過去の推進室情報 2008年

推進室情報 2008年

秋の夜長の幽玄の美

日が沈むと、中央公園の特設会場には赤々と薪が燃え始めました。
暗闇の中に透き通った虫の音が響きます。篝火に浮かぶ幽玄な世界です。
天空には三日月・・・(3日後が上弦の月)


藝術文化の薫るまち日野のイベントで、本日は午後6時から中央公園で、『第5回ひの薪能』が開催されました。今年は、源氏物語千年にあたり、実践女子大学「源氏物語千年紀」企画と共催して開催されました。

金春流能「葵上(あおいのうえ)」・・・シテ方金春流八十世宗家 金春安明
大蔵流狂言「酢薑(すはじかみ)」・・・大蔵 千太郎
 

日野第七小学校研究発表会

本日、本市の研究課題校である日野第七小学校の研究発表会を開催し、理科ねっとわーくを活用した生活科と理科の授業を公開しました。この研究発表会は、科学技術振興機構(JST)の科学技術理解増進事業である「実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究」の成果報告も兼ねています。市外からも多くの先生方が集まって下さいました。保護者や地域の方も集まって下さいました。庁内からは、教育委員会職員の他、ネットワークやICT環境の整備でお世話になっている情報システム課の職員も集まって下さいました。

  
 馬場武教育委員長職務代理者のご挨拶 帝京大学星野昌治先生ご講演
「これからの理科教育について」
  
 島崎校長先生と日野第七小学校の先生方 
★理科ねっとわーくのデジタル教材を生活科で活用する事例はそう多くありません。
   公開授業では、この効果も示されました。
   以下、公開授業で児童が書いた学習カードの抜粋です。
◆1年生
   ・みじかなどんぐりが芽を出すとはおもいませんでした。
       こんどドングリをひろったらうめたいです。
   ・どんぐりがきになったからびっくりした。わたしもうえてみたいです。
   ・どんぐりがきになってまたつぎのいのちがうまれることをしってうれしかったです。
◆2年生
   ・ほねが全体にうつることがわかった。ダンゴムシの中を見ることができておもしろかった。
       ころさないでなかを見れることがすごかった。もっともっととそだてたい。
   ・ダンゴムシはエビやカニのなかまだからワラジムシもそうなのかな?しめったはっぱを
       たべることがわかった。だから、もっともっとダンゴムシのことをしりたい。どうして
       こどものときはちゃいろなんだろう。これからもダンゴムシをそだてていきたいです。
   ・ダンゴムシをX線やCTで見てやっぱりすごかった。ダンゴムシのなかみを見て、ほかの虫
      や生きものも見たけれどもっと見てみたかった。ダンゴムシってこんなふしぎも
      あるんだなーと思った。

★研究発表では、4月から半年間にわたる研究の取組が紹介されました。
    自作スクリーンの紹介もありました。(クリックすると拡大)

      
★研究の成果と今後の課題として、次のような報告がありました。(クリックすると拡大)

  


★当日の室長プレゼンの資料です。公開授業の様子もわかります。


下の画像をクリックしてダウンロードしてください。
    

気付きの質を高める

仲田小学校の校内研修会にお邪魔しました。
本校は日野市の研究奨励校です。
「体験を通して考える、なかだっ子の育成」というテーマで、生活科、総合的な学習の時間の研究に取り組んでいます。

本日は第1学年の生活科の研究授業がありました。
単元名「はなが うたうよ るん らららん 
                           ~ とれたね たね たね はなの たね ~ 」
新学習指導要領の生活科の改訂の趣旨をよく理解して構成された授業展開でした。

  
 「全部でどのくらいのアサガオの種が
できたのか数えてみましょう。」
・・・種の入った箱を書画カメラで
拡大掲示しています。
「春に一人一粒のアサガオの種を植え、
大切に育ててきましたね。育ててきた
アサガオの成長を振り返りましょう。」
・・・プリントアウトしたアサガオの
画像を提示しています。 
  
 「アサガオの種を他の種と比べて
みましょう。」
・・・種を書画カメラで
拡大掲示しています。
協議会では、気付きの質を高めていく
(自然の不思議さ、生命のすばらしさ等を
感じ取らせる)手立てについて、
活発な意見が出されました。 

★本日の授業では、過去の体験活動(栽培)の振り返りや、小さな種を拡大提示するためにICTが活用されました。(ICT活用指導力Bー1、4
今後、生活科、総合的な学習の時間で、教師の教える道具としての使い方はもちろん、子ども達自身が学習を深めるための活用が期待できます。伝え合い、交流することで、互いに考えを深めていく活動に発展できれば、と考えます。

社会情報システム貢献賞受賞

★本日10月1日発行の「広報ひの」に、次のような報告が掲載されました。
日野市が一丸となって取り組んできたことが評価され、大変うれしく思います。
多くの関係者の支えに感謝いたします。

【日野市の電子自治体推進が表彰されました】
9月に市は日本社会情報学会「社会情報システム貢献賞」を受賞しました。
これは、小・中学校のICT活用、セキュリティー対策などの市の先進的な取り組みが、
全国自治体の上位に位置し、社会情報システムの発展に大きく貢献したとして表彰されたものです。
今後さらに質の高い行政運営を目指し情報化を推進していきます。(情報システム課)
 

★情報システム課長に、賞状と盾を見せていただきました。
賞状には次のように書かれていました。

       【表彰状】
平成20年度・日本社会情報学会
 社会情報システム貢献賞 (団体)
貴団体は、副市長がCIOとなり、市民参加を
基本的な考え方として、情報セキュリティ・
マネジメントにも配慮しつつ、市民と一体と
なった行政サービスの提供のためにICTを利
活用してきた。他団体に先駆けて、全税目の
コンビニ収納に対応するとともに、クレジッ
トカードによる収納も試験的に取り入れてい
る。また、学校の授業改善等のためのICT
教育の推進では定評があり、全国でもトップ
クラスとして他団体からも注目を浴びている。
以上、貴団体の情報化計画による電子行政を
推進した取り組みと社会情報システムへの貢
献に対して深い敬意を表し、ここに日本社会
情報学会・社会情報システム貢献賞(団体)
を贈り表彰します。

  

移行措置

8月の末に、代々木のオリンピックセンターで開かれた新教育課程説明会に続いて、
本日夜、都庁で、学習指導要領の移行措置期間における教育課程編成等にかかわる
説明会がありました。

今年の3月に告示された新しい学習指導要領に基づく教育は、小学校は平成23年度から、
中学校は平成24年度から完全実施されますが、来年度から「移行措置」で、新しい内容が
先行して実施されることになります。
特に、算数・数学や理科は新しい内容が入ってきて、授業時数も増やす必要が出てきます。

これらに関係する資料は全て文部科学省のWebサイトに掲載されています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm


 
                      8月末に2日間にわたって実施された新教育課程説明会