過去の推進室情報 2008年

2008年5月の記事一覧

授業力の向上を目指す2.3年次教員

日野市教育委員会が2・3年次教員研修を実施してから5年目を迎えました。
この研修は、授業力の向上をねらったものです。
内容は以下の通りです。

(1)1学期に自らが自分の授業をビデオに撮って授業分析を行い、改善策を立てます。
(2)夏季休業中の研修では、そのビデオを持ち寄って視聴し、グループで相互評価しながら
           改善策を見直します。
(3)それを踏まえて2学期には、授業改善の実践を行います。
(4)この1年間の取組をティーチング・ポートフォリオとして記録し、自らを振り返りなが
           ら授業力を高めていきます。

また、若手教員の授業の改善のためには、何より校内体制が重要であることから、本市で今までも重視してきた校内での授業研究会を活性化し、互いに授業を見合い、改善していく学び合いの風土づくりを推進していきたいと考えています。

学校組織マネジメント研修?(主幹教諭研修)

学校評価システムを確実に機能させるためには、主幹教諭のミドルリーダーとしての役割が重要になってきます。そこで、学校経営計画(評価計画)の作成について研修を行いました。

学校の重点目標を実現する具体化方策について、取組指標、成果指標はどう設定すべきかをグループで話し合い、発表しました。
 
 

帝京大学の先生による視察

帝京大学の星野昌治准教授と、中田正弘准教授が推進室にお見えになりました。
ICTを活用した授業をご覧になりたいということでしたので、市内の潤徳小学校をご案内しました。授業の様子は、映像で教員を目指す学生に見せ、これからの教員に必修であるICT活用指導力について学ばせるのだそうです。
  
理科:デジタルコンテンツの活用
ICT活用指導力Bー2 
 総合的な学習の時間:友達のノートを見て学ぶ(スタディノートで表現・意見交換)
ICT活用指導力Cー3

  
 家庭科:玉結びについて、演示している
教師の手元を書画カメラカメラで拡大提示
ICT活用指導力Bー3
 

南平小学校教育委員会訪問

南平小学校の教育委員会訪問を行いました。
本校は敷地内に田んぼのある学校です。
昨年度は100kg近い米の収穫があったということです。
  
 来月に、近隣の農家の方の指導を
受けながら田植えが行われます。
湧水が田んぼの周りを潤します。 

全学級の授業を参観しました。ICTを活用した授業が2つありました。
  
第4学年算数「わり算のひっ算」
ICT活用指導力C-4
インタラクティブスタディを
使った個別学習です。
先生は、教師用画面を見て、
子どもたち一人一人の理解状況を
把握します。
“先生を呼びなさい”の画面になっている
子どものところに行って
個別指導しています。 
 第5学年理科「植物の発芽」
ICT活用指導力B-3
実験の手順と結果を拡大して
実演し、確かめています。
画像はヨウ素デンプン反応の様子です。

日野第六小学校学校課訪問

日野第六小学校の学校課訪問を行いました。
本校自慢のおたまが池は、昨年度学校ビオトープ・コンクールで銅賞をとりました。
本校は今年度の日野市教育委員会の研究奨励校で、「健やかな心を体をつくる児童の育成」というテーマで食育の研究を行っています。


全学級の授業を参観しました。
ICTを活用した授業が各学年で行われていました。
  
 第1学年国語「ともだち ひらがな」
ICT活用指導力B-3
ひらがなの書き順を、Web上の
コンテンツを使ってみんなで
確かめています。

 第2学年国語「たんぽぽのちえ」
ICT活用指導力B-4
今まで学習してきたたんぽぽの知恵を、
実際にWeb上のコンテンツで確かめて
います。(たんぽぽの微速度撮影映像)

  
 第3学年理科「チョウを育てよう」
ICT活用指導力B-1
デジタルコンテンツの動画を見て、
飼育しているカイコガの成長過程に
関心を深めています。
この後、教室で実物を見ながら
観察カードをかきます。

 第4学年社会「都道府県を覚えよう」
ICT活用指導力B-1 C-4
自作の教材「都道府県スリーヒントゲーム」を提示して関心・意欲を高めた後、
Web上のコンテンツで都道府県あわせの
パズルに取り組む学習活動です。

  
 第5学年理科「天気の変化」
ICT活用指導力B-1
日常生活において天気の変わり方は、
いろいろな気象情報を使って
調べられることを確かめています。
 第6学年理科「ものの燃え方と空気」
ICT活用指導力B-3
ビデオで拡大して実演し、実験の手順
(水上置換法)をわかりやすく
示しています。

日野市のセキュリティ、安全対策が新聞で紹介

最近、都内でも、教員が持ち帰ったUSBなどの記録媒体が紛失する事故が続いています。
先日、日本教育新聞の記者が取材に来られ、その時の記事が掲載されました。
ICTセキュリティカード、暗号化USB、セキュリティポリシーによる情報資産の分類と運用、教員研修、専門家によるセキュリティ運用状況の現場指導等の本市の取組が紹介されました。
今後も、「一人が破れば全滅」という危機管理意識を常にもって運用するように働きかけていきたいと考えています。

日野市の関係する記事は、市政図書室で、毎週一覧にしてエレベータの中に張り出されます。
今回も掲載されました。

インタラクティブスタディを全小学校で積極的に活用するために

昨年度の「ひのっ子21開発委員会(小学校部会)」の研究は、今年度、ICT活用研究委員会の算数実践部会として再構成されました。昨年度の成果は、当サイトの「情報宝箱」にも掲載しています。本年度は、市内の全小学校の算数の授業で、一人一人の理解度に応じてコンピュータで進めるインタラクティブスタディの教材を活用し、子どもたちに確実な学力をつけることを目指します。

ネットいじめの実態とその対処方法

◆午後、情報安全教育研修会を実施しました。
テーマは「ネットいじめの実態とその対処方法」です。講師は、全国Webカウンセリング協議会理事長で、心理療法カウンセラーの安川雅史先生です。安川先生は、全国を回って学校や保護者に現在のいじめ問題や不登校問題の講演会を行っておられます。先月は、衆議院の「青少年問題に関する特別委員会」で、ネット上の有害情報から子ども達を守るための対策について検討する際に参考人としても出席されています。
本日の研修会に、教育部長と推進室の職員も参加しました。


◆講義では、子どもたち自身が立ち上げた「学校裏サイト」というインターネット上の掲示板や、「プロフ」と呼ばれる無料でできる自己紹介サイトの他「チェーンメール」や「なりすましメール」など、携帯電話やネット上のトラブルの実態とその対処法についてご指導いただきました。あわせて、学校は、いじめ・不登校問題に対して何をすべきなのか、また家庭では何をすべきなのかをご指導いただきました。    安川先生の次の言葉が大変印象的でした。
・見なければすむ、知らなければすむ、という問題ではない。放っておくのが一番いけない。
・子どものSOSのサインを見逃さない。いじめに遭っている子には必ず変化がある。
  (身体的にも)学校と保護者のすばやい対応が早期解決につながります。
     改めて、家庭との連携の必要性を感じました。

先生方に、子ども達を安心させる、やわらかい表情づくりのアドバイスもいただきました。

管理職ICT活用研修

◆毎年実施している管理職ICT活用研修。今年で3回目です。初年度より信州大学の東原教授にご指導いただいています。


◆今年度の研修内容は次の2つです。

(1)校務支援システムの積極的な活用について
来月より新たに文書管理機能が追加されますので、まずは、校長先生方に見ていただきました。これにより、文書の流れをスムーズにし、校務の効率化を図りたいと考えています。また、校務の情報化、校務支援システムの活用については、日野市の取組(撮影:潤徳小、日野第三中、平山中)が教員養成を行うためのモジュール型コア教材になりましたので、東原教授より完成間近のコンテンツを紹介していただきました。


(2)教員のICT活用指導力の向上について
3月の文科省の調査、及び転入者研修で実施した転入教員の調査結果から、現時点での日野市の実態がまとまりました。  この結果は当サイトにも掲載しています。


各学校ごとに結果を分析し、グループで話し合いながら対策を考えて、
発表していただきました。
 
 

研修の最後に、テレビ会議で、信州大学附属松本中学校の公開授業の様子を見せていただきました。距離を超えて、授業参観しながらリアルタイムの協議を行うことができ、新しい形の研究授業協議会の可能性を感じました。


◆日野市はICT活用教育3年目を迎えました。
各学校では、校長先生のリーダシップのもとに、校内のICT活用教育推進体制を確立しながら進めてきました。基盤整備に続く日野市の次なる目標は、定着と活用です。今年度は次のことを目標に進めていきます。
・教科における本格的なICT活用による授業の質の向上。
・学校Webサイトの積極的な発信による見える学校づくりです。

評価研修

児童・生徒の学習状況を把握し、指導の在り方の工夫改善を図ることは、教師にとって最も重要な仕事です。毎年、この時期に評価についての教員研修を実施しています。

ねらいは2つ。
(1)CRT(Criterion Referenced Test 目標基準準拠検査)の結果の見方・
           活かし方を身につけること
(2)評価全般についての理解を深めること です。

今年は、「これからの指導と評価」というテーマで、筑波大学名誉教授の辰野千壽先生にご指導いただきました。辰野先生には、CRTを導入した初年度(平成17年度)にもご指導いただきました。今回は2回目です。

日野のまちを好きになる

一晩降り続いた大雨は子どもたちの登校時にもやみませんでした。
天気が心配されましたが、第2回の初任者・新規採用教員の研修会(全日)は、予定通り実施されました。
 

午前中に、空を覆っていた厚い雨雲がうそのように切れてきました。雨が上がると真っ白な富士山が・・・

研修の午前中は日野市内を回り、日野宿本陣、東光寺(伝説古墳)、平山城址、高幡不動尊、多摩丘陵、向島用水新水路などを見て、郷土の歴史や地形に触れました。
午後は、地域教材の作成です。

講師は日野第一小学校の小杉博司校長先生。
「地域に出たら新発見があります。感動や矛盾が動機づけ。自分の学校のまわりの環境を見て、教材化してください。学校と子ども、日野のまちを大好きになってください。」
 

論理力をつけるバタフライマップ法

ICT活用研究委員会の国語実践部会を開きました。
今年度この研究を指導して下さるのは、信州大学の東原教授と藤森教授です。
(昨年度も、両先生の指導のもと、市内の国語のモデル校だった日野第三小学校で、大学生と俳句の交流授業を実践しました。この公開授業の様子は7月13日に当サイトでも紹介しています)

今年度は、この部会で、「バタフライ・マップ法」をもちいて思考力と表現力を鍛える実践を行います。    以下、藤森先生の説明です。

バタフライ・マップ法とは、蝶の形を模した一枚のマップを使って、子どもたちの脳内に論理力を構成する思考の枠組みを焼き付ける学習法です。マップには、合計で六つの部品(パーツ)があります。それぞれの部品は、論理力を育てるために欠かすことのできない項目名がつけられています。子どもたちは、蝶の姿を思い浮かべながら、部品に書き込む内容を作品から見つけ出したり、自分で考えたり感じたりします。この過程が論理力をつけるための学習活動になります。

このバタフライ・マップ法での活動を、スタディノートのマップ機能を使って実践する計画です。
 

「宇宙の学校」開校!

土曜日の理科室「宇宙の学校」が開校しました。
今年度も理科好きの5・6年生87人が10回のコースに参加し、科学を追究していきます。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)との連携プログラムは今年で3年目になります。
  
 昨年度に引き続き、中心となって
指導してくださるのは遠藤純夫先生。
宇宙から見た「生命の星 地球」など、
子ども達の科学への好奇心をくすぐる
画像を見せて下さいました。
 今日のテーマは花のつくり。
「パイナップルは、たくさんの花の
下の部分がくっつきあったものなんだよ。」との説明に、驚きの声を上げる子ども達。

立体図形が操作できる!

ICT活用研究委員会の数学実践部会を平山中学校で開きました。
今年度この研究は、信州大学の東原教授と宮崎教授が中心となってご指導下さいます。

今日は、国士舘大学の茅野公穂准教授が来て下さいました。
教育課程実施状況調査の達成率が低く、その指導も難しかった空間図形について、
「Cabri3D」ソフトを活用し、指導方法の工夫改善を図ろうという研究です。
   
                                    空間図形に関する教育課程実施状況調査の達成率の状況

3Dで空間図形が操作できるため、生徒の新たな発見や感動を通じて一層の興味・感心を高め、理解を深めることが期待できます。
   

実際の実験・観察などはやらないのですか?

◆本日午後、教育センターで、第2回 ひのっ子教育21開発委員会を開催しました。
自分の活用した(これから活用する)理科ねっとわーくのデジタル教材を紹介し合いました。

実験・観察をしながらデジタル教材を活用することにまだ少し抵抗感をもっている小学校の先生・・・。その反対に、日常的にこれらの教材を使い慣れている中学校の先生・・・。両者の意識の違いも見られました。今後は互いの授業を見合うことも計画していきたいと考えています。まずは、中学校の理科の授業から学ぼうということで、公開授業の日程を共有することにしました。
  


◆今日の開発委員会の様子は、テレビ会議で、防災センターの災害対策本部室につなぎました。本日、防災センター災害対策本部室では、南多摩地区(5市)の企画課長会が開かれ、推進室の職員が、日野市のICT活用教育の取組をプレゼンテーションしています。大きなスクリーンには教育センターのコンピュータ室の様子がはっきり映し出され、開発委員会の先生方が紹介するデジタル教材を感動しながら見つめていたということです。

ある市の企画課長から質問が出されました。
「日野市のICTは進んでいるんですね。理科の授業もすべてデジタルで行い、実際の実験・観察などはやらないのですか?」
これに対して、中学校の先生がこう答えました。
「まったく逆です。むしろ実験・観察に取り組む時間を多く確保することができるようになりました。余計な説明の時間も省けて授業の効率がよくなります。さらに、実際に実験できないものや目には見えにくいものも見せながら、より実験を深めることができます。」
  

研究協議会もテレビ会議で

潤徳小学校の校内研究にお邪魔しました。
本校は、今年度、日野市教育委員会の研究課題校として理科の研究に取り組んでいます。

特に次の3点を重点において研究を進めています。
・事象との出会い
・問題解決の過程
・新しい「知」の構築
  
 第1学年生活科「はなとなかよし」
ICT活用指導力B-1C-3
観察カードを拡大提示して、
発見したことを発表しました。

 第2学年生活科
「わたしのやさいをつくりたい」
ICT活用指導力B-1・3
観察カードの書き方を説明したり、
育てているミニトマトを
実物拡大投影したりしました。

  
 第4学年理科「電池の働きを調べよう」
ICT活用指導力B-2・3
課題を提示したり、
実験のまとめを説明したりしました。
 

                   研究協議会は、テレビ会議で東原教授にも参加していただきました。
                          (授業もテレビ会議でご覧になっていただきました。)
  

七生緑小学校教育委員会訪問

七生緑小学校の教育委員会訪問を行いました。
本校は、旧三沢台小学校と旧百草台小学校が統合し、この4月から新たに開校した学校です。
通常の学級15+固定のあおぞら学級2+通級のつくし学級4で、先生方の数は40名以上になりました。開校1年目の今年度は旧百草台小学校の校舎を仮校舎として使用し、来年度からは旧三沢台小学校の校舎を増・改築して使用する予定です。

すべての学級の授業を見せていただきました。
図工で、ICTを活用した授業が行われていました。
実物投影機で粘土の様子を映しています。
ICT活用指導力B-3

第11回ひの新選組まつり

昨日から2日間にわたってに行われた「第11回ひの新選組まつり」。
2日目の今日は、雨もあがってパレードが行われました。全国の『新選組ゆかりの地』からの参加もあり、総勢430人を越えるパレードでした。日野市役所職員の隊士たちもはりきって参加です。パレードのゴールである中央公園前では、市内の中学校と都立南平高校の吹奏楽部による合同演奏が鳴り響いていました。
 
 

教務主任は校務の情報化推進のリーダ

教務主任研修会がありました。
本日のテーマは「校務支援システムの積極的な活用」。校務の情報化については、教務主任が中心とした校内で推進体制を確立することが成功の鍵です。メディアコーディネータも交えて、うまく運用するためのコツや悩みなどを発表しあい、方策を検討しました。
 

幼稚園長会研修

幼稚園における学校評価についても、小・中学校と同様に、学校教育法、学校教育法施行規則の改正により、自己評価・学校関係者評価の実施・公表、評価結果の設置者への報告に関する規定が新たに設けられました。文部科学省が示したガイドにラインに
「保護者が入園を選択するという幼稚園の特性を考えると、幼稚園の基本的な情報を保護者に
   対して積極的に提供することが前提であり、積極的な情報提供と学校評価は、学校運営の改
   善を図るための、いわば車の両輪であることも考慮する必要がある。」と記されています。
今後、各園で、積極的にWebサイトの発信をしながら、幼稚園における学校評価の具体的な方法について検討していきます。

特別支援教育を実施する力

日野市立小学校教育研究会の第41回定期総会が行われ、市内の小学校の先生方が集まりました。ひのっ子の学力向上のため、豊かな心と健全な心身を育むために、日々がんばっている日野市の先生方です。今年度も、この自主的な研究の場から、多くの優れた実践が生まれることを期待したいと思います。
  
 浮須参事の挨拶

 熱意あふれる先生方

総会の後は、講演会がありました。
講師は中野良顕先生。
「教室の中の軽度発達障害児」というテーマで、応用行動分析による効果的な支援方法の指導をいただきました。
特別支援教育は、日野市が重点において推進している3つの大きな柱のうちの一つです。
ICT活用指導力と同様に、特別支援教育を実施する力が、すべての先生方に求められています。
 
 

校務支援システム導入の経緯

今年度はICT活用教育の定着と活用の年。
校務の情報化を図る校務支援システムも、すべての学校でフル機能を積極的に活用していきます。最近、都内のいくつかの自治体から、「どうしたらスムーズに導入できるのか」ということについて、問い合わせを多く受けるようになりました。都立高校のICT化計画に続いて、都内の区市教育委員会も動きが出てきたのは、とても望ましいことだと思います。本サイトでは、常に情報を発信しておりますので、さかのぼって検索するとわかることですが、その経緯は次の通りです。ポイントは、校長先生のリーダーシップと教務主任(主幹教諭)を中心とした教務部の組織的な推進体制です。

◆その1 1年目:導入の年
日野市に校務支援システムが導入されたのは平成18年11月。先生方一人一人にコンピュータを配備した時です。特定のモデル校のみではなく、全校に一斉導入しました。最初はグループウエア機能のみでした。この年の研修の重点は各学校の校長先生でした。
導入前の5月には校務支援システムの導入をどう職員に伝えるか」というテーマでの研修。
導入後の1月には次年度から新たに追加する日野市のオリジナル新機能(時数・週案、成績管理、ひのっ子宝箱)を紹介し、その教育的意義を理解していただきました。

◆その2 2年目:推進の年
昨年度からは新機能も含めて、各学校の実態に応じて、使えるものをどんどん活用してもらいました。研修の重点は各学校の教務主任の先生で、教務主任研修会を重視しました。
同時に、小学校1校、中学校3校には、先導的にフル機能を活用していただき、使ってもらう中で気づいた点を機能改善に反映させました。

◆その3 3年目:活用の年
今年度は、いよいよ全校がフル機能を積極的に活用していくことを目指します。
今年度も教務主任会を重視し、各学校の情報交換を密にしていきます。
教務主任が中心となって校内研修を進められるように後押しをしたいと考えています。
校内で推進体制を確立することが成功の鍵です。
  
 4月30日の三沢中学校の校内研修。

 教務主任(主幹教諭)と
教務部のメンバーが講師役。
(校長先生も・・・)
  
 メディアコーディネータは
あくまでも支援役。

 

テレビ会議システムの可能性

今、本格的なテレビ会議システムの可能性を試しています。
  
      推進室で実験中・・・目の前で会話をしているように音声も映像も大変きれいです。

これまで、日野市の学校や推進室では、コンピュータにWebカメラを接続した簡易テレビ会議システムを使ってSkypeによって相手と接続してきました。この仕組みでも、学校同士の協同学習、小学生と大学生の遠隔授業、小学校と大学を結んだ授業研究や打ち合わせなどで、効果を発揮してきました。    しかし、いくつかの難点がありました。
1 音声がときどき途切れる。
2 映像が滑らかでないことがある。
3 大きな映像が送れない。
4 パソコン画面を送れない。
5 3地点以上を同時に接続できない。
6 相手のカメラを遠隔コントロールできない。
そこで、これらを解決することができるということで、機器をお借りし、情報システム課の協力を得て早速試してみたわけです。実験の結果、ネットワークの設定に課題が残りますが、このテレビ会議専用機が利用できたら問題が解決し大変便利になることが実感できました。

チェーンメール

4連休の初日は朝から雨。
市役所前の中央公園では、ドウダンツツジの小さな花も落ちてしまいました。
 

午後になってからようやく5月の太陽が顔を出し、子ども達の元気な声も聞こえ始めました。
子ども達が楽しい連休を過ごせることを願っています・・・

  
 中央公園の木々の葉が輝いています。 雲がどんどん流れていきます・・・
連休直前には、市内の中学生の間で「チェーンメール」が回っているという情報を受けました。メディアコーディネータが急いでICT活用NEWSを作成し、その実態と対処法について、校務支援システムの掲示板(すべての先生方が見ることのできる掲示板)に掲載したところです。
チェーンメールの指導のポイントは次の2つ。
◆チェーンメールがどこで止まったか調べる機能は存在しないから、安心して止める勇気を
    もつこと。
◆チェーンメールを受信した時点では被害者でも、転送した時点で共犯者となること。 
    このことを大人が正しく伝え、チェーンメールの広がりを防ぐ必要があります。

メディアコーディネータにとっては、先日、全国Webカウンセリング協議会の「ネットいじめ対応アドバイザー講習会」で学んできたことが生かされました。これらの内容については、今月実施する情報安全教育の研修会で、理事長の安川先生に講演いただくことになっています。

コミュニティ・スクールの導入に向けて

コミュニティ・スクールは、保護者や地域の方々の声を学校運営に直接反映させ、保護者・地域・学校・教育委員会が一体となってより良い学校を作り上げていく新しい仕組みです。その設置については、保護者や地域の意向やニーズを踏まえて、学校を設置する教育委員会が決定します。日野市では、平山小学校が、コミュニティ・スクール導入に向けて準備を始めました。昨日の5月1日、その準備委員会となる学校運営連絡協議会が、開催されました。

まず、古宮校長先生から学校経営方針、今年度の基本方針の概要説明がありました。
「開かれた学校」から一歩進んで、「見える学校」「見せる学校」を心がけていることが評価されました。本校は、オープンスペースの教室空間、ガラス張りの校務センター(職員室)等、新しい平山小学校の校舎ならではのハード面はもちろん、様々な教育活動に地域の方が参画していただく計画をもち、また、Webサイトで日々の教育活動を積極的に発信するなど、ソフト面においても見える学校づくりを実践されています。
 

最後に評議委員一人一人が、「願う学校像」と「そのための手立て」について意見を出し合いました。
「皆さんの願いと本校の教職員の願いとが見事に一致しました。」と、古宮校長先生。
今後は、出された意見を参考にしながら学校が取り組む重点目標、学校評価項目が決まっていきます。
そして、これをもとに、地域の方、保護者の方に1年間の様々な教育活動に参画したり参観したりしていただくことになります。

日野市の先生方のがんばり

本日、尚美学園大学の小泉力一先生がお見えになりました。
小泉先生は、文部科学省の参与も兼務されています。
推進室のWebサイトをご覧になっていて、日野の取組もよくご存じです。
この1月に東京都が行った「ICT活用実践フォーラム」で、日野市の中学校の先生が中学校の部の事例報告者兼シンポジストとなった時もお世話になりました。
「中学校、高等学校と、なかなかICT活用教育が広まらない全国の現状の中で、日野市はがんばっていて大変参考になる。そのヒントを探りたい。」ということでした。
また、「ICTを活用することを構えずに、便利なものだと気軽に使ってもらいたい。苦手な先生に目線を合わせないとなかなか裾野が広がらない。」とおっしゃっていました。
日野市の先生方のがんばりが全国に注目されることは大変うれしいことです。
 

さわやかな5月

今日から5月。
さわやかな風とまぶしい太陽を感じます。
  
 滝合小学校のビオトープの
淵を歩いている野鳥。

 校舎の端で見つけたスズラン。
小さな鈴を逆さまにしたような
かわいい花です。
5月1日はスズランの日だそうです。
 
スズランによく似たドウダンツツジの花。
裾がつぼんでいるのが違いです。
「満天星躑躅」と書くそうです。
 

今日(奇数月の1日)は、あいさつ運動の日。
この運動が始まって2年。市役所の職員も各学校の運動に参加しています。
  
                            中学年は高尾山へ遠足。
                         いつもより早めの登校です。
 「おはようございます!」
どうしてこんなに先生が
ならんでいるの?
不思議そうな1年生。