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大雪・・それでも春はそこまで来ています
一夜明けて、今朝は東京・日野も一面の白い世界になっていました。
雪の降った後の空気は、冷たいけれど実にさわやかです。
(北国育ちの自分にとって懐かしい原体験がよみがえってきます・・・)
わずかな時間の冬景色も、暖かな春の日差しによって、あっという間に消えそうです。
早朝は凍っていた路面も、7時を過ぎると 溶け始めてきました。 | |
朝8時から9時。たった一時間で大きな変化です。太陽の偉大さを実感。 | |
冬芽におおいかぶさった雪も、しずくとなって溶けていきます。木々達は、着々と春に向けて準備を始めています。 | |
ベンチの上には、まだふかふかの雪が残っています。お日さまが、隠してしまう前に、子ども達は、ベンチの雪に気づくかな。早く出ておいで! |
11回の研究発表会が終了しました
◆昨日で、日野市教育委員会研究課題校と研究奨励校の研究発表会が終了しました。
「教育の日野」です。研究発表会は合計11回にも及びました。
研究した内容とその成果は、市内の全校で共有し、教師の指導力の向上、授業改善につなげていくことはもちろんのこと、
ひのっ子の学力向上など、直接子ども達の成長に還元されるように努力を続けていかなければならないと思っています。
◆各校の研究発表会の様子については、開催された日、またはその翌日に、本サイトから発信しています。
◇11月 1日(木)日野第一小学校 元気な子どもの育成~食育・体育科を中心とした心と体の健康づくり~
◇11月 2日(金)三沢台小学校 「感じる 気づく 考える」~自ら知を創造する理科学習を目指して~
◇11月22日(木)平山小学校 確かな学力の育成~考える力を伸ばす授業を目指して~
◇11月30日(金)大坂上中学校・日野第三小学校・日野第七中学校・東光寺小学校
小・中連携による 子どもの力を伸ばすための指導方法の工夫・改善
~9年間を見通した系統的な指導計画づくりと指導の実践~
◇ 1月23日(水)日野第八小学校 考える力を育てる授業の工夫~国語科における言葉を大切にする活動をとおして~
◇ 1月25日(金)潤徳小学校 「わかった!できた!」を引き出す授業力の基礎・基本~特別支援教育の視点を生かして~
◇ 1月29日(火)平山中学校 ICTを活用した魅力ある授業をめざして
◇ 1月31日(木)日野第三中学校 校務支援システムの活用実践
◇ 2月 1日(金)日野第三小学校 国語科におけるICTの活用
◇ 2月 5日(火)日野第五小学校 ふれあう心と言葉~思いや考えを豊かに伝え合う子を育てる~
◇ 2月 8日(金)日野第二中学校 総合的な学習の時間を生かした3年間の食育カリキュラムの研究
◆上記の各校の研究発表会を開催するにあたり、保護者、地域の方に多くのお力をいただいたことに感謝いたします。
特に、発表会開始前の準備や当日の寒い中での案内、片付けなどお気遣いをいただきまして本当にありがとうございました。
市長の月曜スピーチ
★毎月1回、月曜日の朝に、市長が庁舎内の市民、職員向けにスピーチを行っています。
2月の月曜スピーチは、市長の仕事の都合で今日になりました。
市長は、先日の研究発表会に参加されたときの感想を、庁内放送で語ってくださいました。
★以下、そのスピーチの内容です。(一部)
庁舎内にいらっしゃる市民の皆様、職員の皆さんおはようございます。市長の馬場弘融です。
日曜日の節分には冷たい雪が降りましたが暦の上ではもう春になりました。とはいえ、しばらく寒さが続きそうです。インフルエンザや風邪にはご注意ください。
さて今月は仕事の都合で多忙を極め、水曜日のスピーチになりました。実は月曜日から火曜日まで、このところ国会で大きな話題になっている道路特定財源について陳情活動を行ってきたのです。近隣の国会議員各位はもとより財務大臣や国土交通大臣はじめ両省の幹部にお会いし、道路についての現税制ならびに暫定税率の維持をお願いしてきました。
そこで今日は、年頭スピーチに引き続いてその陳情と、先週行われたICT活用教育の研究発表で大変感銘をうけましたので、この二つのことについて話します。
(はじめにお話された道路特定財源についての陳情については省略)
ICT活用教育の研究発表についてお話します。
去る2月1日、日野第三小学校で「国語科におけるICTの活用」について研究発表会がありました。
このところ市内小中学校ではICT活用教育が積極的に進められています。教育委員会のICT活用教育推進室とメディアコーディネーターたちがしっかり支え、全ての学校で先生方が熱心に取り組んでいます。単にパソコンを使った教育が行われるだけではありません。授業内容が充実し、わかりやすく興味の持てる授業に発展しているようです。授業の準備はもとより校務の効率化にも役立っています。さらに、文部科学省や多くの自治体からも高く評価されているのです。
そんなICT活用教育の現状を知りたい、ということで日野三小での発表会を見学したのです。一年生から六年生の各クラスに加え特別支援学級まで、全てのクラスで公開授業が行われました。学年ごとに工夫した内容です。デジタル教科書、書画カメラ、音声のデーターベースなどがしっかり活用されています。みんなで一つの文章を作り上げるため、手直しや推敲記録をスクリーンで確認しながら進める授業もありました。ひばり学級でもデジタル資料が活躍していました。
一番感心したのは六年生。自分の卒業論文をパソコンで仕上げるという授業です。論文作りの途中経過に、クラスのみんながかかわります。自分の考えをみんなに伝える際、大きな画面による表現がどれ程有効か、はっきりわかります。みんなの参考意見を聞き、何人かの発表を見て、自分の論文作りを手直しする。お互いに考えを述べ批評し合う。先生の指導により活発な意見交換がなされていました。みんなの参加のもとで、一人ひとりの論文が仕上がっていく。ICT活用教育の見事な例だと思いました。
全ての学校に対するICT活用の予算投入は決して間違っていなかった、と実感させる発表会でした。パソコンの威力を再認識しました。
今日は道路特定財源の日野市における重要性と、ICT活用教育の現状について話しました。
いずれにせよ、国も市も予算組みの最終段階です。市民の皆様も、国会の予算ならびに道路関連法案の審議について強い関心をもってほしいと思います。
それでは職員の皆さんは、市民サービス向上を目指しつつそれぞれの業務を進めていただくようお願いして、本日のスピーチとします。
★改めて市長の偉大さを実感しました。
お忙しい中、研究発表会に駆けつけてくださり、一回り授業を見ていただいて、すぐに授業内容まで深く理解してくださいました。
大変うれしく、また、誇りに思います。
市長に感謝したいと思います。
第四幼稚園教育委員会訪問
今日は第四幼稚園の教育委員会訪問を行いました。
生活発表会に向けて取組んでいる姿を見せていただきました。
さくら組(年長組)とすみれ組(年少組)の合同のグループでは、もうすぐ小学生になるさくら組さんが、すみれ組さんにやさしく教えてあげている場面が見られました。
雪にもめげず、園庭で豊かに実らせている ミカンの木。 | お話のタイミングに合わせてOHPを操作します。なかなかの手さばきです。 |
教育委員さんに披露する靴下人形チーム。 踊りながら歌うのはちょっと難しい・・・ | さくら組・すみれ組合同の踊り子チーム。曲名は「ダブルアクション」で、隊形移動もあります。さくら組の仮面ライダーは、すみれ組のあこがれ。見よう見まねで振り付けを懸命に覚えています。 |
創作振り付けが完了した踊り子チーム。 「おじゃ魔女」の曲に合わせて、 なりきって踊っています。見ていた 他のチームも一緒に踊っています。 | 午後のお話会。声優の森田チアキさんの見事な語りに、みんなお話の中へ引きこまれていきます。このようなプロの方が、第四幼稚園の幼児教育にボランティアとして関わってくださっていることは、本当にありがたいことです。本物のすばらしさに触れ、ますますお話が大好きになった子ども達です。 |
降園時には、園庭の雪はすっかり 溶けていました。 | 残りの雪を求めて、園舎の周りを歩き回る園児達です。 |
雪が降っています
夕方になってもやみそうにありません・・・
市役所前の桜並木 | 中央公園 |
モデル校の研究発表会を終えて
今週は中学校2校、小学校1校のモデル校による研究発表会が行われ、いずれも大変好評でした。
研究発表を終えて、3校の先生方は、いずれもすがすがしい表情をしていらっしゃったのが印象的でした。
リーダーシップを発揮してくださった校長先生。
職員を支え、最後まで動き回っていらした副校長先生。
いろいろと気配りをしながら、研究を後押しされていた教務主幹の先生。
1年間研究をリードしてがんばってくださった研究主任の先生。
熱心に取り組んでくださった先生方。
校内環境を整えてくださった職員のみなさん。
3校のモデル校の教職員のみなさんに感謝いたします。
そして
日野市のICT活用教育をここまで引っ張ってくださった東原教授に改めて感謝いたします。
東原教授は、モデル校等の校内研修会にも、授業の設計にも、直接出向いてご指導下さいました。
ある時は、ICT機器を気軽に使えるきっかけに・・・と、接続方法から一緒になって教えてくださったり、
ある時は、大学からスカイプによる授業の実況中継をご覧になり、授業の流れや発問・声かけについて指示をくださったり
ある時は「ICTを無理して使おうとしてませんか。教科の目標の達成のためのICT活用でなければ」と、げきをとばしてくださったり、
お忙しい中、時間を割いてくださって、常に現場の状況に即した具体的な指導を下さいました。
また、実践の意義や先生方の思いを汲み取って、パンフレットやプレゼンのためのキーワードも提案して下さいました。
戸惑いながらもアドバイスにそって実際にやってみると、後で納得できることが多かったとの声が聞かれました。
東原教授は、簡単なところからスタートしても、最終的には質の高い授業を求めていらっしゃることが感じられました。
これほどまでに現場に寄り添ってくださる専門家はいらっしゃらないのではないかと思うほどです。
また
市議会議員の方も見に来てくださいました。(議会事務局を通して全議員の方に案内を配布しました)
市長、副市長も見に来てくださいました。
情報システム課の職員、教育委員会の職員も集まってくださいました。
ネットワーク関係やICT機器関係はもちろん、本市のICTに関係する企業の関係者も多く集まってくださいました。
さらに
本市の小学校の校長先生方が視察でお世話になった塩尻市教育委員会の方々もかけつけてくださいました。
市P教の方々、保護者の方々も多く参会してくださいました。
推進室のWebサイトを見て公開を知ったと、遠くの地から参加くださった先生、いかがだったでしょうか。
本当に多くの人たちが力を貸してくださったこと、そして多くの方が応援してくださっていることに感謝いたします。
東京都で成果を報告
大坂上中学校主幹の森田先生が、中学校の事例報告者兼シンポジストとして日野市の代表で参加しました。
★1月24日(木)「学力向上諸事業連絡会」(東京都多摩教育事務所)
この会の対象は、学力向上諸事業に関係する都内17校の管理職、研究主任と、管轄する教育委員会の指導主事です。
平山小学校が、平成17年度から3年間にわたって取り組んできた授業改善への取組について報告しました。
研究発表会に備えて
特に明日から始まるモデル校の研究発表会には、推進室のメンバー全員が参加します。
授業については、ここに至るまで、先生方と一緒にやってきたので心配ありませんが、
ICT環境についてはそうはいきません。常に気を配っています。
万が一のトラブル発生時の対応など、事前に細かな打ち合わせをしています。
プレゼンテーション
いよいよ今週は、ICT活用教育のモデル校による研究発表会が開催されます。
トップバッターは29日(火)平山中学校。その後、31日(木)日野第三中学校、1日(金)日野第三小学校と続きます。
29日は、都教委が主催する「ICTを活用した授業実践フォーラム」が開催される日でもあります。
この日は、大坂上中学校に日野市の代表として中学校の実践を報告していただくことになりました。
(テーマは「ICTを活用した授業と校務の情報化への挑戦」)
平山中学校にて。
管理職、教務主幹、研究主任、研究推進委員でプレゼンテーションデータの最終チェックです。
大坂上中学校にて。
管理職と教務主幹でプレゼンテーションデータの最終チェックです。
◆市役所の職員もプレゼンテーションの腕を磨いています
日野市役所内でも、今年度から各部署によるプレゼンテーションが定期的に行われています。
互いの業務内容を理解することはもちろんですが、職員のプレゼンテーション能力を向上させることもねらいのようです。
魅せるプレゼン技法に関する研修会まで開催されることになりました。
明日28日は、教育部の発表日。学校教育部門と生涯学習部門の2つに分かれて、プレゼンテーションを行う予定です。
発表者は若手の職員。先週は、本番に向けて、部内でしっかりリハーサルも行いました。
◆子ども達もプレゼンテーションを行っています
先日、環境情報センターの職員から次のような話を聞きました。
市内の中学生が、つばめについて調べてまとめたプレゼンテーションは、内容も圧巻だった・・・というのです。
市内の多くの学校で、総合的な学習の時間等でプレゼンテーションが行われていますが、優れた実践に共通していることは、内容が「探究的」であることです。
自ら課題を見つけ、様々な方法でその解決を図り、表現し、発信しています。
先日、次期学習指導要領改訂に向けての答申が出されましたが、そのなかで、学力の重要な要素は、「基礎的・基本的な知識・技能の習得」に加えて、「それらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等」及び「学習意欲」であると示されています。
教科や総合的な学習の時間で、探究活動とそれに関するプレゼンテーションを行う意義は大きいと考えます。
市内の子ども達の優れた実践をもっと発掘したいと思います。
来年度は、市内の小・中学生のプレゼンテーション大会を開催することも検討しています。
寒い朝
出会いと起用
検討会が3月に報告書をまとめるにあたって、教育CIO及びICT支援員の機能、資質、能力等についての資料を作成するワーキンググループです。
本日の会場は国際フォーラムの会議室でした。
なかなか難しい内容の会議です。
会議を終えて、次のようなことを考えていました。
教育CIOにしても、ICT支援員にしても、それぞれの自治体の物的、人的環境は、皆、違いますから、
標準的な例を示し、それをまねたとしても、同じようにいくものではありません。
キーパーソンが校長のこともあれば、指導主事である場合もあるし、ICT支援員や外部のアドバイザーである場合もあり得ます。
その市町村が、誰と出会うか、それが、すべてをほぼ決めてしまうような気がします。
日野市は、今現在いらっしゃる行政職、校長先生、そして指導してくださる多くの専門家との出会いがあったからこそ、うまくいっているのです。
その時その時の出会いを大切にして、その地域の特徴を活かして、熱意をもって努力を尽くすことが成功の秘訣であると考えます。
教育CIOにしても、ICT支援員にしても、育成より、いい人材の発掘と、その人の起用だと思います。
すぐれた人は、すでにいます。その人が、その職について活躍できるようになっていないだけです。
育成より、制度の確立と雇用の保障が重要な課題なのかもしれません。
学校現場の負担軽減プロジェクトチーム
学校現場の負担軽減プロジェクトチームでの説明員としての出席です。
このプロジェクトチームは、学校現場の負担となっている業務の見直しについて、集中的に検討しており、設置されたのは昨年11月です。
今回の会議は6回目であり、校務の情報化による教員の業務の効率化を考えるうえで、日野市のICT活用教育の取組を参考にしたいという依頼でした。
日野市のICT活用の重点3つ(授業・校務・広報)のうちの校務について、校務支援システムの活用状況等を詳しく説明させていただきました。
朝の打ち合わせや会議時間の短縮、ペーパーレス会議、一度入力するとすべての帳票に反映され安心で効率的な成績管理機能、週案簿や所見などの情報共有による学び合いなどの例をお話ししました。あわせて、導入時には一時的に仕事量が増える状況にある現実(運用が軌道に乗れば確実に効率化されますが)もお知らせしました。
45分間のプレゼンテーションの後、45分間の質疑応答の時間がありました。
委員の皆さんや文部科学省担当課の皆さんは大変熱心に話をお聞きになり、次から次へと多くの質問が出されました。
会の最後に、本市の日野第三中学校が、校務に関わる研究発表を行うこともお知らせしました。
「是非出席したい」というお声もいただきました。
ブリティッシュヒルズ中学生国内留学報告会
昨日、第6回ブリティッシュヒルズ中学生国内留学報告会が行われました。
ブリティッシュヒルズ中学生国内留学は、日野ロータリークラブの奨学制度の支援を受けて、国際感覚を身につけた日野人の育成を図るために実施しており、今年度は12月26日~28日に実施されました。当日の様子は、本Webサイトでも紹介しています。
報告会は、馬場日野市長、加島教育長、各校の校長先生、国際ロータリークラブ石田ガバナー補佐、東京日野ロータリークラブ松田会長をはじめとするロータリークラブの皆さん、そして多数の保護者の皆様が見守るなか、参加生徒一人一人が国内留学の成果を英語で報告しました。
馬場市長の英語スピーチ | 加島教育長の励ましの言葉 |
生徒一人一人の発表(英語で) | 保護者の皆さんやロータリークラブの方々で満員の会場 |
徹底すること
最近、庁内の動きを見ていて「やっぱりこうでなくてはいけないな」と思うことが多くあります。
◆その1
12月末に開かれた「第11回日野市情報セキュリティ対策本部会議」の概要を情報システム課職員から教えていただきました。
その中で、全庁職員の情報セキュリティ研修の終了について報告がありました。
対象者数1,022名中、出席者は1,019名であったこと。欠席者3名は東京都市町村職員研修所で情報倫理研修に参加するとのこと。
100%受講させる徹底ぶりです。
◆その2
学校の校務支援システム掲示板と同じように、庁内グループウエアにも掲示板があります。先日、次のようなお知らせが掲示されました。
『1月のISO強化月間目標「レジ袋を1枚ももらわない月間」は守れていますか?1階の売店にたずねたところ「1,2人くらいまだいるかなー」とのこと。これからはレジ袋を貰うほうが目立ってしまいますよ!1月も半ばをすぎました。振り返ってみてください。』
目標をただ掲げるだけではなく、全職員の意識の向上を徹底しています。
「レジ袋」削減は日野市の大きな取組でもあります。
市内のあるスーパーが、日野市並びに日野市ごみ減量推進市民会議の要請に応えて、レジ袋の有料化を行い、実証実験を行って得た収益を地域の環境教育に還元しました。
(↑上の画像は、萱嶋 環境共生部長からいただきました。先日、東光寺小が贈呈を受けた観葉植物30個です)
メディアコーディネータとしての力量アップを目指して
市内2校にお邪魔させていただき、長野市のメディアコーディネータが学校支援している様子を見せていただきました。
授業支援の様子(小学校1年生)です。授業者の先生のニーズを瞬時に把握し、さりげなく支援しています。
校内研修支援の様子です。 明確なレクチャーで、授業でICTを活用 しようという先生方のやる気を引き出して います。 | 長野市教育委員会の指導主事と実際に学校支援の様子を見せてくださった長野市のメディアコーディネータにお話を伺いました。 |
信州大学附属教育実践総合センターの遠隔講義室で、東原先生のご指導を受け、研修のまとめをしました。 |
◆2日間にわたって長野市にお世話になったメディアコーディネータ研修が終了しました。
以下、4人のメディアコーディネータの感想です。
◇授業支援において、先生の要望を的確に把握して動けるようにすることや、先生の自立を支える視点をもって支援するなど、これまでの自分にはできなかったことが数多くあります。2日間の研修会を通して、長野市のメディアコーディネータの方々と接していただいたヒントをもとに、今後成長していきたいと思います。(K)
◇授業支援を見せていただいて驚きました。先生と一体となって授業に臨んでいる姿が見て取れるのです。授業では予想外のICT機器の反応、予想外の児童の反応等当初の計画通りにはいかないものですが、その対応がすばらしかったです。メディアコーディネータとして身に付けなければならない力がまだまだ足りないと痛感した研修でした。先生と子どもの両方に気を配ること、先生を押しのけてMCが行動してはいけないこと等大切なことを確認させていただきました。(N)
◇授業支援については子どもが主役であるということをとても意識されていて、メディアコーディネータが目立たない存在になっていると思いました。先生と対応している際にも、先生が主役であるということを自然に感じられるような対応の仕方をされていて、先生の良さを引き出すことを行われていると感じました。今後、今までのやり方を踏まえつつ、長野市のメディアコーディネータの方々の良い点をまねさせていただきたいと思います。また、今回とは逆に、長野市のメディアコーディネータに日野市の活動を見ていただき、アドバイスをいただく機会があればいいなぁと思います。(O)
◇長野市のメディアコーディネータの方々が学校の現場で支援されている姿を見学する機会をいただいたことで、自分自身を振り返ることができました。この2日間の研修を通して、私は、自分自身がもっと多くのことに気付き、的確な行動を取れるように努力しなければならないということを痛感しました。今後、メディアコーディネータとしての仕事はもちろん、自分自身をもっと高めるようにしていきたいと思います。(S)
都内の区市教育委員会との情報交換
本日、都庁で行われた統括指導主事連絡協議会に出席してきました。
テーマは「新学習指導要領への対応について」です。
東京都教育委員会の考え方や都内の区市教育委員会の取組状況を知れたことは有益でした。
中央教育審議会は、明日、「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善について」答申します。
教育基本法や教育三法の改正を踏まえ、「生きる力」をはぐくむという学習指導要領の理念を実現するため、その具体的な手立てを確立する観点から学習指導要領が改訂されます。
平成20年は、新しい教育課程を具体化する大切な年になります。
前回の改訂から10年、時代は大きく変わってきました。
すべては未来に生きる子ども達のために、教育行政として力を尽くしていきたいと思っています。
★学校の情報管理の徹底にかかわる取組についても情報交換しました。
日野市に続いて、都内の小・中学校のICT環境も少しずつ整い始めます。
来年度、中学校の教員に一人1台のコンピュータを配備し、その翌年以降、小学校の教員に一人1台のコンピュータを配備する計画を立てている教育委員会が数地区ありました。
これからICT機器の導入を検討し始める教育委員会に、ICT機器の導入と同時にセキュリティ対策も確立しておく必要があることをアドバイスさせていただきました。
日野市はこれまで、全国の先進地区から多くを学ばせていただきました。
今度は日野市が、成果を東京都内で還元すること、他地区に助言できるところは助言し、広めていくことも大切な役割であると考えています。
今日は長野市で学んでいます(MC研修)
2年目になる日野市のメディアコーディネータ制度は、長野市の制度を参考にさせていただききました。
長野市のメディアコーディネータ制度は7年の実績があります。
今日は、長野市教育委員会の取りはからいで、長野市、日野市双方のメディアコーディネータが顔を合わせ、メディアコーディネータの授業支援のポイント等の情報交換を行いました。
長野市のメディアコーディネータ関係者の 皆さん。 | 会場は長野市教育センターをお借りしました。 |
情報交換後、日野市のメディアコーディネータで研修会を行いました。
信州大学の東原教授も講師として駆けつけてくださいました。
以下、メディアコーディネータが、今日の研修会で学んだことの感想です。
◆今回の研修で,行政のサポートや理解があることがいかに重要であるかを感じました。
長野市と日野市、メディアコーディネータという同じ仕事のはずが、環境が変わってくると仕事内容や困難を感じる点が違ってくると感じました。共通していることは,情報の共有と,アドバイスを受け入れる姿勢が必要であることです。
学校に行っている際には、一人で訪問していますが、自分一人で仕事を行っているのではなく、チームとして先生のためになることを実現するために、仕事をしていると意識する必要があると考えます。(O)
◆長野市のメディアコーディネータの方々が、先生に支援を依頼された授業を成功させようと動くだけではなく、先生のニーズを的確に把握し、授業改善、ひいては先生の自立のために動いている姿勢が大変勉強になりました。これは、自分もそうありたいと思っていたことでもあります。
また、報告・相談・連絡を徹底して、チームとして動いている姿勢も参考になりました。改めて、今後も自分の特徴を生かして頑張りたいと思いました。(K)
◆今日、初めて他の地域で同じ仕事をしている方々と交流をさせていただきました。
一番感動したことは、年齢や場所は違えど先生方を一生懸命支援しようとする気持ちや考え方が共通していたことでした。
長野市のメディアコーディネータリーダーが、「教師が主役になる授業を通して、子どもが主役になる授業」を目指していると話して下さいました。これは日野市でも「すべてはひのっ子のために」と同じだなと、結局は私たちの仕事は子どもに還元されるのかなと思いうれしくなりました。
また、他のメディアコーディネータさんも、「ICTを先生に近づけるのではなく、先生にICTを近づけるという意識をもって臨んでいる」という取組む意識のお話をして下さいました。PC等の技術支援も大事ですが、どのように支援することが、本当に先生方のためなのかを改めて考えさせられました。
今回、長野市のメディアコーディネータの方々がどんな思いで仕事をしているかを知ることができて、勉強になりました。今後の授業支援等に是非生かしていきたいと思います。(N)
◆私たちはこれまで、先生方の授業支援において、ICT機器を授業で活用するにはどうしたらよいかを一緒に考えさせていただいてきました。
今日の長野市のメディアコーディネータの方々のお話を聞いて、さらに、「授業改善」という活動理念を念頭に置いて、支援していく必要性を実感しました。今後も、先生方一人一人のニーズに答えながら、それぞれの授業の支援に励みたいと思います。(S)
同行した推進室の職員の感想です。
◆長野市の方も日野市をうらやましいとおっしゃっていましたが、行政としての推進体制を整えた部分は少なくとも恵まれていると思いました。
職員もMCも、市教委の看板を背負って活動できることは大きいです。
ただそういう中でも、ICT活用推進のため、ひいては学力向上のためと理念を持って活動している長野市MCは素晴らしいと思います。
機会があれば、予算や機器管理等、環境面でのお話を伺いたいです。(U)
輝かしい未来に・・・
★市長の式辞の後は田口直教育委員長の祝辞です。
以下、田口教育委員長の祝辞の一部です。
新しく成人の仲間入りをなさった皆さん、本日は、おめでとうございます。
今日、皆さんの成人式を一番祝って下さっているのは、皆さんのお家の方、特に、皆さんに命を与えてくださり、ここまで育ててくださったご両親かと思います。
『親』という字は、「立」と「木」と「見る」という字が重なってできています。
1.自分の立てた木が育つのを楽しみに見る・・・つまり、自分の産んだ子どもの成長を楽しみに見守る。
2.木の上に立って見ている・・・つまり、大所高所から広く見て子育てする。これで良いのか反省もし、鍛えることも施す。
3.これが真の意味なのだそうですが、木で作られた札、つまり位牌(親の形見)を見る・・・子が親の後姿、生き方を見て、学ぶ。
今日は、皆さんの成長を楽しみながらも、いろいろなご苦労をなさってきたご両親に感謝していただく日、と考えています。
今日からは、皆さん自身が、ご自分自身を責任もって育てていかなければならないと思います。
1.自分の立てた木・目標に向かって努力すること。
2.自分のやっていることが、大所高所から見て本当に良いものなのか、反省しながら進むこと。
3.そして、自分が親から受け継いだものや、いわゆる伝統というものを意識しながら、自分も歴史に参加している、歴史を作っているのだ、という気概を持って、明るく前向きにこれからを生きて欲しいと願っています。未来はあなた達なのです。
成人式を、家庭、地域、社会の中でのご自分の立場、役割をあらためて考える、チャンスにして下さることを期待しています。
★これからの未来の社会を築き、これからの地球を持続させていく、頼もしい2000人を超える新成人が誕生しました。
輝かしい未来になることを願っています。
庁内もペーパーレス会議
「みどりの大地 青い地球を いつまでも ーふだん着でCO2を減らそうー」
市長が示した今年のキャッチフレーズです。最近では環境問題、地球の温暖化について掲載された新聞記事や報道番組が増えています。
日野市は「環境にやさしいまち」として、ISO14001への取組など、市をあげて温暖化防止に取り組んできているところです。
今月の目標は「レジ袋を1枚ももらわない月間」となっています。
市役所の職員も自ら、身近なところからCO2削減に取り組んでいます。
一方、日野市では、庁内で開催する会議も、コンピュータを持ち寄ってペーパーレス化を図っています。
膨大な資料のある庁議も、その一つです。
先月末に行われた、教育部での庁議報告会(部課長会)も、ペーパーレス会議で行いました。
部課長会を進行する栗原教育部長 | |
19このファイルの資料がありました。印刷すると膨大なペーパー量です。 |
学校も、データを共有してペーパーレス会議を取り組む学校が少しずつ増えてきています。
ICT活用教育モデル校の研究発表会
日野第三小学校、日野第三中学校、平山中学校の3校の研究主任の先生方に、今回の研究発表会の見どころを伺いました。
この記事は、ICT活用NEWS26号「直前インタビュー」(1月11日発行)に掲載した内容です。
日野市のICT活用教育モデル校の発表会に、多くの方に集まっていただきたいと考えています。
なお、参加される方は、事前に各学校へご連絡いただければ幸いです。
↑研究主任の井出先生
研究会の詳細は日野第三小学校のWebページをご覧下さい。(下をクリック)
午後1時より、日野市のICT活用教育についてや当日の授業についてのオリエンテーションも行います。
http://www.e-hino3.hino-tky.ed.jp/modules/wordpress1/index.php?p=265
「ICTを活用してみるところからスタートし、ICT活用指導力チェックリストをもとにしながら、国語ではICTがどういうところで必要か、どういうところで活かしていくか、どういうところで使っていくか検討を重ねてきました。活用のための活用ではなく「効果的な活用」を目指しています。子ども達の国語力が実際に上がっているのかを検証し、指導案の内容を検討してきました。
ICTのためのICTではなく、国語科での活用。これが1点目のアピールポイントです。
また、基本的に機械がつかえなかった、キャビネットを開くことがなかった教員が、今回の研究発表会に向けて、教員同士でICTの活用方法について情報を交換してきたおかげで、教員のICTの活用能力が向上してきたと感じています。これが2点目のアピールポイントです。」
★日野第三中学校 1月31日(木)「校務支援システムの活用実践」
↑研究主任の山田先生
研究会の詳細は日野第三中学校のWebページをご覧下さい。(下をクリック)
午後1時より、日野市のICT活用教育についてや当日の授業についてのオリエンテーションも行います。
http://www.j-hino3.hino-tky.ed.jp/modules/wfdownloads/singlefile.php?lid=9
「研究とは何かを発見することですが、今回の第三中学校の研究発表では、これまでの実践の報告をさせていただきます。
研究を推進するにあたっては、4つの仮説を設定し、仮説の検証を行いました。
第三中学校の特徴は、第三中学校職員一丸となって、校務支援の活用に取り組んできたことです。組織的に動いた結果、教職員一人ひとりのICT活用能力が向上しました。文部科学省のチェックリストの項目ではBとEの項目が全体的に伸びているという結果が出ています。また校務支援を活用することによって、教職員が授業でICTを活用する機会も増えました。
仮説の検証を通して分かったこと、どのような効果があったかということについて、研究会で発表させていただきます。」
★平山中学校 1月29日(火)「 ICTを活用した魅力ある授業をめざして」
↑研究主任の後藤先生
研究会の詳細は平山中学校のWebページをご覧下さい。(下をクリック)
http://www.j-hirayama.hino-tky.ed.jp/modules/wfdownloads/viewcat.php?cid=6「平山中学校では、全教科・全学年がICTを使った授業を行うところが見どころです。
来られる方もどんなICT機器を使うのか、どういうところで使うのか、そんなところを期待して来られると思います。
日野市で導入していただいたe-黒板や、書画カメラ等の使い方や、ICTを使った授業でどのような効果があったのかを、是非見にきて欲しいと思います。
平山中学校では全ての教員がパソコンのスキルが堪能というわけではありませんでした。しかし、とにかく使ってみる。そこから見えてくることも多くありました。
明確になった課題としては、画面の大きさの問題で後ろの生徒には見にくくなってしまうとか、天気の良い日は外の光とのコントラストで、画面が見えにくくなってしまうということが出てきました。研究発表を通して、機器の使い勝手、良さや反省点などを共有し、これからの授業に生かしていければよいと考えています。」
第4回 学校教育基本構想検討委員会
第4回 学校教育基本構想検討委員会が午後6時より開催されました。
今回検討したテーマは、大きく3つでした。
・「子どもの安全確保」
・「信頼される学校経営と教職員の育成」
・「教育を展開する学校施設の整備」
意見交換の中で、次のような意見が出されました。その一部を紹介します。
・スクールガード・ボランティアの人数を増やすなど、子どもを見守るためにはもっと地域のコミュニティを活性化させることが必要。
・情報安全教育講演会など、保護者向けのいい講演会があるのに保護者の参加が少ない。もっと働きかけが必要。
・学校はそれぞれに特色をもってやっている。もっとPRするように広報活動も必要。
・多忙な教員対策が必要。
・部活動、作文、書道、絵画など、子どもにとって表彰される機会を得ることは励みになる。教員対象の表彰は東京都で実施している。
日野市でも必要ではないか。
田口参事 年頭挨拶
この会は、教育委員会が開催する毎月の定例校長会とは別に、毎月、校長先生方が教育課題の検討や情報交換をしている会です。
この会で、田口康之参事の年頭挨拶をしました。今月半ばには小学校校長連絡会がありますので、そこでも行います。
★田口康之参事年頭挨拶
都立学校では情報教育に絡めて、フロッピーやUSBに関してのルール作りが行われました。室課長会でも、今後すべての区市でコンピュータを活用して欲しい、配備して欲しいということが伝えられました。教育の流れが、もうICT機器を活用していく流れの方向に来ています。
さて、先日の校長会では、市長からは「環境教育」について、教育長からは「子どもの人口増加」、「学校教育基本構想」、「ICT活用教育の定着と推進」、「特別支援教育の充実」、「統合校」、「コミュニティスクール」、というような大きな課題と、明るく元気でいて欲しい、PTAとの連携を強化して欲しい、授業改善して欲しいというお願いがあったかと思います。
年末と年始に、教育長と、日野の課題は何か、今後日野市をどうしていくか、といったことを話し合ってきました。今後、子どもが増加するほど特別支援を要する子どもも多くなるでしょうし、保護者対応等も増え、教員の校務が多忙になることが予想されます。現在も保護者の電話対応に毎日かなり多くの時間を割いている学校もあるのが現状です。それでも、明るく元気に夢のある学校を創っていただきたいというのが教育長の思いです。
そのためには、校長先生や副校長先生のリーダーシップは、トップダウンのものだけではなくて、ものごとを実行するための幅のもちよう、いわゆる柔軟性が必要で、それを遺憾なく発揮して欲しいと思います。ある一定のお願いごとを達成するための手段や方策は、それぞれの校長先生のやり方があるのではないでしょうか。副校長先生も、校長先生の言うことをただ受けて教員や子どもに伝えるだけではなく、それをしっかり消化して、タイムスケジュールを立て、自分自身のスタンスでやっていだきたいと思います。それが日野市のやり方ではないかと考えています。教育委員会からの話を受けて、それを校内にどう位置づけていくか、校長先生流のスタンスで信念をもってやっていただければ、と教育長と話していたところです。
今年は多難な年を迎えました。市の財政が厳しくなり、いろいろな経費が削減されてきています。現在、各課長がこれははずせないという事業について予算復活要求を出しているところです。
学習指導要領も変わります。これらの流れの中で、校長先生の考え方やリーダーシップのとり方で大きく影響がでるかと思いますので、芯を通して動いていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
以上、教育長の年頭所感を踏まえて、お話しさせていただきました。
子ども達が輝く年に
朝日の中を登校してくる子ども達。 始業式の今日は日野市の挨拶運動の日。 「おはよう」元気の良い挨拶が冬の空に 響きます。(平山中学校にて) | 新春第1号のICT活用の校内研修会。子ども達が輝くように、明日からの授業に備えて先生方が学んでいます。 メディアコーディネータにとって、本年の初支援です。(大坂上中学校にて) |
夕日の中、学校の校庭と同じく、市役所前の中央公園も、元気に遊ぶ子ども達の歓声が響きます。 |
平成20年
子ども達一人一人が輝く年になりますように・・・
加島教育長 年頭挨拶
昨日の校長会での加島俊雄教育長の年頭挨拶です。
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
高幡不動の参拝者は例年の3割増しであったと聞いています。皆様方も穏やかで良いお正月をお迎えいただいたことと思います。
本年は、教育基本法をはじめとして教育三法がいよいよ施行される年です。新しい学習指導要領がまとまる年でもあります。皆様方はもうお読みになったと思いますが、新学習指導要領は、基礎的な知識・技能の確実な定着を土台にしながら、それを活用する学習活動を充実すること、言い換えれば思考力や判断力・表現力等の育成に重点をおくというのが骨子であると思っています。
また、都の関係では、昨年度実施に至らなかった統括校長制度、主任教諭の準備がいよいよ始まる年でもあります。
そうした中で、日野市の教育の本年の重点課題ですが、いくつかあげられます。
1番目は子ども人口がここで伸びることです。その受け入れ対策を早急にまとめていくことが必要です。しかし、この子ども人口の増加も一時的なもので、その後は減少していくとのことです。そうした過渡期をどう乗り越えていくかということが課題です。一時的に規模の大きな学校ができてくるかもしれません。また、選べる学校制度の若干の修正が必要かもしれません。これまでは耐震補強に相当財政負担を投入してきましたが、増加する子ども対策についても、相当な財政負担が伴いますので、市長部局ともよく相談しながらまとめていく必要があると思っています。
2番目は学校教育基本構想の策定です。現在急ピッチで検討が進んでいます。日野市の学校教育の方向性を市民に明らかにして、これを契機にして、教育委員会と市民とがもう少し近づくことを考えています。基本構想日野いいプラン2010というものがあり、いよいよこれが2020プランに向けての改訂作業に入りますが、学校基本構想を反映させていきたいと考えています。目標や理念は共通しないとなかなかうそれがうまく実現しないのが現実ですから、この学校基本構想を学校教育の基本にしていきたいと考えています。
3番目にICT活用教育の定着と充実です。この3月までで2年間にわたる整備が完了し、今後は新学習指導要領と同じく、活用の年に入っていきます。その活用のしかたには3つあると考えています。授業、校務、学校広報です。まず授業においては、個々の授業改善も必要ですが、理科の実験であるとか、郷土学習、環境学習など、全校で共有してできることもあるのではないかと思います。ICTを活用して、この学校ではこういう学習が行われたというような成果を集約し、共有できるのではないかと思います。2つ目は、校務の効率化ということです。3つ目は学校の広報です。学校Webサイトで充実して欲しいと思っています。現在、日野市はかなり先進をきっていると考えていますが、この3点で、基礎整備から活用の年へとしていきたいと思います。日野市の教員は、ICTについては必修科目であるというような考え方で進めていただきたいと思います。
4番目は特別支援教育の充実です。特別支援教育推進計画にそって進めて行きたいと思っています。特に、特別支援教育については教員の理解が進んでいるとは言えず、どのように指導したらいいのか、教員にその指導方法の理解を進めていただきたいと思っています。特別支援教育は教育の原点とも言われているわけですから、そうした子ども達への理解というものは一般的にも役に立っていくと思っています。来年度は、日野第三小学校に通級学級を設置し、南平小学校への「つくし学級」の移転を進めたいと考えています。
個別の課題としては、七生緑小学校がいよいよ誕生し、百草台小学校の校舎を暫定的に使用します。学校数が一つ減って新しい学校ができることになります。もう一つは、平山小学校の新校舎が竣工し、記念式典が行われます。同時にコミュニティスクールの検討もしていきます。日野第一中学校の改築も着手されます。
こうした重点課題がありますが、校長先生にいくつかお願いしたいことがあります。
基本的なことではありますが、一つはリーダとして明るく元気であって欲しいということです。これは、年頭において市長からも強調されたことです。リーダーとして一般的にもそうではありますが、特に教育のリーダとしては、教育は明日を語るものであることを考えると、明日を次の世代に託すわけですから、そのリーダーは一番明るくあって欲しいと思います。田口教育委員長は、このことについて、よく「S・M・A・P」とお話しされます。Sense(感覚)Mission(使命)Passion(情熱) Action(行動)ということです。
次に教育広報紙「ひのっ子教育」の9月号に投稿された原稿に、日野市の学校は、家庭・地域との連携を目指した教育を行っていること、教育のキーワードは、学校・家庭・地域との信頼関係のつながりであると書かれています。ぜひ、PTAや地域との信頼関係を作ってください。現実的に考えても、自立していない子どもを育てるのは保護者と学校ですから、その育てる同士が連携しなければうまく育ちませんので、小学校・中学校ではこの連携を深めてください。このことについては、学校だよりの中に「学びのある学校・くつろぎのある家庭・ふれあいのある地域」というように繰り返し示している学校もありますので、このあたりの認識は十分であると思っています。ただ、今は保護者との関係や地域との関係でいろいろ難しい問題も出てきていますので、校長先生方はその解決にかなりの時間を割いていらっしゃることもあると思っています。PTAとの常日頃からの信頼関係をつくって、問題が発生したときの力になってもらえるようにしてください。また、ぜひご自分の学校の特色を語る言葉をもち、学校Webサイトで学校の考えを発信してください。日野市の学校はすばらしいことをたくさん取り組んでいます。前回の学校基本構想プロジェクトチームで、日野市の学校教育の特色は12項目あると揚げていました。さらに、市内のある校長先生が「多摩川を渡ると空が広くなる」というようなことをお書きになっていました。これは日野市内にいて空が広いのは当たり前ですが、外から来るとその特色がはっきりわかります。川端康成の「雪国」と同じです。というわけで、学校の特色を是非まとめて示して欲しいと思います。学校だよりの中で「さわやかな挨拶・真剣な授業・落ち着いた生活・響く歌声・美しい自然」としっかりキャッチフレーズを出している学校もあります。学校Webサイトも大いに活用してください。
3つめに、授業研究の活発な学校として欲しいと思います。実践研究の日野としての特色を出してください。これは学校本来の機能でもあります。ある学校の研究発表会で講師の先生が「研究授業は特別な日で、それが終わったら普段の授業に戻ってしまうことがある」と聞きましたが、そうではなくて普段から研究授業であって欲しいと思います。
最後に、昨年も校長選考、学校管理職、主幹選考にそれぞれ何人かずつ合格者を出しましたが、校長会として、学校教育のリーダーを育ててください。次のリーダーを出すことは、そこの教育界を充実させることにつながります。どんどんリーダーを輩出していくことが大事であると思っています。
今年は平成20年。平成生まれの人が20歳になる年です。改めて月日の流れの速さを感じます。是非先生方ご本人が本年も良い年になりますよう、引き続きご努力をいただきたいと思います。
新年最初の校長会
毎回校長会には、市内の小・中学校26校の校長先生、教育長、教育委員会部課長、指導主事が出席します。
今日は新年最初ということで、市長も出席され、ご挨拶くださいました。
馬場市長のご挨拶
「みどりの大地 青い地球をいつまでも ふだん着でCO2をへらそう」
これからは、国や企業だけでなく、事業所(市役所・学校)、家庭・・すべての人々が、日頃から地球環境をこれ以上壊さないという配慮をしていかなくてはなりません。
行政はもとより各家庭にも入りこんでやってもらいたいと思っています。
今年は、地球環境はどうなるかを、それぞれの先生方がそれぞれの学年で、少しでも話題にしていき、子ども達の声から一人一人の生活を見直し変えていくこと、そして昔の知恵を働かせた生活をもどすことができたら、地球はまだまだ美しいままで次の世代に残せていけるだろうと思います。
今の環境の破壊を防ぐため、一人一人がやらなくてはいけない時代に、いよいよ我々人類は来ているのです。
今年1年間の各先生方のご活躍と、すばらしい子ども達が育ちますようにお祈り申し上げます。
おかげさまでICTをはじめとして日野市の行政が最近評価されるようになり、結構上位の方に顔を出すようになってきました。
引き続き先生方のご尽力をお願いいたします。
研究発表会
今月から来月にかけて、市内の研究校で、研究発表会が開催されます。
多くの方に参加していただきたいと思います。
★印は日野市研究課題校(ICT活用教育のモデル校)、☆印は日野市研究奨励校です。
☆1月23日(水)日野第八小学校 考える力を育てる授業の工夫~国語科における言葉を大切にする活動をとおして~
★1月25日(金)潤徳小学校 「わかった!できた!」を引き出す授業力の基礎・基本~特別支援教育の視点を生かして~
★1月29日(火)平山中学校 ICTを活用した魅力ある授業をめざして
★1月31日(木)日野第三中学校 校務支援システムの活用実践
★2月 1日(金)日野第三小学校 国語科におけるICTの活用
☆2月 5日(火)日野第五小学校 ふれあう心と言葉~思いや考えを豊かに伝え合う子を育てる~
☆2月 8日(金)日野第二中学校 総合的な学習の時間を生かした3年間の食育カリキュラムの研究
日野市年頭プレゼン
昨日の市長の年頭挨拶のあと、まちづくり部とICT活用教育推進室が年頭プレゼンの貴重な時間をいただくことができました。
推進室としては、10月に引き続いて、このような機会をいただいて大変ありがたく感じています。
市の職員の方々に、ICT活用教育をより理解していただき、応援していただくためのとても貴重な30分です。
発表後に何人もの職員の方から励ましの言葉をいただきました。
本年は、ICT活用による教育の質の向上を目指していきます。
年頭挨拶
日野市役所の仕事始めです。
◆教育部の全体朝会で、加島教育長が挨拶されました。
「日野市は、財政的になかなか厳しい状況にありますが、スリムで筋肉質な体制作りでいきたいものです。
みなさん元気に仕事に打ち込んでください。
一人一人が健康で、豊かで、健やかな年でありますよう祈念いたします。」
◆午前中に、職員が市民会館第ホールに集まり、馬場市長から年頭の挨拶をいただきました。
「今年は、日野町と七生村とが合併して50年となります。
環境問題において、これまでの50年とこれからの50年を考えて、本格的に取り組まないといけません。
今年のテーマは、“みどりの大地、青い地球をいつまでも”サブテーマは‘ふだん着で、CO2を減らそう’でいきましよう。」
市長は、昨年を振り返って、「ICT活用教育が全国的に高い評価を受けている」ということもお話くださいました。
また、日野市の行政ランキングが上位に上がっており、特にセキュリティ対策ランキングは全国第三位であることを紹介されました。
新春特別連載 (東原教授からの投稿 その2)
昨日に引き続き、東原教授からお寄せいただいた原稿を掲載いたします。
2 日野市の教育の情報化戦略の特徴
最も特徴的なのは、日野市が取り組んでいる教育の情報化の戦略は、情報化に限った戦略ではないということです。「どうしたら公立学校という組織が動くか」という課題として捉えられている点です。もし、日野市における教育の情報化が成功したならば、それは、日野市が公立の組織を変革する底力を有していたということのひとつの証でしかありません。地方の時代といわれる今日、とても頼もしいことであり、感銘を受けます。
「学校という組織」を動かすため、かかわるすべての人が何らかの貢献をされています。まず、2006年度から2年間、市長が所信表明 で「日本一のICT活用教育宣言」をされています。そして、日野市に行くと、先生方や教育委員会関係者だけでなく一般の市役所職員の方も、また、保護者だけでなく一般市民の方も、もちろん市議会議員の方も、「学校がICT活用に力を入れていること」をご存知であることが伝わってきます。組織が動く、地域が動くとは、こういうことなのかと実感します。2004年から今日までの多面的な積み重ねがこのような状況を創り出したのでしょう。
学校という組織が動くためには、校長や教員を励ますだけでは意味がなく、全ての関係部局が力を合わせて協力する必要があります。つまり、人のネットワークがとても大切なのです。この当たり前のことを具現化したところが日野市の強みです。
「どうしたら公立学校という組織が動くか」の課題に対して、ごく当たり前のことを日野市は実施されました。明確な達成目標を掲げ、それが達成できているかの評価をし、Webサイトから公表していること、すべての教員の力を信じて環境を整え、支援することに徹したこと、校長の組織としてのリーダーシップが発揮できるよう教育委員会として支えていることなどは、他の区市町村にも参考になります。
新春特別連載 (東原教授からの投稿 その1)
文部科学省でも現在、学校のICT化のサポート体制の在り方について検討中で、
「専門的な知識を有する外部人材の活用等、学校のICT化をサポートする体制の整備が必要不可欠である。」
としています。
東原教授には、日野市のいわば『教育の情報化戦略本部」としての役割を果たしてきた「ICT活用研究委員会」の助言者として
平成17年度からずっとご指導をいただいています。
実際にはその前の年の平成16年に、初任者研修(夏の宿泊研修)でご指導いただいたのが始まりでした。
◆以下、東原教授に新春特別企画として、原稿をお寄せいただきました。
本日、その第一弾を掲載させていただきます。
1 初任者研修からスタートした教育の情報化戦略
2004年(平成16年)8月に八ヶ岳山麓で初任者研修をお手伝いしたときが、日野市の先生方との始めての出会いでした。
当時、コンピュータで指導できる教員の全国平均が63%のとき、日野市の場合は61.5%で、遅れていた東京都の中でもさらに遅れている区市町村の一つでした。
コンピュータの設置率は都内の区市町村の中で50位台、教室へのLANの普及率は1.1%に過ぎませんでしたから、コンピュータで指導できる教員の割合が少なくてもしかたない状況でした。
この状態からの脱出を企てたのが、その年に日野市に着任したI 指導主事です。I 氏は、まず、初任者研修から改革をスタートさせました。
日野市の施設である八ヶ岳山麓の大成荘にはコンピュータは設置されていませんし、市内の学校から持ち出せるコンピュータもありません。コンピュータを所有していない初任者が多い時代でしたから、大学ではこの機会に研修用ノートパソコン8台を新規に用意して研修会に備えました。
研修の内容は、教育の情報化の目的、情報モラル、そして教材開発を通してコンピュータの役割と人間教師の役割を実感してもらうというワークショップ形式もので、プロジェクターを使っての発表会で成果を共有しました。
日野市における教育の情報化がスタートしたとき、各学校で実質的に動くことのできる教員をまず育成しよう、ということで、他の2人の指導主事にも研修会にかかわってもらって、全指導主事の情報化に対するコンセンサスを得よう、そして信州大学の協力を得ようという、I 氏の企みは、今日振り返ってみると大成功だったといえるのでしょう。
◆以下の画像は、平成16年の初任者宿泊研修の様子です(大成荘にて)。
東原教授に指導を受けた当時の初任者の先生方は、現在4年次の教員として各学校で活躍しています。
当時の3人の指導主事も、宿泊研修で初任者の先生方と一緒に教材を作成しました。日野市の教育の情報化の第一歩です。
新しい年を迎えて
平成20年(2008年)が静かに幕開けしました。
初日の出に染まる街並 | ピンク色に染まる稜線と富士山 |
昨年までの2年間で、市内の小・中学校のICT環境がおおむね整いました。
本年、平成20年(2008年)は、日野市のICT活用教育にとって大切な年になります。
まず第一に、ICTの活用が、特別なことではなく日常的になることを目指します。
そして第二に、ICTの活用で、教育の質を深めることにつながるようにしたいと考えています。
日頃より日野市のICT活用教育を支えてくださり、また、この推進室のwebサイトにアクセスしていただき、ありがとうございます。
本年も、子ども達の教育に全力を注いでいる市内の学校の管理職の先生をはじめ、市内の先生方とともにがんばっていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
大晦日の空に
一年間、推進室並びに日野市のICT活用教育に多くの方のお力をいただきました。
ありがとうございました。
◆都庁の窓から
上の画像は、先日、都庁で3日間にわたって都教委が実施した「学校評価指導者研修」に参加した際、都庁の窓から撮ったものです。
ようやく全都立学校のICT環境も整うことが決まったと聞きました。
こんなに広い東京です。
日野市ががんばっても、この広い東京のICT化は困難と思っていましたが、これで、東京の新しいICT化の世界が広がりそうです。
◆大晦日の夕暮れの空
夕暮れの空を眺めていると、
一年間を振り返って、いろいろな出来事が、脳裏によみがえってきます。
改めて、支えてくださった皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。
来年もいい年になりますように・・・
安全を守っている人々
平成19年も残すところあと1日です。
今年も大きな事件・事故がなく無事に終われることに感謝したいと思います。
★子ども達の安全を守っている「安全・安心課」。
下校時に地域の見守りを呼びかける放送を行うことで、子どもの安全に関する意識向上と通学路の安全確保を図っています。
市内全域を車や自転車でパトロールし、地域の犯罪抑止を図るとともに、危険箇所を確認して対応しています。
市内を巡回し、子ども達の安全を 守っている「青パト」 | 日野市ならではの新撰組防犯ベスト |
★庁舎の受付の嘱託職員と警備員の方です。
深夜の緊急の問い合わせに対応したり、庁内を巡回したりして夜の庁舎を守っています。
この年末・年始もずっとです。
業務を終えて退庁が深夜になった時や早朝の登庁時など、元気な挨拶と声かけでエネルギーをいただいています。
ICTを支える縁の下の力持ち その3(情報システム課)
情報システム課長をはじめ、職員は「ICT活用研究委員会(日野市のいわば『教育の情報化戦略本部」)」の主要メンバーになっています。
日野市のICT活用教育の推進に大きな役割を果たしており、常にICT活用教育推進室を支えてくれています。
トラブル発生時はもちろん、いつも推進室に寄ってアドバイスをくれます。
推進室の職員とともに、一緒に学校へ出向くことも多くあります。
日野市のセキュリティは全国の自治体でもトップクラスですが、平成17年度のICT活用教育計画策定時においては、専門的な知識・技術をもとに、学校にとっての利便性も含めて、より活用しやすいしくみについて、前向きな案を一緒に検討してくれました。
頼りになる村田課長 | すぐに駆けつけてくれる頼もしい職員 |
教育委員会内のセキュリティチェック中 | モニターでサーバー室等の管理 |
| |
暗号と静脈認証でサーバー室へ | サーバー室は特定の職員のみ入室可能 |
情報システム課は、新幹線が安全な高速営業運転をできている影の力と同様、忘れてはならない存在です。
ICTを支える縁の下の力持ち その2(庶務課)
徳田庶務課長と青木係長は、「ICT活用研究委員会(日野市のいわば『教育の情報化戦略本部」)」の主要メンバーです。
平成17年度のICT活用教育計画策定時においては、庶務課のおかげで、莫大な予算が獲得できました。
毎年、常に最新の技術とコストを考えながら、経費を考えてくれています。
学校のICT化のサポート体制(メディアコーディネータ)
まもなく2007年が終わろうとしています。日野市のICT活用教育が飛躍的に伸びた年でした。
小・中学校のICT環境が整備され、ICT活用指導力の向上に向けて市内の先生方ががんばりました。
それを支えたのは、学校のICT化をサポートする体制です。
その一つとして、信州大学の東原教授の専門的かつ実践的な助言と、メディアコーディネータの活躍があります。
文部科学省では、現在、学校のICT化のサポート体制の在り方について検討中です。
このことについて、先日、『学校のICT化のサポート体制の在り方に関する検討会(第3回)』で、日野市の事例を発表する機会をいただきました。
その時のプレゼン資料が、文部科学省のwebページに掲載されました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/044/shiryo/07121207.htm
2学期は、特に中学校への3週間派遣を重点にがんばってきたメディアコーディネータです。
以下に、4人のメディアコーディネータの感想を紹介します。
◆中学校の先生方と一緒に、ICTを活用していかによりよい授業にするかについて考えさせていただきました。
国語では、デジタル教科書をただ大きく見せるだけでなく、どのように使うことが効果的な授業になるのかを考えました。
体育では「映像遅延装置」をいかに使うことが本当に生徒たちの成長になるのかを先生と真剣に考える機会をもたせていただきまし た。
また、より良い実践を支える条件として、ICT機器をいかに使いやすい状態にするかという「ICT機器の管理」の仕方も大きく影響する
ことを学びました。(N)
◆ICTの機器や教材は、ひとつひとつが多様な機能を備えています。
したがって、授業前には先生と、どの機器や教材のどの機能を用いるか、ポイントを絞り込んで綿密に打ち合わせを行う必要があると
感じました。
先生によっては授業の中でたった5分だけ、デジタル教科書の資料を見せるだけ、という活用もありました。
ICTが授業の中に溶け込んでいるように感じました。
授業のねらいにそうように、何をどの場面で活用するか、ポイントを絞り込むことを、先生方の授業から学ばせていただきました。
今後の支援に活かしていきたいと思っています。(S)
◆「挑戦してみたいことがあるから手伝ってもらえるかな?」「これ使えるな~授業で使ってみよう!」というICT機器活用に対して、
意欲的な声が多く聞こえ、3週間派遣中は大変やりがいを感じました。
先生方は、私に対して、優しく声をかけて下さり、すぐ打ち解けることができました。
また支援させていただきます。(K)
◆先生方がICT機器を使うためには休み時間での準備が大変だと感じます。
しかし先生方がワゴンにケーブルを繋げておいたり、シールで機器を判別するようにされたり、生徒に準備をさせたりというような指導
や工夫がありました。
子どもたちから見えないところでの先生方の工夫が授業に生かされてくるのだと思いました。
先生方の姿勢から多くのことを学びました。(O)
元気に帰ってきました(ブリティッシュヒルズ)
ぬいぐるみを受け取った人が質問に答えます。もちろん英語で。
グループ会議。英会話がずいぶん上達しました。
全てのプログラムが終了し、一人一人に修了書が手渡されました。
全員元気に帰りのバスに乗り込みました。新白河駅からは新幹線。
午後6時、全員元気に日野駅に到着。各校の校長先生や保護者の方々に出迎えていただきました。
有意義な英国の体験学習だったことと思います。
ブリティッシュヒルズだより その2
ブリティッシュヒルズは、今日も雲一つ無い良い天気。
全員元気で2日目を過ごしました。
2日目の最初は、アルファベットを使った問題にグルーブで取り組みました。
動物の名前をたくさんあげています。でも他のグルーブと同じものは得点になりません。
午前中後半は、スコーン作り。英語を使っての調理は大丈夫でしょうか?
午後の最初は、英国のカントリー音楽に合わせたダンスです。とてもハードです。
午後の第二部。みんなで国名を出し合うゲームをしています。
外国旅行へ持っていくものを考えています。
ブリティッシュヒルズ中学生国内留学
ブリティッシュヒルズ中学生国内留学が始まりました。
この事業は、日野ロータリークラブの奨学制度の支援を受けて、国際感覚を身につけた日野人の育成を図るために実施しており、
今年で6回目になります。
今日から3日間、市内の中学生20名が、福島県のBritish Hills(疑似体験型国際研修センター)で、英国の体験学習を行っています。
引率には、市内の校長先生、副校長先生、英語科の先生2名、指導主事の他、第1回目の国内留学生だった大学生も参加しています。
◆引率している指導主事から画像が送られてきました。
天気は快晴。雪は例年より、ずっと少ないそうです。
日常の英会話をかわす学習です。外国の講師と一対一で会話をしています。
冬至の夜に輝く光と音色
冬至の夜。
雪に変わりそうなくらいに冷たい小雨が降っています。
午後6時、市民プラザのイルミネーションの中で、ステキな演奏会が始まりました。
ハンドベルとフルートの音色が、冬至の夜空に優しく響いています。
集まっている人みんなが温かくなる素敵な音色です。
担当者によると、上空を走る青い光は、日野市の清流を表しているとのこと。
雨にぬれて一段と輝いています。
ICTを支える縁の下の力持ち(教育センター)
この研究委員会は平成17年度から開かれており、日野市のいわば『教育の情報化戦略本部」としての役割を果たしてきました。
この会の裏方として、教育センターの所員が活躍しています。
3年間、事務局のメンバーとして活躍してくださっている下山さん。今日も、打合せで推進室に来室。
◆ひのっこ教育21開発委員会。
小学校部会では、昨年度から、目標の達成状況の把握及び教材の作成を通して、個に応じた指導方法の向上を図るための研究を
続 けています。この委員会のサポート役として、教育センターの所員が活躍しています。
昨年度から引き続き、本委員会を支えて いる大澤先生。 今日の部会も協議の進行役。 | スカイプによるテレビ会議で、東原教授からいただいた助言をまとめています。 |
全国学校ビオトープ・コンクール2007銅賞受賞~日野第六小学校~
その中で、今年度の学校ビオトープ・コンクールにおいて、日野第六小学校が銅賞を受賞したといううれしいお知らせが届きました。
案内してくださった副校長先生 日野六小のビオトープ全景
日野六小のビオトープは「おたまが池」と呼ばれ、教材としても活用されています。
水中生物の観察や季節の生き物の観察など、生活科や理科で、生き物に触れる授業が展開されています。
テレビ会議で交流
総合的な学習の時間「お互いをよく知ろう」 ICT活用指導力Cー3
スタディノートの電子掲示板機能を活用して、お互いのノートを共有した両校の子ども達が、
今日は、スカイプによるテレビ会議で交流しました。
◆↑百草台小の5年生
◆↑三沢台小の5年生(2クラス合同)
黒板に貼り付けた2枚のスクリーンには、相手校の子ども達の映像と、電子掲示板に掲示したノートが映し出されています。
それぞれ、班の代表者がwebカメラの前に出て、自己紹介やこれまでの交流の感想などを発表し合いました。
両校の子ども達は、ちょっぴり緊張しながらスピーカーから聞こえる相手校の友達の発表に、一生懸命耳を傾けていました。
日野市の元気を見ています
本日午後、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 准教授・主任研究員の豊福晋平先生が推進室を訪問されました。
推進室のWebサイトおよび日野市の学校(園)Webサイトをご覧になり、1年間で驚異的に更新率が伸びたその理由と手立てを
お知りになりたいということでの訪問でした。
現在、自治体では全国第2位の更新率の伸び率だと知り、驚きました。
豊福先生は、教育情報化研究活動の一環として、独自に「日本の学校(i-learn.jp)」の非営利サイトを運営されています。
このサイトは、全国の幼稚園から高等専門学校、教育委員会までの学校サイト情報を提供しており、登録数は3万5千件にも及びます。
更新履歴も表示され、学校Webサイトの活性度もわかり、第三者機関が客観かつ公正な手段で記録蓄積する手段ともなっています。
「日常の地味でベタな情報の発信を応援したい・・・
地道に活動する学校Webサイトの小さな積み重ねを大切にしたい・・・
学校の先生方がフィードバックできるような指標を作りたい・・・」
という願いで、12年前にこのサイト作りに挑戦されたということです。
昨日までアメリカに視察訪問されていたということで、海外の学校Webサイトについても教えていただきました。
最後に、日野市の学校Webサイトの今後が楽しみです、と、アドバイスをくださいました。
◇学校の様子をよく外に伝えることで、地域との関係を作ってください。
◇信頼関係があると、その上に積み重なってくるものがあります。
更新率自体は地味ですが、その上にあるものを見失わないでください。
◇日野市の学校を訪れる機会はありませんが、Webサイトを通して見ています。
元気な学校(園)の様子を知ることができ、期待しています。
百草台小と三沢台小の共同学習が始まります!
百草台小と三沢台小の5年生が、今週末から共同学習を始めることになりました。
両校は、来年4月に統合し、七生緑小学校として誕生します。
本日夕方より、両校の5年生の先生方による打ち合わせを、スカイプによるテレビ会議で行いました。
メディアコーディネータがお手伝いをしながら、環境設定の確認と、現在までの両校の学習進捗状況、今後の学習展開を話し合いました。
共同学習のテーマは「お互いをよく知ろう」。
スタディノートの電子掲示板機能とスカイプによるテレビ会議を活用し、2校の交流を図ります。
3学期はさらに、学校や地域について紹介する総合的な学習の時間とつなげて発表し合う予定です。
校長先生もご挨拶・・・ | 三沢台小の先生と打ち合わせ中の百草台小の先生。 |
わかば教室でもICT
わかば教室に通う子どもたち一人一人に応じた個別学習として、インタラクティブ・スタディを活用した指導を行っていただくためです。
CAIの意義についてもレクチャー | 熱心に研修を受ける担当者・指導員 |
以下、研修会後の感想の一部です。
◇コンピュータを活用してここまでの授業ができることに驚きました。きちんと活用できれば、生徒にも先生にも優しい教材だと感じました。
◇間違え方によってアドバイスがていねいだったり、力だめし問題も違っていたりして、子どもに合わせた対応ができるなあと、感心しました。
◇学習に自信のない子どもにとって、自分のペースで進められるのは負担が少なくていいと思いました。
教室に入ることができない子どもにも、参加できるように活用していきたいと思います。
◇「自分で誤りに気づく。つまずきから指導へ・・・」
わかば教室の子どもたちの指導者に、学習タイム等での自らの指導を見直す大切な視点をいただきました。
◇確かな学力の向上が保障される教材であると実感しました。子どもの主体性を育成し、指導者と子どものコミュニケーションを高めることも
理解できました。
藝術文化の薫るまち
日野市は、「次の時代に美しいふるさとを渡そう」をスローガンに、自然環境はもちろん日野に伝わる固有の文化を大切にしています。
本日は、教育委員会が主催する日野の文化と歴史にかかわる2つの展示会とシンポジウムが開催されました。
★伊藤整展(主催:図書館)・・・市民会館にて
日本の近代文学界に大きな足跡を残した伊藤整氏は、戦後の一時期、日野に住んでいました。
今年の市のメインテーマである「藝術文化の薫るまち」の一環として開催した今回の展示では、氏の業績とともに日野市の当時の様子(一面の畑と雑木林の広がる農村地帯)も紹介されました。
★シンポジウム「幻の真慈悲寺を追う」(主催:日野市郷土資料館)・・・市役所会議室にて
鎌倉幕府の公式の歴史書「吾妻鏡」に、「源氏ゆかりの寺院」として浅草寺なみの格式を誇ったことが記されていながら、幻のように姿を消してしまった真慈悲寺。
この真慈悲寺は、現在の京王百草園、百草八幡神社付近からその東方の丘陵に展開する大寺院であることが、有力視されています。
昨年、市民・企業・市などで設立した「幻の真慈悲寺調査事業推進プロジェクト」が調査活動を進めてきましたが、この活動で明らかになった事実を紹介し、真慈悲寺の謎の一端に迫ることを目的にシンポジウムが開かれました。
会場には約100名の市民、研究者が集まりました。
第3回 学校教育基本構想検討委員会
13日(木)夜、第3回 学校教育基本構想検討委員会が実施されました。
毎回、いくつかの課題、テーマに絞って意見交換、検討を行うことになっています。今回検討したテーマは、大きく3つでした。
・「一人一人の教育的ニーズに応じた特別支援教育の推進」
・「人間形成の基礎を培う幼児教育」
・「連携を生かした特色ある学校づくり」
各室課長とともに指導主事も事務局として参加し、学校の現状等を説明したり、意見を述べたりしています。
市民代表の委員から、学校公開などの機会に積極的に学校を訪問し、学校をもっと知りたいという声がありました。
「学校webサイト」も、学校の日常を知らせる大きな手段であると考えています。
心強い他部課との連携
↑ 昨日、推進室で開かれた会議の様子です。
平成21年度から使用する七生緑小(三沢台小と百草台小の統合により、来年度から開校する学校)の新校舎の校内LAN構築の会議です。
どうしたら性能のよいものができるか、コスト面ではどうか、図面を見ながら推進室と情報システム課、庶務課のメンバーで知恵を出し合っています。
昨日は、この会議に、業者の方の専門的な情報も提供してもらい、話し合いが行われました。
推進室では随時、教育委員会内の他課、また情報システム課をはじめとする他部局との連携を図っています。
日野市のICT活用教育は、市役所の多くの課によって支えられています。
心強い日野市ICTサポートスタッフ
「どうも今朝は変です。何度やってもネットワークがつながりません・・・」「昨日までは異常なかったのに、今日はICTセキュリティカードをかざしてもうまくログインできなくなっています・・・」学校から推進室に寄せられる緊急SOSを受け、職員とすばやく学校に駆けつけます。機器の点検・交換をして解決・・・。
いよいよ学期末の成績処理のピークを迎えました。中学校では進路資料の作成もあります。学校からは頻繁に問い合わせの電話がかかってきます。校務支援システムがうまく運用されるよう、張りつめた日々です。この時期、万が一に備えて、システム開発者が推進室に常駐しています。
「市を揚げての一大事であるICT活用教育にかかわれることを誇りに思います。」
「日野市のICT活用教育を、先生方と一緒に進めていけることに、やりがいを感じています。」
日野市のICT活用教育にかかわる企業(契約業者)の方々は、こう語ってくださいました。
心強い日野市ICTサポートスタッフです。
日野市のICT活用教育は、熱意のあるスタッフに支えられています。
お互いの知恵を出し合って、様々な課題解決を図っています。
企業と推進室の連携は、他地区に誇るものです。