学校からのお知らせ

2015年3月の記事一覧

6年生 卒業式の練習

 6年生が仲田小学校に通う日も残り少なくなりました。すでに先週から練習は始まっていますが、今日の4校時、5校時は、証書授与の練習をしました。

 名前を順に呼ばれて、体育館舞台上に立ち、自分の将来の夢を語り、卒業証書を受け取る、これだけの事ではありますが、6年生の子供たちにとっては、一人一人が主役の卒業式の中でも、大切な時間になります。今日は、証書授与の練習は実質初めてではありましたが、本番と同じように66名全員が証書授与を体験しました。

 証書授与の練習をしながら舞台の上から6年生を見ていて、おしゃべりなどが聞こえない、姿勢がいい、受け取った証書を床に落とさない等の立派な練習態度が見られたのは、とても素晴らしいと感じました。まだまだ声が小さかったり、早く歩いてしまったり、うまく夢を語れなかったりする場面もありましたが、これからの練習の中で修正できます。真剣な態度はこれからの練習でもさらに磨かれることでしょう。

 歌や呼び掛けの練習など、やるべきことはいくつもあります。自分たちが納得できる自分たちの卒業式にしてほしいと願っています。

3・11を忘れない

 3月11日を今週の水曜日に控えた今日、月曜日の全校朝会で、東日本大震災について子供たちに呼び掛けました。

 まず、校長から4年前の3月11日に東北地方の太平洋側で大きな地震が起きたこと、信じられないほどの大きな津波が海から押し寄せたこと、津波は東北地方の様々な港や川に流れ込み、町を飲み込んでたくさんの方が亡くなったことと言った事実を子供たちに伝えました。その後、平成23年8月に『文芸春秋 八月臨時増刊号』として発行された『つなみ 被災地のこども80人の作文集』の冊子の中から南三陸町の当時6年生の子が書いた作文を、放送委員会に所属している6年の酒井さんに読んでもらいました。
 

 さらに、3月11日の南三陸町の町の様子の写真、2か月ほど経って同じ南三陸町で撮影された写真、校長が昨年の夏に南三陸町を訪れたときに撮影した写真等を体育館のスクリーンに映して子供たちに見せながら、3月11日から現在までの被災地の様子を伝えました。被災地の写真等はたくさんあったのですが、今日の朝会では、南三陸町周辺に限定した写真について話をしました。
 

 子供たち、特に低学年の子供たちの中には、4年前と言うと、ほとんど東日本大震災について分かっていない子もいたようでした。これだけテレビ等でも様々な面から取り上げられている自然災害の恐ろしさや現実の被害状況、予想される今後の災害、被害状況、災害に対する対策、避難方法などの情報でも、小学生のいる家庭ではどれだけ子供たちと一緒にその情報を確かめているか、具体的な対策や避難について話し合われているか、というと、正直難しいのではないかと危惧しています。今を生きているものとして、こうした話を風化させてはいけないと思います。学校としては、できるだけ機会を設けて、子供たちに分かる範囲での説明をしなければ、いざという場面で、生きてこない気がしています。その意味で、子供たちには、さらに『わたしたちに 今 できること』として、以下のようなことを伝えました。

〇じぶんのいのちをたいせつにすること

〇まわりの人のいのちをたいせつにすること

〇みんなのいのちをたいせつにすること

さらに具体的には、以下のことを伝えました。

1 今でも苦しんでいる人がたくさんいること

2 じぶんができることがあったら、すすんでやってみるゆうきをもつこと

3 あたりまえにすごしていることにかんしゃして、いっしょうけんめいに生きること

4 みんなが幸せにくらせるために、じぶんができることをかんがえ、すること

 少しでも、今日の話を聞いて子供たちが災害について考えたり、これからどうすればいいのかを話し合ったりしてくれると嬉しく思います。


PTA事前打ち合わせ

 真冬に戻ったような冷え切った空気になってしまった土曜日ですが、午前中PTA代表部の方々が集まって、今年度最後の運営委員会に向けての事前打ち合わせを行いました。

 今年度の代表部の皆さんの任期は、4月末のPTA総会までですが、その総会を行うに当たっての準備やその後行われる歓送迎会にまですでに話が進んでおり、後は確認する程度までになっていました。児童の絶対数が少ない本校でのPTA活動は、様々な面で制限があることも出てきます。それでも、学校行事も含め、保護者の方々がすすんでご協力してくださるので、学校が成り立っているように感じます。来年度の企画まで話が出ていましたが、学校と地域、家庭とがともに歩んでいけるような活動をさらに広げていきたいと考えています。

 学校は、今年度もあとわずかな日数になりました。まずは、25日の卒業式の日まで子供たちを大切に見守っていただけると幸いです。

6年生 卒業を祝う会 その2

 これまで長い時間を掛けて準備を進めていただきました卒業対策委員の皆さまをはじめとする本当にたくさんの保護者の皆様方には、心温まる時間を企画していただきまして、ありがとうございました。

 来週からは、いよいよ卒業式の練習もかなり本格化します。6年生の子供たちが、『卒業生』として小学校卒業に向き合える、そんな気持ちのさせていただいたのではないかと思います。幸せな子供たちだと思うとともに、思い出に残るいい卒業式にしたいと感じました。