過去の推進室情報 2008年

2008年6月の記事一覧

理科教育に関する一般質問

平成20年度第2回定例会開催中です。
本日より一般質問が始まっています。
教育関係では、22人中16人、41件中17件の一般質問通告がありました。

◆本日は、ICTと関連して理科教育についての質問がありました。
新学習指導要領のポイントの一つである理数教育の充実、特に理科教育を充実させるための市教委の取組についてです。

以下答弁内容です。

◇理科教育は、今回の学習指導要領の改訂における主な改善事項の一つとして扱われており、
    充実が図られています。この背景には、国際調査等の結果から、我が国の子どもの理科学習
    に対する意欲が低いことや科学的な思考力や表現力が十分ではない状況にあること等の課題
    があります。日野市教育委員会では、理科教育の充実に重点をおくこととし、昨年度から小
    学校に理科支援員を配置したところですが、今年度はさらに拡大して全校に配置しました。
    また、平成18・19年度は、三沢台小学校において、国の指定を受け、理科の実践研究を
    深めてきたところです。これに加えて、今年度は次の2つのことに取り組みます。一つはJ
    ST(科学技術振興機構)の「平成20年度実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究」
    です。全国10地域のうちの1つとして採択されましたので、この実践研究に取り組むべく
    今回の補正予算にも計上したところです。この研究は、市内の各小中学校全校から理科担当
    の代表教員を「ひのっ子教育21開発委員会」に選出し、専門家の助言を得ながら、従来の
    実験・観察指導に加えデジタル教材を活用することで、指導力を向上させるものです。
    もう一つは、教育センターの調査研究に理科教育の推進に関する研究を立ち上げたことで
    す。教員の理科指導力の向上策とともに、理科教育の充実を図るための環境整備や理科支援
    員の活用等のあり方について調査研究を進めていきます。これらの取組も含めて、日野市の
    子どもたちが理科好きになり、科学に興味をもち、科学的な目で考えることができるように
    理科教育の推進を図っていきたいと考えています。