過去の推進室情報 2007年

推進室情報 2007年

ICTを支える縁の下の力持ち(教育センター)

◆教育センターの調査研究の一つである「ICT活用研究委員会」。
 この研究委員会は平成17年度から開かれており、日野市のいわば『教育の情報化戦略本部」としての役割を果たしてきました。
 この会の裏方として、教育センターの所員が活躍しています。

3年間、事務局のメンバーとして活躍してくださっている下山さん。今日も、打合せで推進室に来室。

◆ひのっこ教育21開発委員会。
 小学校部会では、昨年度から、目標の達成状況の把握及び教材の作成を通して、個に応じた指導方法の向上を図るための研究を
 続 けています。この委員会のサポート役として、教育センターの所員が活躍しています。


昨年度から引き続き、本委員会を支えて
いる大澤先生。
今日の部会も協議の進行役。
スカイプによるテレビ会議で、東原教授からいただいた助言をまとめています。

 

全国学校ビオトープ・コンクール2007銅賞受賞~日野第六小学校~

市内の学校には、自慢のビオトープがいくつもあります。
その中で、今年度の学校ビオトープ・コンクールにおいて、日野第六小学校が銅賞を受賞したといううれしいお知らせが届きました。
  
      案内してくださった副校長先生                        日野六小のビオトープ全景

日野六小のビオトープは「おたまが池」と呼ばれ、教材としても活用されています。
水中生物の観察や季節の生き物の観察など、生活科や理科で、生き物に触れる授業が展開されています。

池の前の立て札には、その由来が詳しく記されています。

テレビ会議で交流

百草台小と三沢台小の5年生の共同学習が始まりました。
総合的な学習の時間「お互いをよく知ろう」 ICT活用指導力Cー3

スタディノートの電子掲示板機能を活用して、お互いのノートを共有した両校の子ども達が、
今日は、スカイプによるテレビ会議で交流しました。
  
                                            ◆↑百草台小の5年生

  
                                     ◆↑三沢台小の5年生(2クラス合同)

黒板に貼り付けた2枚のスクリーンには、相手校の子ども達の映像と、電子掲示板に掲示したノートが映し出されています。
それぞれ、班の代表者がwebカメラの前に出て、自己紹介やこれまでの交流の感想などを発表し合いました。
両校の子ども達は、ちょっぴり緊張しながらスピーカーから聞こえる相手校の友達の発表に、一生懸命耳を傾けていました。

日野市の元気を見ています

本日午後、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 准教授・主任研究員の豊福晋平先生が推進室を訪問されました。
推進室のWebサイトおよび日野市の学校(園)Webサイトをご覧になり、1年間で驚異的に更新率が伸びたその理由と手立てを
お知りになりたいということでの訪問でした。
現在、自治体では全国第2位の更新率の伸び率だと知り、驚きました。


豊福先生は、教育情報化研究活動の一環として、独自に「日本の学校(i-learn.jp)」の非営利サイトを運営されています。
このサイトは、全国の幼稚園から高等専門学校、教育委員会までの学校サイト情報を提供しており、登録数は3万5千件にも及びます。
更新履歴も表示され、学校Webサイトの活性度もわかり、第三者機関が客観かつ公正な手段で記録蓄積する手段ともなっています。


「日常の地味でベタな情報の発信を応援したい・・・
地道に活動する学校Webサイトの小さな積み重ねを大切にしたい・・・
学校の先生方がフィードバックできるような指標を作りたい・・・」
という願いで、12年前にこのサイト作りに挑戦されたということです。

  
昨日までアメリカに視察訪問されていたということで、海外の学校Webサイトについても教えていただきました。
最後に、日野市の学校Webサイトの今後が楽しみです、と、アドバイスをくださいました。

◇学校の様子をよく外に伝えることで、地域との関係を作ってください。
◇信頼関係があると、その上に積み重なってくるものがあります。
 更新率自体は地味ですが、その上にあるものを見失わないでください。
◇日野市の学校を訪れる機会はありませんが、Webサイトを通して見ています。
 元気な学校(園)の様子を知ることができ、期待しています。



百草台小と三沢台小の共同学習が始まります!

百草台小と三沢台小の5年生が、今週末から共同学習を始めることになりました。
両校は、来年4月に統合し、七生緑小学校として誕生します。

本日夕方より、両校の5年生の先生方による打ち合わせを、スカイプによるテレビ会議で行いました。
メディアコーディネータがお手伝いをしながら、環境設定の確認と、現在までの両校の学習進捗状況、今後の学習展開を話し合いました。


共同学習のテーマは「お互いをよく知ろう」。
スタディノートの電子掲示板機能とスカイプによるテレビ会議を活用し、2校の交流を図ります。
3学期はさらに、学校や地域について紹介する総合的な学習の時間とつなげて発表し合う予定です。



校長先生もご挨拶・・・三沢台小の先生と打ち合わせ中の百草台小の先生。


わかば教室でもICT

本日午後、教育センターにある“わかば教室(日野市適応指導教室)”の担当者と指導員を対象にした研修会を行いました。
わかば教室に通う子どもたち一人一人に応じた個別学習として、インタラクティブ・スタディを活用した指導を行っていただくためです。


CAIの意義についてもレクチャー熱心に研修を受ける担当者・指導員

以下、研修会後の感想の一部です。

◇コンピュータを活用してここまでの授業ができることに驚きました。きちんと活用できれば、生徒にも先生にも優しい教材だと感じました。
◇間違え方によってアドバイスがていねいだったり、力だめし問題も違っていたりして、子どもに合わせた対応ができるなあと、感心しました。
◇学習に自信のない子どもにとって、自分のペースで進められるのは負担が少なくていいと思いました。
 教室に入ることができない子どもにも、参加できるように活用していきたいと思います。
◇「自分で誤りに気づく。つまずきから指導へ・・・」
 わかば教室の子どもたちの指導者に、学習タイム等での自らの指導を見直す大切な視点をいただきました。
◇確かな学力の向上が保障される教材であると実感しました。子どもの主体性を育成し、指導者と子どものコミュニケーションを高めることも
 理解できました。

藝術文化の薫るまち

日野市は、「次の時代に美しいふるさとを渡そう」をスローガンに、自然環境はもちろん日野に伝わる固有の文化を大切にしています。
本日は、教育委員会が主催する日野の文化と歴史にかかわる2つの展示会とシンポジウムが開催されました。


伊藤整展(主催:図書館)・・・市民会館にて
日本の近代文学界に大きな足跡を残した伊藤整氏は、戦後の一時期、日野に住んでいました。
今年の市のメインテーマである「藝術文化の薫るまち」の一環として開催した今回の展示では、氏の業績とともに日野市の当時の様子(一面の畑と雑木林の広がる農村地帯)も紹介されました。


シンポジウム「幻の真慈悲寺を追う」(主催:日野市郷土資料館)・・・市役所会議室にて
鎌倉幕府の公式の歴史書「吾妻鏡」に、「源氏ゆかりの寺院」として浅草寺なみの格式を誇ったことが記されていながら、幻のように姿を消してしまった真慈悲寺。
この真慈悲寺は、現在の京王百草園、百草八幡神社付近からその東方の丘陵に展開する大寺院であることが、有力視されています。
昨年、市民・企業・市などで設立した「幻の真慈悲寺調査事業推進プロジェクト」が調査活動を進めてきましたが、この活動で明らかになった事実を紹介し、真慈悲寺の謎の一端に迫ることを目的にシンポジウムが開かれました。
会場には約100名の市民、研究者が集まりました。

第3回 学校教育基本構想検討委員会

13日(木)夜、第3回 学校教育基本構想検討委員会が実施されました。

毎回、いくつかの課題、テーマに絞って意見交換、検討を行うことになっています。今回検討したテーマは、大きく3つでした。
・「一人一人の教育的ニーズに応じた特別支援教育の推進」
・「人間形成の基礎を培う幼児教育」
・「連携を生かした特色ある学校づくり」

  
各室課長とともに指導主事も事務局として参加し、学校の現状等を説明したり、意見を述べたりしています。
市民代表の委員から、学校公開などの機会に積極的に学校を訪問し、学校をもっと知りたいという声がありました。
「学校webサイト」も、学校の日常を知らせる大きな手段であると考えています。

心強い他部課との連携


↑ 昨日、推進室で開かれた会議の様子です。

平成21年度から使用する七生緑小(三沢台小と百草台小の統合により、来年度から開校する学校)の新校舎の校内LAN構築の会議です。
どうしたら性能のよいものができるか、コスト面ではどうか、図面を見ながら推進室と情報システム課、庶務課のメンバーで知恵を出し合っています。
昨日は、この会議に、業者の方の専門的な情報も提供してもらい、話し合いが行われました。

推進室では随時、教育委員会内の他課、また情報システム課をはじめとする他部局との連携を図っています。
日野市のICT活用教育は、市役所の多くの課によって支えられています。

心強い日野市ICTサポートスタッフ

日野市のICT活用教育にかかわる企業(契約業者)の方々は、学校のICT環境を支えるために献身的に力を尽くしてくださっています。

  
「どうも今朝は変です。何度やってもネットワークがつながりません・・・」「昨日までは異常なかったのに、今日はICTセキュリティカードをかざしてもうまくログインできなくなっています・・・」学校から推進室に寄せられる緊急SOSを受け、職員とすばやく学校に駆けつけます。機器の点検・交換をして解決・・・。

  
いよいよ学期末の成績処理のピークを迎えました。中学校では進路資料の作成もあります。学校からは頻繁に問い合わせの電話がかかってきます。校務支援システムがうまく運用されるよう、張りつめた日々です。この時期、万が一に備えて、システム開発者が推進室に常駐しています。

「市を揚げての一大事であるICT活用教育にかかわれることを誇りに思います。」
「日野市のICT活用教育を、先生方と一緒に進めていけることに、やりがいを感じています。」
日野市のICT活用教育にかかわる企業(契約業者)の方々は、こう語ってくださいました。
心強い日野市ICTサポートスタッフです。

日野市のICT活用教育は、熱意のあるスタッフに支えられています。
お互いの知恵を出し合って、様々な課題解決を図っています。
企業と推進室の連携は、他地区に誇るものです。