過去の推進室情報 2008年

2008年5月の記事一覧

校務支援システム導入の経緯

今年度はICT活用教育の定着と活用の年。
校務の情報化を図る校務支援システムも、すべての学校でフル機能を積極的に活用していきます。最近、都内のいくつかの自治体から、「どうしたらスムーズに導入できるのか」ということについて、問い合わせを多く受けるようになりました。都立高校のICT化計画に続いて、都内の区市教育委員会も動きが出てきたのは、とても望ましいことだと思います。本サイトでは、常に情報を発信しておりますので、さかのぼって検索するとわかることですが、その経緯は次の通りです。ポイントは、校長先生のリーダーシップと教務主任(主幹教諭)を中心とした教務部の組織的な推進体制です。

◆その1 1年目:導入の年
日野市に校務支援システムが導入されたのは平成18年11月。先生方一人一人にコンピュータを配備した時です。特定のモデル校のみではなく、全校に一斉導入しました。最初はグループウエア機能のみでした。この年の研修の重点は各学校の校長先生でした。
導入前の5月には校務支援システムの導入をどう職員に伝えるか」というテーマでの研修。
導入後の1月には次年度から新たに追加する日野市のオリジナル新機能(時数・週案、成績管理、ひのっ子宝箱)を紹介し、その教育的意義を理解していただきました。

◆その2 2年目:推進の年
昨年度からは新機能も含めて、各学校の実態に応じて、使えるものをどんどん活用してもらいました。研修の重点は各学校の教務主任の先生で、教務主任研修会を重視しました。
同時に、小学校1校、中学校3校には、先導的にフル機能を活用していただき、使ってもらう中で気づいた点を機能改善に反映させました。

◆その3 3年目:活用の年
今年度は、いよいよ全校がフル機能を積極的に活用していくことを目指します。
今年度も教務主任会を重視し、各学校の情報交換を密にしていきます。
教務主任が中心となって校内研修を進められるように後押しをしたいと考えています。
校内で推進体制を確立することが成功の鍵です。
  
 4月30日の三沢中学校の校内研修。

 教務主任(主幹教諭)と
教務部のメンバーが講師役。
(校長先生も・・・)
  
 メディアコーディネータは
あくまでも支援役。