せせらぎ教室より

2025年9月の記事一覧

9月22日(月)吃音グループ学習

今回の吃音グループも、低学年と高学年に分かれて行いました。低学年5名、高学年6名で実施しました。

 

〇低学年の活動

① 究極の選択:「出る きつおんは・・繰り返しだけ?他のもある?」という質問では、「繰り返しだけだな。」「私はつまりも出て、体がぐってなる。」「言葉が言えなくなって、えーっとってなる。」「つが長くなる。」などの意見が出ました。また、「音読とおしゃべりどっちの方がどもる?」では、「音読は自分のペースでしゃべれるから出ない。」「友達は速いスピードで話すから(それに合わせようとして)出る。」など、自分の吃音を振り返って話す姿が見られました。

② ワードウルフ:りんごとみかんなど似たお題を配り、少数派(ウルフ)を見付けるゲームです。持っているお題のヒントを出し合いながら誰が違うお題を持っているか予想し、最後に投票でウルフを当てます。お互いのヒントをよく聞き、考えながらヒントを言っていました。

 

〇高学年の活動

① 我らパパッ!と解決団:吃音に関しての悩みごとの例について各自解決方法を考えてメモをとりました。それをみんなでシェアしてより良い解決方法をアドバイスとして手紙にまとめました。全員が違う考えで、今までの学習の成果が表れているのがよく分かりました。遠慮して言えない友達も、手紙にすることで考えを伝えられました。全員の考えを盛り込むことができ、すばらしい活動になりました。

② だるまさんが拾った:「だるまさんが転んだ」のルールに加えフープの中を移動し、色々な大きさのボールを陣地まで運ぶゲームです。鬼の判断に従いつつも移動しているのが見つからないように取り組んでいました。みんな笑顔で楽しんでいて私達もほっこりした気持ちになりました。

次回の吃音グループ学習は、10月20日(月)15:45~の予定です。

 

9月16日(火)きこえグループ学習

 本日は、2学期1回目のきこえグループ学習でした。在籍している児童6名のうち、3名が参加しました。

 

1 めあての確認

  ①「楽しく、仲良く活動しよう」②「口の動きを見て聞こう」③「ゆっくり、はっきり話そう」のうち、

  ②と③のめあて設定の理由を、改めてみんなで考えました。

  耳からの情報だけではなく、目からも情報を得ると話が分かりやすいということを再確認しました。

2 年間の予定 あそび担当について

  2学期後半から3学期までの、あそび担当について確認をしました。

  自分がいつ担当になるのか、ワクワクしながら発表を待ちました。

  自分で企画した活動を楽しみながら、最後までやり遂げて欲しいです。

 

3 あそび担当が考えた遊び 「ハテナボックス」

  4年生が考えてくれた活動です。回答者は中身が見えないハテナボックスに手を入れ、触った感覚で中身を当て

  ていきます。

  周囲の人達はその様子を見守りながら、中身が何か分かるようにヒントを出していきます。

  ヒントが少なったら「大人の出番だな!」と意気込んでいましたが、その必要もなく子ども達からどんどんヒント 

  が出されました。

  正解・不正解関係なく、それぞれが活動の醍醐味を理解し楽しんでいました。

 

4 夏休みの近況報告会 「サイコロトーク」

  事前に個別指導で担当と話し合った「夏休みの近況報告」を基に、大きなサイコロの出た目に書かれた話題に

  ついて発表しました。

  全員真剣な眼差しで、話している人の口元を見て聞いたり、聞き取りづらかったときには自然に聞き返したり

  して、相互にコミュニケーションが取れている様子がとても印象的でした。

  発表者に対しての質問も、「いつ」「どこで」「だれと」に沿っていて分かりやすくなっていました。

5 活動のふり返り

  ふり返り用紙は後日配布でした。次回の個別学習の際に、担当と一緒に確認をしていきます。

 

  次回のきこえグループ学習は、10月28日(火)です。全員揃っての参加が待ち遠しいです。