推進室情報 2007年
優れた実践を広めること
★日野市は環境にやさしいまち。
日野市環境マネジメントシステム(ISO14001)に取り組んでいます。
学校は、ひのっ子エコアクションに取り組んでいます。
そのひのっ子エコアクションの取組の成果が、先日関係者の間で発表されました。
この内容を、本日午前中に開催された副校長会の冒頭で、もう一度、プレゼンテーンションしていただきました。
★日野第七小学校4年の木村学級では、社会科の学習「健康なくらし ごみのゆくえ」の学習後、発展学習として総合的な学習の時間で、
「エコ大使になろう!」というテーマに取り組みました。
そこで子どもたちは、社会科で調べたことをもとにしてニュース番組やCMなどの制作を行い、下級生や保護者に向けたプレゼンテーションを行ってきました。ICTはごく自然に活用されています。 ICT活用指導力C-1・2・3
先月は、市役所で開かれたごみシンポジウムでもプレゼンテーションを行いました。今後は自治会でも依頼されているそうです。
これらの活動を通して、子どもたちは「エコ」について意識が高まり、日常の生活においてもそれが生かされているということです。
給食は全く食べ残しがなく、クラスで使う紙は、裏紙の使用が徹底されており、先生より、むしろ子どもたちの方がエコについて厳しくなったということです。
学習を生活に生かす力がついたということは素晴らしいことだと思います。
また、いろいろな方にエコの大切さを伝えるという学習活動を通して、子どもたち自身のプレゼン能力が高まったことも大きな成果だと感じました。
本日は、実践者である先生に、優れた取組を約10分間で語っていただきました。
子どもたちが活動している場面の映像や、子どもたちの成果を見せながらの発表でした。
発表してくださった先生のプレゼン能力の高さには関心させられました。
★市内には、多くの、子どもたちの優れた学習成果、そして教師の優れた実践があります。
これらを紹介する機会をどんどん設けていきたいと実感しました。
がんばっている子どもたち、そして先生たちを応援したいと思います。
保護者の方の声
★日野市立小・中学校PTA協議会の調査広報委員会の方が、本日発行の広報紙「かがやき」 第84号を届けてくださいました。
★今回は、ICT活用教育の特集を2ページにわたって組んでくださいました。
「調査を終えて」(編集後記)の欄には、次のように書かれています。
「わかる授業」、「魅力ある授業」は、先生の意欲や工夫から生みだされるものだと思います。「道具」であるICTの活用は、子どもたちが授業に意欲をもって取り組んだり、友だちとのコミュニケーションを通じて自分の課題を見つけたり、思考を広げるための有用な道具になりうると感じました。
ICTの活用は、新しい取り組みであるために、授業を参観した委員の感想には、効果的に利用されていない場面があるとの指摘もありました。どの場面でICTを利用するのがいいのか(あるいは、しないほうがいいのか)の検討など、現状では現場に戸惑いがあるかもしれませんが、先生方の工夫によって創造された魅力ある授業の実践例が、市内の小・中学校で共有され、発信されていくことを期待したいと思います。
★保護者の期待に答え、最終的には、「わかりやすくて楽しい。」「自分の力がついてきたのがわかる。」という感想が返ってくるように、
子どもたちの声に耳を傾けていきたいと思います。
三鷹市からのお客様
三鷹市は、ICTの先進地区です。
e-japan計画が出されて以来、国の指定を受けて、最先端の研究に取り組んできました。
先月も3年間の文部科学省委託である「地上デジタルテレビ放送活用事業」の研究発表会が開かれました。
2月5日に、三鷹市立第一小学校の研究発表会で、各教室に配備されていたデジタルテレビ。
研究発表会後にこのテレビはまもなく総務省に返却となったそうですが、今後、市の予算で購入を検討しているということでした。
先進的な研究に取り組んできた地区ならではの悩みも大きいようです。
委託研究で貸与されたICT機器の返却、過去に実験的に大量に配備されたICT機器のメンテナンス等・・・。
そこで、来年度から新たに市の予算でICT環境の整備を計画されています。
来年度は全教員に一人一台のコンピュータを配備するそうです。
今日は、2年間で基盤整備を終えた日野市の取組をぜひ参考にしたいということでお見えになりました。
お聞きになった点は次の3点です。
・全教員にコンピュータを配るだけではなく、活用されるために行った工夫。
・市内すべての学校のWebサイト更新率が高い秘訣。
・人的なサポート体制(メディアコーディネータ制度)について。
3月議会一般質問(1)
平成20年第1回定例会が28日まで開催されています。
本日で一般質問が終わりました。
ICT活用教育に関連する議会答弁は次の通りです。(その1)
◆青少年が巻き込まれないための教育と取り組みについて
(知的護身術の取り組みについて)
ご質問の知的護身術についてですが、市内の全小・中学校では、教育課程に位置づけて、「セーフティ教室」や学級指導の時間に行っています。
学級指導では、犯罪から自分の身を守ることを学ぶために、「いかのおすし」という合言葉を決め、例えば、「いかない、のらない、おおごえで、すぐにげる、しらせる」などの指導を行っています。また、実際に危険な場に遭遇したときの対処方法について、ロールプレイングや疑似体験を行ったり、地域で事件・事故の発生しやすい場所を確認したりする学習を行っています。子どもたちは、これらの学習を通して、自分の身を守ることを学び、危険回避能力を身につけています。
一方、セーフティ教室では、家庭、学校、地域社会の連携によって非行・犯罪を防止することをねらいに開催しているところですが、最近は、ネット上の犯罪から身を守ることについて取り上げる学校が多くなりました。それは、近年、子どもたちがインターネットを介した犯罪被害等に巻き込まれるという社会的な問題が増えており、ネット上でも「自分の身は自分で守ること」が必要になっているからです。そこで本市では、「ネット上のトラブルの実態と対策」というテーマで教員研修を行い、授業で活用できるコンテンツも整えました。
なお、この問題は学校だけでは限界があります。ネット上の危険から子どもたちを守るには、家庭と連携してこそ成果があがります。保護者の方たちにもインターネットの世界について正しい知識と対策を知っていただくために、家庭教育学級や市P協と連携し、「インターネットの正しい活用方法について」というテーマで家庭教育学級研修会を開いたり、「メディアとの付き合い方学習」というテーマで講演会を開催したりもいたしました。
今後とも、各学校において、保護者会などでこれらのことを話題にしながら、学校と家庭の連携のもとに、子どもたちの健全育成の充実が図れるように、働きかけていきたいと考えています。
3月議会一般質問(2)
平成20年第1回定例会が28日まで開催されています。
本日で一般質問が終わりました。
ICT活用教育に関連する議会答弁は次の通りです。(その2)
◆日野市が推進してきたICT活用教育の成果について
1-1 全ての教員がICTを活用して指導できるという目標の達成状況
(1)平成17年度の状況について
平成17年度末、日野市がICT活用教育を推進する直前の年の状況についてお答えします。まず、ICT環境面ですが、校内LAN整備率については、全国の平均整備率が50.6%に対して、東京都の平均整備率は20.5%でした。この時点では日野市は校内LANの整備はしていませんでした。
次に教員がコンピュータを操作できる割合ですが、全国平均が96.9%、東京都が93.3%に対して、日野市では、中学校が91.1%、小学校が96.5%でした。続いて教員がコンピュータ等を活用して指導できる割合ですが、全国平均が76.8%、東京都が65.1%に対して、日野市では、中学校が60.9%、小学校が84.8%でした。
(2)昨年度と今年度の達成状況について
まず、ICT環境整備面です。日野市のICT活用教育元年である昨年度は、小学校の校内LANの整備を完了しました。あわせて、教室での授業用コンピュータを配備し、プロジェクターなどのICT機器も整備しました。さらに、全教職員にも一人1台のコンピュータを配備し、校務支援システムを導入しました。この、教職員用コンピュータの整備は、「IT新改革戦略」で平成22年、(2010年)までに達成すべき目標とされています。続いて今年度は、中学校の校内LAN等のICT環境を整備しました。
これらのICT環境整備に合わせて、教員のICT活用指導力の向上にも力を入れました。昨年度は、8月末に「コンピュータを操作できる教員が100%」を達成し、3月には「コンピュータを使って教科指導ができる小学校教員100%」を達成しました。そして今年度は、先月、ついに「コンピュータを使って教科指導ができる小学校教員・中学校教員ともに100%」を達成しました。
1-2 教員が実感しているICT活用授業の効果とは
配備されたICT環境を生かして、まずは使ってみようということでスタートしました。教科書や資料を大きく写すことだけでも授業は大きく変わります。ある中学校の授業アンケートからは、生徒が「授業の内容がイメージしやすくなった。」「授業が理解しやすくなった。」と答える生徒が大幅に増えたという結果が出ています。
教員も、子どもたちの集中力の高まりを感じており、子どもたちの顔を見ながら授業を進めることの効果を実感しています。ICT機器に対しての不安や負担感を感じていた教員も、実際に授業で使ってみることで、「子どもの反応が予想以上にいいのでさらにこうしてみたい。」「もっとこういう使い方はできないか。」という新たな課題をもって挑戦を始めています。
最近では,子どもたち自身が自分のノートをスクリーンに提示しながら説明したり、調べてまとめたノートを見せて意見を出し合ったり,さらによりよい内容や表現に修正したりするなど、コミュニケーションのある創造的な授業が増えてきました。従来に比べてより視覚的にわかりやすくコミュニケーションのある授業へと変わってきています。
1-3 ICTは学力向上にどのような関係?
(1)国が示したデータはあるか?
一年前の平成18年3月、文部科学省の委託で、独立行政法人メディア教育開発センターが、ICTを活用した授業による効果について研究を行い、その結果が報告されています。この調査で、小学校、中学校、高等学校の総数344件の実証授業の評価から、ICTを活用した多くの授業では児童生徒の学力が向上することが示されました。
具体的には、ICTを活用した授業を実施した教員の総合評価の結果、98%の教員がICT活用による効果が高いと評価していることを示し、そのうちたいへん高いと評価した教員は全体の62%だったということです。
また、ICTを活用した授業と活用しない授業に関して、児童生徒の意識を分析した結果、学習に対する積極性、学習に関する意欲、学習の達成感が、後者と比較して前者の方が確実に高い効果となっています。
(2)日野市として子ども達につけさせたい力は?
さきほど述べた研究結果から、ICTが教える道具として効果があることは実証されています。したがって、日野市教育委員会としましては、今後も、学力向上のためにICTを活用したわかりやすい授業を定着させていくことに加えて、さらにICTを子どもたちが学ぶ道具として活用していくことも推進していきたいと考えています。実際、子どもたちが考えたことをまとめたり、整理したりする道具として活用したり、友達と学習成果を見せ合いながら意見交換を行うなど、手段として活用したり、学習過程を記録したり蓄積したりする道具として活用したりすることで、表現力、思考力、コミュニケーション能力、自己を見つめる力を高める実践も生まれています。
2 日本一のICT活用教育について
2-1 日野市が全国的に注目されていることは
(1)全国から注目されている手立ては?
全国の議員の方や教育委員会の方が視察に見えています。その方々が共通して評価することは、?ICT活用教育を推進する部署が設置されていること、?短期間で着々と計画的に進め、すべての先生を底上げするという目標を達成していることです。さらに、この日野市の推進方法は、どこの自治体にとっても参考になるということです。
昨年12月には、文部科学省の「学校のICTのサポート体制の在り方に関する検討会」で、日野市の取組状況の報告を求められました。特にこの時に評価されたことは次の3点です。
1つ目は、ICT活用教育を推進する戦略本部とも言える委員会組織があり、専門家の助言が得られていること、そしてその組織には、教育委員会だけではなく、市長部局の職員も加わっており、市全体で学校をサポートする体制になっていることです。
2つ目に、ICTを活用した授業支援を行うメディアコーディネータ制度があることです。
3つ目に、実際にICT活用教育を実施するにあたっては、各学校の校長がリーダシップを発揮しており、そのための管理職研修があることです。
また、今年1月には、同じく文部科学省の「学校現場の負担軽減プロジェクトチーム」で、校務の効率化に向けた取組について発表を求められました。ここでは、校務のスタイルを変えるという新しい試みには、導入時期に一時的に仕事量が増えてしまうという現実もありますが、その時期を越えれば校務は確実に効率化されることを市内の教員が実感している、ということを伝えました。実際に、通知表の作成に、一学年3時間かかっていたものが、日々の蓄積の効果により10分で済むようになったという話を聞いています。校務の効率化により時間に余裕ができて、若干わずらわしい事務処理等から開放され、その分、本来の仕事である児童・生徒と向き合ったり、授業に専念したりすることができたということです。このように、日野市は、全国の教育委員会や文部科学省から注目され始めています。
(2)メディアコーディネータはどんな支援をしているか
お尋ねのメディアコーディネータについてです。ICT活用教育推進室にはメディアコーディネータ4人を配置しており、教員がICTを活用した指導を行う際の支援を行っています。技術面での支援よりも、むしろ教育に軸足を置き,教員に寄り添って,ICTを活用した授業の設計・実施を支援したり研修会を実施したりするところに特徴があります。
今年度の学校支援の内容で上位を占めるものとしては、3月5日現在、のべ885回学校支援を行っていますが、その中で上位を占めるものは、1位 授業展開案の作成、2位 授業中の指導支援、3位 研修・研究等の支援となっております。
2-2 市長の所信表明「日本一のICT活用教育」について
ICTを活用した授業を受けた子どもたちの感想として「授業が楽しくてわかりやすい」「よく理解できた」という声が聞かれるようになり、手ごたえを感じています。また、NHKの特集番組で取材を受けた教員が、校務が効率化されている便利さを語っています。最近では各学校のWebサイトから発信される情報に対して、保護者の方から期待の声も聞かれたりするようになりました。
今後もサポート体制等を継続しながら、授業改善、校務の効率化、学校Webサイトによる見える学校づくりに向けて、努力していきたいと思います。
3 今後の日野市のICT活用教育について
3-1 新学習指導要領の「教師が子ども達と向き合う時間の確保・・・」はICTを活用することにより可能か
学習指導要領の改善について、中教審の答申には、議員のおっしゃるとおりの記述があり、ICTが学習指導要領の理念の実現にかかわっていることが示されています。このことは、まさにICT環境を整えた日野市が目標としていることでもあります。「授業でより効果的に活用していくこと」、また、「校務支援システムを活用して校務の効率化を図ること」、これらを実現するため、教員のICT活用指導力のさらなる向上を図っていきたいと考えています。
3-2 今後の日野市のICT活用教育
教員がかえって楽になり質が低下するのではないか、ICT活用を強制するのかという一部の声について
ICTを活用した授業は、強制するものではありません。毎時間の授業で必ずICTを使わなくてはいけないということではありません。活用することによって効果のある場面でのみ使うべきと考えています。ただし、ICTを使った方がいい教科、使わない方がいい教科、また使った方がいい教員、使わない方がいい教員がいるわけではありません。どの教科でも、どの教員であっても、どの場面でどのように使うのかによって効果が決まってくると考えています。日野市の教員は、全員、授業でICTという道具を使えるという第一歩を踏み出しました。これから、どのような場面でどのように使っていくかを考えていく段階です。
ICTはあくまでも道具ですが、確実に教育を変える力をもっています。日野市はようやくICT活用の基盤整備が整いました。今後は、時間をかけて市内の一人一人の教員の授業デザイン力を高め、ICTを効果的に活用していく段階です。そして、最終的には、共有している教材も質の高いものになり、授業の質も高まっていくことが期待されます。教育委員会では、教員の指導力を高める研修と、よりよい授業を行うサポート体制であるメディアコーディネータ制度を充実させていきたいと考えています。
3-3 ICTを活用した不登校児童・生徒対応
今月より、学校に通うことのできない児童・生徒にむけて、家庭で学習ができる機会を設け、基礎学力を身に付けるよう、「e-Learning」を始めました。まだ試行段階ですので、ICT活用教育推進室が大学の専門家の助言を受けながら実施しています。
この「e-Learning」の対象者は、コンピュータがありインターネット環境が整っているご家庭であることが条件です。学校から希望するご家庭の児童・生徒の紹介を受け、現在、中学生1名、小学生1名が実施しています。今後も随時受け付けていきます。
これを入り口として、在宅の学習から教育センターの「わかば教室」への通室を促し、ひいては学校復帰と社会的自立へと誘っていく構想を練っております。
宮崎県からのお客様
短期間でICT活用教育の成果を上げた日野市の先進的な取組を知りたいということでの訪問です。
宮崎県内には、平成13年度中に校内LANの整備を完備させた宮崎市のような先進地域と、まだまだこれからの地域とがあり、
なんとか県全体の底上げをしたいと考えているとのことでした。
推進室で日野市の取組を聞いていただきました。情報システム課の職員も同席です。
ICT環境面の整備と人的なサポート面の両輪で学校を支えていることを説明しました。
お話を聴いていただいて、次のような感想をいただきました。
「ICT活用教育を推進する部署があること、また、市長の理解のもとで、関係部署が連携していることの意義は大きいと感じました。
学校を助ける人間がいて、みんなで共通理解し、その情報を共有しているからこそ、うまくいっているのだと思います。」
★実際に学校現場をご覧になりたいということでしたので、モデル校の平山中学校に案内しました。
最初に校長先生・副校長先生・主幹による校務支援システムの説明を聞いていただきました。
グループウェア機能、時数週案機能、ひのっ子宝箱、成績管理機能等、具体的な機能も見ていただきました。
「校務支援システムが導入されたことにより、生徒と向き合う時間が増えたのでしょうか。」
初めて校務支援システムをご覧になった方がよく尋ねられる素朴な質問です。
平山中学校の答えはこうでした。
「初期導入の段階では覚えることなどが多くて大変です。
でも、その便利さは、異動により日野市から離れた教員が一番実感するでしょう。
最終的には生徒と向き合う時間を増やし、教育の質をあげることがねらいです。
成績などもこのシステムにより、どうやってその評価が出されたのか、その過程の全てが明らかになるのです。説明責任も高まります。」
★その後、日野市に導入されたICT機器を活用した授業のイメージを紹介しました。
理科室・・・行富主幹によるWeb上のコンテンツを活用した理科の模擬授業です。
校長室・・・正留校長先生による書画カメラ、eー黒板、デジタル教科書の活用実演です。
★学校を訪問されたお二人の感想です。
「校長先生・副校長先生のリーダーシップとバイタリティのある教務主幹の勢いと行動力に感動しました。
日野市の元気が、ICT活用教育の原動力と感じました。」
言葉調べ(日野第二中学校の国語の実践)
先週行われた日野第二中学校の国語科の実践です。
第1学年国語「言葉調べ」 ICT活用指導力C-3
生徒が流行語や話し言葉などから気になった言葉を選択し、インターネットや図書室の本で調べてスタディノートにまとめ、発表する学習です。
それぞれがまとめたノートをデータベースのマップ上に整理・分類して掲載し、授業で発表し合いました。
◇マップ上に整理・分類して掲載したノートの一覧
◇生徒のまとめたノートの一例
◇授業を終えた生徒の感想
「もともと回文に興味があり、今回の授業を通して、友達の発表からもいろいろな回文が知れてよかった。」
「とてもためになる学習だった。ことわざとは、昔の人が長い年月をかけて学んできた知恵を言葉にしたものだということが改めてわかった。
迷ったときなどは、ことわざを思い出して前向きに物事を考えていきたい。」
★従来は、口頭での発表や、紙に書いて見せながらの発表が多く、どうも一方的な発表形態になりがちでした。
今回は、授業計画を立てる段階からメディアコーディネータがお手伝いさせてもらい、スタディノートを使った授業実践を行っていただきました。
この方法は大変効果があったと、授業者の先生は次の様に語って下さいました。
「コンピュータにより、画像や絵をつけられるので、自分の考えがより分りやすく表現できるし、生徒の個性がでました。
作成したノートも共有し、友達のノートを簡単に見合うことができたので、お互いに学び合う学習になりました。
発表もそれぞれインパクトがあって、生徒達はとても楽しんで勉強できたようです。
コンピュータは道具です。自分の頭と心をつかうことでいい作品ができあがります。
生徒達には、道具を使いこなせるようになってもらいたいと思います。」
★授業者の先生は同じ授業を場所を変えて実践されました。どちらも利点があります。
今後はねらいに応じていろいろ工夫してみたいということでした。
コンピュータ室での授業・・・
相互評価もコンピュータ上で行えます。大きなスクリーンに映し出されたノートは圧巻です。
教室での授業・・・
発表者と聞き手が近いので、一体感があります。集中力が増します。
春が来ました
日野は春です。
今日は、朝はー1℃の冷え込みでしたが、柔らかな太陽の日差しが昼間の気温を13℃まで上げました。
明日はさらに暖かくなるということです。
★市内では随所でウメの花が満開になっています。
★市役所前の中央公園も、ウメが見事です。
★たった一日で、シダレウメの蕾がほころび始めました。
今日の太陽を待っていたかのようです。
昨日の蕾
今日の蕾
今日から来週の初めにかけて、市内の都立高校3校(南平高校、日野台高校、日野高校)の卒業式が行われます。
旭が丘小PTA新聞コンクールコンクール入賞
第57回(平成19年度)全国小・中学校・PTA新聞コンクールで、旭が丘小学校が「奨励賞」をいただきました。
新聞のタイトルは、「旭木ッズ」です。
学校に賞状が届いたということで、さっそく見せていただきました。
これを出したきっかけは、旭が丘小学校が誇る1ヘクタールものすばらしい雑木林です。
保護者、地域の方の、「子ども達の目線で見て観察した雑木林の木々を多くの方に伝えたい。」
という思いが、受賞につながりました。
届いたばかりの賞状を見せてくださった中島校長先生
効果は子どもたちの声から
市P協(日野市立小中学校PTA協議会)の役員の方々が推進室にお見えになりました。
定期的に発行している広報紙の3月号に、ICT活用教育の特集記事を組んでくださるということで、
最終原稿の確認に来られました。
タイトルは「ICT活用教育ってなに?~変化していく教育現場を考える~」となっています。
役員の方々は、モデル校3校の研究発表会に取材をかねて参会してくださいました。
今日はその時の感想もお聞きすることができました。
お話をお聞きしながら、改めて、ICTを活用した授業の効果として、
授業を受けた子どもたちから、「楽しい」「よくわかる」という声が聞かれるようにしていかなければならないと感じました。