学校からのお知らせ

カテゴリ:3年生

3年生廊下掲示(7.3)

3年生の教室廊下には、図工の作品が掲示されています。

鮮やかなグリーンで描かれています。

作品の中には、本物の葉を貼り付けています。

葉の形を活かして個々にイメージを膨らませて表現しています。

どれも素敵作品ばかりです。

 

蚕の授業(5.8)

5月8日(月曜日)、3年生は理科で蚕の授業がありました。

元仲田小学校長の柳元先生をお招きして、仲田小学校と蚕の深いつながりについてや、育て方について詳しく教えていただきました。

 

お話を聞いた後、仲田の森蚕糸公園へ行き、エサ(桑の葉)の採り方についても教わりました。

上手に育てると6センチくらいになるというお話を聞くと、頑張って大きく育てるぞ!と意気込んでいる子どもたちでした。

3年生 クラブ見学

 昨日のクラブ活動の時間に、3年生が学級ごとにそれぞれのクラブ活動の様子を見学しました。

 来年度4年生になると、今の3年生もクラブ活動に参加できます。その意味で、見学をさせてもらった3年生たちの反応も様々だったようです。聞いてみたところ、見学を終えてどのクラブに入ろうか迷っている子、もうすでに決めている子、どのクラブに入ったらいいのかわからない子の3つのパターンがあったようでした。見学を終えて教室に戻ったときには、反応の違いはあったにしろ、みな楽しめたということでした。

 いずれにしても、例えば家庭科クラブや自然科学クラブ、音楽クラブ、パソコンクラブなどでは、実際に活動をしていることを見学しただけでなく、体験に近いことをさせてもらったり、発表してもらったりして、身近な感覚になったということでした。4月からのクラブ活動では、きっと昨日見学させてもらった活動が実際にできる楽しさを味わうことでしょう。

 ご家庭で、どのクラブに入ろうか相談されたときには、ぜひお子様の特性や興味関心を考慮して、適切なアドバイスを伝えてみてください。

ふれあい給食 2回目

 昨日は、ふれあい給食の2回目が実施されました。2回目は、3年生と花と緑のサポーターの方々、近隣の農家の方々、蚕学習でお世話になった方々をお招きして交流を深めました。

 子供たちが丁寧に色を塗ったカードを渡すと、いらした方々にはとても喜んでいただきました。終始なごやかなムードで、給食を食べていました。ご来校いただきました元仲田小学校長 柳元 太郎先生をはじめとする皆様方には、ありがとうございました。
 
 
 
 
 

カエルくん、元気でね

 今朝の事です。正門前に立ち、子供たちにあいさつをしていると、ちょっと離れたところを歩いていた3年生の子供たちに、早くこっちに来てくださいと呼ばれました。行ってみると、道路の真ん中にカエルが歩いていました。おやおやと思っているうちにも、カエルはゆっくりと歩いています。車もたくさん走る道なので、轢かれては大変、と思い、さっと両手でカエルを持ち上げて、近くに流れている用水に流しました。カエルは水の流れに合わせて泳いでいきました。

 3年生やちょうど登校時に通りかかった子供たちは、校長が手に持っているカエルを見て、ある子は恐がったり、またある子はいやそうな顔をしたり…

 こちらとしては、朝から大切な命を一つ救えたかな、と思うと、とてもすがすがしく、気持ちがよかったのですが、たまたまそこに居合わせた子たちにとっては、意外とそうでもなかったようでした。カエルを見て、気持ち悪い、それだけだった子もいて、ちょっぴり残念な気もしました。いきなりカエルを見て驚いただけかもしれませんが。


 

 仲田小学校に赴任する前の学校で書いた学校便りの原稿がありますので、自分の気持ちとして参考になれば、と思い、以下載せておきます。誰もが何にでも慈愛をもって接することができるよう、願っています。

カエルの背中をさわれますか                            校長  内田  清


 慌ただしいだけで終わってしまったように感じるこの1学期でしたが、あと3週間で夏季休業に入ります。各家庭では、それぞれが休み中の過ごし方を検討されていることと思います。

 さて、今年は、43日間の長い休みになります。

① いつもはできない体験をする 

② 時間を掛けてできることに挑戦する

といった過ごし方をしましょう、とよく言われます。私としては、今年の夏休みには、『自分の価値観を変える』ことをお願いしたいと考えています。


 本校の子供たちを見ていると、与えられたことは丁寧に最後までやり遂げることができるところが素晴らしいと思います。好きなことや得意なことはよく頑張ります。一方で、苦手とすること・ものや嫌いと思い込んでいること・ものに対しては、「無理!」「ありえない。」という表現を使って、まず何とかやってみようとする姿勢が弱いのを感じます。とても残念なことです。

 しかし、3年生の多摩動物公園昆虫館体験学習でのこと。「カマキリって…こわい。」「ゴキブリ!!」と、体をよじるようにして話していた子供たちが、解説員さんたちの説明を聞き、友達が普段見慣れない昆虫に触りだすと…「校長先生、私怖くないよ。」「校長先生も触ってごらんよ。」と話し掛けてくる子供たちの表情は、実に晴れやかでした。

 また、体育の授業で、鉄棒やマット・跳び箱等の器械運動系をするときにも、同様に「できるわけがない。」「嫌いだし」「…」といった尻込みを最初から見せることがよくあります。「こうしてごらんよ。」「大丈夫だよ。」「ほら、うまくできた。」と声を掛けてもらった後は、意外と平気な顔をしてどんどん自主的な行動がとれることがよくあります。ご家庭でも、子供たちとのかかわりの中で似たような経験がきっとあるのではないかと思います。

 苦手とすること・ものがあるのは、誰でもあることです。そのときに、『嫌だからやめてしまおう、辛いからしたくない』という発想からは何も生まれません。ちょっとやってみようかな、そんな気持ちに少しでもなれたときが自分の幅を広げるチャンスです。長い休みの間にチャンスは何度かやってくると思います。子供たちが『苦手』『嫌い』と言い出したその時を待って、ほんの少しだけ背中を押していただきたいのです。『できたね。』そんな風に自分の中の価値観を変える機会をたくさん作っていただきたいと思います。


 以前、突然道路に出てきたカエルを見て、「かわいい~」と言って、背中を大事そうになでていた女の人を見たことがあります。その仕草や表情がとても魅力的でした。カエルに限らず、自分が受け入れる対象が広いのだろうな、と心が温かくなった気がしました。


 一人一人の価値の基準はもちろん違いますし、それでいいと思います。ただ、狭い範囲での基準よりもたくさんの経験に基づいた余裕のある基準があれば、思考・判断のパターンが豊かになり、今までにはなかった楽しみが増えてくると思います。「これでもいいんだ。」「もう少しやってみよう。」こんな気持ちが大事だと思うのです。

長い休みの時間を生かして、自分はここが変わったよねと、子供たち自身が価値観の変化を実感することができるよう願っています。学校でも、残る3週間で力強く背中を押していきたいと思います。