カテゴリ:校長室だより

　私は今、「授業が楽しいなぁ。」と思っています。４年２組でやる授業は私にとって大きな楽しみになっています。なぜか？いろいろな人が自分の意見をしっかりと言ってくれるからです。私が考えもしなかった考えが出ることもあります。そのときは「やられた！」と思うわけですが、同時にとてもうれしい気持ちになります。次はどんな考えが出てくるのだろうとワクワクしながら授業をしています。

　先週の社会科の授業で、たくさんのことを考える場面がありました。また、話し合う場面もたくさんありました。自分の考えをノートに書くことはとても大切なことです。ですが、同じグループの友達と、あーでもない、こーでもない、と一緒に考えていく活動も同じくらい大事だと思っています。たくさんの考え方にふれることができるからです。それは先生だって同じことです。

　先週の火曜日、「火事を予防するためにはどうしたらいいだろう。」と問題を出しました。私は、火遊びをしないことやストーブの周りに燃えるものは置かないことなどは意見として出てくるだろうと思っていましたが、使わないときはコンセントを外す、コンセントの周りに物を置かないなどは私は思いつきませんでした。でも意見を聞いたときすぐなっとくしました。「なるほど。たしかにそうだ！」と。みんなといっしょに考えたことで、私の考えの幅も広がりました。ほかにもいろいろな考えがでました。１人ではわからなかったけれど、班で話し合ううちにわかるようになった人もいました。それが大切です。先生から学ぶだけではなく、友達から学ぶ、先生もみんなから学ぶ。お互いに学び合える集団はとてもすてきです。お互いをちゃんと認め合うことができるからです。

　私が２組での授業を楽しいと感じるのは、そんな学び合いの瞬間を感じることができたからだと思います。私もみんなから学ぶ楽しみがあるからです。

　今週も１週間楽しく勉強していけるようにしましょう。