2008年3月の記事一覧
先生方と共に成長したメディアコーディネータ
★ICT活用教育推進室が設置されて2年たちました。
この2年間にわたって日野市の教育の情報化の基盤を整えてきました。
☆ハード面では・・・
・授業でのICT活用のために
校内LAN整備、各教室のICT機器の整備(小学校は昨年度、中学校は今年度)
・校務の情報化のために
全教職員に校務用コンピュータを配備し、同時に校務支援システムを導入(昨年度)
・情報発信のために
学校WebサイトのCMS導入(昨年度)
☆ソフト面では・・・
市内の全校で、校長先生のリーダシップのもと、副校長先生、教務主任の先生、ICT活用の担当の先生、研究主任の先生方が中心
となり、学校が組織としてICT活用教育に取り組み、本市のすべての先生が「コンピュータ等を活用した指導」を行いました。
★先生方のICT活用指導力の向上のために、メディアコーディネータもがんばってきました。
4人のメディアコーディネータも、授業支援等を通して、先生方と一緒に成長しました。
今年度、メディアコーディネータが市内の学校を訪問したのべ回数は935回(3月25日現在)です。
4人のメディアコーディネータの1年間の感想を、「ICT活用NEWS」に掲載しました。
以下、その抜粋です。(「ICT活用NEWS」は、学校と推進室をつないできた情報紙で、今回の35号で今年度の最終号となりました。)
◆多くの先生方に「是非研修会に来てほしい」「授業の相談にのってほしい」「こんな授業がしたいから支援をお願い」などと、授業や研修会などの支援依頼を多く受けるようになり、大変うれしく思います。これまで先生を支援する上で私が大切にしたのが、学校の財産をいかに残せるかでした。その場限りの支援ではなく、その後も学校が円滑にICTを活用するには、何か財産となるものを残すことが一番の支援だと考えました。支援する立場にいたつもりが、今では自分が成長させていただいたように思います。今まで優しく声をかけていただいた先生方、ICTを使ってみようかなと応えて下さった先生方、本当にありがとうございました。(N)
◆振り返ってみるとあっという間に過ぎた1年間でした。メディアコーディネーターの仕事をはじめた当初は、右も左も分からないことだらけで、多くの人に迷惑をかけました。しかし、まわりの方々のあたたかい支えによって、少しずつ成長することができたと思います。先生の授業の支援していて私が一番思い出に残っていることは、「ICT機器を使ってみたいけど、コンピュータ使うの苦手なんだよね」とおっしゃっていた先生が、何度か授業支援に行くうちに、楽しそうにICT機器を使いこなしていらっしゃる姿を見たことです。この1年間を通して、私に対してあたたかい対応をしてくれた日野市の先生方や、自分の成長を見守ってくださったまわりの方々に感謝しています。ありがとうございました。(K)
◆先生の仕事内容(校務・授業)の知識や理解不足により、支援で伺った先生方にはご迷惑をかけてしまった点が多くあったと感じます。しかし1年間たくさんの先生とかかわることにより日々学ぶことが多くありました。先生方の授業準備に時間をかけられている姿や子どもとかかわっていらっしゃる姿は、自分自身の勉強になりました。今後も見習わせていただきたいと考えています。(O)
◆この1年間は、多くの先生方にお世話になりました。ご迷惑をかけてしまう場面が多々ありましたが、そんな私にいつも温かく接してくださった先生方のおかげで、ここまでメディアコーディネータを続けることができたと感じています。本当にありがとうございました。学ぶべきことが多くありました。自分について、課題も数多く見つかりました。先生方に見守っていただき、成長させていただいた分を、支援という形でお返ししていけるよう、今後も努力したいと思います。(S)
桜咲く街
会場となった市役所前の中央公園には、満開直前のサクラを見に、多くの市民が集まりました。
★市内にあるサクラの木の中でも、堂々としていて壮大な木は「東光寺桜」です。
花が入学式までもつのは難しそうです・・・
東光寺桜の前で・・・加島教育長と田口参事。
庁舎で情報セキュリティ外部監査
庁内の各課は、12月に日野市情報セキュリティポリシーに基づく定期的な内部監査を受けました。
今回は外部監査です。
情報セキュリティを専門とする会社の人(専門家)による学校課の「外部監査」が実施され、現在の情報セキュリティにおける運用状況の確認・現場指導が行われました。
現場チェックの後は、会議室で指導を受けました。
専門家と情報システム課長、学校課長とそれぞれの担当者が出席しました。
「今後も個人情報の扱いは十分慎重に行ってください。」
新しい組織の設置に備えて
来年度から、学校への支援体制を強化し、一層の充実を図るために、教育委員会内に、特別支援教育に特化して機動力を発揮する組織「特別支援教育推進チーム」が設置されます。
本日は夕方からその準備が行われました。
LAN配線は情報システム課の協力を得て・・・
少しあいたこの空間に、チームの机を並べます。
もうすぐ満開
庁舎の前のサクラ並木
用水にかかるサクラの花(市内の豊田用水で)
引越し作業
★今、2校の引越し作業が続いています。
三沢台小学校の引越し作業(七生緑小学校の開校に向けて)と平山小学校の新校舎への引越し作業です。
教育委員会の職員も日中は応援にかけつけ、当該校の教職員や業者の方のお手伝いをしています。
夕方、庁舎に戻ってきてからは、明日の引越し準備や通常業務・・・
午後11時前の庶務課にて・・・
校務支援システムの運用を支える教務主任
4月から、校務支援システムをうまく活用して校務の情報化を進めるために、教務主幹の先生が中心になり、自主的に勉強会を開きました。
主として成績管理機能の使い方、通知表や指導要録の作成についてです。
メディアコーディネータも参加させていただきました。
講師は平山中学校の教務主幹。市内の他の学校の教務主幹も集まりました。
「とにかくやっていきましょう。・・・うまくいかないことが必ず起こります。でもそれを乗り越えなければ進まなのです。
1学期は教務主任が覚悟してリードしていかなければいけません。・・・」
校長先生も参加してアドバイスをくださいました。
平山中学校の通知表を見本に・・・
理科の授業を楽しむために
市役所前のサクラ並木は、花が一斉に開きました。
平成20年度 実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究に日野市が採択されましたので、
本日、科学技術振興機構理数学習支援部学習支援ネットワーク課の方がお見えになりました。
事業背景、共同研究の実施に関する概略、理科ねっとわーくデジタル教材の配布等について説明を受けました。
日野市のICT環境を生かして先端的なデジタル教材を活用することにより、子ども達も先生もわくわくするような楽しい理科の授業が期待できます。
連携大学である信州大学の教授にもテレビ会議で打合せに参加していただきました。
小学校卒業式
市内18校の小学校で卒業証書授与式が挙行されました。
6年間で心も体も大きく成長したひのっ子達が、小学校を卒業しました。
↑日野第一小学校は開校135周年。 日野第四小、潤徳小と共に、市内で一番伝統のある学校です。
市役所前のサクラ並木は、ちらほらと咲き始めましたが、大部分は開花寸前の状態です。
卒園式
冷たく降り続く雨に耐えながら咲いています。
今日は、5つの市立幼稚園で修了証書授与式が行われました。
園長先生から修了証書をいただいた後は、
幼稚園で学んだこと、がんばったこと、楽しかったことなど、たくさんの思い出がスライドショーで映し出されました。
第三幼稚園にて・・・
第七幼稚園にて・・・
平山小学校新校舎の校内LAN整備
新校舎は、オープンスペース、バリアフリー化など、あらゆる面で新しい学校のつくりになっています。
先週は、光ファイバーケーブルを新校舎に引き込み、校内LAN整備を行いました。
メディアセンターは、壁一枚を隔てて図書室とコンピュータルームが隣り合わせになっています。コンピュータルームのLAN配線は完了しました。
児童の学習成果をアルバムに
百草台小の5年生がスタディノートを活用して蓄積した2年間の学習成果を、クラス全員のアルバムとしてCDにまとめました。
担任の山田先生から、「今までの活動を残し、みんなの財産にしたい。」という相談を受けて、
メディアコーディネータがお手伝いさせていただきました。
スタディノートには、作成したノートを簡単にWebページ化できる機能があります。
今回はこの機能を使い、子どもたちが家でも見えるようにCDにまとめました。
目次をクリックすると、それぞれの学習のデータベースが出てきます。
三沢台小学校と交流学習「お気に入りの場所」。
マップ上をクリックすると、それぞれの場所 の紹介ノートが開きます。
◆担任の先生の感想
「スタディノートは、昨年度、4年生の時から使い始めました。
最初はひとつのノートを作成するのにずいぶん時間をかけていましたが、今では1時間もかけずに作れるようになりました。
用意した写真を共有フォルダに入れておくだけで、自分で写真を選んで貼り付けるなど、本当に楽しんで主体的に学習に取り組んでいました。
ノートができあがると大きな達成感を感じたようです。
スタディノートを使う良さの一つに、発信して交流できるということがあります。
作ったノートを三沢台小に発信し、良い交流ができたことは大きな成果でした。」
学校裏サイト
平成20年第1回定例会の一般会計予算特別委員会最終日。
学校裏サイト等についての質問を受けました。
インターネットや携帯電話などは、うまく使えば有効なツールです。
しかし、子ども達がそれに振り回され、正しく理解して使っていないため、人に迷惑をかけたり、傷つけたり、ネガティブな方向にいっているという現実もあります。学校裏サイトはその一つで、社会問題となっています。
このような社会背景の中、日野市が推進しているICT活用教育の目的には大きく3つの柱があります。
1つは授業での活用(授業改善)、
2つ目に校務での活用(校務の情報化)、
そして3つ目に児童・生徒に情報活用能力を育成することです。
この3つ目が、今の問題に大いに関係しています。
日野市では情報安全教育として進めていますが、次の3点を重視して指導しています。
まず、情報を正しく活用することです。
次に情報を科学的に理解することです。インターネットの世界について理解することも含まれます。インターネットには思わぬ落とし穴や危険も潜んでいることも知らせます。裏サイトに書き込んでいた子どもが、その仕組みを全く知らず、「自分の書き込みが全世界に公開されているとは知らなかった・・・」と自分の発信した情報が思わぬ方向へいき、取り返しのつかない状況になったことに驚いたという事例もあります。
最後に、情報社会に参画する態度を育てるということです。ルールやマナーを守ること。自分がやられていやなことはやらないというのはICT活用の場面でも同じことです。思いやりをもったコミュニケーションを図ること、これらはICTに限らず、人として当然のことです。
これらのことを指導していくための教材も学年の発達段階に合わせて整えました。市内全校のすべての学級で使えるようになっています。
また、その他にも授業で使える優良なサイトを推進室のWebサイトで紹介したり、ICT活用NEWSで学校裏サイトの特集を組んだりしてきました。
一方、教員研修として、10月には生活指導主任とICT活用推進委員の先生方を対象にし「ネット上のトラブルの実態とその対策」というテーマで、インターネット協会の専門家による指導をいただく機会を設けました。参加者から、学校裏サイトの実態に驚きの声も聞かれました。
各学校では情報安全教育の年間指導計画を立て、このような指導を計画的に進めています。
保護者の方が集まる公開授業やセーフティ教室に実施している学校もあります。来年度は道徳地区公開講座を、このテーマで実施する計画を立てている学校もあります。
この問題はどうしても家庭との連携が欠かせません。そこで、家庭教育学級と連携して、ネット上の危険から子ども達を守るための研修会を開きました。また、11月の末には市民ホールで著名な講師の方をお呼びして、「学校と家庭とで取組むメディアとのつきあい方学習」というテーマの講演会も開きました。
なお、先日、文部科学省からも小学校6年生の子ども達とその保護者を対象とした「ちょっと待って、ケータイ」というリーフレットが配られたところです。
今後も、家庭との連携を図りながらこの問題に取組んでいきたいと考えています。
小学校1年生も楽しんで使っています
学年末の学習のまとめに、ICTが活躍しています。
日野第三小学校第1学年国語「思い出いっぱい」 ICT活用指導力C-3
1年生の児童が入学してから今日までに書きためてきた作文や観察文などを文集にまとめました。
その中表紙をスタディノートで作成しました。
メディアコーディネータも授業のお手伝いをさせていただきました。児童は、できあがった表紙を友達と見せ合って大喜びでした。
◇担任の先生の感想
「最初は、1年生の子どもたちがちゃんとクリックしたり、文字を打ったりできるか操作面で心配していましたが、
子どもたちの慣れは驚くほど早いものです。
どの子もみんな、楽しそうに表紙作りをしていました。
写真を挿入したり自由に絵を描いたりして、一人一人の自由な発想が生かされ、個性的な表紙が完成しました。」
中学校卒業式
スモモの花が咲きました。(中央公園)
アンズの花が咲き始めました。(中央公園)
花曇りの中、市内8校の中学校で卒業証書授与式が挙行されました。
15歳のひのっ子達が、義務教育を終え、それぞれの進路へと巣立っていきました。
輝かしい未来が待っていることを祈っています。
日野第一中学校と七生中学校。ともに60周年記念式典を終え、61回目の卒業式でした。日野第一中学校は今は仮校舎ですが、一年後は新校舎になります。
単なる発表会ではなく・・・
第6学年国語科「卒業論文」ICT活用指導力C-1・2・3
自分の考えを友達にわかりやすく表現したり伝えたりすることに重点を置き、相互に内容を深めていく学習展開です。
2月1日の研究発表会でこの学習単元の中間部分が公開されましたが、先日、フィナーレである卒業論文発表会が終了しました。
学習の流れは以下の通りです。
(1)各自が卒業論文の構成(項目)を考えました。児童が6年間の思い出を振り返ったり、興味をもったことを追究したりしながら
論文を作成します。
(2)計画にそって、項目ごとにスタディノートでまとめました。
(3)卒業論文の構成の再吟味です。スタディノートのマップ機能で、各項目のノートを整理し、構造化しました。
(4)マップを見合いながら、どのように構成を工夫(修正)したら、考えがより伝わるか、意見を出し合いました。
→先月の研究発表会での公開授業がこの部分でした。
(5)その後、マップを修正し、論文を直しました。試行錯誤を繰り返しました。
(6)完成したマップを見せながら卒業論文の発表会を行いました。
◆この実践では次のような成果が見られました。
◇論文の作成過程で
・従来の紙では伝えにくいことも、画像等により視覚的に伝える工夫をすることができた。
・従来の紙では自分の考えを修正して直すことが困難だったが、何度も修正してよりよいものにできた。
・作成の途中段階で、今まではほとんどなかった意見交換の回数が増え、友達のアドバイスを取り入れることができた。
◇論文の発表段階で
・発表内容の項目をマップ上に整理して示し、見通しをもって発表することができた。(聞き手もわかりやすい)
・データベースの作品は何度もじっくり見てもらうことができる。
(この後の感想交換も容易にでき、さらに内容を深めることも可能)
◆この学習を通して、子ども達の目的意識・相手意識がより高まり、子ども達相互のかかわりあいも深まりました。
最後の発表会では、どの子も堂々と自信にあふれたプレゼンテーションを行うことができました。
国語科の授業において、発表会を行う機会はたくさんあります。
調べてまとめて発表して終わり・・・
友達が何を学んだのかという内容面での感想よりも、声の大きさがどうだったかという技法的な面での感想に終始する・・・
これらは、従来の発表会でよくあった光景です。
1月に出された中教審の答申では、国語科の改善の具体的事項の一つとして、次のことがあげられています。
「日常生活で実際に活用する記録、報告、要約、説明、感想などの言語活動を行う能力を確実に身に付けることができるよう継続的に指導する。
また、課題に応じて基礎的・基本的な知識・技能を活用し、相互に思考を深めたりまとめたりしながら解決していく能力の育成を重視する。」
本実践は、ICTを活用して「相互に思考を深めたりまとめたりしながら解決していく能力の育成」が図られた実践でした。
Google Earthで宇宙の瞬間移動体験
今、国際宇宙ステーション(ISS)では、土井宇宙飛行士による「きぼう」日本実験棟での作業が続いています・・・
日野市の学校でも、授業で地球の外に出る「宇宙の瞬間移動体験」が行われています。
以下、日野第三中学校 中野教諭の、Goole Earthを使った社会科の授業実践です。
第2学年社会科「沖縄の人々と文化」ICT活用指導力B-1・2
「沖縄のイメージを紙に書いてみましょう。」 | まず宇宙から地球に向かいます。宇宙の瞬間移動体験! |
どんどん日本列島に近づいて・・・ | ついに日野第三中学校に到着。 |
「今日は授業で沖縄に連れて行ってあげるよ!では出発!」 | いったん地球の外に出て・・・ |
今度は沖縄に向かいます。 | 沖縄到着! |
沖縄の映像やパンフレットで沖縄の文化等を学び、最後は黒板でまとめます。 |
★授業者の感想
「遠くの地域にまで簡単に移動体験ができ、生徒の意欲を高めるのに効果があります。
コンピュータ上で、鮮明に、 かつ身近に地球(世界)を知ることもできるのは大変便利です。
今までは、資料集などを使っても全員が見ていない場合もありましたが、
このように、プロジェクタで提示することによって生徒全員が顔を上げ、集中して画面を見るようになりました。
生徒も自分自身も楽しんで授業を行っています!」
メディアコーディネータのミーティング
はやいもので今年度もあと2週間・・・。
予約サイトを通して、学期の終わりまでメディアコーディネータの派遣要請が続きます。
毎朝のミーティング以外に、一日のうちで推進室に全員揃う時間があれば、随時勉強会を行い、
それぞれの学校・先生方のニーズに応えられるように、がんばっています。
一雨ごとのあたたかさ
昨夜降った雨はすっかりあがり、今朝からあたたかな一日です。最高気温は19℃とのこと。
★市役所前の桜並木・・・このあたたかさで急に蕾が膨らんできました。
うっすらと天空に上弦の月が見えます。
このサクラの蕾をじっと眺めていると、たまたま歩いていた議員さんが声をかけてくださいました。
「Webにのせるんですか?春めいてきましたね。
家の窓から見える多摩丘陵の木々も、このところなんとなく色が変わってきて、やわらかい色になってきましたよ。」
★中央公園の蕾・・・ウメの次に咲く花は?
シダレウメの花は満開です。そこにお客様が・・・生命の躍動感を感じる季節の到来です。
ミツバチがやってきました。
花の中にもぐりこんで懸命に蜜を集めています。
スモモの蕾です。
アンズの蕾です。
優れた実践を広めること
★日野市は環境にやさしいまち。
日野市環境マネジメントシステム(ISO14001)に取り組んでいます。
学校は、ひのっ子エコアクションに取り組んでいます。
そのひのっ子エコアクションの取組の成果が、先日関係者の間で発表されました。
この内容を、本日午前中に開催された副校長会の冒頭で、もう一度、プレゼンテーンションしていただきました。
★日野第七小学校4年の木村学級では、社会科の学習「健康なくらし ごみのゆくえ」の学習後、発展学習として総合的な学習の時間で、
「エコ大使になろう!」というテーマに取り組みました。
そこで子どもたちは、社会科で調べたことをもとにしてニュース番組やCMなどの制作を行い、下級生や保護者に向けたプレゼンテーションを行ってきました。ICTはごく自然に活用されています。 ICT活用指導力C-1・2・3
先月は、市役所で開かれたごみシンポジウムでもプレゼンテーションを行いました。今後は自治会でも依頼されているそうです。
これらの活動を通して、子どもたちは「エコ」について意識が高まり、日常の生活においてもそれが生かされているということです。
給食は全く食べ残しがなく、クラスで使う紙は、裏紙の使用が徹底されており、先生より、むしろ子どもたちの方がエコについて厳しくなったということです。
学習を生活に生かす力がついたということは素晴らしいことだと思います。
また、いろいろな方にエコの大切さを伝えるという学習活動を通して、子どもたち自身のプレゼン能力が高まったことも大きな成果だと感じました。
本日は、実践者である先生に、優れた取組を約10分間で語っていただきました。
子どもたちが活動している場面の映像や、子どもたちの成果を見せながらの発表でした。
発表してくださった先生のプレゼン能力の高さには関心させられました。
★市内には、多くの、子どもたちの優れた学習成果、そして教師の優れた実践があります。
これらを紹介する機会をどんどん設けていきたいと実感しました。
がんばっている子どもたち、そして先生たちを応援したいと思います。
保護者の方の声
★日野市立小・中学校PTA協議会の調査広報委員会の方が、本日発行の広報紙「かがやき」 第84号を届けてくださいました。
★今回は、ICT活用教育の特集を2ページにわたって組んでくださいました。
「調査を終えて」(編集後記)の欄には、次のように書かれています。
「わかる授業」、「魅力ある授業」は、先生の意欲や工夫から生みだされるものだと思います。「道具」であるICTの活用は、子どもたちが授業に意欲をもって取り組んだり、友だちとのコミュニケーションを通じて自分の課題を見つけたり、思考を広げるための有用な道具になりうると感じました。
ICTの活用は、新しい取り組みであるために、授業を参観した委員の感想には、効果的に利用されていない場面があるとの指摘もありました。どの場面でICTを利用するのがいいのか(あるいは、しないほうがいいのか)の検討など、現状では現場に戸惑いがあるかもしれませんが、先生方の工夫によって創造された魅力ある授業の実践例が、市内の小・中学校で共有され、発信されていくことを期待したいと思います。
★保護者の期待に答え、最終的には、「わかりやすくて楽しい。」「自分の力がついてきたのがわかる。」という感想が返ってくるように、
子どもたちの声に耳を傾けていきたいと思います。
三鷹市からのお客様
三鷹市は、ICTの先進地区です。
e-japan計画が出されて以来、国の指定を受けて、最先端の研究に取り組んできました。
先月も3年間の文部科学省委託である「地上デジタルテレビ放送活用事業」の研究発表会が開かれました。
2月5日に、三鷹市立第一小学校の研究発表会で、各教室に配備されていたデジタルテレビ。
研究発表会後にこのテレビはまもなく総務省に返却となったそうですが、今後、市の予算で購入を検討しているということでした。
先進的な研究に取り組んできた地区ならではの悩みも大きいようです。
委託研究で貸与されたICT機器の返却、過去に実験的に大量に配備されたICT機器のメンテナンス等・・・。
そこで、来年度から新たに市の予算でICT環境の整備を計画されています。
来年度は全教員に一人一台のコンピュータを配備するそうです。
今日は、2年間で基盤整備を終えた日野市の取組をぜひ参考にしたいということでお見えになりました。
お聞きになった点は次の3点です。
・全教員にコンピュータを配るだけではなく、活用されるために行った工夫。
・市内すべての学校のWebサイト更新率が高い秘訣。
・人的なサポート体制(メディアコーディネータ制度)について。
3月議会一般質問(1)
平成20年第1回定例会が28日まで開催されています。
本日で一般質問が終わりました。
ICT活用教育に関連する議会答弁は次の通りです。(その1)
◆青少年が巻き込まれないための教育と取り組みについて
(知的護身術の取り組みについて)
ご質問の知的護身術についてですが、市内の全小・中学校では、教育課程に位置づけて、「セーフティ教室」や学級指導の時間に行っています。
学級指導では、犯罪から自分の身を守ることを学ぶために、「いかのおすし」という合言葉を決め、例えば、「いかない、のらない、おおごえで、すぐにげる、しらせる」などの指導を行っています。また、実際に危険な場に遭遇したときの対処方法について、ロールプレイングや疑似体験を行ったり、地域で事件・事故の発生しやすい場所を確認したりする学習を行っています。子どもたちは、これらの学習を通して、自分の身を守ることを学び、危険回避能力を身につけています。
一方、セーフティ教室では、家庭、学校、地域社会の連携によって非行・犯罪を防止することをねらいに開催しているところですが、最近は、ネット上の犯罪から身を守ることについて取り上げる学校が多くなりました。それは、近年、子どもたちがインターネットを介した犯罪被害等に巻き込まれるという社会的な問題が増えており、ネット上でも「自分の身は自分で守ること」が必要になっているからです。そこで本市では、「ネット上のトラブルの実態と対策」というテーマで教員研修を行い、授業で活用できるコンテンツも整えました。
なお、この問題は学校だけでは限界があります。ネット上の危険から子どもたちを守るには、家庭と連携してこそ成果があがります。保護者の方たちにもインターネットの世界について正しい知識と対策を知っていただくために、家庭教育学級や市P協と連携し、「インターネットの正しい活用方法について」というテーマで家庭教育学級研修会を開いたり、「メディアとの付き合い方学習」というテーマで講演会を開催したりもいたしました。
今後とも、各学校において、保護者会などでこれらのことを話題にしながら、学校と家庭の連携のもとに、子どもたちの健全育成の充実が図れるように、働きかけていきたいと考えています。
3月議会一般質問(2)
平成20年第1回定例会が28日まで開催されています。
本日で一般質問が終わりました。
ICT活用教育に関連する議会答弁は次の通りです。(その2)
◆日野市が推進してきたICT活用教育の成果について
1-1 全ての教員がICTを活用して指導できるという目標の達成状況
(1)平成17年度の状況について
平成17年度末、日野市がICT活用教育を推進する直前の年の状況についてお答えします。まず、ICT環境面ですが、校内LAN整備率については、全国の平均整備率が50.6%に対して、東京都の平均整備率は20.5%でした。この時点では日野市は校内LANの整備はしていませんでした。
次に教員がコンピュータを操作できる割合ですが、全国平均が96.9%、東京都が93.3%に対して、日野市では、中学校が91.1%、小学校が96.5%でした。続いて教員がコンピュータ等を活用して指導できる割合ですが、全国平均が76.8%、東京都が65.1%に対して、日野市では、中学校が60.9%、小学校が84.8%でした。
(2)昨年度と今年度の達成状況について
まず、ICT環境整備面です。日野市のICT活用教育元年である昨年度は、小学校の校内LANの整備を完了しました。あわせて、教室での授業用コンピュータを配備し、プロジェクターなどのICT機器も整備しました。さらに、全教職員にも一人1台のコンピュータを配備し、校務支援システムを導入しました。この、教職員用コンピュータの整備は、「IT新改革戦略」で平成22年、(2010年)までに達成すべき目標とされています。続いて今年度は、中学校の校内LAN等のICT環境を整備しました。
これらのICT環境整備に合わせて、教員のICT活用指導力の向上にも力を入れました。昨年度は、8月末に「コンピュータを操作できる教員が100%」を達成し、3月には「コンピュータを使って教科指導ができる小学校教員100%」を達成しました。そして今年度は、先月、ついに「コンピュータを使って教科指導ができる小学校教員・中学校教員ともに100%」を達成しました。
1-2 教員が実感しているICT活用授業の効果とは
配備されたICT環境を生かして、まずは使ってみようということでスタートしました。教科書や資料を大きく写すことだけでも授業は大きく変わります。ある中学校の授業アンケートからは、生徒が「授業の内容がイメージしやすくなった。」「授業が理解しやすくなった。」と答える生徒が大幅に増えたという結果が出ています。
教員も、子どもたちの集中力の高まりを感じており、子どもたちの顔を見ながら授業を進めることの効果を実感しています。ICT機器に対しての不安や負担感を感じていた教員も、実際に授業で使ってみることで、「子どもの反応が予想以上にいいのでさらにこうしてみたい。」「もっとこういう使い方はできないか。」という新たな課題をもって挑戦を始めています。
最近では,子どもたち自身が自分のノートをスクリーンに提示しながら説明したり、調べてまとめたノートを見せて意見を出し合ったり,さらによりよい内容や表現に修正したりするなど、コミュニケーションのある創造的な授業が増えてきました。従来に比べてより視覚的にわかりやすくコミュニケーションのある授業へと変わってきています。
1-3 ICTは学力向上にどのような関係?
(1)国が示したデータはあるか?
一年前の平成18年3月、文部科学省の委託で、独立行政法人メディア教育開発センターが、ICTを活用した授業による効果について研究を行い、その結果が報告されています。この調査で、小学校、中学校、高等学校の総数344件の実証授業の評価から、ICTを活用した多くの授業では児童生徒の学力が向上することが示されました。
具体的には、ICTを活用した授業を実施した教員の総合評価の結果、98%の教員がICT活用による効果が高いと評価していることを示し、そのうちたいへん高いと評価した教員は全体の62%だったということです。
また、ICTを活用した授業と活用しない授業に関して、児童生徒の意識を分析した結果、学習に対する積極性、学習に関する意欲、学習の達成感が、後者と比較して前者の方が確実に高い効果となっています。
(2)日野市として子ども達につけさせたい力は?
さきほど述べた研究結果から、ICTが教える道具として効果があることは実証されています。したがって、日野市教育委員会としましては、今後も、学力向上のためにICTを活用したわかりやすい授業を定着させていくことに加えて、さらにICTを子どもたちが学ぶ道具として活用していくことも推進していきたいと考えています。実際、子どもたちが考えたことをまとめたり、整理したりする道具として活用したり、友達と学習成果を見せ合いながら意見交換を行うなど、手段として活用したり、学習過程を記録したり蓄積したりする道具として活用したりすることで、表現力、思考力、コミュニケーション能力、自己を見つめる力を高める実践も生まれています。
2 日本一のICT活用教育について
2-1 日野市が全国的に注目されていることは
(1)全国から注目されている手立ては?
全国の議員の方や教育委員会の方が視察に見えています。その方々が共通して評価することは、?ICT活用教育を推進する部署が設置されていること、?短期間で着々と計画的に進め、すべての先生を底上げするという目標を達成していることです。さらに、この日野市の推進方法は、どこの自治体にとっても参考になるということです。
昨年12月には、文部科学省の「学校のICTのサポート体制の在り方に関する検討会」で、日野市の取組状況の報告を求められました。特にこの時に評価されたことは次の3点です。
1つ目は、ICT活用教育を推進する戦略本部とも言える委員会組織があり、専門家の助言が得られていること、そしてその組織には、教育委員会だけではなく、市長部局の職員も加わっており、市全体で学校をサポートする体制になっていることです。
2つ目に、ICTを活用した授業支援を行うメディアコーディネータ制度があることです。
3つ目に、実際にICT活用教育を実施するにあたっては、各学校の校長がリーダシップを発揮しており、そのための管理職研修があることです。
また、今年1月には、同じく文部科学省の「学校現場の負担軽減プロジェクトチーム」で、校務の効率化に向けた取組について発表を求められました。ここでは、校務のスタイルを変えるという新しい試みには、導入時期に一時的に仕事量が増えてしまうという現実もありますが、その時期を越えれば校務は確実に効率化されることを市内の教員が実感している、ということを伝えました。実際に、通知表の作成に、一学年3時間かかっていたものが、日々の蓄積の効果により10分で済むようになったという話を聞いています。校務の効率化により時間に余裕ができて、若干わずらわしい事務処理等から開放され、その分、本来の仕事である児童・生徒と向き合ったり、授業に専念したりすることができたということです。このように、日野市は、全国の教育委員会や文部科学省から注目され始めています。
(2)メディアコーディネータはどんな支援をしているか
お尋ねのメディアコーディネータについてです。ICT活用教育推進室にはメディアコーディネータ4人を配置しており、教員がICTを活用した指導を行う際の支援を行っています。技術面での支援よりも、むしろ教育に軸足を置き,教員に寄り添って,ICTを活用した授業の設計・実施を支援したり研修会を実施したりするところに特徴があります。
今年度の学校支援の内容で上位を占めるものとしては、3月5日現在、のべ885回学校支援を行っていますが、その中で上位を占めるものは、1位 授業展開案の作成、2位 授業中の指導支援、3位 研修・研究等の支援となっております。
2-2 市長の所信表明「日本一のICT活用教育」について
ICTを活用した授業を受けた子どもたちの感想として「授業が楽しくてわかりやすい」「よく理解できた」という声が聞かれるようになり、手ごたえを感じています。また、NHKの特集番組で取材を受けた教員が、校務が効率化されている便利さを語っています。最近では各学校のWebサイトから発信される情報に対して、保護者の方から期待の声も聞かれたりするようになりました。
今後もサポート体制等を継続しながら、授業改善、校務の効率化、学校Webサイトによる見える学校づくりに向けて、努力していきたいと思います。
3 今後の日野市のICT活用教育について
3-1 新学習指導要領の「教師が子ども達と向き合う時間の確保・・・」はICTを活用することにより可能か
学習指導要領の改善について、中教審の答申には、議員のおっしゃるとおりの記述があり、ICTが学習指導要領の理念の実現にかかわっていることが示されています。このことは、まさにICT環境を整えた日野市が目標としていることでもあります。「授業でより効果的に活用していくこと」、また、「校務支援システムを活用して校務の効率化を図ること」、これらを実現するため、教員のICT活用指導力のさらなる向上を図っていきたいと考えています。
3-2 今後の日野市のICT活用教育
教員がかえって楽になり質が低下するのではないか、ICT活用を強制するのかという一部の声について
ICTを活用した授業は、強制するものではありません。毎時間の授業で必ずICTを使わなくてはいけないということではありません。活用することによって効果のある場面でのみ使うべきと考えています。ただし、ICTを使った方がいい教科、使わない方がいい教科、また使った方がいい教員、使わない方がいい教員がいるわけではありません。どの教科でも、どの教員であっても、どの場面でどのように使うのかによって効果が決まってくると考えています。日野市の教員は、全員、授業でICTという道具を使えるという第一歩を踏み出しました。これから、どのような場面でどのように使っていくかを考えていく段階です。
ICTはあくまでも道具ですが、確実に教育を変える力をもっています。日野市はようやくICT活用の基盤整備が整いました。今後は、時間をかけて市内の一人一人の教員の授業デザイン力を高め、ICTを効果的に活用していく段階です。そして、最終的には、共有している教材も質の高いものになり、授業の質も高まっていくことが期待されます。教育委員会では、教員の指導力を高める研修と、よりよい授業を行うサポート体制であるメディアコーディネータ制度を充実させていきたいと考えています。
3-3 ICTを活用した不登校児童・生徒対応
今月より、学校に通うことのできない児童・生徒にむけて、家庭で学習ができる機会を設け、基礎学力を身に付けるよう、「e-Learning」を始めました。まだ試行段階ですので、ICT活用教育推進室が大学の専門家の助言を受けながら実施しています。
この「e-Learning」の対象者は、コンピュータがありインターネット環境が整っているご家庭であることが条件です。学校から希望するご家庭の児童・生徒の紹介を受け、現在、中学生1名、小学生1名が実施しています。今後も随時受け付けていきます。
これを入り口として、在宅の学習から教育センターの「わかば教室」への通室を促し、ひいては学校復帰と社会的自立へと誘っていく構想を練っております。
宮崎県からのお客様
短期間でICT活用教育の成果を上げた日野市の先進的な取組を知りたいということでの訪問です。
宮崎県内には、平成13年度中に校内LANの整備を完備させた宮崎市のような先進地域と、まだまだこれからの地域とがあり、
なんとか県全体の底上げをしたいと考えているとのことでした。
推進室で日野市の取組を聞いていただきました。情報システム課の職員も同席です。
ICT環境面の整備と人的なサポート面の両輪で学校を支えていることを説明しました。
お話を聴いていただいて、次のような感想をいただきました。
「ICT活用教育を推進する部署があること、また、市長の理解のもとで、関係部署が連携していることの意義は大きいと感じました。
学校を助ける人間がいて、みんなで共通理解し、その情報を共有しているからこそ、うまくいっているのだと思います。」
★実際に学校現場をご覧になりたいということでしたので、モデル校の平山中学校に案内しました。
最初に校長先生・副校長先生・主幹による校務支援システムの説明を聞いていただきました。
グループウェア機能、時数週案機能、ひのっ子宝箱、成績管理機能等、具体的な機能も見ていただきました。
「校務支援システムが導入されたことにより、生徒と向き合う時間が増えたのでしょうか。」
初めて校務支援システムをご覧になった方がよく尋ねられる素朴な質問です。
平山中学校の答えはこうでした。
「初期導入の段階では覚えることなどが多くて大変です。
でも、その便利さは、異動により日野市から離れた教員が一番実感するでしょう。
最終的には生徒と向き合う時間を増やし、教育の質をあげることがねらいです。
成績などもこのシステムにより、どうやってその評価が出されたのか、その過程の全てが明らかになるのです。説明責任も高まります。」
★その後、日野市に導入されたICT機器を活用した授業のイメージを紹介しました。
理科室・・・行富主幹によるWeb上のコンテンツを活用した理科の模擬授業です。
校長室・・・正留校長先生による書画カメラ、eー黒板、デジタル教科書の活用実演です。
★学校を訪問されたお二人の感想です。
「校長先生・副校長先生のリーダーシップとバイタリティのある教務主幹の勢いと行動力に感動しました。
日野市の元気が、ICT活用教育の原動力と感じました。」
言葉調べ(日野第二中学校の国語の実践)
先週行われた日野第二中学校の国語科の実践です。
第1学年国語「言葉調べ」 ICT活用指導力C-3
生徒が流行語や話し言葉などから気になった言葉を選択し、インターネットや図書室の本で調べてスタディノートにまとめ、発表する学習です。
それぞれがまとめたノートをデータベースのマップ上に整理・分類して掲載し、授業で発表し合いました。
◇マップ上に整理・分類して掲載したノートの一覧
◇生徒のまとめたノートの一例
◇授業を終えた生徒の感想
「もともと回文に興味があり、今回の授業を通して、友達の発表からもいろいろな回文が知れてよかった。」
「とてもためになる学習だった。ことわざとは、昔の人が長い年月をかけて学んできた知恵を言葉にしたものだということが改めてわかった。
迷ったときなどは、ことわざを思い出して前向きに物事を考えていきたい。」
★従来は、口頭での発表や、紙に書いて見せながらの発表が多く、どうも一方的な発表形態になりがちでした。
今回は、授業計画を立てる段階からメディアコーディネータがお手伝いさせてもらい、スタディノートを使った授業実践を行っていただきました。
この方法は大変効果があったと、授業者の先生は次の様に語って下さいました。
「コンピュータにより、画像や絵をつけられるので、自分の考えがより分りやすく表現できるし、生徒の個性がでました。
作成したノートも共有し、友達のノートを簡単に見合うことができたので、お互いに学び合う学習になりました。
発表もそれぞれインパクトがあって、生徒達はとても楽しんで勉強できたようです。
コンピュータは道具です。自分の頭と心をつかうことでいい作品ができあがります。
生徒達には、道具を使いこなせるようになってもらいたいと思います。」
★授業者の先生は同じ授業を場所を変えて実践されました。どちらも利点があります。
今後はねらいに応じていろいろ工夫してみたいということでした。
コンピュータ室での授業・・・
相互評価もコンピュータ上で行えます。大きなスクリーンに映し出されたノートは圧巻です。
教室での授業・・・
発表者と聞き手が近いので、一体感があります。集中力が増します。
春が来ました
日野は春です。
今日は、朝はー1℃の冷え込みでしたが、柔らかな太陽の日差しが昼間の気温を13℃まで上げました。
明日はさらに暖かくなるということです。
★市内では随所でウメの花が満開になっています。
★市役所前の中央公園も、ウメが見事です。
★たった一日で、シダレウメの蕾がほころび始めました。
今日の太陽を待っていたかのようです。
昨日の蕾
今日の蕾
今日から来週の初めにかけて、市内の都立高校3校(南平高校、日野台高校、日野高校)の卒業式が行われます。
旭が丘小PTA新聞コンクールコンクール入賞
第57回(平成19年度)全国小・中学校・PTA新聞コンクールで、旭が丘小学校が「奨励賞」をいただきました。
新聞のタイトルは、「旭木ッズ」です。
学校に賞状が届いたということで、さっそく見せていただきました。
これを出したきっかけは、旭が丘小学校が誇る1ヘクタールものすばらしい雑木林です。
保護者、地域の方の、「子ども達の目線で見て観察した雑木林の木々を多くの方に伝えたい。」
という思いが、受賞につながりました。
届いたばかりの賞状を見せてくださった中島校長先生
効果は子どもたちの声から
市P協(日野市立小中学校PTA協議会)の役員の方々が推進室にお見えになりました。
定期的に発行している広報紙の3月号に、ICT活用教育の特集記事を組んでくださるということで、
最終原稿の確認に来られました。
タイトルは「ICT活用教育ってなに?~変化していく教育現場を考える~」となっています。
役員の方々は、モデル校3校の研究発表会に取材をかねて参会してくださいました。
今日はその時の感想もお聞きすることができました。
お話をお聞きしながら、改めて、ICTを活用した授業の効果として、
授業を受けた子どもたちから、「楽しい」「よくわかる」という声が聞かれるようにしていかなければならないと感じました。
今年度最後の校長会
今年度最後の校長会がありました。
★推進室からは、次のことを連絡しました。
・今年度の成果について
・来年度の校務支援システムの運用について
・学年末におけるセキュリティ対策について
・見える学校づくりについて(CMSの運用)等
★多忙教師サポート事業
教育委員会が来年度の新規事業として打ち出した「多忙教師サポート事業(市独自の非常勤教員配置・・仮称・ひのっ子非常勤教員)」
についても話題になりました。
これまでも、多忙な教員への対応として、昨年度より教員に一人一台のコンピュータを配置し、校務支援システムを導入して、
校務の効率化を図っているところですが、今回、より一層学校及び多忙な教員の支援に向けて、人的な配置を行うものです。
これにより、
・担任に時間的余裕がつくりだせ、精神的負担が緩和される
・生み出された時間で、一人ひとりの子どもに向き合う時間が増える
・よりよい授業を行っていくための準備時間が確保される
・教員同士が話し合ったり、学びあったりする時間が生まれる
・保護者の相談にかかわる時間がもてる
という効果が期待されます。
★多忙参事
今、教育委員会の中で一番多忙なのは指導担当参事です。
教員人事関係、議会関係、指導関係・・・その仕事量は並大抵ではありません。
席に戻るとすぐに連絡や報告を待つ職員に囲まれます。
超多忙でも笑顔を絶やさない田口参事
セキュリティは整理整頓から
委員の先生方に自校の現状を振り返りながら、演習形式で対策を考えてもらいました。
講師は、セキュリティ会社の専門家である青木さんです。
講師の青木さんは、大変熱心な方です。
日野市の学校のがんばりをぜひ見たいと、1月のICTモデル校の研究発表会にも参会してくださいました。
また、1時間の講義のために、昨日教育センターにいらして講義の準備をされました。
メディアコーディネータのレクチャーで、なんとICT機器(書画カメラやe-黒板)の操作を完全にマスターし、
本日の講義ではフルに活用されました。
「書画カメラは、整理整頓にとっても役立つということを発見しました。
スキャナモードを使って、見れればいい、という資料はデータで保存しましょう。
置けばすぐに保存できます。スキャナだと時間がかかるけど、これならよいですね。」
「これだけICTに力をかけている自治体さんはほかにないと思います。これだけやっているからこそ、
ぜひセキュリティにも力を入れ続けててほしいと思います。
ICTのCはコミュニケーションです。これはセキュリティにもかかわることです。
つまり、「何かあったときに迷惑がかかるのは自分だけではない」ということです。」
成果を市内の先生方へ還元
今年度最後のICT活用推進委員会が行われました。
ひのっ子教育21開発委員会の小学校部会・中学校部会の先生方が、1年間かけて研究してきた成果が発表されました。
「10年ほど日野市のコンピュータ利用教育にかかわってきましたが、ここ2、3年におけるICTの条件整備はすばらしいと思います。今後はそれぞれの学校で、整備された機器の日常的な活用の促進をお願いしたいと思います。
今年度のひのっこ開発委員会では、信州大学の東原教授のご指導の下、小学校部会では算数のインタラクティブスタディを活用した授業研究と教材開発を行いました。中学校部会はサイト集を作成しました。各学校で大いに活用してください。」
★中学校部会の発表
Web上より教材として有用なサイトを検索し、「授業で役立つサイト集」の紹介です。
大学で構築していただいたデータベースに300を超えるサイトが登録されています。そのサイトを活用した授業も紹介されました。
「ひのっ子のために本サイトを大いに使ってください!」
★小学校部会の発表
市内全小学校に導入されている「インタラクティブスタディ」を活用した授業の進め方、個に応じた指導方法のノウハウが紹介されました。
同時に、小学校部会の先生方自身が開発された13点の自作教材がおさまったCD-ROMも各校に配布されました。
「私どもが作成した教材は学校でインストールしていただければすぐに使えます!できなければMCさんをよんでください。」
ひのっ子教育21開発委員会最終回
今年度最後のひのっ子教育21開発委員会が行われました。
成果は、明日のICT活用推進委員会で報告されます。
この一年間、委員の先生方は、信州大学の東原教授の指導を受けながら
ICTを活用した授業を充実させるために、
Web上のコンテンツを収集したり、
個別学習用のソフトウエアを活用した授業研究を実施したり、
個別学習用の教材を作成したりしてきました。
推進室のWebサイトには、新たに「情報宝箱」というメニューボタンをつけ、
中学校部会で収集したサイトは「授業で役立つサイト」に、
小学校部会は「インタラクティブスタディQ&A」に掲載しました。
明日はこのことについて紹介があります。
平成20年度 所信表明
平成20年第1回定例会が始まり、今日は、市長の所信表明がありました。
その内容の一部です。
<基本姿勢>
「・・・3年目を迎えたICT活用教育では、魅力ある授業、校務の効率化など、さらに推進してまいります。・・・」
<当面する行政課題への取り組み>
「・・・日本一のICT活用教育を目指し、わかりやすい授業及び校務の効率化など、教育内容のさらなる充実を図ります。・・・」
ふだん着でCO2をへらそう
★「みどりの大地、青い地球をいつまでも ーふだん着でCO2をへらそうー」
これは、日野市の今年のスローガンです。
日野市は、平成11年11月から、「日野市環境マネジメントシステム」を構築し、運用を行なっています。
平成12年12月にISO14001(環境マネジメントシステム)の認証を取得し、平成15年度、平成18年度に認証を更新継続しています。
★庁内で定期的に行われている日野市環境管理委員会の内容は、各部署の報告会で周知されています。
先日29日(金)は、教育部内で、第4回日野市環境管理委員会の報告会が行われました。
出席者は、部課長と担当者です。
部長はエコディレクター、課長と室長はエコマネージャー、それぞれの担当者はエコナビゲーターという役割を担っています。
今日の報告を受けて、エコマネージャーが各課で環境研修を実施することになります。
この会議は、もちろんコンピュータを持ち込んだペーパーレス会議です。
それぞれがネットワーク上の掲示板から入手した文書を、画面で見ながら進めました。
いよいよ来年度から、ISOシステム文書も電子化されることになりました。
その他に、ISO強化月間の取組(3月は、エレベータを使わず3階上まで階段を昇ろう月間)や、環境マネジメントプログラムの進行状況についての報告がありました。
エコディレクターの栗原部長
各課のエコマネージャー、エコナビゲーター
★市内の小・中学校でも、全校、「ひのっ子エコアクション」に取り組み、環境に優しい学校づくりを目指しています。
学校生活を始め、日常生活においての環境負荷・環境問題に触れ、考え、実践し、自然の大切さを知ることで、自らの生活を振り返ることをねらいとしています。