を自覚されているかどうかは分かりませんが、教材開発を経験する前の自分、教材の裏側のしくみを知らなかった自分と
今の自分は違うはずです。確実に教師としての力量は高まっています。
夏に教材開発を行った意義は、
・コンピュータの中で動く教材の裏側の仕組みがわかったことで、教材の善し悪しがわかるようになった。
教材に期待できることと期待できないこともわかるようになった。
・授業中に、コンピュータに任せていいことと人間教師のやるべきことが明らかになったこと です。
後半は、新規の教材を作るのではなく、2年目の先生方の作ってきた教材を実際に授業で使って、その結果を修正していきましょう。
日野市が導入したstudy21の教材の改訂も求められています。」