推進室情報 2012年
ICT活用研究委員会
2月26日(火)、ICT活用研究委員会という会議を行いました。本委員会では、本市のICT活用教育について継続してご指導いただいている大学教授からご助言を受けながら、 小・中学校の校長、副校長の代表、当室の職員を中心とする教育委員会事務局職員で、より効果的なICT活用教育の推進を目指して話し合いを行っています。今年度3回目で最終回でしたので、ICT活用教育の今年度の振り返りと、次年度の一層の充実を目指して、ICTを活用した授業やICT機器の設置、活用などについて話し合いました。 |
研究奨励校発表会
市内の平山小学校で、2月8日に「『未来の教室』の実現と新たな学びの創造」をテーマに、市の研究奨励校としての研究発表会が行われました。当日は、参観者が500名を超え、先進のICT活用教育への関心の高さを改めて感じました。
当校では、「未来の教室」を学び合いながら新たな知を創造していく環境と捉え、研究を進めました。具体的には、子どもたちに予測困難なこれからの時代を生き抜く力を付けていくために、答えのない問題にみんなで知恵を出し合い、多様な考え方から新たな知を創造していくことを目指しました。
当日は、様々なICT機器やソフトを活用した授業を公開し、その後、未来の教室と新たな学びについて研究発表を行いました。本研究に様々なご支援をいただきました地域、関係の皆様に感謝申し上げます。(当日の様子の詳細は、学校のホームページで情報提供されております。)
※ 写真は、授業で行われたiCTを活用した学習活動の一部です。
パソコンを活用したグループ 作業 | 児童一人ずつパソコンを活用 | 体育でも実際の動きを映像で 確認 |
情報安全教育の充実に向けて
ホームページの閲覧の不具合について
本日(2月6日)昼頃より日野市立小中学校ホームページのシステムに障害が発生し、閲覧できない状態が続いておりました。17時半頃に閲覧はできるようになりましたが、まだ不安定な状態が続いており復旧に向けて作業を続けております。
たいへんご迷惑をおかけいたしますが、ご理解くださいますようお願いします。
児童・生徒によるプレゼンテーション
教科や総合的な学習の時間などの学習で調べたことや体験したこと、代表委員会や生徒会、部活動の様子などが発表されました。緊張しながらも堂々とした態度で、ICTを活用して分かりやすく発表していました。
授業研究におけるICTの活用
写真は、その中の一つの公開授業とその後の研究協議会の様子です。協議会では、講師は直前に行われた授業の中から取り上げたい場面を写真で示しながら、講評をしています。授業の実際について、参加している先生方と臨場感を高めながら共有していくことにもICTが貢献しています。
小学校国語科の授業におけるICTの活用
今週は、3学期最初の研究発表会が小学校で行われました。文学作品の読みを深める研究ですので、公開された授業は全て国語科の授業です。その中で見られたICTを活用した授業の工夫を紹介します。
(1) 国語科で特に効果的な活用
教科書の本文に線を引く活動は、国語科ではよく行われます。線を引いた箇所をページと行数で説明するだけでなく、大型モニターに実際に映し出せば、児童にとってより分かりやすく、確認に活用することもできます。
(2) 授業全般に効果的な活用
授業は、小学校では45分間を1単位として行われていますが、内容から考えると、学習の多くは数回の授業のまとまりで構成されています。例えば、一つの文学作品を題材として読みの力を高める学習を10回の授業で計画します。そのため、前の授業の内容を振り返りつながりを意識させることは、授業の学習効果を高めることにつながります。写真の場面は、映像で保存した前の授業の板書を大型モニターに映し出しながら振り返りを行っています。
学習活動のポイントを明確に示し、それを意識しながら学習活動を進めることで効果的に学習を行うことができます。話し合いの最中に、大型モニターにこの画面を提示していくことで、児童は共通点や相違点を意識しながら話し合いを進めることができます。
授業の流れが分かることで、見通しをもて安心して学習を進めることができる児童がいます。授業の流れをホワイトボードに書いたり、写真のように大型モニターに映したりしています。
英語科の研究授業
中学校1年生の英語科の授業でした。前半は、パソコンソフトを活用して外国の都市の位置を大型モニターに示すことで生徒の興味を高め、その土地の天気や気温をすすんで発音できるようにする工夫や、デジタル教科書を効果的に活用し、テンポよく授業を進める工夫が見られました。後半は、生徒がペアやグループを組み、前半に学習した内容を活用しながら英語によるプレゼンテーションに主体的に取り組んでいました。ここでもプレゼンテーションの内容に関わる映像が効果的に活用されていました。
参観した推進委員の先生方からは、「生徒がたいへん意欲的に授業に参加していて、英語が好きになる授業だった。」「自分が受けてきた英語の授業とは大きく違っていた。生徒たちが楽しんでいた。」というような感想が多く聞かれました。デジタル教科書をはじめとするICTのよさが生かされた授業でした。
外国の都市の位置を確認 | 一回読んだら90度回転 |
リーディングにデジタル教科書を活用 | プレゼンテーションに使用する画像を選択 |
グループでプレゼンテーション | 授業後の協議会 |
情報セキュリティ監査
日野市教育委員会では、情報セキュリティ五か条を定めています。
1 学校にある全ての情報や情報機器に細心の注意をはらいます。
2 ID・パスワードをしっかり管理します。
3 データの保存媒体、フォルダに気をつけます。
4 個人情報の取扱いに注意します。
5 被害者にも加害者にもならないように心掛けます。
すべては子どもたちのために…
学校で教育活動にICTを利活用していくためには、情報セキュリティに十分留意していく必要があります。そのため本室では、毎年情報セキュリティについての監査を実施しています。写真は、11月に行われた今年度の監査の模様です。
USBメモリーの貸出簿の確認 | |
USBキーの保管方法の確認 | |
パソコンの保管方法の確認 | 職員室の作業環境の確認 |
ICTを活用した中学校の授業
【国語科】 デジタル教科書を活用して、教科書の本文を大型モニターに映しながら朗読を聴かせることで、生徒の集中を高めます。
【数学科】 学級を解体して少人数の学習集団を編制し学習しています。大型モニターに教材を提示し、生徒の思考を助けます。
【英語科】 少人数学習集団による学習です。(左)電子黒板に教材を映しながら、プリント学習を進めています。(右)教材を大型モニターに提示し、黒板を活用して授業を進めています。
【社会科】 (左)教科書の中の地図資料を拡大して提示し、さらにその画面に電子機器(パッド)を使って書き込みをしながら説明しています。(右)さらに、生徒のイメージを膨らませるために、写真パネル資料も活用しています。
【美術科】 (左)大型モニターで「線遠近法」という学習内容を伝えています。(右)教材を大型モニターに映し出し、書き込みをしながら「遠近法」について説明しています。
パソコンを活用したグループ学習
この写真は、市内の小学校で先日行われた理科の授業の1コマです。パソコンに映し出された1つの画像をもとにグループで学び合い、協働学習の効果を高めるツールとしてパソコンを活用しています。
公開研究会
全国からの来校者 | 学習者用デジタル教科書 | 児童の作品を大型モニターで 提示 |
パソコンを活用した協働学習(グループ学習) | 研究内容の発表 |
10月19日(金)に、市内の小学校が、文部科学省の「教育の情報化ビジョン」で示された「21世紀にふさわしい学びの環境とそれに基づく学びの姿」の実現を目指した研究、実践について公開研究会を実施しました。市内はもとより、都内、遠くは沖縄県からも来校者がありました。
当日は、ICTを活用した個別学習(子どもが一人一人進める学習)、協働学習(少人数のグループで行う学習)、一斉学習(学級全体で行う学習)が公開されました。学校で作成した解説をもとに、一部を紹介します。
1年生の個別学習 ・・・ 算数科「たしざん」(個別学習ソフトを活用し、一人ずつパソコンを活用して学習を進める)
学習中、問題の意味が分からないときは、お互いに教え合って学習を進めていくことができるように、机の配置を4人1組の風車 (かざぐるま)型にする。友達に聞いても分からないときは先生に聞く。教師は、教師用モニターを見て、児童の学習状況を把握し、同じ問題を何度も間違えたり、解答に時間がかかっている児童に個別指導を行い、くりあがりのあるたし算の計算技能の定着を目指す。
特別支援学級の協働学習、一斉学習 ・・・ 生活単元「校外宿泊学習」(考えを伝え合い学び合う学習を支援するためのソフトを活用して、グループ学習を進める)
宿泊学習の新聞を、グループで分担してパソコンを活用して作成する。その際、パソコンの画面上で同じグループの友達の作業状況も確認できるため、話し合いや助言をし合いながら作成でき、協働的に学習を進めることができる。
5年生の協働学習一斉学習 ・・・ 家庭科「安全な環境」(考えを伝え合い学び合う学習を支援するためのソフトを活用して、グループ、全体で学習する)
防災の視点から、教室環境の問題点・改善点について考えたことを本ソフトに表現し、グループで話し合い、よりよい案にまとめる。それをクラス全体で発表し合い、感想や意見を伝え合う。
このような、ICTを活用した個に応じた基礎・基本の定着、グループや全体で学び合いといった21世紀の学びの提案がありました。当室でも学校とともに、今後も21世紀の授業の創造を追求してまいります。
学校訪問
学校・市のICT活用教育の説明 | ペンタブレット型パソコンを活用した授業 |
10月23日(火)、小学校で他県の教頭会の訪問を受けました。先日は、当室で九州の県の教育委員会、先生方の訪問を受けました。
本市では、平成18年からICT活用教育に特に力を入れて取り組んできておりますが、もちろんまだまだ多くの課題も抱えております。そういった課題も踏まえて本市の取組をお伝えすることで、少しでも各地域のICT活用教育の充実に資するところがあればと考え、今後もできる限り訪問要請に応えてまいりたいと思います。
ICTの効果的活用
一昨日の午後、教科や領域等の部会ごとに市内の小学校の先生方がそれぞれの会場に分かれて研究会を行いました。
写真は、社会科の研究授業でICTを活用している場面です。子どもたちがスーパーマーケットとコンビニエンスストアに出かけて、販売の工夫について調査した時の様子が映し出されています。
調査の際の写真の提示は、子どもたちが発見した内容を確認する助けとなり、見たり聞いたりしてきた内容をもとにして、それぞれの販売の工夫の類似点や相違点を考える際の支援として効果的でした。授業では、大型モニターへの写真の提示だけでなく、実物投影機も活用していました。両方とも短時間の活用でしたが、子どもたちの学習の効果的な支援となっていました。
子どもたちの理解や思考を支援する道具としてICTの日常化が進んでいます。
中学校のICTを活用した授業
保健体育科の柔道の授業 | 数学科の関数の授業 |
英語科のデジタル教科書を使った授業 | 教材への興味を高める目的で映像を活用した 技術科の授業 |
地域の食文化をICTを使って紹介している 家庭科の授業 | 映像を活用して学習内容の理解を深める社会科の授業 |
映像で見本を提示している美術科の授業 |
10月に入り、学習に集中しやすい気候になってきました。
今日の写真は、2学期に実施した学校訪問の際に参観した授業の中から、ICTを活用している場面を撮影したものです。
学校では、ICTも多様に活用しながら日々よりよい授業を目指して実践を積み重ねています。今月は、学校公開を予定としている学校が多くあります。是非、多くの方に実際に授業を参観していただきたいと思います。なお、学校公開の予定については、学校のホームページをご参照いただくか、直接学校にお問い合わせください。
授業支援
今日は、朝から支援員とともに授業の応援に出かけました。算数の個別学習ソフトを活用する授業でした。適宜支援員がサポートをしながら授業が進みました。
様々な学校のホームページに、ICTを活用した授業の様子が報告されています。これからも支援員を上手に活用し、分かりやすく魅力的な授業をたくさん創り出してほしいと思います。
校内研修
2学期が始まり、夏が続いているような暑さの中、1週間が過ぎようとしています。早くも運動会の練習や修学旅行が行われている学校もあります。
写真は、一昨日行われた中学校の校内研修の様子です。「基礎的・基本的事項の定着と学力の向上」をテーマに、ICT機器を活用した研究授業を行い、授業内容の工夫、改善を図ることを目指し、5校時に7つ(7教科)の研究授業が行われました。
研究授業は、準備が必要なためこの時期に実施することはあまりありません。その中で、これだけの数の研究授業を実施したことに、授業の充実に向けた並々ならぬ意欲を感じます。当室からも、支援員2名が応援に行きました。今後も、ICTを活用した授業改善のサポートに努めてまいります。
実践報告
本日は、ICTを活用した授業づくりの研修会を行いました。
昨日同様、市内の先生に実践報告をしていただきました。
授業における学習効果をより高めるためのICTの活用の仕方や効率的な準備の方法、併せて、それを実現していくための、授業スタイルの確立と子どもへの浸透について報告いただきました。活用したコンテンツの共有財産化の大切さも伝えていただきました。
今年度の「授業づくり研修」では、先生方の実践を生の声で伝えていただきました。受講の先生方にとって特に響く助言になったと思います。
プレゼンテーションソフトの活用
今日は、プレゼンテーションソフトを授業や校務に活用するための研修会を行いました。
その中で、市内の二人の先生に実践報告をしていただきました。お一人は、生徒の興味・関心を喚起し、学習内容を確実に定着させていくために、プレゼンテーションソフトを効果的に活用して教材を作成、提示されていました。もうお一人は、児童が地域で行った仕事体験を、写真を活用して分かりやすく伝えるためにプレゼンテーションソフトを活用した事例を報告してくださいました。
どちらも、授業の様子が鮮やかに目に浮かびました。プレゼンテーションソフトの活用のポイントが、実感をもって伝わってきました。
個別学習の充実
夏季研修会が再開しました。今日は、パソコンを使って、子どもたちがそれぞれのペースで様々な教科の学習を進める方法について研修しました。この学習は、学習の個別化を実現し、子どもが主体的に取り組むことを目指しています。また、学習を進める過程で、教師と子ども、子どもと子どものコミュニケーションが高まることも期待されます。
先生方には、子どもの立場からソフトを活用し、計算問題に誤答すると、誤答を導く考え方を修正するための的確な指導・助言の言葉が画面上に表示されることや、指導の過程が細かく設定されていることなど、学習効果を高める様々な工夫を実感できたと思います。
また、個々の子どもの学習の状況が先生用のパソコンに蓄積され、援助を必要としている子どもの情報も分かるなど、教師の支援の質を高める仕組みについても研修しました。。
一人一人の子どもに確かな学力を確実に定着させていくために有効なICT活用の一つの方法です。今日は、市内の先生から、学級での授業だけでなく、算数の少人数学習や夏季休業中の補習で活用した事例も報告されました。
学校での活用が一層進むよう、今後も様々な働きかけを継続していく予定です。
初任者宿泊研修
朝のラジオ体操 | 食堂にて朝食 |
研修会 個人作業 | 研修会 グループ討議 |
「授業の充実に向けて」 発表 | 「宿泊研修を終えて」 発表 |
集合写真 | 解散 |
8月8日(水)から10日(金)まで、本市の小・中学校の初任の教員を対象とする宿泊研修会が、日野市立八ヶ岳高原大成荘で行われ、3日目の研修に参加してきました。
午前中の後半の研修では、受講者一人一人が、1学期の反省を踏まえて、よりよい授業を目指して2学期の改善点を発表しました。パソコンを活用してプレゼンテーションしました。受講者が作成した画面は、シンプルなものから、事前に用意した写真を活用するなど凝ったものまで様々でしたが、1学期と2学期を対照させて表現しているものも多く、分かりやすく仕上がっていました。
年度当初にICT活用の研修会を行いましたが、今後もICTを活用して授業力を一層高めていくことができるよう支援してまいります。
授業改善に向けて
文部科学省から、小学校6年生、中学校3年生を対象とした全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果が公表されました。今年は、国語、算数・数学に加え、理科が初めて実施されました。
その中で、「授業の内容はよくわかりますか。」という調査に対して、小学校6年生は、国語83.3%、算数79.1%、理科86.0%、中学校3年生は、国語71.8%、数学65.8%、理科64.7%が、「当てはまる」と回答していました。小学校も中学校も、児童・生徒の理解度の一層の向上に努める必要があります。
そのための具体的な方法の一つが、授業の方法を改善していくことです。その大きな助けになるものが、ICTです。資料を見せたい部分に絞って拡大して、大型モニターに映し出すことで、児童・生徒は集中して資料の読み取りを進め、確かな理解につなげていくことが期待できます。パソコンを活用して、友達と話し合いながら自分たちが調べたことや考えたことを一つの作品にまとめめ上げていく活動は、友達の考えから学び、理解を深めることができます。
当室では、今回の調査結果も参考にしながら、学校の授業改善を支援してまいります。
外部の人とつながるために
写真は、この夏の研修会の一コマで、画像編集ソフトの機能を活用して名刺づくりをしている場面です。
地域の人や専門家などと連携して充実した教育活動を展開していくためにも、教師には今、外部との折衝力が求められています。つながりをつくっていく際のきっかけとして、名刺は力を発揮します。今まではつくっていない先生方もいましたが、是非個性豊かな名刺をつくっていただきたいと思います。
画像編集ソフトを活用した名刺づくりも、円滑なコミュニケーションの推進に寄与するものだと思います。
ニーズに応じて
夏季休業日もおよそ半分が過ぎようとしています。早くも暦の上では立秋を迎えました。
当室の研修会も、本日が前半の最終日です。内容は、ビデオ編集でした。学校では、主に各種行事や教材づくりのための取材などの記録にビデオを活用します。見る側、活用する側の視点に立てば、やはりひと手間、つまり編集は必須です。教師には、様々なスキルが求められています。それを応援していくのが教育委員会の仕事です。よりよい学校教育をつくっていくために、現場に出て学校のニーズを読み取り、適時、適切な支援に努めてまいります。
コミュニケーションの力を高める
今日は、ICTを活用して授業に協働学習(意見交流、発表、討議、他校や専門家との交流等)を効果的に採り入れることを目的とした研修を実施しました。その中で本市の先生を講師として招き、実践報告をしていただきました。
午後の研修で報告された実践では、子どもたちは総合的な学習の時間で取り組んだ米作りの取組を、協働学習用のソフトを活用してグルーブごとにポスターに表現していました。講師からは、子どもたちがポスター作りに意欲的に取り組んでいたことだけでなく、自然に教え合ったり、助け合ったりする姿が見られたことが伝えられました。自分の体験したことを、パソコン上で、写真やイラスト、文章などを使って効果的に表現することは、子どもたちにはとってはたやすいことではことではないですが、頑張れば乗り越えることができ達成感も味わえる活動だったのでしょう。
本実践は、当室の支援員が授業支援に出向きました。子どもたちのコミュニケーションの力を高めていくためにも、ICTの活用は効果的です。今後も様々な実践が展開されるように支援に努めてまいりたいと思います。
創造的な授業を目指して
今日の研修(「授業づくり研修(Ⅰ) ICT機器活用編」)は、主に電子黒板と実物投影機の機能を活用して、分かる授業、魅力ある授業をつくるという内容でした。これらの機器を効果的に活用すれば、教科書と黒板だけの授業に比べて、子どもたちにとって数段分かりやすく、集中しやすい授業になります。見せたいものを実物投影機で大型テレビに映すだけでも子どもの理解を助けますが、それぞれの機器が備える様々な機能を使いこなせば、授業が創造的なものになる可能性がより広がります。今後も先生方の授業づくりを応援していきます。
研修の一層の充実に向けて
今週は、研修会が3日間予定されています。
今日は、午前は文書作成、午後は表計算ソフトの活用研修を3時間ずつ行いました。この研修時間は、決して短くはないと思っていましたが、実際に扱えた内容は基礎的・基本的なものが中心となり、予定より少ないものでした。どちらのソフトも機能が多岐に渡り、受講された先生方の希望に十分に応えるところまでには至らなかったかもしれません。よりたくさん効果的に先生方にICTを活用してもらうために、限られた時間でどう研修を組んでいったらよいか今後も考えてまいります。
研修会終了後も残って質問する先生方もいらっしゃいました。当室もがんばらねばと思いました。
真に必要な支援を
今日は、授業で活用する資料や学校のホームページなどを作成する際に、画像を効果的に編集することができるようにするための研修会を開催しました。
画像編集ソフトには、デジタルカメラで撮影した写真を効果的に編集するための機能だけでなく、学校で必要と思われる様々な用途に対応した工夫された機能がたくさん用意されていました。3時間の研修では、ほんの一部しか扱えないくらいでした。
先生方がICTをより積極的に、かつ効果的に活用できるように、真に必要な支援を見極め、それをできるだけたくさん行っていくことの必要性を改めて感じました。
授業でのICTの活用を目指して
当室では、分かりやすい授業、魅力ある授業の創造に向けて、ICTを積極的に活用できるように先生方の支援を行っています。多くの先生方がICTを活用していますが、その頻度には差があります。
授業でのICTの活用が少ない先生は、パソコンの活用についての習熟が進んでいないことが大きな障壁になっている場合があります。学期中は、先生方がやるべきことの中でパソコン活用の技量向上に使える時間は、多くはありません。そこで、昨日の研修では、機器のセッティング、ソフトの起動から確認していただき、トラブル対応についても内容として取り上げました。
これからも先生方に寄り添った支援に努めていきたいと思います。今日も午後から先進機器活用の研修会を行います。
学校で開催する夏季研修
夏季ICT活用教育研修会が始まりました。昨年度までは教育センターを主たる会場として実施していましたが、今年度は学校を会場にしています。今日は中学校が会場でした。いくつもの部活動が行われていて、出会う子たちすべてが、気持ちのよいあいさつをしてくれました。
研修会場は、空調機のある部屋を使わせていただきます。今日は食堂をお借りしましたが、もちろん研修で使う電子黒板やパソコンなどのデジタル機器は、学校の様々なところから運び込む必要があります。本日は、研修で使う機器をエレベーターも利用して、事前に会場校で準備してくださいました。研修の充実に向け学校も進んで協力してくださり、たいへんうれしく思いました。
夏季休業中なので、実習の時間を十分に確保できました。
ICTを効果的に活用して
パソコンを活用することで確かに会議や打合せの時間は減ったが、社員の会話も減ってしまったという会話の重要性を訴えるコラムを新聞で読みました。ICTがいかに発展しても、直接会って話す効果を超えることは難しいと思います。
ICTのCは、コミュニケーションのCです。ICTがコミュニケーションの道具として、社会生活だけでなく、学校教育においても大きな力を発揮していることはこれまでもお伝えしてきました。
本市の学校におけるICTのシステムの中で、特に自慢できるものの一つに「ひのっ子宝箱」があります。これは、学校中で子どもを見守り、育てていくためのものです。同じ学校の中にいても、先生方が学校中の子どもたちの情報を日々会話を通して共有していくのは時間的に難しいので、学校生活で見られた成長や頑張りをパソコンに打ち込むことで共有化を図っています。担任が、気付いていなかった貴重な情報が「ひのっ子宝箱」に貯まっていきます。その中には、通知表でご家庭に伝えられたものもあると思います。
夏休みスタート
学校の夏休みが始まりました。21日、22日が土・日だったので、学校の夏休みの活動は実質今日から始まりました。
学校のホームページには、続々と新着情報が掲載されました。16:07現在、本日は25件もありました。土・日の地域行事も含め、様々な活動が行われていることが分かります。ある学校の記事の中に、「夏休みをどう過ごすかで、9月からの子どもたちが変わってきます。子どもたちの未来のために、大人も協力していきましょう。」という文章がありました。夏休みは、子どもにとって大切な役割をもっているということを、大人はしっかり自覚する必要があるということだと思います。
子どもだけでなく先生方にも、夏季休業日にしかできないこと、夏季休業日にすべきことがあるのだと思います。今日は、学期中に増して多くの機器やソフトに関する問い合わせをいただきました。当室の支援員を講師にICTの校内研修も行われました。先生方のやる気にしっかり応えていかねばと気が引き締まる思いがしました。
夏季休業日に向けて
今日で1学期が終了します。子どもたちには、充実した夏休みを過ごしてほしいと思います。
夏休みに入っても学校では、水泳指導、補習教室、部活動、面談等様々な活動や取組が行われます。また、先生方にとっては、校内だけでなく市や東京都などで行われる研修会に参加して、指導力の向上を図る期間でもあります。研修の内容は、教科指導に関するものだけでなく、人権教育、特別支援教育など多岐に渡ります。
ICT活用教育の研修会の今年度の特徴は、ICTを活用した授業づくりの研修に、学校の先生を講師に招いてICT活用の実践報告をしていただくことです。受講する先生方は、実際に実践された先生の話を実感をもって聴くことができると思います。
今週は、順番に講師の先生を訪ね、打合せを行っています。忙しい中、協力してくださる先生方に感謝です。
幼稚園を訪問して
今日は、教育委員会で幼稚園を訪問しました。幼稚園もホームページを活用して保育の様子の情報提供に努めています。実際に活動している子どもの様子は、さらに生き生きしていました。蒸し暑い保育室の中で、様々な運動遊びやゲームに熱心に取り組んでいました。たいへんな盛り上がりでした。その後は、一転静かに絵本の読み聞かせを聞いていました。
参観した時間は1時間でしたが、子どもたちが熱中症にならないように、常に水分補給の声かけを続けながら、保育の目標を明確にした子どもの実態に応じた計画的な活動が展開されていました。子どもたちの満足げな表情が印象に残りました。
また、一人一人にたくさんの励ましの声かけも行われていました。写真は、個への支援として子どもに見通しをもたせるために、小さなボードにこれからの保育内容を示したものです。
遠隔地との交流
学校では、授業で遠隔地を教材として取り上げることがあります。実際に行って調査をすることは不可能ですので、教科書の写真や文章をもとに学習を進めます。これに視聴覚教材として動画が加わることで、子どもたちはより実感をもって学習を深めることができます。
さらに、本市の学校では、現地と相互にライブ映像を映し出し、音声で交流しながら学習を進めることができる環境が整備されています。ICTは、空間的広がりにかなりの対応ができます。
写真は、本日行われた学校と北海道の旭山動物園をインターネットで結び、映像と音声で子どもたちと動物園の飼育員さんが交流しながら学習を進めている場面です。当室の支援員が環境設定を行いました。
夏休みのICTの活用
梅雨が明けました。まさに真夏が到来したような日でした。熱中症にはくれぐれも用心が必要です。気付いてみれば今週で1学期が終了し、子どもたちにとっては待ちに待った夏休みが始まります。
今学期も、学校ではICTを活用した様々な授業が展開されました。夏休み中も、子どもたちが家庭や地域でICTを活用する機会はたくさんあると思います。ICTは、適切に使用すれば大きな効果をもたらしますが、使い方を間違うと事件や事故につながりかねない危険性もはらんでいます。学校では夏休みに入る前に子どもたちに指導していますが、夏休み中は引き続き各ご家庭で十分なご配慮をお願いしたいと思います。
日々の積み重ね
今日の新聞記事に、日本人のプレゼンテーション能力の課題について書いているものがありました。学校でも、みんなの前で発表することに苦手意識をもつ子どもは少なくないと思います。その原因を分析し、解決に向け具体的な手だてをとることが大切です。言語活動やコミュニケーション能力に焦点を当て、研究を進めている学校もあります。伝える力の助けとなるICT機器の活用について支援を強化していくことが当室の役割です。
本市では、ICT機器を活用した子どもたちのプレゼンテーション大会を実施しています。自分たちが学んだことを、聴衆である市民が理解できるように伝えることは容易なことではありません。日々の積み重ねが必要です。
特別支援教育の充実
ICT活用教育の充実は本市教育委員会の主要施策ですが、そのほかの三つのうちの一つが特別支援教育の充実です。
本市では、通常の学級で特別支援教育を進めるに当たり、「ひのスタンダード」という取組を進めています。特別な支援を必要とする子どもに配慮することは、学級全体に学びやすい環境をつくり出すことにつながると考え、様々な取組を「ひのスタンダード」としてまとめ、各学校で実践しています。
写真は、長い時間集中することが難しい子どもへの配慮として、50分の授業の流れを始めに示したものです。この表示によって授業の進度を確認でき、集中しやすくなります。これは、どの子どもにとっても授業の見通しをもてることにつながり、学習を進めやすくします。
ICTの活用も子どもの集中力を高める助けになります。教科書の中の見せたい部分だけを拡大して大型モニターに映せば、教科書の他の部分に気をとられることなく、どの子どもも課題に集中できます。これは一例ですが、今後も特別支援教育の充実のためにも、ICTの効果的な活用を支援してまいります。
デジタル教科書を活用した授業を参観して
1学期の学校訪問もあとわずかとなりました。
今日は、中学校を訪問しました。好天の下、水泳の授業が行われていました。参観したときは、準備運動が行われているところでした。子どもたちは、リーダーの掛け声で腹筋と背筋の運動に取り組んでいました。これは、「スポーツ教育推進校」として、体育の時間に行っている体力向上の取組とのことでした。子どもたちは真剣に取り組んでいました。
ICTを活用した授業として、英語のデジタル教科書を活用している場面について報告します。教科書の本文を、デジタル教科書の基本的な機能である音声で区切って聞かせ、先生が子どもたちに発問していました。教科書全体を、あるいは特定の部分を拡大して画面に映し出したり、音声を活用したりする基本的な機能の活用だけでも、子どもの集中力を高める効果が十分あることがよく分かりました。
ICTを活用した授業の充実
今日は、小学校(6年生)で日光移動教室のまとめとして、来年移動教室に出かける5年生に伝えるために、見てきたことや体験してきたことをパソコンを使って表現する学習を参観してきました。
5時間目は、文章と写真を組み合わせて作品を作っている場面でした。児童からの質問が多く担任一人では支援しきれない場面で、支援員が児童の質問に答え作業をサポートしていました。また担任にも、ソフトの操作方法についても助言をしていました。
6時間目は、別の学級の授業を参観しました。できあがった作品を使って児童が学級内で発表し、発表を聞いた児童が友達の作品に必要な情報を付け加えるという学習内容でした。作品に写真が加わることで、発表内容の臨場感が増していました。さらに、自分のパソコンから友達の作品に助言を送ることで、情報機器を活用したコミュニケーションが行われていました。
本市では、機器やソフト、支援員を効果的に活用し、分かる授業、魅力ある授業を目指しています。
今後も見据えて
電子書籍を読むことができる端末も増えてきているようです。それだけ需要がある、あるいは見込まれるということなのでしょう。一方、書籍は紙であることに意義があるという内容の文章を、先日新聞で目にすることがありました。デジタル教科書も教師が指導に活用するものだけでなく、子供用も出てきています。紙の本や教科書は、この先どうなっていくのでしょう。
デジタル機器やソフトは子どもの学びを進化させています。当室では、学校で、現在導入されているものを一層効果的に活用できるように支援していくとともに、今後の教育の情報化についてもしっかり見据えてまいります。
新着情報
本日も新着情報がたくさん発信されています。幼稚園、小学校、中学校の「見える化」(学校や園の活動の様子を見て、理解を深めていただく)の確かな一助になっていると思います。
今週は、「あいさつ運動」として市の職員も朝、学校の校門で子どもたちを出迎えました。気持ちのよいあいさつが返ってきました。このことは、平山中学校が伝えています。
昨日は、東京都の学力向上を図るための調査が行われました。夢が丘小学校が取り上げています。そのほかにも、たくさんの授業の様子が写真と文章で伝えられました。その中でICT機器が使用されているものもたくさんありました。東光寺小学校の報告にもありましたが、蒸し暑い教室の中で子どもたちは頑張っています。
ひのっ子(日野市の子どもたち)のために頑張る先生方、今週もお疲れさまでした。
パソコン室
ICTを活用した授業は、教室のほかにパソコン室で行われています。パソコン室では、児童・生徒が一人一台パソコンを操作することができます。
全校で使う場所です。みんなが気持ちよく使えるように、学校ごとに約束やきまりを定めています。パソコン室の環境の設定や維持には、多くの予算が使われています。今後とも、約束を守ってていねいに、そしてきれいな環境の下でたくさん使ってほしいと願っています。
環境への配慮
本市では、環境マネジメントシステム(ISO14001)に取り組み、業務の実施に当たり環境負荷低減を実施しています。本日は、その一環で、当室も内部の監査を受けました。
当室では、コピー用紙等の使用削減を目指して、教育委員会と学校間の通知について電子化を促進しています。学校でもパソコンの画面に資料を映して会議を実施し、紙の使用を控えています。ただ、電子化はどうしても電気が必要になりますので、引き続き電子機器の省エネに努めてまいります。
ICTを活用した授業の実践
今日も当室の支援員は、ICTを活用する授業を支援するために学校に出かけました。(今回は、後で活用しやすいように授業風景をビデオ撮影することが中心でした。)
先生方は、分かりやすい授業、魅力的な授業を目指して様々な工夫を取り入れ、子どもの集中力を高め、確かな理解につなげていきます。教師の専門性が発揮される場面です。そこに、支援員がICTの専門性で支援することにより、授業の質を一層高めていきます。戻ってきた支援員から、先生方が国語の説明文の授業で、ICTを活用して工夫した学習指導に取り組んでいたことの報告を受けました。
観察教材の提示
本日も学校公開がありました。ICT機器を活用した授業の中で、写真はデジタルカメラで撮影したアサガオを大型テレビに教材として提示している事例です。デジタルカメラ、テレビの性能が向上し、観察教材を鮮明に映し出すことができるようになりました。子どもの視線は教師が観察させたいところに向き、じっくりと見て考えていました。
支援員の派遣
当室には、学校におけるICT活用の推進をサポートする支援員がいます。
学校の日常には、授業時間以外にその準備をする時間、子どものノートや作品を見る時間、給食指導、清掃指導、生活指導、保護者対応をする時間、そのほかにも会議や打ち合わせの時間などがあります。テストの採点の時間、通知表を作成する時間も必要です。中学校では、さらに部活動の指導時間もあります。
このような状況ですので、先生方はICT活用の重要性は分っていても、その研究に多くの時間を割けない実態があります。そこで、学校でICTを効果的に活用していくために、支援員を学校に派遣しています。機器やソフトの活用支援だけでなく、授業におけるICTの効果的な活用についても先生方と一緒に考えます。
来週は早7月です。支援員は、午後、通知表の作成に向けてソフトの活用を支援するために学校に行きます。
機器の環境整備
パソコンやカメラ等の精密機器は、衝撃に弱いだけでなく、ほこりも苦手です。パソコンや周辺機器、それをつなぐコード類などは、掃除がしにくいこともあり知らないうちにほこりがたまっていることがあります。機器を正常な動作環境に保ち、できるだけ長く使っていくためにも、定期的に機器の環境整備を行うことは大切です。
まずは本室から(?)、頑張ります。
1年生の算数の授業で
今日は、小学校に学校訪問に行ってきました。1年生の算数の授業で、大型モニターに次々に映し出されるひき算の計算問題に、子どもたちが一斉に大きな声で答えていました。
この活動に子どもたちが楽しく意欲をもって取り組めるように、担任の先生は、音楽を流すこととテンポよく問題を写し出す工夫を加えていました。これは、子どもの実態に応じた工夫です。さらに、子どもたちから返ってくる計算の答えを聞いて、「いいね。」「OK!」と子どもたちをのせ、返答の声が出ていない子を見つけると「声出そうね。声を出すことが大切だよ。」と助言されていました。
ICTとそのほかの工夫を効果的に組み合わせた活動でした。
授業におけるICTの効果的な活用を目指して
本日は、ICT活用推進委員会がありました。前半はICTを活用した授業を参観し、後半はそれをもとにして授業におけるICTの効果的な活用について講師に指導をいただき研修しました。
授業では、大型モニターを活用して、学習の内容や手順、ヒントなどが提示され、協議会でさらに提示方法や内容等について協議を深めました。また、実物投影機やビデオの活用についても、様々な意見が出され、明日からの授業の参考となるものでした。
会場校は、明日から期末考査が始まるとのこと、厳しい時間設定の中でしたが、充実した委員会となりました。
実物投影機の活用
本日は、小学校の学校訪問に行ってきました。1学期に訪問した学校の中では、ICTを活用した授業を一番多く参観することができました。
写真では、実物投影機で、教科書の文章と児童の作品を拡大して提示しています。本校では、先生方が手軽に活用できるように各教室に実物投影機を設置しています。大型テレビやスクリーンに映し出すことで、学習が焦点化され、児童の集中力も高まっていました。写真は、国語科と算数科の授業ですが、実物投影機は様々な学習に活用できます。今後も効果的な活用を目指してどんどん活用してほしいと思います。
映像の効果的な活用
小学校のホームページでは現在、子どもたちにとって小学校生活で思い出に強く残る行事の一つである日光移動教室の情報が、写真に文章を添えて続々と発信されています。自然や文化遺産、集団生活からたくさん学んでほしいという期待と、家庭を離れて生活することへの心配の両方を併せもつ保護者の方に向けて、速報で情報を発信する学校が多くなっているのです。また、移動教室の様子をビデオカメラで撮影し、後日の保護者会等で映像を活用して報告会を実施している学校もあると思います。
デジタルカメラやビデオカメラは、記録だけでなく、教材作りにも活用されています。編集や加工にひと手間加えることで、見やすくなるだけでなく、分かりやすい授業、魅力ある授業づくりにもつながります。当室では、夏季休業中に研修会を実施し、こうした機器の効果的な活用方法の習得についても支援してまいります。
副校長会
今日は午前中、副校長会がありました。学校は校長のリーダーシップの下に運営されていますが、副校長の役割も非常に重要です。校長の意を受け学校組織をリードしていくだけでなく、一人一人の教員を理解し適切に支えていくことも副校長の職務です。副校長は、学校運営のキーパーソンです。そのため、毎月校長会とは別に副校長会を実施し、教育長以下、教育委員会事務局幹部が出席し連絡事項を伝えています。
本日当室からは、各学校のICT活用教育の一層の充実を目指して、研究授業と夏季休業中の研修会の案内、ICT機器における省エネルギーの推進等について伝えました。
情報モラルの指導
本日は、中学校の学校訪問に行ってきました。五校時の道徳の授業を参観しました。情報モラルの指導の教材として、第1学年では「Netモラル」というICT教材の中のアニメーションを使用していました。「メールがないと生きていけない。」とつぶやく主人公からの頻繁のメールに、まわりの友だちが困っているという内容でした。普段、メールを使用することはない生徒もいますが、主人公の行動を、自分に照らして考えている生徒もいました。
第2学年では、道徳の副読本を使って、情報モラルについて学習していました。
学校では、このように情報モラルの指導を計画的に行っています。
体育におけるICTの活用
ロンドン五輪もいよいよ近付いてきました。昨日は女子サッカーの国際試合があり、最終調整としては心配な結果でした。少し前には、バレーボールの最終予選もありました。以前、バレーボールの男子監督が、ICT機器を手に持って指揮をとる姿をテレビで見たことがあります。スポーツの世界でも、ICT機器はどんどん採り入れられているのだと思います。
学校の体育でも、子どもたちが跳び箱運動やハードル走などで自分の体の動きをその場でビデオで見て、改善点を把握し、次の試技に生かしていくという取組を実践している学校があります。体育におけるICT機器の効果的な活用例です。今後も様々な教科や教育活動における工夫された活用方法を、広く紹介していきたいと思います。
支援の工夫
写真は、先週学校で行われた機器の活用についての研修の様子です。
先週の土曜日、日野第一中学校で行われた、日野市立小中学校PTA協議会の定期総会に参加してきました。開会に先立ち、吹奏楽部のさわやかな演奏があり、会に彩りを添えてくれました。
総会の中で、「先生たちは頑張っているので、保護者としても応援したい。」という話がありました。たいへんうれしいことです。先生たちは様々な教育課題に真摯に向き合い、よく努力しています。我々も精一杯応援していかなければなりません。
学校におけるICTの活用についても、一層効果的な活用を期待しています。授業参観をしていて、この場面であの機器やソフトを活用すれば、子どもの興味・関心をもっと高められるのにと思うこともあります。先生だけに任せるのではなく、その場面で実際に活用されるように支援していくことは、我々推進室の職務です。先生方の活用の障害となるものがあるのであれば、その原因を分析し、どうしたら乗り越えやすくなるのか、支援の具体的方法を考えていく必要があります。
今日は、夏季休業中の研修会の詳細について検討しています。
学校訪問
本日は、小学校の学校訪問に出かけます。時間の関係で3~4分間ぐらいずつですが、ほとんど全ての先生方の授業を参観させていただきます。授業におけるICT活用の様子を実際に拝見できる貴重な機会です。効果的な活用方法をどんどん広めていきたいと思います。また、課題や苦労している点も受け止め、改善に向けた支援を考える機会としております。
夏の節電に向けて
いよいよ夏も近くなってきました。今年も節電の取組が全国的に進められています。環境教育としても、日常的に無駄な電力を使わない生活をしていくことは大切です。
ICT機器も電力を使用します。必要な電力を必要な時に確保できるように、ICT機器の活用の際も節電を進めています。しばらく使用しないときは電源を落とすことはもとより、セーブモードの活用も学校に勧めています。今月の副校長会で改めて話をする予定です。
健康に留意
先日、「パソコンやスマートフォン(高機能携帯電話)の急速な普及に伴い、長時間画面をのぞき込むことで首の骨の自然な湾曲がなくなる『ストレートネック』の人が増えている。肩こりや頭痛、めまいなどの原因になることもある。小さな画面に多くの情報を表示させようと、小さな文字で読んでいると、首や肩への負担だけでなく疲れ目やドライアイにもつながる。こうした一連の症状は最近『スマホ症候群(スマートフォンシンドローム)』と呼ばれ、海外でも問題視されている。」という内容の報道に接する機会がありました。
厚生労働省からは、VDT(Visual Display Terminals)作業における労働衛生管理のためのガイドラインが出ています。ICT機器もやはり使用環境に十分配慮していくことが大切です。学校にも注意喚起をしてまいります。
デジタル教科書
日野市では、今年度国語と英語、地図帳のデジタル教科書を中学校で活用できるようにしました。デジタル教科書とは、教科書をそのまま拡大投影できる提示型ソフトウェアです。大型モニターに教科書がそのまま写し出され、その画面に書き込みも出来ます。そのほか、本文だけでなく、教科書に載っている挿絵や写真も拡大できます。その他、教材に即した参考資料もたくさん入っています。(写真は、小学校算数科のデジタル教科書を大型モニターで写したものです)
学校では既に活用が始まっていますが、明日開かれる日野市公立中学校教育研究会の国語部会でデジタル教科書の活用について研修が予定されています。わかりやすい授業を目指した研究の一環です。推進室からも支援に出向き、共に研究してまいります。
管理職研修会
今日は、午前中教育センターで管理職対象の研修を行いました。学校のICT活用教育を一層充実させていくには、校長先生のリーダーシップが必要です。そこで、毎年この研修を実施しています。
今年は講師の先生に、学校の先生方のICT活用指導力の向上に向けた助言のほかに、「ICT活用教育の最近の動向」について、講義と実際に最新の機器に触れながら理解を深める場を用意していただきました。
今後の学校の取組に期待しています。推進室も引き続き支援してまいります。
夏の研修会
今日は、都内でも30度を超えたところもあったとか。体が暑さに慣れていないので熱中症に用心が必要という報道を、先日読みました。ご注意ください。学校でも十分に配慮してまいります。
さて、推進室でも今、夏に向けた準備を進めています。夏季休業中のICT活用教育の研修会の企画です。少し時間をかけて、機器やソフトに触れて、実際に授業で活用する構想を練っていただきたいと考えています。時間をやり繰りして、学期中もICT活用の研修を実施している学校もありますが、是非夏も、先生ご自身の課題解決に向けてじっくり研修に取り組んでいただきたいと思います。一人でも多くの先生方に参加していただき、ひのっ子のためのICTを効果的に活用した授業実践につなげてほしいと思います。
もちろん、教育委員会では、ICT活用教育以外の研修も予定しています。夏季休業中は、自己の指導力の向上を目指して多くの先生方が研修会に参加されます。水泳指導や部活動指導、補習を始め、夏季休業日中も様々な仕事を進めながら時間をつくって研修に参加される先生方に、参加してよかったと感じていただけるように内容の充実に努めてまいります。
なお、写真は過去の夏季休業中の研修の様子です。
学校ホームページ
小・中学校のホームページはいかがでしょうか。学校の基本的な情報に加えて、「見える学校」を目指して、日々のできごとを工夫して発信しています。特に移動教室や修学旅行等の情報は、かなり詳細にすばやく、まさに「速報」として伝えている学校もあります。開かれた学校を目指して学校公開等に取り組んでいますが、学校は敷居が高い、どんなことをやっているのか見えない、分からないという声は、今もいただきます。学校ホームページは、その解決に向けた確かな一助になっていると思います。
しかし、もちろんまだまだ改善すべき点もあります。よりよい発信に向けて、今後も学校とともに努力してまいります。
身を守る力の育成
写真は昨日の夕刻の空です。推進室の窓からはたいへんきれいに見えました。しかし、台風が接近する明日はどうなるのだろうと思っていましたが、案の定今日は朝から雨でした。
この時季、子どもたち、特に小学校低学年の子どもたちの登下校が心配です。危機意識を高くもち、危険を回避する行動を的確にとることはまだまだ難しいのが実態です。かさをさすと視界が極端に狭まることにより、登下校の危険性は増すと考えられます。雨の日の登下校について、学校や家庭で具体的に指導するとともに、実際の様子も見守っていただければと思います。
安全についてもう一つ。ICTを活用する子どもたちの周りには、ネットいじめ、学校裏サイト、なりすましメール、有害サイトなどたくさんの安全を脅かすものが存在します。本日の校長会で、教材の紹介を通して、情報モラル教育の取組について改めて呼びかけました。
事件や事故に巻き込まれることがないように、子どもたちが社会の中で自らの身を守る能力をはぐくんでまいりましょう。
運動会を通して
2日土曜日は、5校の中学校で運動会(体育祭)が行われました。天候に恵まれ、どの中学校でも今までの練習の成果が思う存分発揮されていました。これで、春に予定されていた中学校全8校と小学校1校の運動会が無事終了しました。すべて見ごたえのある素敵な運動会でした。子どもたちは、十分に達成感を味わうことができたことと思います。それを支えたくださった、先生方、保護者の皆様本当にご苦労様でした。お力添えをいただきました地域の皆様にも感謝申し上げます。
いくつかの学校にお邪魔すると、それぞれ雰囲気が異なります。校風というものなのかもしれません。学校や仲間への愛着を強くした貴重な行事となったことと思います。
衣替え
朝から曇り、雨、雲間に青空と様々な天気で6月がスタートしました。梅雨の到来が近付いてきたことをうかがわせます。今日から衣替え、季節が変わったことを実感させてくれます。市役所では、夏のエコスタイル(軽装)が始まりました。
梅雨は、マイナス面だけでなく、様々な恩恵を我々の暮らしにもたらします。子どもたちが雨でも楽しく生活する工夫をして、健康に、安全にこの時期を過ごしてほしいと願っています。
研修
5月も今日で終わり、1学期も後半に入ります。各学校では目標の達成に向けた様々な取組が進められていますが、計画通り順調でしょうか。今後に向けて、目標の達成状況も含めて、改めて確認してみるよい時期だと思います。
さて、昨日市内の中学校でICT活用教育の研修会が行なわれ、メディアコーディネーター、テクニカルコーディネーターが支援に出向きました。忙しい中ですが、学校全体で時間をつくり、先生方全員が一斉に研修することは、単に先生方一人一人のICT活用指導力の向上だけでなく、ICTを活用した分かりやすい授業をつくっていこうという機運が校内で盛り上がり、相乗効果を生むことにつながるでしょう。また、コーディネーターの効果的な活用という点からも意義があり、今後も各学校で計画的に研修会を実施し、コーディネーターに声をかけていただきたいと期待しています。
情報の提供
さわやかなよい天気です。今日は天候が急変する心配はないとのことです。今週末も運動会を予定している学校があります。練習の仕上げに絶好の一日となることでしょう。
さて昨日も触れましたが、今朝改めて天気予報に注目してみると、テレビ、ラジオ、新聞、電車の中の液晶画面を通して、短時間に同じような情報に繰り返し接していました。これは、天気予報が価値のある情報であることを表していると思います。
このことを授業に当てはめて考えると、子どもたちが学習課題を解決するために必要な情報は、まずは内容、質が問われます。さらに、タイミングも大切です。天気予報が朝に利用価値が高いように、子どもの学習の過程で必要な時に必要な情報を活用できるようにするということです。また、様々な天気予報を見ると、情報を利用者に分かりやすく提供することがとても大切であることも伝わってきます。
授業におけるICTを活用にした情報提供もこういった条件の下に行われています。そこには、授業づくりに対する教師の細やかな配慮があります。5月、6月と市内の多くの小・中学校が学校公開を行っています。ICTを活用した授業の実際をぜひご覧ください。なお、学校公開の日程につきましては、各学校のホームページ等でご確認ください。
自然災害への対応
昨日の雷雨には驚きました。天気予報どおりでしたが、まさかあんなに強い雨が降るとは思いませんでした。今朝は、また快晴、初夏を思わせる天候でした。しかし、予報ではやはり、今日も昨日のような不安定な天候だとか。空を眺める限りそのようには全く見えないのですが…。
天候は、近年はかなりの確率で予報に近いものになるようで、私たちはその恩恵を受けて生活しています。さらに、ピンポイントで雲の動きを追い、行動の判断材料としています。地震の予報はどうでしょうか。近年緊急地震速報で地震の発生を知ることができるようになりましたが、現在は天気予報のように事前の準備を十分にできるほどの猶予を与えてくれるものではありません。そもそも現状では、地震発生を予想することはできないという専門家の話を読んだことがあります。自然の脅威は、科学を大きく超えるものです。自然災害から身を守るには、科学に頼り切ることなく、自然に対して真摯に向き合い、危機意識を常にもって、自分自身で判断、行動できるようにしていくことが大切だと思います。
運動会
先週末26日(土)、市内では小学校1校、中学校2校で運動会、体育祭が行われました。快晴に恵まれ、保護者、地域の方々の声援を受け、子どもたちは精一杯の活躍を見せていました。
この時期は、新学期が始まって間もないこともあり、学級づくりや授業規律の確立に向けた取組と並行しての準備となるため、先生方のご苦労も多かったことと思います。また、小学校一年生にとっては、学級での生活に少し慣れてきたころに、学年全体での練習が加わり戸惑うことも多かったと思いますが、当日はたくさんの笑顔も見られました。すべての子どもたちが全力で取り組み、それぞれの発達段階に応じて、協力、団結することの大切さを学ぶ貴重な機会となりました。行事は、子どもたちにとって貴重な学びの場であることを改めて実感しました。
体力の向上は、日野の子どもたちだけでなく、全国的な課題です。今後も運動することの大切さ、楽しさを子どもたちに伝え、家庭や地域とも協力して、すすんで運動する子どもの育成に努めてまいります。
環境を生かして
写真は、学校にあるウェブカメラです。
推進室には、テレビ会議システムがあります。私は、もちろん3月までは使ったことはありませんでした。今は、たいへん便利な機器であることを実感しております。
メール等の文章では、行間の思いはうまく伝わりません。電話では、"声の表情"までは感じることができますが、本物には到底かないません。テレビ会議は、まさにフェースツーフェースです。会って話すことができればもちろんそれが一番ですが、遠く離れた方とのコミュニケーションツールとしては非常に優れていると思います。
ICTの環境は様々です。今の環境をまずはしっかり使いこなし、業務を効果的、効率的に進めてまいります。
情報モラル
中学生が小学生とみられる児童に因縁をつけ、泣かせるまでの様子を撮影した動画がインターネットの動画サイトに投稿されているという報道がありました。警察も捜査を始めたとのことです。
インターネットや携帯電話などネットワークを介してのコミュニケーションには、利便性だけでなく、そこには危険性も潜んでいることを教えなければなりません。子どもたちの実態の把握に努め、学校、保護者とともに指導を工夫してまいります。本推進室では、夏季休業中の情報モラルに関する研修の充実を図ります。
情報モラルだけでなく、様々考えさせられた報道でした。
教育委員会による学校訪問
本日は、昨日より10度近く気温が上がる予想もあり、この季節らしいさわやかな天候となりました。昨日開業した東京スカイツリーも市役所からくっきり見ることができました。
今日は、教育委員会による学校訪問に出かけます。お一人の先生の授業を参観させていただける時間はわずかですが、ほとんどの学級にお邪魔します。子どもたちが学ぶ様子に直接触れることができる貴重な機会です。先生方は、ICTをどう使い、それに対して子どもたちはどんな反応を示すのか、学校現場の事実から成果と課題をつかみ、今後の事業展開の参考にしてまいります。
子どもたちの元気と先生方の頑張りを応援していきます。
推進室訪問
本日午後、推進室では他市から訪問を受けます。昨年度も3回、一昨年度は9回、こうした機会がありました。また、日野市では、公開研究会を設けて、ICT活用教育の取組について全国からの訪問を積極的に受け入れている学校もあります。
教育委員会では、ICTの活用を通して日野の子どもたちへの教育活動の充実を目指しています。本市の取組が、他の自治体の参考になり、日本中の子どもたちへの教育活動が一層充実したものになっていくことを願い、今後も情報提供に努めてまいります。
金環日食
天気が心配されましたが、何とか雲間から太陽が顔を出し、その瞬間を見ることができ何よりでした。子どもだけでなく、まちの中や通勤途上の電車のホームで、大人も専用グラスを通して空を見上げる姿がたくさん見られました。
金環日食の時間帯が、登校前、あるいは登校中であったこともあり、実際にはその場面を見なかった子どももいると思います。生の迫力にはかなわないと思いますが、ICT機器を活用して映像を子どもに見せた学校もあるのではないでしょうか。
自然の神秘、崇高さを感じ、理科への興味を高める一日になったことでしょう。
日野市にお迎えした先生方、応援しています!
今週の15日(火)に、若手教員(1年次)研修会において、日野市のICT活用教育の研修を行いました。4月には、今年度日野市立学校に転入された先生方を対象とするICT活用教育の研修会を3回に分けて行いました。これで、今年度本市にお迎えした先生方への年度初めの研修が終了しました。
授業や校務での活用、セキュリティー等について研修していただきましたが、限られた時間であり、内容的にはとても十分なものとは言えませんが、「概要がつかめ、活用への意欲は高まった」という参加者の感想もありました。今後は、校内で支援をお願いするとともに、推進室でも引き続きサポートを続けてまいります。また、夏季休業中には、機器の効果的な活用、授業の充実につなげる活用等様々な研修を予定しています。
ごあいさつ
この度、梶野明信前室長の後任として着任いたしました、島川浩一です。どうぞよろしくお願いいたします。
まずは、「推進室長だより」でのごあいさつが遅くなりましたことをお詫びいたします。
さて、今年は春先気温の低い日が多かったせいか、緑と清流のまち日野市に、満開の桜が一層の彩を添え、すばらしい環境の下で、子どもたちは、希望の春をスタートしました。季節は、早新緑のころを向かえ、学校では、教室の学習に加え、遠足や運動会の練習、あるいは定期試験なども行われています。
今年度から、中学校においても新学習指導要領が全面実施され、子どもたちの学力の向上に向けた授業の一層の充実が求められています。教育委員会ではICT活用教育に力を入れ、授業の充実に努めてまいりました。今年も主な推進施策の一つとして、学校におけるICTの積極的な活用に向けてきめ細かなサポートを進めてまいります。
分かる授業、魅力ある授業づくりへの支援を通して、子どもたちの学ぶ意欲を育んでまいりたいと思います。