カテゴリ:校長室だより

ご飯と言えば、皆さんは、どんな食べ物が好きでしょうか。好きなものがたくさんあると、ご飯を食べるのも楽しいものです。

でも、食べる前から、何となくいやで、せっかくお家の人に作ってもらったおかずを、食べずに残してしまうことはありませんか。見た感じが好きじゃないとか、今まで食べたことがないという理由で、食べないうちから「これ、嫌い！」と言ってしまうのを「食べず嫌い」と言います。

食べていないから、まだ味が分からないのに「嫌い」と決めつけてしまうのは、もったいないことです。食べてみたら、本当はおいしいかもしれません。大好きな食べ物になるかもしれません。

新しいことや始めてのことを、何となくいやだなあって思う気持ちも「食べず嫌い」と同じです。皆さんは、これから、新しいことにたくさん出会います。その中には、何となくつまらなそうだな、大変そうだな、と思うことが出てくるかもしれません。

でも、そんな時こそ「食べず嫌い」はやめて、まず、試してみましょう。最初はいやだと思っていたのに、試してみたら、いい気分になったり、楽しくなったりすることは、たくさんあります。試してみて、もし困ったことがあったら、先生やお家の人に相談してください。

ぼくは、５年生の時に３つの目標を立てました。

１つ目は、「自分から何かできることに取り組む」ということです。この目標を立てたことで、自分ができることを探し、動けたので成長したと思います。

２つ目は、「すべてにおいて全力でやる」ということです。このことを目標にしたことで、授業でも、運動でも、この力を発揮することができたので、成長できたと思います。

３つ目は、「何事も、強く責任をもって行動し、そして自覚をもつ」ということです。この目標は、体育でのチーム競技でキャプテンをやったときに役に立ちました。チーム全体が暗くなっていたときに、全力でやらなかったり、全員が思いきったプレーをしなかったりしたことで負けてしまうことがありました。自分でチームを盛り上げたことで、責任をもってやるということができました。

でもやっぱり、「反省をする」ということが大切だと思います。人間は、失敗する生き物です。そして、全てがカンペキな人間などいません。成長しても、「失敗・反省」というものがなければ、次のかべはこえられないと思います。成功して学ぶこともとても大切ですが、失敗して学ぶ方が得だと学びました。学び方によって、さらに、またさらに、大きく成長できると思います。

今まで学んできたことを６年生では生かさなければなりません。最高学年として下学年の先頭に立って、学校を引っ張っていきたいです。『笑顔、礼儀、あいさつ、手本』の４つがキーワードとなると思います。一番上の学年が笑顔であれば、下の学年もついてきてくれると思います。そのためには、先生のサポートも必要になると思います。

６年生での自分の目標は、『チャレンジ・挑戦』です。勉強、委員会やクラブのリーダーなど、いろいろなことにチャレンジして、６年生としての生活をがんばっていきたいです。