過去の推進室情報 2007年

2007年9月の記事一覧

学校Webサイトの効用(その1)

昨日までの秋晴れから一転、雨の一日でした。
市内11校の小学校で予定されていた運動会も残念ながら明日に延期となりました。

今朝は運動会実施予定校のWebサイトが大活躍。
朝6時頃より、多くの運動会実施予定校で、延期のお知らせが発信され、アクセス数も通常よりぐっと増えていました。
推進室の新着情報にも、各校より運動会延期のお知らせが次々に掲載されました。

学校Webサイトは、日頃より学校の取組、子ども達の輝き、先生達のがんばり、地域の方々が支援して下さっている様子など、
タイムリーに随時発信しており、保護者や地域の方から大変好評です。
それに付け加えて、先日の台風の時もそうでしたが、今朝の運動会延期のお知らせのように、
緊急にお知らせしたいことをお伝えできるという効用も大きいと感じました。
本市のWebサイトシステムは、学校の透明性とリアルタイム性の向上に貢献しています。

待っていました

「スポーツミラーを使ってみるので、5校時の体育の授業をぜひ見に来て下さい!」
平山中学校から、昼前にうれしい電話をいただきました。

先日、中学校全校にスポーツミラー(画像遅延装置)を導入しました。
平山中学校からその使い方について問い合わせがあったのは、昨日の夕方のことなので、
その翌日にさっそく授業で使ってみるという先生方の熱意と挑戦力、行動力に感動してしまいました。


◆器械体操(マット運動)の学習で

 
遅延時間を5~10秒程度にセットして撮影します。
自分の演技(マットでの回転)が終わったら自分の映像が映るのでフォームを確認できます。

◆バスケットボールの学習で
 
ゴール前で遅延時間を5~10秒程度にセットして撮影します。
生徒が自分のシュートの仕方を確認しながら学習することができます。

◆授業の舞台裏

「遅延時間は8秒がいいな・・」
「この角度に変えてみよう・・・」
より効果的な映像になるように、カメラの設定に熱中しているのは、なんと校長先生と副校長先生です。
(メディアコーディネータもお手伝い)

「ちょっと恥ずかしいけれど、よくわかる・・」と
初めて自分の姿を見て学習を振り返る体験をした生徒の感想です。
本日の授業を見せていただいて、スポーツミラーは体育の授業に大いに活用できることを実感しました。

最後に感動した平山中学校の先生の言葉です。
「やっと、ようやく中学校にもICT機器が揃って授業ができるようになりました・・・
この日を待って、待って、待っていたんです・・・」

山畑委員ありがとうございました

本日は、第6回教育委員会定例会が開催されました。
山畑仁委員は、今月末で任期を終えられますので、最後の教育委員会となりました。



山畑委員を囲んで・・・
左から、加島教育長、渡辺委員、山畑委員、
田口委員長、馬場委員長職務代理者。


最後に、教育委員会事務局の職員に、ご挨拶をされました。
「4年間の任期の間、学校が校長を中心に協力体制ができて、いい方向へ向かっていることをうれしく思っています・・・・・選べる学校制度、ICT活用教育の推進など、新しい取組を次々と手がけ、大変なこともあるかと思いますが、どうぞがんばってください・・・」
〈クリックすると拡大されます)

デジタル教科書の活用

ICT活用のモデル校であり、「国語科におけるICTの活用」について研究している日野第三小学校の研究授業にお邪魔しました。

第2学年「サンゴの海の生きものたち」
海の生き物たちがどのようにかかわり合っているのかを読み取る説明文です。
本日は、デジタル教科書を活用した授業でした。





まず、朗読機能を活用して一斉読み。ワークシートも拡大して説明。ワークシートを見ながら個別指導。



前時までの学習の流れを示した掲示。デジタル教科書の投影と板書。
  


授業の最後に児童を感動させた動画。

授業後の研究協議も、新しい形で行われています。
協議会場に先生方が一人1台のコンピュータを持ち込んで行いました。
協議が始まる前までに、あらかじめ自分の感想、考えをデータベースに打ち込んでいます。
  


(クリックすると拡大されます)

「本時のねらい(国語科としてのの目標)が達成したかどうか」「ICTの活用は効果的だったか」の2点について
スタディノートのマップ上に掲示された先生方の考えを全員で共有しながら協議が進められました。

ICTの活用については
B-1 興味関心が高まる
B-3 文章のポイントを理解する、場面のイメージを深める
という点で、効果があるという意見が多く出されました。

学習の達成状況としては、次のような意見が出され、これについての具体的な提案も出されました。
「評価規準(基準)の達成状況を判断するには、評価の規準をしっかりおさえておく必要がある。
ワークシートにどんな言葉(キーポイント)が入っていればAになり、Bになり、Cになるかなどを
指導案に書いてあると評価しやすいし支援しやすい。」

ICTは道具であり、ICTの活用は指導方法の一つです。
授業者の先生は、普段の授業でもいろいろ工夫され、一人ひとりの子ども達にていねいに対応されている先生です。
今回、さらに、ICTという新たな視点が加わりました。


推進室前の掲示

←クリックすると拡大されます

先日の日本教育工学会のポスターセッション発表で使ったポスターを、推進室前に貼り出しました。
会議室に向かう市民や関係者の方々が、立ち止まって眺めてくださっています。
部屋に声をかけてくださった方もいらっしゃいました。うれしいことです。 


感動してもどってきたメディアコーディネータ

〈中学校ICT導入活用期間派遣)

今日から、中学校のICT導入活用期間が始まりました。
第一弾は平山中学校です。
今日から3週間、平山中学校専属のメディアコーディネータを派遣します。


授業の合間に機器の使い方をレクチャー。ICTを活用した授業に一緒に参加。

朝から直行で平山中学校に行っていたメディアコーディネータが、夕方推進室に戻ってきました。
先生方の熱心さにとても感動して戻ってきました。

以下、メディアコーディネータの訪問記録です。

◇1時間目の音楽は、e-黒板、書画カメラを使って、楽譜や本、インターネットからの画像を生徒に投影しました。
 授業後先生は、「使えるようになって本当にうれしいです。普段なかなか注目してくれない男子生徒が今日は黒板に注目しているのが分かりました。これからもどんどん使っていきたいです!」とおっしゃってくださいました。

◇国語では2年生の授業で資料集を書画カメラで投影しました。
 資料集のほんの片隅にある小さなカラー写真を画面いっぱいに大きく拡大しました。
 一番後ろの生徒たちが「おおーすごい!」と関心を示していました。
 先生も「この前までできなかった書画カメラとe-黒板が今日初めて使えるようになって率直にうれしい」と、とても感動されていました。

◇授業では本日だけで5時間のICTを用いた内容でした。どの先生も今日がe-黒板や書画カメラを使うのが初めてでした。
 どの先生方も本当に手ごたえを感じてくださったのがとてもうれしいです。

◇放課後、「今日のICTの使い方のおさらいがしたいのですが、お時間ありますか?」と音楽の先生。
 さらに理科の先生も「わたしも参加させて欲しい。さらに理科に関するインターネットのサイトを教えて欲しい」と要望がありました。
 また、指導補助員の先生も「私もICTについて教えていただきたい」と副校長先生に伝えておられました。
 5名ほどの先生方の前でICT機器の具体的なつなぎ方、使い方、実践例の紹介などをしました。
 先生方は「ここは自分の教科で使えるな!」「今度は動画で生徒自身の歌うところを撮って、生徒たちに聞かせてあげたいな」などと話されていました。

◇別の教室では、今日初めてICT機器をお使いになった国語の先生を中心に研修会が自主的に開かれていました。
 「今日教えていただいたノウハウをもう他の先生に教えています!」と本当に熱心に研修されていました。

◇校長先生がリードしてくださって、副校長先生が縁の下の力持ちで不安な先生方に声をかけたり、
 ICT担当の先生が独自の管理表 (決まりごと)を作成して貼ったり、
 また、初めて使う先生ができるだけ困らないように色わけしてテープを全てのコードに巻きつけたりするなど、
 私が入る以前から、管理職、ICT担当の先生方がどう引っ張っていくかを考えられ、準備されていたことに感動しました。
 このことが、初めて使った先生方の手ごたえにもつながったのだと考えます。
 明日から自分も精一杯、先生方とがんばります!!

全国から集まった方々と情報交換しました

『CMSを用いた学校Webサイトにより日常的に発信することの効果』
潤徳小学校の宮崎芳子校長先生がポスターセッションで発表しました。
校長先生が,熱く語りかけている相手は・・・・・・・赤堀会長でした。後でこのことを知った校長先生は感激されていました。

 
「発信するようになって,よかったことは何ですか?」
「教員の良さをたくさん発信することができるようになったことです。」


隣のポスターは,日野市のCMSサイトを構築してくださった森下孟さんです。



『Web掲示板とテレビ会議による児童と教育学部生の相互学習「俳句を作ろう」』
日野第三小学校の高橋悦子先生がポスターセッションで発表しました。
京極校長先生と石田副校長先生も,応援に会場に駆けつけてくださいました。

 
『教師の学び合いを目指した校務支援システムの開発と運用』
システムの開発にかかわってくださった業者の方と一緒に,ポスターセッションで発表しました。


大会企画委員長の木原先生がきてくださいました。
新たな視点に気づかせてくださり,励ましの言葉もいただきました。

午後は課題研究でした。
「K8 教員のICT活用指導力を高める養成,研修と実践」のセッションで,
「教員のICT活用指導力を高めるための校長の役割,教育委員会の役割」というテーマで,日野市の取組を発表しました。



このセッションでは,日野市を含め5つの発表の後,
教員のICT活用指導力について,約一時間の討論
が行われました。

会場には,日野市の関係者(先生,校長先生,関係企業の方,メディアコーディネータ)が計13名も集まってくださいました。
昨日のシンポジウムで話題になった「学校」「行政」「企業」「学会」の4者がばらばらではなく,
一体となっているのが日野市の特色であることを改めて実感しています。

3日間の全国大会を通して,
日野市の取組を知っていただいたこと,全国の多くの方と情報交換できたことは有益でした。

「小学3年生でもコンピュータ上で情報の整理ができるんですか?!」

「道具年表の作成におけるスタディノート・マップ機能を用いた情報の共有と整理」
一般発表のセッションで,日野市立第四小学校の神尾健彦教諭がプレゼンテーションしました。

神尾実践の優れた点は,次のことです。
◇教科のねらいを達成するためにいかに児童がICTを活用するか,また,学習を通して育てたい情報活用能力は何かの2点を明確にしていること。
◇表現と発表のためのICT活用だけでなく,情報の吟味・分類といった分析活動にICTを活用していること。
このような,「分析」を意図したICT活用は,まだまだ,多く行われてはいません。
とても,先進的で,意欲的な実践といえます。

会場からも,「小学校3年生でも,紙でなく,コンピュータ上で整理ができるんですか?!」
といった驚きの声が寄せられました。

 

日野市から,優れたICT活用の実践をどんどん発信していきたいと考えています。

「日野市がうらやましいです。」

日本教育工学会全国大会2日目。

「学校の組織の力で推進する情報セキュリティ」
日野市立第三中学校の山田利昭先生のポスター発表です。
日野市の情報セキュリティ対策や日野三中の具体的な取り組みについて説明しました。
大学の研究者のほか,全国の先生方が発表を聞いてくださいました。
すでに教員一人1台のPCを導入している自治体の先生から,
「運用方法はすべて学校まかせで困っている。日野市がうらやましい。」
また,まだ導入されていない自治体の先生からは
「環境が整っている日野市がうらやましいです。」
との感想が聞かれました。

 

関心を寄せてくださった参加者の質問に対応する山田教諭。

日野市の取組を発表します

夏に戻ったような一日でした。
青空の下、市内の2つの小学校と1つの中学校では、運動会(体育祭)が実施されました。

本日から3日間、日本教育工学会の全国大会が、早稲田大学所沢キャンパスで開催されています。
日野市のICT活用教育の取組、日野市の学校の実践を、明日、あさってに発表します。

一般会計決算特別委員会・・・教育費

今日は、平成18年度の一般会計について、教育費の一般会計決算特別委員会が開かれました。

◇昨年度より議会の理解を得て、ICT活用教育推進に伴う莫大な経費を予算化できたことは、本当にありがたいことだと思っています。
昨年度、市内の各学校ががんばって、これに答えるべく成果をあげたことが、本日の委員会で話題になりました。

◇都内の他の地区と情報交換をしていますかという質問を受けました。

都内の教育委員会からは、どのようにしてICT活用教育を推進していったのか、といった質問を多く受けています。
指導主事の集まり等でも報告させていただいています。
しかし、まだまだ全国には見本にしたい先進地区があります。
明日から3日間、日本教育工学会の全国大会で、日野市からは6チームの発表をします。
全国の地区と情報交換をしたいと考えています。

◇すべての先生を100%にするというのは無理があったのではありませんか?
強制されるものではないのではありませんか?
先生の教え方の裁量に任せるものではありませんか?という心配の質問も受けました。

日野市の達成した、「コンピュータを操作できる教員100%」「コンピュータを使って教科指導等ができる教員100%(小学校)」、
この目標は、国のeーjapan計画で2005年度までに達成すべきであると示された指針でした。
授業でのコンピュータの活用については、学習指導要領にもふれられています。
導入当初は、授業でのコンピュータ活用について特に必要性を感じておられなかった先生も、
使ってみると、予想外に効果の上がることに気づかれました。
あるベテランの先生は、今までどんなに工夫してもできなかったことが、ICTを使うことでその限界を超えることができた、
という感想をもたれました。
ICTの使い方は強制されるものではありません。その先生の指導力を拡大する道具です。
ICTの活用は、先生の指導力をより向上させます。その先生の力をより発揮させることができます。
今までより分かる授業、魅力ある授業が実現できます。そして、このことが、ひのっ子の学力の向上につながるものと考えています。

◇1人一台PCに導入した校務支援システムについても質問を受けました。
また、これによって通知表の形式が型にはまることへの心配の質問も受けました。

1人一台PCは、校務の情報化を図るものです。成績処理も効率的にできます。
また、ペーパーテストや日々の学習状況を記録して、それを客観的に、評価基準に照らして評定することができるので、
あいまいな評価ではなく、根拠のある評価となります。
保護者への説明責任を果たすことにつながります。
所見欄も、学期末にあわてて記入するのではなく、
校内のすべての先生方で、日頃から、一人ひとりの子どものよいところを見つけて記録しておけるので(ひのっ子宝箱)、
今までより中身の濃い通知表になります。
そもそも通知表の形態については、どの学校もそんなに大きな違いは見られません。
通知表のあり方について、形式ではなく中身を充実させるための研修を実施しているところです。
・・・・・・・(通知表は、形式ではなく、観点別評価の評価方法について、検討すべき点があります。
      また、答弁では触れなかったのです が、セキュリティ上でも、校務支援システムの利点があります。)

・・・校務支援システムの運用が軌道に乗り始めた学校では、会議の回数が減り、書類のペーパーレス化が図られてきました。
校務が効率化し教育本来の仕事(教材研究、準備、子どもとの触れ合い)に多く時間をかけることができるようになります。
校務の情報化の最終ゴールは、教育の質の向上につながることだと思っています。
 
◇ところで、日野市に関わらず、全国的に今、先生方が忙しすぎるのではないかということも話題になりました。
教育行政としては、忙しい先生を何とかサポートして欲しい、という温かい言葉もいただきました。
人の配置の話が中心でしたが、ICTもこの問題の解決の一つの手段だと思っています。

きっかけ

日野第二中学校の校内研修で、ICTを活用した研究授業がありました。
 
第2学年数学「連立方程式の利用」
ICT活用指導力:A-4(提示問題の作成) B-2(課題の提示)
「何回も練習して本番の授業に臨んだ。ICTを活用すると効率的に授業を進められる・・・」

 
第1学年技術・家庭科「身の回りにあるものを整理する製品を作ろう」
ICT活用指導力:A-4(提示プレゼンの作成) B-3(分かりやすく説明)
「提示資料にはいくらでも時間をかけられるので、1時間の授業に準備する時間は3時間以内と自分で決めている。
講師として、e-黒板等の実践家として知られる杉並区立東原中学校主幹の横井弘先生にお越しいただきました。

 
「とにかく使ってみて下さい!準備に時間をかけるより内容に時間をかけて・・・」

「せっかくあるものを どうやったらうまく使えるか、実践していきたい・・・」
ICT活用のきっかけをつかんだ二中の先生方です。

ICTの積極的な活用とセキュリティ

市内のICTに関する校内研修に、メディアコーディネータをよんでいただいています。
その多くがICT活用に関する内容ですが、本日は、日野第八小学校でセキュリティに関する研修の依頼を受けました。
 

研修終了後、先生方が校務支援システムの掲示板上に投稿していただいた感想を共有しました。
「情報の分類、記憶媒体のとらえ方がきちんとわかった。セキュリティに対する意識を高めていかないといけないと感じた。
自分が知らないことがたくさんあることがわかった。わからないときにどこを見たらいいのかもわかった。
セキュリティポリシーを守ることの大切さを考える、良い機会となった。もっと責任を持って慎重に使用しなければならないと感じた。
家のパソコンが安全かどうかは不安。しっかり管理していかなくては・・・・・」といった感想が出されました。

セキュリティポリシーを再確認し、理解を深めていただけたようです。
今後も、セキュリティを守りながら、どんどん積極的に活用していただきたいと考えています。
このような研修を各学校で定期的に行う必要性を感じています。

週案簿の活用 その2

本日は日野第四小学校の学校課訪問でした。

本校も、校務支援システムを積極的に活用しています。
毎週、「ひのっ子宝箱」を全教員で共有しながら、児童理解を深めるペーパーレス会議を開いています。

「時数・週案機能」も、活用しています。
(クリックすると拡大します)



校長先生が、先生方一人一人の週案簿に、ていねいにコメントを入力して下さっています。
このコメントも共有されるので、校内の先生方全員が週案簿を通して学び合うことができます。
(クリックすると拡大します)

週案簿の活用

校務支援システム「時数・週案機能」は、教育課程を適切に実施し、授業改善に役立てるという目的で、
従来の週案簿をもとにして日野市が開発したものです。

◆週ごとの指導計画(それぞれの時間における学習内容やねらい)を入力する欄(上欄)と
  実施後の評価を入力する欄(下欄 赤字)があり、指導計画と評価が一目で分かるようになっています。
◆授業後、評価欄を記入後にチェックボタンを押すと、自動的に時数カウントされます。
   あらかじめ登録しておいた時間割に合わせて授業予定と時数が出ているので、
   実施後のこのチェックで、実施時数と年間における達成率が算出されます。
   したがって、クラスごとに各教科等に必要な指導時間数が確保できているかどうかを,週ごとに把握できます。

下の画面は、市内の小学校1校、と中学校1校にお願いして見せてもらった週案簿の一部です。
クリックすると拡大されます。



市内小学校学級担任の週案簿市内小学校専科の週案簿
  


市内小学校少人数指導者の週案簿市内中学校の週案簿

校内で共有できる、校内の先輩教員の週案簿を常時見られる環境という利点を生かして、
若手教員の校内OJTに役立てている学校もあります。
どのようにして週ごとの計画を立てるのか、授業のポイントは何か、どのように授業をふりかえるのか、
といったことを主体的に学んでいただいているようです。

サーバー室にて

市内の小・中学校に配備されているすべてのコンピュータのセキュリティを守るため、
ウイルス対策の為のサーバが正常に動作しているかの動作確認作業等を行いました。

問題が発生したときも、すみやかにかけつけ、
推進室、情報システム課と一緒に対応して下さる頼もしい業者の方々です。

出番を待っています・・・

昨年度の市内小学校のICT環境整備に引き続き、市内中学校のICT環境は今月中に完備します。
モデル校をはじめとしてすでに整備が終わっている学校では、授業での活用を始めていただいていますが、
一部の中学校では耐震工事との関係で、現在も校内LAN工事を続行中です。
休日を中心に(本日も)作業を行っている最中です。


プロジェクタ、スピーカー、スクリーン等の
ICT機器をのせたワゴン。
出番を待っています・・・
各教室や特別教室に配備されるコンピュータ
(教職員への一人1台PCは昨年度に配備済)
出番を待っています・・・

特別支援教育コーディネータ研修

今回の議会で、特別支援教育についても質問を受けました。
特別支援教育は、日野市教育委員会の3つの重点施策の一つです。
(ICT活用教育の充実、特別支援教育の推進、幼・小・中の連携)

昨日は、第5回特別支援教育コーディネータ研修会がありました。
この研修会は、各校の特別支援教育コーディネータの資質向上のために毎月実施しています。

  
講師は市内の特別支援学級の先生です。
「通常の学級における発達障害児への指導方法のポイント」というテーマで、
学習面と行動・生活面の両面からレクチャーがありました。
日野市の特別支援教育は、今年度から本格的にスタートしました。
具体的には次のような取組をしています。
◇学校における指導体制として
 ・校内委員会体制の充実
 ・特別支援教育コーディネータの資質向上
 ・就学支援シート・進学支援シートの活用
 ・個別指導計画の作成・活用
◇教育委員会の学校支援体制として
 ・巡回相談員の派遣
 ・専門委員会による支援
 ・特別支援学校(センター校)との連携
 ・小学校へのスクールカウンセラーの配置 日野市では、平成15年度より「日野市特別支援教育在り方検討委員会」を設置し、検討を進めてきました。
市内の明星大学の小貫悟准教授には多くの指導・助言をいただきました。
昨日の研修会にも出席されました。(昨日の研修会場は明星大学)

授業の世界へ入り込んだ子ども達

昨日、日野第四小学校で開催された「心の教育研修会(道徳主任研修会と合同開催)」の研究授業の様子です。
第2学年のICTを活用した道徳の授業です。ICT活用指導力A-3・B-1

主題名「たったひとつのたからもの」内容項目「低4-(2)家族愛」
資料として取り上げた本の写真をスライドショーにして提示しました。
資料を作成するにあたっては、版権者への承諾ももらっています。

 
 
スライドショーと先生の読み聞かせにより、子どもたちはぐっと授業の世界に入りました。 グループの友達との話し合いを通して、主人公の気持ちを考えています。 主人公のように、「最後までがんばって、よかった」と思ったことを発表しています。

学校と家庭が手を取り合って

  

日野市立小中学校PTA協議会の会長である浜屋さんが、推進室にお見えになりました。
市P協(日野市PTA協議会)は、学校の力強い応援団です。


学校と家庭が連携して子どもを見守っていくための家庭教育研修会と講演会の企画に、
推進室、文化・スポーツ課と一緒に関わっていただいています。


具体的には、インターネットの危険から子ども達を守るための企画です。
先生方には教員研修で学んでいただき、学校でも情報安全教育を行っていますが、限界があります。
家庭と連携してこそ成果があがります。
そこで、保護者の方たちにもインターネットの世界について正しい知識と対策を知っていただくことによって
学校、家庭との連携のもとに子どもたちを危険から守ろうという企画です。
11月29日(木)には講演会を予定しています。

中学校研究授業・・・はじめの一歩

日野第三中学校の校内研修で、2つの研究授業がありました。

以下、第2学年数学「一次関数のグラフの書き取りと読み取り」の授業の様子です。



課題の提示(B-2)

e-黒板を活用しています。
問題を解く鍵となるポイントにアンダーラインを引いて、生徒の思考を助けます。

自作動画教材の提示(A-3,B-3)

夏季ICT研修の成果です。パワーポイントのアニメ機能を使って教材を作成しました。動点の問題を視覚的に捉えることができます。生徒の理解を助けます。





生徒の考えを共有(B-4)
授業のまとめ。最後の問題をどのように答えたか、書画カメラを活用しています。友達の解答を大きく写して共有し、理解を深めました。 


◇授業者の先生の感想
 「今までの授業では、2時間かけてもなかなか終わらなかったところを、わずか1時間の授業で達成することができた。
  数学が苦手な子どもにもわかりやすかったようだ。授業後の振り返りカードではほとんどの生徒が「楽しかった」と答えている。」


第1学年技術「情報とコンピュータ」

授業者の先生のコメント
「授業改善と情報活用能力の育成とを混同しないようにすることを意識した。」

授業後の協議会

ICTの活用はもっといろいろな可能性がありそう・・・

メディアコーディネータの特別派遣

  

中学校長連絡会にお邪魔しました。
すべての先生がICTを活用した授業ができるようになるための、メディアコーディネータの派遣方法について検討していただきました。

メディアコーディネータは、学校のニーズに合わせて、必要なときに予約サイトで派遣予約をしていただいています。
その通常の派遣方法に加えて、
昨年度小学校では、各学校にICT活用週間を設け、その週にメディアコーディネータを特別派遣しました。
今年度中学校では、各学校にICT導入活用期間を3週間設け、その期間中その学校へ特別派遣をすることになりました。
来月10月より実施します。

デジタルポートフォリオ

本日午後は小教研が開催されました。

視聴覚部会では、授業研究の指導案検討が行われました。
国語の朗読学習を、デジタルポートフォリオによる自己評価、相互評価で高めていく計画です。
スタディノートに動画を取り入れる方法について、メディアコーディネータがレクチャーしました。

  

初めの一歩!

ICT活用のモデル校である平山中学校と日野第三中学校で、
2学期から全中学校に導入されたばかりのICT機器を活用した授業が始まりました。

日野第三中学校のICT活用授業、初めの一歩は社会科(第1学年)です。
夏季ICT研修の成果が生かされる瞬間です。
唐から伝わった新しい仏教や、国風文化の特色を理解させるために、導入で資料を提示し、
生徒の興味や関心を引きつけるという計画です。「ICT活用指導力B-1」
セッティングも一人で・・・書画カメラの位置もOK!スクリーンを黒板に・・・
   



投影準備完了!用意した資料を提示・・・生徒の視線が画面に集中!!

メディアコーディネータもお手伝いのために教室の隅に控えていたのですが、出番はありませんでした。
「万が一のために控えていて下さい。自分が一人で挑戦しますので。」事前の打ち合わせで、そう言われていたのです。


「これはすごい。生徒の集中力が格段違う!」
授業者の先生は、生徒の反応から、ICTの効果を実感されていました。

校長先生のリーダーシップ

小学校長連絡会にお邪魔しました。
毎月、市役所で開かれる定例校長会とは別に、市内の校長先生方が集まり、
各校の実践を学び合ったり、諸課題の対応について検討したりする貴重な場です。

今日は、校務の情報化について、NHK教育テレビの特集「わかる授業のためのICT活用講座」でも紹介された
潤徳小学校の実践DVDを見ていただきました。
潤徳小学校は、授業に、校務に、積極的にICTを活用している学校の一つです。
よく話題になることですが、確かにICTは校務を効率化させますが、
ICTの活用が校務を軽減するというよりは、
むしろ、ICTの活用が教育の質を向上させるところにポイントがあります。
ICTにより、仕事の方法や内容が明らかに変わってくるからです。
日野市の先生方は、このことを実感されています。

  

日野市の小学校は、7月末に文部科学省から発表された「教員のICT活用指導力」の調査結果と比較して
都、国の平均を大きく上回る成果が表れています。
校長先生方のリーダーシップのおかげです。
学校のトップである校長先生のICTに対する理解が、校内のICT活用を推進させています。
そして、校長先生の情報管理、セキュリティ意識が、学校を守っています。

推進室は、今後も、がんばる学校の後押しをしていきたいと思います。

ICT活用のリーダである先生方の研修

第3回 ICT活用推進委員会が開かれました。
各学校で、ICTの活用を推進していくリーダである先生方の研修です。

4人のメディアコーディネータが中心となって研修会を運営しています。



第一部 「学校Webサイトの充実」
見える学校づくりを目指して、内容を充実させていきます・・・学校概要について内容を付け加えました。
  メディアコーディネータによる個別対応。それぞれの学校のニーズに答えていきます。


第二部「ネット上のいじめ~情報安全教育について~」世間で話題になっているネット上のいじめや学校裏サイト等に関して、参考になるサイトを紹介しました。

ICTサポートスタッフのお力をいただいて(2)

前回に続き、夏季ICT活用研修にお力をいただいたICTサポートスタッフの方の感想です。

◇「授業中の提示」e-黒板の研修を担当していただいたYさんより

この度は、日野市夏季ICT活用研修会に参加させていただきまして、ありがとうございました。
とても貴重な経験をさせていただきました。

実習時間を多く取った事が、より深い理解と操作の習得へつながったと思います。
操作も慣れてくると、不安も少なくなるでしょうし、自信にもつながると思います。
早速使用したいという意思をお持ちの先生もたくさんいらっしゃいました。
今回の研修会では、RGBケーブルのつなぎ方など始まりの部分から一緒に実習をする時間を取ることができました。
特に苦手意識のある先生には、「はじめ方」から丁寧に実習する時間が取れたことはとても効果的であったと思います。
初めは、セッティングにも時間が掛かり、準備なども大変かもしれませんが、
慣れてくると先生方のアイデアがとても効果的に反映される機器だと思います。
「ここの部分だけ」という使い方から始めていただいて、多くの先生方に使っていただければと思います。

授業展開を発表していただいた際に、
授業で不便だった点を振り返って、ICTを活用したら効果的に授業を行えたとイメージをしっかり持たれた先生もいらっしゃいました。
今までの授業を振り返って活用を考えていただけると、より効果的に活用していただける様に思います。
他の自治体でもそうですが、機器の操作方法を習得することをメインで受講されると、
出来ることが多いためか、実際の授業イメージを掴んでいただいた実感が無いまま講習が終了してしまうことが希にありました。
今回の研修会のように、最終的に先生方にどのように授業で活用していただくかを書き出していただいたことが、
大変効果的であることが分かり、逆に勉強させていただきました。
発表の時間では、他の先生の発表にうなずきながら聞かれている先生もいらっしゃいました。
先生方のアイデアを共有できる場になり、今後に役立つように感じました。


今回は、私たちも本当にたくさんのことを学ばせていただきました。
今後もよろしくお願いいたします。

体育館でもICT・・・


日野第四小学校にお邪魔したら、体育の授業で体育館に移動中の3年生に出会いました。
先生がコンピュータをもっていらっしゃいます。

体育館では運動会の練習が始まりました。
子どもたちは、ソーラン節の踊りを、舞台上の先生と、画面に大きく映し出された見本を見ながら覚えています・・・

体育館でもICTが活用されています。

日野市ICTサポートスタッフのお力をいただいて

夏季ICT活用研修は、教員のICT活用指導力に対応し、
受講された先生方全員が「授業で活用できる!」と自信をもっていただけるように、
そして2学期以降の授業に実際に生かしていただけるように実施しました。
研修後の受講者アンケートや自己評価からは大きな成果が認められています。
・・・・あとは先生方の実践です・・・

研修の運営はメディアコーディネータが中心となりましたが、
日野市の教育の情報化のサポートに当たっている大学・企業の方にも多くのお力をいただきました。

研修の成果が保障できるように、7月3日には「日野市ICTサポートスタッフ」研修打合会も行いました。
研修打合会後も「日野市ICTサポートスタッフ」のサイト上で、
研修会当日まで、メディアコーディネータと研修計画案の掲載等、意見交換、情報交換が行われ、
研修後もその成果を共有しています。

以下、サポートしていただいた企業の方からいただいた感想です。

◇「授業中の提示」書画カメラの研修を担当していただいたNさんより
このような研修会に参加させていただき、誠にありがとうございます。
研修は、両日とも先生方が非常に積極的でした。
実際の授業でこんな風に使いたい、使いたかったというご意見をたくさんいただき、メーカーとしても大変参考になりました。
私が感じた点は、
まだ、書画カメラを授業で使用したことのない先生が多く、実際授業で使用する際の操作の不安もまだあるようでした。
また、中学校の先生は移動、設置の時間を心配されていらっしゃいました。
以上の点いずれも先生方の使用回数でカバーできるところでもございます。
研修後の感想、チェックリストを見せていただき、その一歩を踏み出せたことを先生方自身実感されていたように感じます。
研修後、実際の授業での書画カメラの使用という一歩を踏み出していただき、今後さらに、使用回数を増やしていただければ幸いです。
そのため、これからもICT授業推進に向け、私共も微力ながらサポートさせていただきたいと思っております。
今後ともよろしくお願い致します。

◇「児童の活用」スタディノート及びインタラクティブ・スタディの研修を担当していただいたTさんより
今年度も研修会に参加させて頂きありがとうございました。
メディアコーディネータの皆様にいろいろお願いし進めて頂きましたが、お手伝いさせて頂いた私にとっても実り多い研修会になりました。
研修会に参加された先生全員が、
「2学期以降ICTを利用した授業をするんだ!」
という意欲をお持ちの方々だったので、質問内容も授業を想定したものが多くあり、
また授業イメージ作成の時間では多種多様な案をお聞かせ頂きとても勉強になりました。
この経験を今後の研修会に活かして行きたいと思っております。
印象に残ったことでは、スタディノート研修の四小の神尾先生の実践紹介で
ICTを活用することの意味、また授業を行っての反省点など伺うことが出来て、
先生のご苦労などを知り今後サポートをする際お手伝いできること、提案出来ることが広がったと思います。
またメーカ側の説明にはない現場の先生の生の声を聞いて参加された先生も授業への期待を更に持って頂けたと感じました。
インタラクティブスタディでは研修の最後に模擬授業を行って頂き、
全員の先生がマニュアルを見ないでも授業の準備、開始と終了、授業中にしなければいけないこと、してはいけないことを
スムーズに行うことが出来て2学期以降の活用に大変自信を持って頂けたのではないかと思います。
メディアコーディネータの方々には今回参加された先生のサポートを積極的に行って、日野市の実践をどんどん増やして頂き、
来年の研修会でその発表がたくさん出来るようになるといいなぁと期待しております。

夏季ICT活用研修の成果を生かす・・・


2学期が始まって一週間がたちました。
この夏は市内の232名の先生方が夏季ICT活用研修を受講しました。
どの研修会でも、模擬授業や授業展開案の発表を行い、2学期以降の具体的な授業の構想を立ててもらいました。
研修の成果を2学期の授業に生かしてくださることを期待しています・・・

夏季ICT活用研修の様子については、これまでも推進室長だよりで随時お知らせしてきましたが
(7/24  8/1  8/10  8/13  8/21  8/24 掲載)
以下、夏休み後半に実施した研修の様子をお知らせいたします。

8月21日
児童・生徒の活用、授業中の提示(パワーポイント基礎) 
ICT活用指導力基準  C-2・3



◇受講された先生方の感想
・特別支援教育の視点からも、どんどん活用できる。わかりやすい授業をつくっていきたい。
・視覚的にわかりやすく提示することができるので、教材研究をして2学期以降の授業で活用していきたい。
・自分で教材を作る難しさと楽しさの両方を味わうことができた。2学期はたくさん活用したい。
・いろいろな教科で、デジカメなどで素材を集めて創ったら、楽しい教材、わかる教材ができると思う。日々の合間に作っていこうと思う。
8月22日
児童・生徒の活用、授業中の提示(パワーポイント応用)
ICT活用指導力基準 C-2・3



◇受講された先生方の感想
・動画の取り入れも工夫次第で、子ども達にインパクトのある効果的な教材ができることがわかった。
・ICT機器を使った授業に挑みたいという気持ちはあったが、自信がなくなかなか実践に移すことができなかった。
 今回の研修で、2学期にどういう授業を行うかある程度イメージが生まれ、自信につながった。子ども達に還元したい。
・応用編に挑戦し、動画の挿入を覚えることができ、我ながら「すごい」と思った。
 2学期は、日々の子どもたちの学習活動をHPにアップするとともに、パワーポイントで少しずつ作成しておき、保護者会でまとめて
 紹介したり子ども達の振り返りで使えたらと思う。
・参加された先生方の教材が素晴らしかった。今後、インターネットの動画などをうまく活用した教材を作りたい。


8月23日
インターネット活用 
ICT活用指導力基準 A-1・2 C-1



◇受講された先生方の感想
・授業の中身をよりよくするために、インターネットの活用が有意義であることがわかった。
 Web上の資料を、教材として上手に活用していきたいと思う。
・役に立つコンテンツがたくさんあることがわかった。むやみやたらと活用するのではなく、授業のなかでポイントを抑えて役立てていきたい。
・授業に活用できるコンテンツを紹介していただけたことが大きな収穫だった。実践例も動画で確認することができてイメージがついた。
 インターネットと授業と言うものを歩み寄せながら、良い授業について考えていきたい。
・今までも調べ学習等で、子ども達にインターネットを利用させていたが、一時間をだらだら使っていたように思う。今後は、授業の導入や展開で効果的に使っていきたい。

 8月27日
児童の活用 <インタラクティブ・スタディ(個に応じた完全習得学習)>
ICT活用指導力基準C-4 A-4

◇受講された先生方の感想
・CAIの授業中の教師の役割を確認できてよかった。
 通常の授業だと導入やまとめをしつこく(?)しがちだが、個別学習の利点をフル活用すると、学習時間を確保できる。
 どの単元のどこでやるかは、教師のねらいがしっかりしていれば「遊び」「いじり」ではない、しっかりとした学習の時間になる。
 学習の記録も残るので、しっかり評価でき、うれしい。
・研修の中でCAIの概念やCAIの授業での教師の注意点は考えさせられた。自らのこれまでの授業を反省する点が多くあった。
・一人一人の学習が保障され、自分のペースで学習できる上、支援の必要な子どもに時間をさくことができるのがありがたい。
 2学期は学習の定着を図るという意味で活用していきたい。

8月28日
児童の活用<スタディノート(コミュニケーションを重視したWebノート)基礎>
ICT活用指導力基準 C-2・3

◇受講された先生方の感想
・スタディノートの存在は知っていたが使用したことがなかった。子ども達も早く使いたがっているので参加した。
 今回の研修で確実に活用できるようになったと感じたので、2学期は実践したいと思う。
・使い方を学んでいくうちに、小学校1年生の授業にも使えるな、と思った。
  図工や生活科で作成した作品や観察カードをデジカメで撮って互いに鑑賞し合う活動にも使えるかなと考えた。
・以前、小学校の先生から「スタディノート」のことを聞いたので、興味をもっていた。
 実際に自分で写真を撮って作ったセンターのマップはおもしろかった。デジカメをもっと活用せねば、と思った。
 楽しいソフトなので、中学校でも使いこなせると思う。他の先生方のアイディアも参考になった。
◇受講された先生方の授業計画案から・・・
・小学校社会「東京都のようす」都内の区市について見学したりや調べたりしたことをまとめ、マップ上で発表しあう。
・小学校総合「米作り」活動の記録をまとめ、意見交換する。
・小学校生活科「あきであそぼう」作品を鑑賞しあう。
・中学校音楽 合唱・合奏の鑑賞、世界の音楽・日本の音楽のマップ作り


8月29日
児童の活用<スタディノート(コミュニケーションを重視したWebノート)基礎>
 ICT活用指導力基準 C-2・3 

◇受講された先生方の感想
・たくさん実践を紹介していただけたので参考になった。実践を他の学校間でもっと交流できたら日野市の財産が増えると思う。
・音ボタンなど音声の記録によるポートフォリオなど、テクニックも学べた。子ども達がICTを有効に活用している事例を見て
  自分のクラスでも実践したいと感じた。
◇受講された先生方の授業計画案から・・
・小学校生活科「多摩動物園の動物たち」自分の決めた動物について、取材したり調べたことをまとめ、1年生に伝える。
・小学校国語「音読発表会」友達同士で相互評価しながらより良い音読にしていく。

学校が動いています!

2学期が始まり、学校が動いています。

中学校は、今月中に全校でICT環境が整います。
(校内LAN、各教室や特別教育のPC配備、e-黒板や書画カメラ、プロジェクタ等のICT機器の配備)
昨日の中教研国語部会では、導入されるデジタル教科書の活用について研修を行いました。
2学期の中学校の授業が変わります・・・



9月5日、大坂上中学校での中教研国語部会。
「視覚に訴えることにより内容をわかりやすく提示するので、学力向上につながる・・・」

メディアコーディネータも大忙しです。
夏季ICT活用研修の成果のまとめ、学校からの相談(今学期に実施するICTを活用した授業について)、CMS発信の支援・・・
4人全員が推進室に揃う時間はほとんどなく、貴重です。
情報共有、資料共有、そして互いの知識やスキルを磨くための勉強も欠かせません。


「これはいい!」
先生方に紹介したいWebサイトがまた見つかったようです。

今日は、幼稚園長会終了後、園長先生に推進室に立ち寄っていただき、園Webサイトの発信をしていただきました。
一足早く開設した第三幼稚園に続いて、第二幼稚園、第四幼稚園、第五幼稚園、第七幼稚園(あさひがおか幼児園)は、
本日、Webサイトが開設しました!
小・中学校も積極的に発信していただいています。
今日は、台風の進路に伴う学校の対応について、リアルタイムに情報を提供している学校が多く見られます。

 

校務の情報化、授業での積極的なICT活用が進むための大前提は、システムが順調に動いていることです。
推進室では随時、各学校のネットワークに異常がないか、ウイルス発生などの障害が起こっていないかを確かめています。



デバイスマップの表示が、全校、緑色に表示されるとOK。
赤いマークがついた学校は、何らかのトラブル発生です。
原因をよく分析して対応に走ります・・・
情報システム課と常時連携しています。

ネット上のいじめを防ぐために

議会の一般質問が始まり、ICTに関連した質問を受けました。
質問と答弁内容は以下の通りです。

 

インターネットや携帯のメール、ホームページやブログへの(匿名での)書き込みなど、
新たな手段でのいじめが拡大していることへの対応・取り組みについて

 

最近では、メール、ネット等を利用した新しい形のいじめも世間の話題となっているところです。
一般的にネット上の「いじめ」では、クラスメートをからかうようなメールを回したり、
クラスメートの変な(恥ずかしい)写真を携帯電話などで撮ってメールで回すといったものがあります。
また、生徒が自分で開いているブログなどに、他のクラスメートがいやがらせをするというケースも起こっています。
警視庁の電話相談「ヤングテレホン」では、ネット上での「いじめ」に関する相談が増えていると聞いています。

このような問題が起こる原因は、匿名性の怖さといったインターネットの特性や、
利用におけるモラルやルールを子どもたちが知らないことが第一の原因と考えられます。
解決法としてインターネットの使用をやめさせるべきと考える大人も多くいるようですが、
インターネットは今後も日常生活の必需品となり、使用を全面禁止するということはかえって逆効果になります。

現在教育委員会では、ネット上の掲示板やブログ、携帯メールなどによる中傷について子ども達に考えさせ、
ネット上のモラルやルールについて学ぶ情報モラル教育を推進しています。
これらの指導にあたっては、教員用の指導資料や授業で子どもたちが学べるコンピュータ用コンテンツを全小・中学校に整備しました。
教員研修も実施しました。
また、ネット上のいじめの問題の背景として、
子どもが、コンピュータや携帯電話を持っているかどうかや使用時間、家庭内でのルールなどがかかわっていますので、
これらの問題への対応は、学校だけではなく、家庭も一緒に考えていく必要があります。
そこで今年度、教育委員会ではICT活用教育推進室がリードをとり、
日野市の家庭教育学級・市P教と連携して、11月に、保護者と教員が一緒になって
情報モラルについて考える講演会を実施する計画を立てています。
今後も、学校・地域・家庭と連携を図りながら、ネット上の「いじめ」を防ぐために、
大人も子どもインターネットに対する知識を深め、「いかなる時もいじめは許せない」という意識を高めるように
サポートしていきたいと考えています。

見える学校づくりを目指して

昨年度に市が実施した70の事務事業について、行政評価システム市民評価委員会による評価が行われています。
ICT活用教育に関連する事業や学校教育に関する事業も含まれています。


日野市にこのシステムが導入されて3年目です。
先日、3人の市民評価委員の方へ、各所属長がヒアリングを実施しました。
ヒアリング時間は約30分。事業説明は、冒頭の5分間です。
ポイントとなるペーパー資料を用意して臨んだものの、決められた時間内に理解していただくことに限界を感じました。
行政評価担当課によると、このシステムの価値は、第三者による新たな視点、ヒントをいただくことにある、とのことでしたが・・・


せっかくの貴重な機会です。熱心な市民評価委員の方に、もっと学校を知ってもらいたいと感じました。
そのためには、あらかじめ情報提供を充実させておく必要があります。
また、できれば1年間を通して、現場に足を運んでいただき、
先生方ががんばっている研修の様子や授業での子ども達の生き生きとした様子などを見ていただくことも効果的です。
市の事業は様々ありますが、特に学校教育に関する事業は、実際に学校現場を見ていただく効果は大きいと考えます。
ペーパー上の数字も大事ですが、それだけでは計れないものがたくさんあるからです。


今回の行政評価のヒアリングを通して、
「見える学校づくり」を行い、
市民の方の理解を得るための情報提供を日頃から心掛けておく必要性を改めて感じました。
その一つの方策が学校Webサイトによる発信であると確信しています。

資源、時間ともに効率的なペーパーレス会議

「おはようございます!」
元気のいい挨拶で市内全校の2学期が始まりました。
防災頭巾や洗いたてのうわばき、がんばって取り組んだ作品や自由研究を大事そうに抱えての登校です。
今日は子ども達の登校を迎える「あいさつ運動」の日。
市役所の職員も小中学校の校門前で、子ども達の登校を迎えました。

庁内では日野市議会(第3回定例会)が始まりました。

議会の合間に、教育委員会ではISO連絡会議が行われました。
資源、時間ともに効率的なペーパーレス会議です。

  

会議の目的は、8月29日(水)に庁内で開催された第2回環境管理委員会の内容を
エコディレクタの教育部長が、各課のエコマネージャー(所属長)、エコナビゲータ(各課のISO担当者)に周知することです。
会議の資料は、10種類にも及ぶ膨大な量です。
これらの資料はすべて、庁内の掲示板に掲示されていますので、あらかじめ各自がその資料をコンピュータに取り込み、目を通しておきます。
印刷資料はありません。すでに目を通しているので、時間も短時間に終わります。
会議の中で、地球温暖化対策の今後の取り組みについて、各職員が具体的にどのような行動を起こしたらいいのか・・・
という話題になりました。

ICT活用研究委員会の実践部会

30日(木)、ICT活用研究委員会の実践部会が行われました。
ICTのモデル校である小学校3校、中学校3校の委員(管理職の先生や研究主任の先生方)に集まっていただきました。

前半は、図書館長と関係者による「学校図書館ネットワークシステム」についての説明です。
このシステムは、蔵書をデータ化することで、市内の学校、教育センター、図書館をネットワーク化しようとするものです。
この秋に、日野市の学校図書館に導入されることが決まったシステムについて、実際に見ていただきました。
委員からは、「児童・生徒が課題解決学習等において、図書を検索する場合、データベースは、よりよいものにならないか」
「次年度以降の運用にあたって、学校が行う作業は負担にならないか」・・・等、様々な質問が出されました。
システムの運用にあたっては、まだまだ考えなければならないことが山積みですが、
学校図書館のICT化が、ひのっ子の主体的な学習活動や読書活動の推進につながるように、検討していきたいと思っています。


後半は、各学校の研究の進捗状況や研究発表について情報交換しました。
この会の助言者であり、日野市の学校CIO的な存在である東原先生からもアドバイスをいただきました。


9月22日(土)~24日(月)に、早稲田大学会場(所沢キャンパス)で行われる日本教育工学会の全国大会に
日野市から6チーム(課題研究発表1、一般研究発表5・・・口頭発表1・ポスター発表4)が発表します。