過去の推進室情報 2008年

2008年8月の記事一覧

きめ細やかな机間指導のような効果

夏季ICT活用教育研修後半の5日目。
「児童の活用(インタラクティブスタディ)」。基礎・基本の完全習得ソフト「インタラクティブスタディ」を活用した指導方法(一人一人の理解状況の把握の仕方)を学ぶ研修です。
ICT活用指導力C-4 A-4
  

◆以下、受講した先生の感想です。

◇今日初めてタラクティブスタディを実際に使ってみました。
 間違え方に応じたアドバイスや適切なほめ方が出て、本当に先生がつきっきりで授業してい
    るみたいでした。全員にこのようなきめ細やかな机間指導のような効果ができるとは思って
    いなかったので、驚きました。是非授業で使ってみたいと思います。

◇インタラクティブスタディについて大変勉強になりました。
 2つの利点があるように思いました。
 1つ目は、子ども一人一人の間違いの傾向がわかるので、個別指導をする際にどこを重点的
    に指導すればよいのかが明らかになり、より充実した個別指導を行うことができるというこ
    と。2つ目は、クラスの間違いの傾向がわかるので、自分の指導で足りなかったことや押さ
    えが弱かった点が明らかになるということです。2学期は、テストの前に一人一人の学習状
    況を把握してから実施しようと思います。

◇インタラクティブスタディについて多少のことは知り得ていましたが、今日の研修でソフト
    の特色や実践での活用方法を学ぶ良い機会となりました。午前中は自分が児童になりきって
    操作してみて、他の先生の感想も聞くことで、新たな発見がありました。午後は指導者とし
    ての立場で、どう授業を組み立てるか、評価をどう生かすかを学びました。つまずいている
    子がわかった時にどう対処していくか、そこはやはり教師の力量だと思いました。

◇特別支援学級の担任なので、2学期以降は児童に応じて活用していきたいと思っています。
 個別に進められる良さを生かしたいと思うのですが、漢字が難しかったりするので、特別支
    援学級の子どもに使いやすいシリーズが増えると良いなあと感じました。

組織で運用すること

本日、日野第三中学校で、杉並区の副校長会による視察がありました。


杉並区では2学期から校務支援システムが導入されるので、そのノウハウを知りたいということでの視察依頼でした。校務支援システムをうまく運用するためには、組織としての取組が欠かせません。三中では、学校が組織としてどのように運用していくかといった点を中心にレクチャーし、後半は実習も行いました。

  
 昨年度の研究主任、山田先生による
ICT活用についての説明。
(校務、授業の両面から)

長澤副校長先生の説明。
「組織として運用する際の副校長の役割」
  
 山口校長先生の説明。
「学校経営とICT活用」
 
最近、全国の多くの自治体から、校務の情報化を進める上での問い合わせが増えてきました。
大変うれしいのは、推進室や市内の学校Webサイトを事前に熱心にご覧になり、日野市の様子を調べた上での問い合わせが多いことです。全国の担当者の熱意を感じます。推進室では、問い合わせにはできる範囲でお応えしたいと思っていますが、市内の学校の視察については、学校現場に必要以上の負担をかけないことを第一に考えて調整させていただいています。

授業力向上研修

本日と明日の2日間、日野市の2・3年次教員の研修会が行われています。
自己の授業の問題点や改善すべき点、自己評価の仕方を学ぶ「授業力UP研修」です。

12のグループに分かれて、各自の授業を撮影したビデオを持ち寄り、ビデオを再生しながら話し合いを進めています。この2日間で自分自身の重点5項目リフレクションシート(授業改善計画)を作成し、2学期以降の授業改善に役立てていきます。このビデオ再生法による授業分析の手法は、今年度で5年目。若手の先生方に定着してきました。

指導主事、教育センター所員も、各グループの担当者(指導者)として、入っています。
 

模擬授業から学ぶ

夏季ICT活用教育研修後半の4日目。


「情報モラル」。小・中学校に導入されているソフト「Netモラル」を活用した授業を組み立てる研修です。  ICT活用指導力D-1、2、3、4

  
                                    コンテンツや掲示物を活用して模擬授業。受講者は生徒役。

◆受講者の先生方の感想です。

◇模擬授業形式だったので集中して研修に臨むことができました。
 「Netモラル」は、事例を提示できるほか、ワークシートや疑似体験もあり、   どんどん活用
    していきたいと思いました。また、他の先生の指導も拝見することができ、大変勉強になり
    ました。あっという間の一日でした。

◇情報モラルの模擬授業を行うことを知ってえっと思いましたが、参加者のいろいろななタイ
    プの授業も見れてよかったです。私自身も一つ指導案ができて、いつでもすぐにできそうで
    す。低学年での情報モラルの学習に難しさを感じていましたが、やはり小さいうちから考え
    方、態度を養っていくことは今日的な大きな課題の一つだと改めて感じました。家庭への啓
    発も重要なので、保護者向けのコンテンツを使っていこうと思います。

不安な気持ちがなくなりました

夏季ICT活用教育研修後半の3日目。
「授業中の提示・児童・生徒の活用」。e-黒板や書画カメラ等の機器を操作し、それらを活用して、子どもたちの興味関心、課題意識や理解を深める授業を組み立てる研修です。
ICT活用指導力 B-1、2、3、4  C-3  


   2学期の授業の構想を立てる。

 
         受講者も生徒になって、ミニ授業の実演。

◆今日の研修会には、今年度日野市に異動して来られた先生が多く参加されていました。
    以下、受講の感想です。

◇4月に日野市に赴任し、転入者研修以来のICT活用研修でした。
 1学期はシステムに慣れるのに一苦労でしたが、ようやくスムーズに扱えるようになりま
    した。ところが、授業中での活用はあまりできないどころか何かトラブルがあると対応で
    きず何となく避けていたように思います。このような夏季休業中にゆっくりと教えていた
    だき、初めて、こうやって活用できるのかということを知ることができました。書画カメ
    ラ、e-黒板をもっと活用するためにも見通しをもって計画を立て、準備することがより必
    要なのだなと感じました。2学期はまず使ってみるということをしてみたいです。

◇今年日野に異動して来て、書画カメラやe-黒板は、触っていませんでした。
 怖がらずに2学期からは少しずつでも使っていこうと思いました。特に書画カメラの拡大
    は、子ども新聞の記事等をクラスの皆に見せる時に使えたら時間の短縮になると思いまし
    た。また、今日の研修で、児童が活用できるような授業ができたらいいなと思いました。
    まずは、2学期の学校公開で、本日考えた理科の授業構想“温度計の目盛の読み方”にチャ
    レンジします。

◇書画カメラやe-黒板の活用について、日頃から感じていたちょっとした疑問などをお聞き
    することができました。学校では、他の先生方もお忙しいので質問するのが申し訳な
    い・・・と思って聞けずに終わることがあります。今日は、少人数のグループで多くの方
    から教えていただけてとても有意義でした。今年から日野に異動してきて不安もあったの
    ですが、このような研修やサポート体制(メディアコーディネータ制度)があり、親切で
    充実しているので有り難いです。不安な気持ちがなくなりました。