教育センター最近の活動
若手教員育成研修(1年次)
5月10日(木)教育センター講堂において、第2回若手教員育成研修(1年次)が行われました。約2時間半の時間で、第2次日野市学校基本構想について、学級経営の在り方、授業におけるICTの活用、メンタルヘルスなど様々な講義や演習が行われました。緊張感の漂う中、受講生は真剣な表情で研修に臨んでいました。
下の写真は講義「メンタルヘルス」の一場面です。
第60回理科ワークショップ
4月27日(金)に教育センターの理科室において、今年度最初の理科ワークショップ(通算第60回)が行われました。内容は「メダカの誕生」(第5学年)の単元における指導法について、講師は教育センター所員の理科教育コーディネーターが担当しました。参加者は市内小学校の先生で、ほぼ全校からの参加がありました。
最初に、単元の目標と内容、新学習指導要領における扱いについての説明があり、その後、講義と実習を以下のように行いました。
①メダ カの飼育水槽についての説明
②メダカの採卵
③双眼実体顕微鏡による卵の観察
④産卵床の作成
②では、水槽に浮いている産卵床からメダカの卵を実際に採りました。小さくても意外と丈夫にできていることを体感しました。
④では、簡単な材料を使い、産卵床を作成しました。メダカの飼育水槽に浮かしておけば、水温にもよりますが、やがてメダカの産卵が期待できます。
研修会後のアンケートには参加された先生から、実際の実験観察に役立つ道具の作成や知識を得ることができ、有意義であったという記述が多くありました。次回の理科ワークショップは5月中に市内小学校で行われる予定です。
第2回運営審議会
2月23日(金)に今年度2回目の「日野市立教育センター運営審議会」が行われました。運営審議会は教育センターの運営について必要な事項を審議するために設けられており、毎年2回実施されます。
最初に、教育センター所長より今年度の事業運営方針の報告があり、次に調査研究部、研修部、相談部から各事業・運営について担当する所員から報告がありました。その後、審議が行われ、委員の方より各事業に対する運営の評価やこれからの事業のあり方について多くの提言を受けました。これをもとに次年度のセンター事業を進めて参ります。
平成29年度 日野市立教育センター 活動報告・調査研究発表会
最初に、教職員研修から、次に適応指導教室、登校支援適応状況の報告を行い、休憩後、理科教育推進研究、郷土教育推進研究から発表を行いました。
理科教育推進研究では 研究主題を「ひのっ子が主体となる理科教育」として、ひのっ子が主体的に活動する理科教育が展開されるよう学校・教員への理科支援(教員の理科授業の改善、研修の充実、日野の自然についての教材化)についての研究結果を発表しました。
郷土教育推進研究では 研究主題を「郷土意識を育む指導の在り方」‐‐七生地区を中心とする地域素材の教材化を通して‐‐ として、郷土に誇りと愛着をもつ「ひのっ子」を将来の日野を背負って立つ「日野人」に育てるため、小学校での実践事例を中心とした研究結果を発表いたしました。各事業の詳しい活動内容については、教育センターだより41号をご覧ください。
第59回理科ワークショップ
第59回理科ワークショップが2月1日(木)に豊田小学校の理科室で行われました。研修内容は「金属、水、空気と温度(すがたを変える水)」(第4学年)の単元における指導法について、講師は平山小学校と日野第五小学校の先生です。
最初に、その単元の目標と内容について学習指導要領の新旧の違いについて、次に、指導上の配慮事項について説明がありました。
講義後、実際に児童が行う実験を参加した先生が行いました。
<水蒸気を集めてみよう>の実験では、水をふっとうさせ、出てくる泡をビニール袋に集め、その後のビニール袋の変化を観察します。ビニール袋は熱で溶けやすく扱いには工夫が必要でした。また、学習問題の例として
*水を熱し、ふっとうした時に水の中から出てくるあわはなんだろうか。
*ふっとうした時に水が減っていくのはなぜだろう。
などが講師の先生から示されました。大変寒い日でしたが、参加者も多く、実りのある研修会でした。
理科教育セミナーが行われました
講師は 一般社団法人 日本電機工業会の方々で、同工業会の理科教育支援ワーキンググループが作成したティーチャーズガイドを使い研修会が行われました。
受講生は市内の小・中学校の先生です。今回は児童の立場になり電気に関する3種類の実験を行いました。研修後のアンケートには『今後の授業に参考となるものが多かった』との感想をいただきました。
第2回地震・火災避難訓練を実施
第57回理科ワークショップ
第57回理科ワークショップが11月27日(月)に平山小学校の理科室で行われました。研修内容は「物と重さ」(第3学年)の単元における指導法について、講師は平山小学校の先生です。
最初に、その単元の目標と内容について学習指導要領の新旧の違いについて説明があり、次に、指導上の配慮事項についての説明がありました。指導のポイントも講師の先生が実際に授業した経験を基にしており、より具体的で児童の発達段階を考慮した分かりやすい内容でした。講義の後、実際に児童が行う実験を参加した先生が行いました。 <1:体積をそろえて重さを比較する活動 2:重さをそろえて体積を比較する活動> についてそれぞれ実験を行い、意外に課題が多いことを学びました。さらに発展的内容として「粉末調味料の重さを比べてみよう!」という実験で、同じ体積の容器に入った4種類の粉末調味料の重さを量る実験を行い、研修会を終了しました。
第56回理科ワークショップ
第56回理科ワークショップが10月30日(月)に南平小学校の理科室で行われました。
研修内容は第4学年の「ものの温度と体積」における実験の指導について、講師は南平小学校の先生です。
最初に新旧の学習指導要領の違いについての説明があり、次に、空気と水の温度による体積変化の比較実験を行いました。試験管の口に石けんの膜を張り、その試験管をアルコールランプであたためると中の空気が膨張し、石けんの膜が膨らむというものです。簡単で結果が分かりやすく、参加した先生からは「オーッ」といった声があがっていました。また、ガラス管にゼリーを入れ、体積変化を見やすくした実験の工夫もありました。次に金属の熱膨張を調べる実験を行い、その後、安全に実験を行うための注意があり、研修会を終了しました。
夏季教員研修題別研修会 理科実技研修会③と④
8月28日(月)富士電機において、理科実技研修③(午前、小学校教員対象)と理科実技研修④午後(中学校教員対象)が行われました。主な内容はマイコンを使い、LEDやモータ、圧電スピーカーなどをコントロールするプログラムの実習です。講師は富士電機の方で、個別に分かりやすく教えていただきました。
使用したプログラム言語はC言語で、普段はあまり使わないものですが、分かりやすいマニュアルと講師の方の丁寧な説明で少しずつ理解を深めることができました。研修会の終盤では、自ら作成したプログラムを、パソコンを介してマイコンボードに書き込めるようになり、プログラム通りに、LED、モータ、圧電スピーカーが動作すると「動いた!」といった声が上がっていました。