過去の推進室情報 2012年

推進室情報 2012年

初任者宿泊研修

朝のラジオ体操食堂にて朝食
研修会 個人作業研修会 グループ討議
「授業の充実に向けて」 発表「宿泊研修を終えて」 発表
集合写真解散

  8月8日(水)から10日(金)まで、本市の小・中学校の初任の教員を対象とする宿泊研修会が、日野市立八ヶ岳高原大成荘で行われ、3日目の研修に参加してきました。
 午前中の後半の研修では、受講者一人一人が、1学期の反省を踏まえて、よりよい授業を目指して2学期の改善点を発表しました。パソコンを活用してプレゼンテーションしました。受講者が作成した画面は、シンプルなものから、事前に用意した写真を活用するなど凝ったものまで様々でしたが、1学期と2学期を対照させて表現しているものも多く、分かりやすく仕上がっていました。
 年度当初にICT活用の研修会を行いましたが、今後もICTを活用して授業力を一層高めていくことができるよう支援してまいります。

授業改善に向けて



 文部科学省から、小学校6年生、中学校3年生を対象とした全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果が公表されました。今年は、国語、算数・数学に加え、理科が初めて実施されました。
 その中で、「授業の内容はよくわかりますか。」という調査に対して、小学校6年生は、国語83.3%、算数79.1%、理科86.0%、中学校3年生は、国語71.8%、数学65.8%、理科64.7%が、「当てはまる」と回答していました。小学校も中学校も、児童・生徒の理解度の一層の向上に努める必要があります。
 そのための具体的な方法の一つが、授業の方法を改善していくことです。その大きな助けになるものが、ICTです。資料を見せたい部分に絞って拡大して、大型モニターに映し出すことで、児童・生徒は集中して資料の読み取りを進め、確かな理解につなげていくことが期待できます。パソコンを活用して、友達と話し合いながら自分たちが調べたことや考えたことを一つの作品にまとめめ上げていく活動は、友達の考えから学び、理解を深めることができます。
 当室では、今回の調査結果も参考にしながら、学校の授業改善を支援してまいります。

外部の人とつながるために



 写真は、この夏の研修会の一コマで、画像編集ソフトの機能を活用して名刺づくりをしている場面です。
 地域の人や専門家などと連携して充実した教育活動を展開していくためにも、教師には今、外部との折衝力が求められています。つながりをつくっていく際のきっかけとして、名刺は力を発揮します。今まではつくっていない先生方もいましたが、是非個性豊かな名刺をつくっていただきたいと思います。
 画像編集ソフトを活用した名刺づくりも、円滑なコミュニケーションの推進に寄与するものだと思います。

ニーズに応じて



 夏季休業日もおよそ半分が過ぎようとしています。早くも暦の上では立秋を迎えました。
 当室の研修会も、本日が前半の最終日です。内容は、ビデオ編集でした。学校では、主に各種行事や教材づくりのための取材などの記録にビデオを活用します。見る側、活用する側の視点に立てば、やはりひと手間、つまり編集は必須です。教師には、様々なスキルが求められています。それを応援していくのが教育委員会の仕事です。よりよい学校教育をつくっていくために、現場に出て学校のニーズを読み取り、適時、適切な支援に努めてまいります。

コミュニケーションの力を高める



 今日は、ICTを活用して授業に協働学習(意見交流、発表、討議、他校や専門家との交流等)を効果的に採り入れることを目的とした研修を実施しました。その中で本市の先生を講師として招き、実践報告をしていただきました。
 午後の研修で報告された実践では、子どもたちは総合的な学習の時間で取り組んだ米作りの取組を、協働学習用のソフトを活用してグルーブごとにポスターに表現していました。講師からは、子どもたちがポスター作りに意欲的に取り組んでいたことだけでなく、自然に教え合ったり、助け合ったりする姿が見られたことが伝えられました。自分の体験したことを、パソコン上で、写真やイラスト、文章などを使って効果的に表現することは、子どもたちにはとってはたやすいことではことではないですが、頑張れば乗り越えることができ達成感も味わえる活動だったのでしょう。
 本実践は、当室の支援員が授業支援に出向きました。子どもたちのコミュニケーションの力を高めていくためにも、ICTの活用は効果的です。今後も様々な実践が展開されるように支援に努めてまいりたいと思います。