過去の推進室情報 2008年

2008年9月の記事一覧

効果のあるICT活用

平山中学校でICTを活用した授業の校内研究があり、
メディアコーディネータがお邪魔しました。

 第1学年英語
      Let,S Read 1 What Do You Treasure?
◆ICT活用のポイント
 ・授業のポイントを確認する⇒e-黒板活用
 ・ネィティブな発音での音読⇒デジタル教科書 
       (音声、フラッシュカード)
 ・授業の効率化⇒デジタル教科書(本文提示)
     ICT活用指導力Bー3,4
 第1学年国語 「蓬莱の玉の枝」竹取物語から
◆ICT活用のポイント
 ・本文中の歴史的仮名遣いや文語文の説明⇒
        デジタル教科書(本文提示)
 ・資料提示⇒自作教材による
       プレゼンテーション    ICT活用指導力Bー3 

 
 第1学年社会
   「東京都中心部・臨海部の名所を調べよう」
◆ICT活用のポイント
 ・地理学習に興味をもたせる⇒デジタル地図
 ・都内の名所の名前と位置を知らせる⇒
       画面上でチェック、丸付け
       ICT活用指導力Bー1、Cー1
  協議会では、本時のねらいは達成できたか、
ICTの 活用は効果があったか等について
話し合われました。

・・・授業中の機器のトラブルはつきもの。
トラブルに遭遇したときに焦らずどのように対処するか、授業に空白をつくらないようにする臨機応変な対応、そして、トラブルを視野に入れた
事前の授業構想・準備が必要だということが話題になりました。・・・

大坂上中学校教育委員会訪問

大坂上中学校の教育委員会訪問を実施しました。

★本校は昨年度までの2年間にわたって、学区の日野第三小学校、日野第七小学校、東光寺小学校と一緒に、小・中連携教育の実践研究に取り組んできました。昨年11月に研究発表会を実施して以来、全国各地の学校や教育委員会から多くの視察の方が見えています。

★全学級の授業を見せていただきました。
どの教科も、小学校で学んだ内容とのつながりを大切にしています。
ICTを活用した授業もありました。

  
第2学年数学 平行と合同 
小学校で既習した図形の内容を思い
起こさせ、図形の学習への意欲を喚起
させるために、デジタル教材
(教科書準拠のCDーROM)を
活用しています。ICT活用指導力Bー1

 第1学年数学 方程式 
等式の性質や以降を視覚的に
理解させるために、Web上のデジタル教材
(授業者が探したもの)を活用しています。
ICT活用指導力Bー3
  
第2学年理科 骨格と筋肉 
自分自身の手足の動きを、
理科ねっとわーくのデジタル教材
(3D)や、全身骨格模型、自作の腕の
模型を活用しながら考えさせています。
ICT活用指導力Bー3

 第3学年美術  透視図法を使った平面構成
作品へのイメージを高めるために、
デジカメで撮影した昨年度の3年生の
作品を、ほぼ原寸大にプリンターで
印刷して掲示しています。
ICT活用指導力Bー1

  
 特別支援学級 生活単元学習 
3年生が、スライドショーを見せながら、修学旅行の思い出を発表し、
1、2年生の質問に答えています。見事なプレゼンテーションに、
活発な質問のやりとりがありました。
ICT活用指導力Cー3

東原教授へのインタビュー記事

学校の情報化について連載中の「教育ルネッサンス」。
日野市の取材記事から始まり、9回目となった昨日は、東原教授へのインタビュー記事でした。

教育ルネサンス【信州大学教授 東原義訓さんに聞く 〈ICTに偏見根強く〉】
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20080927-OYT8T00256.htm

★以下、記事の引用です。

「ICTは単なる道具に過ぎないのに、使いこなす自信がない不安から、必要以上に敵視する。教育は人間がすべきで機械がやるべきでない。子供同士のつきあいが希薄になり、教師との人間関係も疎遠になるなどとして、コンピューターは役に立たないと極論に走ってしまう。」

もちろん、ICTを導入するだけで学力が向上するという考え方は、早計に過ぎる。子供にとって意味がある使い方と、役に立たない利用法があるからだ。教師にとっても子供にとっても、教え学ぶための道具という視点を忘れてはいけないという。

「指導力がある教員が上手に活用すれば鬼に金棒。子供が自分で問題を解決する上で、コンピューターは重要な武器になる」。ICTを活用した実践を多く見ることが、座学の研修より大事だと訴える。向上心を持つ教員なら、それまで気づいていなくても、授業の発想を主体的に変えるきっかけが得られる場合が多いからだ。

みどりの大地 青い地球をいつまでも

CO2の排出量を減らし、大人やひのっ子たちが暮らす「みどりの大地 青い地球」がいつまでもあり続けるために、日野市では、「ふだん着でCO2をへらそう宣言」事業がスタートしました。

  
 本日の市民大ホールでの「アース」の映画会は、希望者多数で、急遽2回上映に。
 
  
 この模型は、一人が一日の家庭生活で

市内の清流(多摩川、浅川、程久保川、
用水、湧き水)に生息している魚。
  
 毎年恒例の「緑と清流ポスター展」市内の小・中学生の作品です。

さわやかな秋空の下で

今日は小学校13校、中学校1校で運動会(体育祭)が開催されています。
秋空の下でひのっ子たちが大活躍しています。

  
 日野第一小学校で・・・

 仲田小学校で・・・

  
 日野第四小学校で・・・

 

第二幼稚園学校課訪問

◆第二幼稚園の学校課訪問を行いました。

  
 本園のシンボル 赤い三角屋根

      子ども達に大事に飼育されている
ウサギとカメ
本年は特に次の2つを重視して取り組んでいるという説明を受けました。

?地域をつなぐこと
  お話会、野菜栽培、自然体験等の園の教育活動に、地域の教育力を活用しています。
  また、保育カウンセラーの活用、お母さんのおしゃべり会等、地域の子育て支援の拠点と
       なることを目指しています。
?幼・保・小の連携
  小学校教育へ円滑に接続できるように、平山小学校や市立南平保育園との交流活動を
       深めています。

  
 大なわとびの成果は運動会で・・・
 「明日の運動会来てね」
学校帰りの1年生が金網越しに・・・

  
「いやいやえん」毎日お話の続きが楽しみ。   
 
   
                「めっきらもっきら どおんどん」 大きな絵本のイラストに釘付けです。

 
                        協議会で園内研究のプレゼンテーションを見せていただきました。

第四幼稚園学校課訪問

◆第四幼稚園の学校課訪問を行いました。
本年度は、より広く外へ開かれた園づくりに努めている、という説明を受けました。
Webサイトを活用し、積極的に情報発信を行って教育方針への啓発を図るとともに、
子育て支援の一端を担い、地域から頼られる園を目指しています。

◆協議会では園内研究のことが話題になりました。
「ふしぎ・・どうして?おもしろい!~小学校との連携を通して科学の芽を育てる~」というテーマで研究を進めています。隣接する日野第四小学校と、自然体験の交流を通して、科学の芽につながる幼児の姿を追究しています。

  
 本園の運動会の伝統的種目。
竹馬は親子の共同手作り作品。

 運動会の空を飾る万国旗制作。
国の名前も覚えます。

  
 「とんぼのうんどうかい」を聞き、
「とんぼのねがね」を歌います。

 「どらせんせい」
・・・運動会シリーズのお話です。
  
 オオクワガタ発見。
図鑑で確認して大騒ぎです。

 バケツで古代米を栽培しています。
  
 実は、四小から苗をもらったものでした。 実りの秋・・・キウイフルーツ
  
 まだ青いミカン 今年は豊作?ナツミカン
  
 カキ 

特別支援学級でのICT活用

◇メディアコーディネータに、特別支援学級から授業支援の派遣要請がありました。
これまでの授業支援で、担任の先生はICTの効果を実感されたようです。
次のように話されました。

「特別支援を要する子ども達は、文章や言葉だけだと理解することが難しいので、
視覚的に訴えることで、文章や言葉を理解することができます。また、子ども達は、絵やクイズなどの映像を見せることで、楽しく飽きることなく授業に参加することができます。」

特別支援学級の子ども達には、このような一斉指導の授業はもちろん、
さらに、インタラクティブスタディのように、子ども達一人一人に応じた学習が大変効果をもつのではないかと考えます。子ども達一人一人に力をつけ、可能性を拡げていく有効な道具として、特別支援教育でICTの果たす役割は大きいのではないかと思います。

 
     デジタル教科書、Web上の教材、自作教材と、あらゆる教材を選んで活用しています。
                                            (日野第三小学校 ひばり学級にて)

◇ICT活用教育と同様に、日野市は特別支援教育も注目されています。
夏季休業中に、東京都教育委員会が主催した「発達障害への理解と支援に関する講習会」で、日野市の取組を発表させていただきました。

 
                                                   8月21日(木) 豊島公会堂にて

初秋の風景

   
                                                          高幡不動尊の境内にて

   
                                                            平山城址公園にて

   
                                                              豊田周辺にて

理科の授業と小・中連携

ひのっ子教育21開発委員会を開催しました。
会場は日野第七小学校です。
本校は、理科の研究に取り組んでおり、研究発表会を10月3日(金)に控えています。

◆最初に、本校の委員が作製したスクリーンを紹介してもらいました。
この手作りスクリーンは、夏の理科ねっとわーくの研修で、講師の先生が紹介して下さったものです。明るい教室でもよく見える、プロジェクタのスペースがいらないので教室が広く使える、という利点があります。研修を受けてすぐに作製したという行動力に拍手です。経費は総額一万円ということでした。
 

◆今日の開発委員会は、それぞれの委員が作成してきた指導案(今後実践する授業)を
   発表し合いました。その中で、小・中学校の教員が、子ども達の実態について互いに
   情報交換し、一緒に理科の授業を検討していく良い機会がもてました。
・小・中学校の単元で共通するデジタル教材とその活用法について
    (例えば「大地のつくり」など)
・実験器具等の扱い方について(例えばマッチが扱えないという実態など)
 

◆会のまとめに、信州大学准教授の三崎先生から、理科ねっとわーくの活用について
   ご指導をいただきました。
・最初に教えるべきことを教えておくという意味での活用。(先行オーガナイザー)
・子どもの思考を一般化させることでの活用。シミュレーションなど。
  (特に身近にないもの)
・子ども自身も活用できるように。
・まずは授業ありき。どんな力を付けたいかというねらいのもと、選んで活用。
・動画は作成者の意図がある。授業のねらいに適切な部分を活用。

                三崎先生のご指導

議会の応援に感謝いたします

現在、第3回定例会開催中です。
今日は一般会計決裁特別委員会(教育)が開かれました。

2名の議員が、ICT活用教育の成果についてふれてくださいました。
議会からエールをいただけたのは大変うれしいことですし、有り難いことだと感じています。

多くの方の支援と学校のがんばりにより、日野市のICT活用教育も成果が表れてきました。
これからも、ICTが日野市の特色となるよう、日野市の子ども達のために力を尽くしていきたいと思います。授業での活用、校務での活用、学校Webサイトの発信など、一層の充実を図っていきたいと思っています。

★昨日、取材を受けた新聞に記事が掲載されました。
教育ルネサンス【市立小中の全教員 パソコンで授業】
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20080917-OYT8T00255.htm

★文部科学省のWebサイトに、報告書「学校のICT化のサポート体制の在り方について-教育の情報化の計画的かつ組織的な推進のために」のデータが掲載されました。
本体の資料編に国内のCIOの事例と国内のICT支援員の事例として、日野市の事例が掲載されています。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/07/08072301.htm

                     報告書

授業を振り返る

日野第四小学校の校内研究がありました。
馬場武先生の模範授業です。
馬場先生は理科教育の第一人者であり、現在、日野市教育委員会教育委員長職務代理者でいらっしゃいます。
今年度日野市では、理科教育の充実を図っているところですが、馬場先生自らの模範授業により、理科の授業の在り方を示して下さいました。
特に、
?子ども達が活動し、活発な話し合いによって問題を解決していく授業の展開
?子どもなりの論理や考え方を引き出す手立て
について示されました。

【第4学年「電気の働き」~光電池って乾電池と一緒かな~】
 

本校の研究発表会は1月23日(金)に開催されます。

校務の効率化を目指して

今日から、校務支援システムの新たな機能の運用が開始します。
学校文書管理システムです。

すでに7月に研修を実施し、今日から本格運用となりました。
今後、教育委員会から学校、学校から教育委員会への文書の送付については、このシステムによって行われることになります。
(依頼、周知、回答といった文書はすべて)
印刷の必要がなくなり、ペーパレスが図られていきます。

中秋の名月

今日は中秋の名月。
一雨ごとに夏から秋へ季節が移ってきました。

  
 今、中央公園でピンクの花を咲かせているのはフヨウ(左)とミオヤギノハギ(右)。

  
 にぎやかだった夜のセミ祭りも、聞こえなくなり、なんと庁舎5階の推進室の窓から
遊びに来たのはオオカマキリ。一緒にお月見です。

  
 一面の薄い雲をおしのけ、東の空から見事な中秋の名月が姿を現しました。
(18:45の画像)
 

まずは先生が作成してみましょう

昨日、ICT活用研究委員会 国語実践部会の第3回目を開催しました。
会場は滝合小学校です。

今回のテーマは「まず、先生自身が作成してみましょう」
自分自身が実際にバタフライマップを作成することで、授業で指導する際のポイントがより明確になります。

昨日は、国語の実践部会の先生方一人一人が実際に作成してきた模範のバタフライマップを発表し合い、信州大学の藤森教授から指導を受けました。
 

メディアコーディネータの活躍

日野第二中学校の校内研修があり、メディアコーディネータがお邪魔しました。

2つの研究授業が行われました。

  
第1学年社会「世界の姿をとらえよう」
世界の略地図の書き方を演示。
ICT活用指導力Bー3 
 第2学年英語 「Speech ?‘My Dream’」
教師の質問に答える場面で(言語活動)
その内容に関する画像を提示。(自作教材)
 ICT活用指導力Bー2
協議会の後半で、メディアコーディネータが、ICT活用場面の紹介をさせていただきました。
これは、市内の中学校における授業実践をまとめたものです。 

  

研修会後に校長先生が、推進室に電話をくださり、
「メディアコーディネータさんの事例紹介はとてもわかりやすく、プレゼンテーションの見本のようでしたよ。」 と、お褒めの言葉をいただきました。
とてもうれしいことです。メディアコーディネータにとって大変励みになりました。

・・・実は、今日の研修会に向けて、推進室のOJTで練習していたのです・・・

                  昨日の練習風景・・・

工夫された自作教材

昨日に引き続き、日野第三中学校の授業支援にメディアコーディネータがお邪魔しました。
  

第3学年 数学 「二次方程式の利用」
自作教材を提示して問題文のイメージをつかませ、立式できるようにする。
ICT活用指導力Bー3  
実際に図形上の点がプレゼンテーションソフトのアニメーション機能で動いていきます。
図形の軌跡がわかるように工夫された力作です。

「とにかく使ってみよう」から「効果のない使い方はやめよう」へ

日野第三中学校の校内研修があり、メディアコーディネータがお邪魔しました。

本校は、夏季休業中に、全員の先生が2学期に実施する指導案を作成し、信州大学の東原教授の助言をいただきながら、ICTを活用した授業について、校内全体で共通理解を図りました。そのときのキーワードは「ただ見せるだけではダメ」です。効果のある使い方を研究し、効果のないICTの使い方はやめるという一歩踏み込んだ実践に挑戦中です。

  東原教授による夏の指導
 

  今日は2つの研究授業が行われました。
  
 第2学年理科 「電流とその利用」
コンピュータで微量な電流を計測し、
その結果から電磁誘導の規則性に
気づくようにする。(演示実験) 
ICT活用指導力Bー3

 第1学年数学「方程式 不思議な計算」
導入で自作教材による課題をテンポよく
提示し、前時までの既習事項を
徹底できるようにする。
ICT活用指導力Bー2・4
  
 協議会では、教科を超えて、ICTの
効果的な活用について議論されました。

 

新聞社の取材

「教育の情報化についての連載が決まったので、日野市のICT活用教育について、
    至急取材させてください。」
・・・授業でのICT活用ですか?校務の情報化ですか?それとも見える学校作りの
学校Webサイトによる発信についてですか?
「今回は授業でのICT活用ということに絞らせていただきたいと思っています。
    市内の学校で日常の授業の様子を是非見せてください。」

先週、このような新聞社の依頼を受けました。
大変急なお話でしたが、同じ学区域にある小学校と中学校を選んで相談したところ、
すぐにOKをいただきました。本日はその取材日です。

◆平山小学校で

◇特別支援学級を含む全学級でICTを活用した授業を公開して下さいました。
 ・デジタル教材の活用
 ・Netモラル教材の活用
 ・自作教材の活用
 ・拡大した子ども達のノートの共有
 ・インタラクティブスタディの活用
 など、あらゆる教科で、わかる授業を目指した指導の工夫が図られていました。

◇インタラクティブスタディを活用した算数の授業の後に、授業者と5年生の児童への
   インタビューも行いました。



☆今日の授業(小数×整数、小数÷整数)では、コンピュータからどんなメッセージを
   もらったの?どんなことを教えてもらったの?
   ・かけ算の答えの小数点を打つ場所を間違えてしまったので、
              間違えないように教えてもらいました。
   ・かけ算の時にくりあがりを忘れてしまったので、そのことを教えてもらいました。
   ・わり算のあまりの小数点の位置が違ったので、このことを教えてもらいました。

☆普段の教室の授業と比べてどうですか?
   ・先生の授業も好きだけど、コンピュータの勉強だと
              じっくりマイペースで落ち着いてできます。
   ・普段の授業はみんなと楽しくできるから良いけれど、
              わからないことは聞きにくいです。
   ・コンピュータは間違えると一つ一つアドバイスをくれて教えてくれます。
              よくわかるようになります。
   ・コンピュータの授業は誰も騒ぎません。みんな集中して勉強できます。

◇ベテランの先生へのインタビューも行われました。

 〇ICTにより変わったこと・・・校内で教材を共有し、創り上げていくこと
   ・自分が知恵を出し、若い先生からは操作を教えてもらいながら、
    一緒に教材を創りあげることができるようになりました。
   ・自分が若い頃は、先輩から一方的に教えてもらうだけでした。
    一緒に学び合う機会はなかったように思います。
   ・作り上げた教材はみんなで共有できます。また、活用した先生が
    さらによいよい教材にしようと手を加えていき、
    どんどん質の高いものになっていきます。

 〇ICTの効果について
   ・使わなくても授業はできますが、子どもの理解度や学習意欲が違います。
   ・子ども達の目の輝きを目の当たりにして効果を感じています。
   ・いくら子どもを引きつける話術があっても、工夫して作成した教材や
    画像にはかないません。

◆平山中学校で

◇理科の授業を公開していただきました。
 第3学年「運動の規則性」の導入部分の授業です。
 小学校第5学年で学んだ振り子と衝突の学習の復習しながら運動エネルギーの学習へ
 興味をもたせることがねらいです。

  
従来は教卓の周りに集めて行った
演示実験も、実物提示装置で拡大され、
分かりやすく見ることができます。

理科ねっとわーくを含むWeb上の
いくつかの教材(衝突や振り子に関する
ダイナミックな教材)の一部を見せて、
生徒に興味・関心をもたせています。

◇授業後に、教務主任(主幹教諭)とベテラン教諭にインタビューが行われました。

    〇校内に広めるコツ
      ・最初はみんな不安な気持ちです。でも、やらなければならない環境の中で、
  「こんなふうにやったらできちゃった」という気軽な事例を示して広めていきました。
    やってみれば何ということもないという安心感をもってもらうのが第一歩です。
      ・今までの指導方法の全てを変えるのではなく、話術だけ、言葉による説明だけでは限界
         だった部分が解決できることを実感してもらいました。
      ・ICTに振り回されないよう注意が必要です。
         ICTはあくまでも授業デザイン力の一つの手段ですから。

    〇ICTの効果
      ・理科の場合は、実際には実験できなかったり見ることができないことも、
          映像と共存することで、できてしまいます。
      ・各教科で授業が効率的になり、その分、手厚く工夫した指導ができます。
          生徒が活動したり考えたりする時間も増えます。
      ・能力的に厳しかった生徒も、途中で投げないで興味をもって取り組んでくれます。
         最後までがんばっています。

◆取材を終えて・・・

◇一日中、日野市の学校を取材して下さった記者の方にインタビューさせていただきました。

「取材前に疑問に思っていた“ICTを活用すると学力が向上するのか”という課題が、自然と自分の中にすとんと落ちた気がします。見せていただいた小学校も中学校も、授業中の子ども達の真剣なまなざしが印象的でした。子ども達が一生懸命に考えている姿に感動しました。
全員の先生がICTを活用した授業ができるようにするまで、それぞれの学校は大変なステップがあったのだと思います。管理職の先生を中心として築かれた校内のネットワーク化のこともよくわかりました。また機器の整備だけではなく、新たな組織を設立して、メディアコーディネータ制度など学校のバックアップ体制をとってきた教育委員会のしくみにも感心しました。」

校務支援システムの積極的な活用

教育センターで、第3回ICT活用推進委員会を開催しました。
前回は「授業での積極的なICT活用」についてがテーマでした。
今回のテーマは「校務支援システムの積極的な活用」と「情報モラル教育の充実」です。

  
 ?校務の情報化について、それぞれの学校の
現状を全体で共有しました。
?校務支援システムの機能
(うまく活用していきたい機能)
についての確認です。

  
?グループを作り、先進的に取組んでいる
学校の様子を聞きながら、それぞれの学校
の課題を解決するための話し合いを
しました。
 ?最後は、メディアコーディネータが、
「Netモラル(教材)の活用方法と市内の
実践事例」について説明しました。

本委員会に出席後、学校に戻って教務部と相談し、すぐに校内研修の計画を立てた学校もありました。頼もしい推進委員の先生方です。

校庭の芝生化第1号

東光寺小学校で、「芝生開き」が行われました。

校庭を芝生化するメリットとして、
?児童の運動不足解消や体力の向上
?学習材としての活用
?維持管理作業等を通じての新たなコミュニティの形成
?温暖化対策としてのヒートアイランド現象の緩和
などがあげられます。

本校の芝生化は、東京都の「10年後の東京」に基づく「元気な子ども達を育てる校庭芝生化」事業を受けたもので、日野市で最初の試みです。
今後は、児童、保護者、地域住民約130名(どんどん増えているとのことです)で結成した「緑の学舎応援隊」が、協働で芝生の維持管理をしていきます。

オープンセレモニーでは、東京ヴェルディーの皆さんとラモス瑠偉選手をお招きして、6年生の児童とサッカーを楽しみました。
 

市議会もICT化

1日から、平成20年第3回定例会が開催されています。
今回から、本会議は、インターネットにより中継されることになりました。
これにより、市民が、日野市のWebサイトにアクセスすることで、
自宅等のどこからでも、生中継でリアルタイムに本会議等を視聴することができ、
また、録画映像をいつでも視聴できるようになりました。

今日は一般質問の第1日目。初めてのインターネット中継が行われました。
 

読書活動と幼・小・中の連携を考える

学校図書館司書教諭連絡会を開催しました。
前回までは、導入された学校図書館ネットワークシステムの活用についての話題が中心でしたが、今回は、読書活動の充実をめざして、それぞれの学校の取組を紹介し合いました。小・中学校だけでなく、幼稚園の代表者も出席し、事例を紹介してもらいました。読書活動という視点から、幼・小・中の連携を考えるよい機会となりました。

  
【第七幼稚園の事例】
就学前教育では、「話を聞く・話をする・話し合いをする」という言語面の指導を重視して行なっていますが、これらの活動を支えている教材の一つが物語や絵本です。特に幼稚園では、5つの視点から絵本を活用しているという事例や、
幼児が好む絵本等も紹介されました。


  【日野第三小学校の事例】
週3日の朝読書の時間には、保護者の読み
聞かせボランティアが活躍しています。
今日の連絡会には、ボランティアの代表の方も来て下さいました。学校と保護者との連携した読書活動の取組について、プレゼンテーションされました。
  【三沢中学校の事例】
学校図書館ネットワークシステムが活用しやすいように、図書室内の机等の配置を新たに変えたことや、国語の授業で、生徒がお勧めの図書の帯を作成していることなどがプレゼンテーションされました。

「おはよう!」から始まった2学期

日野市は全校で「あいさつ運動」から2学期がスタートしました。
夏休み中の宿題の作品を大事そうに抱えて、いつもより早く学校に着いた子が多かったようです。奇数月は市の職員も一緒になってそれぞれの学校に出向き、一緒にあいさつ運動に参加しています。ひのっ子にとって、実り多い2学期になりますように・・・


                       平山小学校にて