過去の推進室情報 2008年

2008年4月の記事一覧

カントウタンポポの鮮やかな黄色


暖かい週末。
市役所前の中央公園では、サクラの花びらが舞い散る中でお弁当を広げる家族連れの姿が見られました。所々に咲き始めたカントウタンポポの鮮やかな黄色が目に飛び込んできます。飛んでいるモンシロチョウの数も増えてきました。新しい季節の始まり、いよいよ明日は市内の小学校の入学式です。

トラブルへの対応

★「ネットワークがつながらないのですが・・・」
金曜日の夕方、学校からこのような連絡を受けました。推進室でネットワーク環境を調べても原因がはっきりしません。情報システム課、関係業者の方にお願いして、学校に行って調べてもらいました。校内の調査が終わったのは夜11時。どうやら機器の故障ではなく、光ファイバーの関係のようです。最悪の場合は長期にわたって影響の出る可能性も出てきました。

深夜にわたって学校への支援策を検討しました。お休みをはさんで月曜日は始業式・入学式。学校の大事なデータが使えないのは大変なことです。とりあえず、関係業者の方に、翌日に学校のデータを市のサーバー室から取り出す作業を行ってもらうことになりました。同時に、光ケーブルの関係業者の方に、調査依頼の連絡をつけることになりました。

本日は朝から情報システム課の職員に対応してもらいました。
光ケーブルの関係者と調査した結果、どうやら工事の関係で電柱を移設した際、何らかの原因で、光ファイバーの通信が切断してしまう事態になったようです。詳しい原因究明は後日になりますが、とりあえず、復旧作業をしていただきました。開通が確認できたのは午後3時前。ちょうど、データの取り出し作業に、関係業者の方が推進室に着いたところでした。学校では、休日出勤された校長先生、副校長先生がひと安心されました。大変な事態になっていたにもかかわらず、逆に関係者への感謝の言葉までいただきました。

★ICTを使えば必ず何かしらトラブルが起こります。その原因は様々です。(簡単な操作ミスから機器の故障までいろいろです)すぐに解決できることと、そうはいかない場合とがあります。日野市では、問題が起こるとにすぐに関係者が集まり、知恵を出し合って乗り越えています。学校もまた、事態を冷静に受け止めてくれています。
今回は、学校は長期的な覚悟を決め、トラブルが解決するまでの間の対応を一緒に考えてくださいました。

トラブルを恐れないこと。
万が一トラブルが発生した場合は、早期に対処する体制を整えておくこと。このことがいかに大切かを痛感しています。日野市は、情報システム課及び関係業者の方の「学校を支える」サポート意識が高く、本当に有り難いことだと思っています。

 結局は「人」です。
  
 前日の深夜まで、
推進室で対応してくれた情報
 システム課の関戸さん。

  光ファイバーの通信が途絶えた現場
  
 庶務課の青木係長と現場の状況説明を受け、今後の原因究明を検討。 

メディアコーディネータ研修中(2)

本年度もまた、日野市のICT活用教育にかかわる企業(契約業者)の方々は、学校のICT環境を支えるために献身的に力を尽くしてくださっています。
昨年度に引き続き、「日野市サポートスタッフ」として、ICT転入者研修や夏季ICT活用研修でも、お力をいただくことになります。
今日は、さっそくメディアコーディネータ研修で協力していただきました。

 
    セキュリティはICT活用の基礎基本

 
  
 市内の学校に導入されているソフトの活用方法を学ぶ(教育センターのPC室にて)

メディアコーディネータ研修中

来週から各学校の研修会等の支援が始まります。授業支援の派遣要請も来ています。
今週はMC(メディアコーディネータ)としての力量を高めるための研修が続きます。
その合間に、学校からの緊急ヘルプにも応じています。
 
      室会で室長の指導を受けるMC。         MC4人による勉強会。

 
午後の主幹教諭研修の支援。(新任MC初支援)       学校からのヘルプにも随時応じています。

新補・転補主幹教諭研修

都独自の職として平成15年度から設置している「主幹」は、昨年行われた学校教育法の改正により、今年度から「主幹教諭」に改められました。担当する校務について、所属職員を監督する職で、校内の先生方のリーダーであり、管理職を補佐する役目をします。校内でICT活用教育を推進する上でも大事な役割を担っています。

今日は、他地区から転入された主幹教諭と、昇任された主幹教諭の研修会が行われました。
 

日野市の教育施策の説明を受けた後、一人一人に「主幹教諭」としての決意を発表していただきました。
その際、書画カメラを使ってA4版にまとめた紙を拡大して提示しながら発表していただきました。
すでにリーダーシップを発揮して、午前中に校務支援システムの研修会を開催した学校の話も出されました。頼もしい主幹教諭の先生方です。
研修会の最後は、浮須参事による講評・講話(プレゼンテーション)でしめくくられました。

メディアコーディネータデビュー


本日の定例校長会で、今年度の4人のメディアコーディネータ(MC)の紹介をしました。

 
さっそく予約サイトで、数校から研修会の要請が来ています。
昨日、今日と、先輩MCが、新人MCにレクチャーしているところです。このようなOJTを日常的に行っています。

平成20年度 第1回定例校長会

今年度第1回目の定例校長会が行われました。
ICT活用教育推進室からは、3年目を迎えた日野市のICT活用教育の目標についてお話しさせていただきました。

昨年度までの2年間は基盤整備の年でした。3年目の今年度は定着と活用の年です。次の3点に取り組んでいきます。

(1)授業での活用
   ICTをわかりやすい授業・魅力ある授業を実現するための道具として
            積極的に活用する。また、ICTを子ども達が思考・表現する道具、
            学び合う道具として積極的に活用し、子ども達のかかわりあいを一層深める。  
     ・各学校、各教室で日常的に授業でICTを活用する。
     ・ICT活用教育研究(教育センター調査研究)の実践部会で、
                      信州大学東原教授の指導を仰ぎながら国語と算数・数学を中心に
      実践研究を進める。
                     (松下教育研究財団『平成20年度財団役員推薦による研究委託』)
     ・理科教育推進研究(教育センター調査研究)、ひのっ子教育21開発委員会を
                      中心にICTを活用した理科の実践研究を進める。
        (『平成20年度実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究』)
     ・研究課題校、研究奨励校で、ICTを活用した実践を広める。
     ・各学校、各教室で情報安全教育を計画的に実施する。

(2)校務の情報化
   校務の情報化を進め、児童・生徒の理解、教材研究、ICTを活用した
           教育実践を共有するとともに、 校務の効率化を図る。
          ・日野市立学校情報セキュリティポリシーを遵守する。
            ・校務支援システムを積極的に活用し(ひのっ子宝箱、時数・週案機能、
                     成績機能)校務の効率化、共有化を図り、教育の質の向上を目指す。
     ・データを共有することによる紙資源の削減を目指す。
                        (全校でペーパーレス会議の実行)

(3) 情報発信
   学校webサイトを充実させ、見える学校づくりを行う。

平成20年度の始まり

花の季節からそろそろ若葉の季節へ移ろうとしています。
 
              雪で真っ白の富士山・・・                                    真っ青の空・・・
   
                                                   満開の桜並木は、春色のトンネル・・・

平成20年度教職員辞令伝達式が日野市民会館小ホールで行われました。
他区市から転入された70人の教職員、市内で内転された38人の教職員、新しく教員になられた31人の先生をお迎えしました。
 
田口教育委員長挨拶
年度始めの今日、教育現場の最先端にたたれる教職員の方々に、教育を支えるもの、つまり、
『Sense of Map (missin action passion) with Smile』 をもう一度思い起こし、
ひのっ子のためにご活躍くださいますよう、心から希望いたします。

教育委員会に、東京都から浮須参事をお迎えしました。