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庁内プレゼンテーション(幼稚園)
午後6時より、市役所の会議室で、日野市の公立幼稚園5園のプレゼンテーションがありました。
日野市では、このように、各課や各事業所の事業内容の理解を図るため、職員がプレゼンテーションを随時行っています。
本日は、「やりがいがいっぱい!~幼稚園は教育のはじめの一歩~」というテーマで、
市内5つの公立幼稚園の先生方が幼稚園の一日とその役割を説明し、それぞれの園の特色も紹介しました。
会場には、庁内の職員はもちろん、市内の保育園の先生方もたくさん集まってくださいました。
1.加島教育長のご挨拶 本市の幼稚園の取組のポイントは3点。 ・生きる力の基礎をはぐくんでいること ・地域で手を取り合って育てていること ・日野市から幼児教育を発信すること | 2.第四幼稚園のプレゼンテーション 日本の文化や風習、諸外国の人との触れ合いを大切にしています。「日本が好き!自分が好き!人との触れ合いを大切にするひのっ子」を育てています。 | ||
3.第五幼稚園のプレゼンテーション 大人も子どもも夢中になって遊べ、大人同士もよりコミュニケーションをとっていけるようなきっかけとして『ごよっち』を始めました。 | 4.第七幼稚園のプレゼンテーション 隣接しているあさひがおか保育園と『幼児園』としてスタートして3年目です。よりよい幼児園をめざして、共通カリキュラムを工夫し、保育の充実を図ります。 | ||
5.第二幼稚園のプレゼンテーション 豊かな自然は子どもを育てる宝庫です。四季を通して地域の自然と地域の力〈専門性)を生かした自然体験を充実させています。 | 7.第三幼稚園のプレゼンテーション 私立至誠保育園との交流活動も3年目です。常に「発想の転換」を心がけ、保育の充実のために、新しいことにチャレンジしています。 | ||
「公立幼稚園の正規職員は、園長を含めて24名です。地域の子育て支援の要となっている「保育カウンセラー」や、小学校教育への滑らかな接続のための「幼小連携委員会」など、今こそ、私達の力を発揮するときだと思ってがんばっています!」 | 河内副市長からいただいたコメント 「一生懸命に各園が取り組んでいることは高く評価します。今後は、社会のニーズ、多様な子育てという視点と、幼児教育という重要な立場からの視点と、双方の視点から考えてみてください。」 | ||
馬場市長からいただいたコメント 「各園の個性と、全園の共通点がうまく発表されました。幼保一元化がいかに難しいかも痛感しました。教育者としての視点を強く感じたので、教育を超えて、子育て全般を考える視点も欲しいと思います。」 |
学校Webサイトの効用(その2)
学校Webサイトをご覧になっている保護者や地域の方が、
校長先生に「見ています。」「楽しみにしています。」という声かけをしてくださり、
思いがけない会話に発展することがあると聞いています。
学校Webサイトは、学校と保護者・地域とのコミュニケーションを生み出しています。
学校と地域だけではありません。
先日、日野第一中学校の校長先生が、学校Webサイトに「濁ったままの用水」というタイトルで、
学校の用水路を流れる水の濁りが、先日の台風後もなかなか回復しないことを心配していることをお書きになりました。
翌日さっそく、市の環境共生部 緑と清流課の担当者が、「ぜひ校長先生にこのことをお伝えください。」と
推進室にお手紙を届けてくださいましたので、学校に届けました。
その中には、「水路の水の濁りを市でもずっと気にしていること、多摩川の管理をしている事務所とも連絡を取り合っていること、
先日職員で水路の生物を確認し、一部を捕獲したこと、一中の中を流れる日野用水は、八王子市の平町にある平堰から取水しており、
緊急時迅速な対応が求められることから、今年度より遠隔操作が可能になりとても便利で安全になったこと」等が書かれていました。
学校Webサイトは市の職員も注目しています。
何か協力できることはないだろうか、という視点で見てくださっている課もあり、ありがたいことです。
このように、いろいろな場で、学校とのコミュニケーションが生まれることは、大切なことだと思っています。
ところで、今、『平成19年度 水の郷シンポジウム 水の大きな循環・小さな循環 ー日野は小さな地球ですー』 が、
市役所で午後5時まで開催されています。
潤徳小学校の「水辺の学校」の実践も報告されました。
「水の郷 日野」 環境共生部 緑と清流課発行(2006年3月発行)より
以下、パンフレットの引用です。
「日野市には、多摩川・浅川という一級河川をはじめ、約180kmにも及ぶ用水路が流れています。これらの水辺と一体となった田畑の情景は、日野の原風景ともいうべきもので、『水循環』を担う大きな役割を果たしています。また、こうした水辺は、そこに生息する生きものにとっても大切な空間であるわけです。・・・このようなことから、「水辺に生態系を!」を目標に、自然と人間とが共存できるような「水辺のあるまち」を次世代に残していきたいと思います。」
学校Webサイトの効用(その1)
昨日までの秋晴れから一転、雨の一日でした。
市内11校の小学校で予定されていた運動会も残念ながら明日に延期となりました。
今朝は運動会実施予定校のWebサイトが大活躍。
朝6時頃より、多くの運動会実施予定校で、延期のお知らせが発信され、アクセス数も通常よりぐっと増えていました。
推進室の新着情報にも、各校より運動会延期のお知らせが次々に掲載されました。
学校Webサイトは、日頃より学校の取組、子ども達の輝き、先生達のがんばり、地域の方々が支援して下さっている様子など、
タイムリーに随時発信しており、保護者や地域の方から大変好評です。
それに付け加えて、先日の台風の時もそうでしたが、今朝の運動会延期のお知らせのように、
緊急にお知らせしたいことをお伝えできるという効用も大きいと感じました。
本市のWebサイトシステムは、学校の透明性とリアルタイム性の向上に貢献しています。
山畑委員ありがとうございました
山畑仁委員は、今月末で任期を終えられますので、最後の教育委員会となりました。
山畑委員を囲んで・・・
左から、加島教育長、渡辺委員、山畑委員、
田口委員長、馬場委員長職務代理者。
最後に、教育委員会事務局の職員に、ご挨拶をされました。
「4年間の任期の間、学校が校長を中心に協力体制ができて、いい方向へ向かっていることをうれしく思っています・・・・・選べる学校制度、ICT活用教育の推進など、新しい取組を次々と手がけ、大変なこともあるかと思いますが、どうぞがんばってください・・・」
〈クリックすると拡大されます)
推進室前の掲示
先日の日本教育工学会のポスターセッション発表で使ったポスターを、推進室前に貼り出しました。
会議室に向かう市民や関係者の方々が、立ち止まって眺めてくださっています。
部屋に声をかけてくださった方もいらっしゃいました。うれしいことです。
全国から集まった方々と情報交換しました
『CMSを用いた学校Webサイトにより日常的に発信することの効果』
潤徳小学校の宮崎芳子校長先生がポスターセッションで発表しました。
校長先生が,熱く語りかけている相手は・・・・・・・赤堀会長でした。後でこのことを知った校長先生は感激されていました。
「発信するようになって,よかったことは何ですか?」
「教員の良さをたくさん発信することができるようになったことです。」
隣のポスターは,日野市のCMSサイトを構築してくださった森下孟さんです。
『Web掲示板とテレビ会議による児童と教育学部生の相互学習「俳句を作ろう」』
日野第三小学校の高橋悦子先生がポスターセッションで発表しました。
京極校長先生と石田副校長先生も,応援に会場に駆けつけてくださいました。
『教師の学び合いを目指した校務支援システムの開発と運用』
システムの開発にかかわってくださった業者の方と一緒に,ポスターセッションで発表しました。
大会企画委員長の木原先生がきてくださいました。
新たな視点に気づかせてくださり,励ましの言葉もいただきました。
午後は課題研究でした。
「K8 教員のICT活用指導力を高める養成,研修と実践」のセッションで,
「教員のICT活用指導力を高めるための校長の役割,教育委員会の役割」というテーマで,日野市の取組を発表しました。
このセッションでは,日野市を含め5つの発表の後,
教員のICT活用指導力について,約一時間の討論
が行われました。
会場には,日野市の関係者(先生,校長先生,関係企業の方,メディアコーディネータ)が計13名も集まってくださいました。
昨日のシンポジウムで話題になった「学校」「行政」「企業」「学会」の4者がばらばらではなく,
一体となっているのが日野市の特色であることを改めて実感しています。
3日間の全国大会を通して,
日野市の取組を知っていただいたこと,全国の多くの方と情報交換できたことは有益でした。
「小学3年生でもコンピュータ上で情報の整理ができるんですか?!」
「道具年表の作成におけるスタディノート・マップ機能を用いた情報の共有と整理」
一般発表のセッションで,日野市立第四小学校の神尾健彦教諭がプレゼンテーションしました。
神尾実践の優れた点は,次のことです。
◇教科のねらいを達成するためにいかに児童がICTを活用するか,また,学習を通して育てたい情報活用能力は何かの2点を明確にしていること。
◇表現と発表のためのICT活用だけでなく,情報の吟味・分類といった分析活動にICTを活用していること。
このような,「分析」を意図したICT活用は,まだまだ,多く行われてはいません。
とても,先進的で,意欲的な実践といえます。
会場からも,「小学校3年生でも,紙でなく,コンピュータ上で整理ができるんですか?!」
といった驚きの声が寄せられました。
日野市から,優れたICT活用の実践をどんどん発信していきたいと考えています。
「日野市がうらやましいです。」
日本教育工学会全国大会2日目。
「学校の組織の力で推進する情報セキュリティ」
日野市立第三中学校の山田利昭先生のポスター発表です。
日野市の情報セキュリティ対策や日野三中の具体的な取り組みについて説明しました。
大学の研究者のほか,全国の先生方が発表を聞いてくださいました。
すでに教員一人1台のPCを導入している自治体の先生から,
「運用方法はすべて学校まかせで困っている。日野市がうらやましい。」
また,まだ導入されていない自治体の先生からは
「環境が整っている日野市がうらやましいです。」
との感想が聞かれました。
関心を寄せてくださった参加者の質問に対応する山田教諭。
日野市の取組を発表します
夏に戻ったような一日でした。
青空の下、市内の2つの小学校と1つの中学校では、運動会(体育祭)が実施されました。
日野市のICT活用教育の取組、日野市の学校の実践を、明日、あさってに発表します。
一般会計決算特別委員会・・・教育費
今日は、平成18年度の一般会計について、教育費の一般会計決算特別委員会が開かれました。
◇昨年度より議会の理解を得て、ICT活用教育推進に伴う莫大な経費を予算化できたことは、本当にありがたいことだと思っています。
昨年度、市内の各学校ががんばって、これに答えるべく成果をあげたことが、本日の委員会で話題になりました。
◇都内の他の地区と情報交換をしていますかという質問を受けました。
都内の教育委員会からは、どのようにしてICT活用教育を推進していったのか、といった質問を多く受けています。
指導主事の集まり等でも報告させていただいています。
しかし、まだまだ全国には見本にしたい先進地区があります。
明日から3日間、日本教育工学会の全国大会で、日野市からは6チームの発表をします。
全国の地区と情報交換をしたいと考えています。
◇すべての先生を100%にするというのは無理があったのではありませんか?
強制されるものではないのではありませんか?
先生の教え方の裁量に任せるものではありませんか?という心配の質問も受けました。
日野市の達成した、「コンピュータを操作できる教員100%」「コンピュータを使って教科指導等ができる教員100%(小学校)」、
この目標は、国のeーjapan計画で2005年度までに達成すべきであると示された指針でした。
授業でのコンピュータの活用については、学習指導要領にもふれられています。
導入当初は、授業でのコンピュータ活用について特に必要性を感じておられなかった先生も、
使ってみると、予想外に効果の上がることに気づかれました。
あるベテランの先生は、今までどんなに工夫してもできなかったことが、ICTを使うことでその限界を超えることができた、
という感想をもたれました。
ICTの使い方は強制されるものではありません。その先生の指導力を拡大する道具です。
ICTの活用は、先生の指導力をより向上させます。その先生の力をより発揮させることができます。
今までより分かる授業、魅力ある授業が実現できます。そして、このことが、ひのっ子の学力の向上につながるものと考えています。
◇1人一台PCに導入した校務支援システムについても質問を受けました。
また、これによって通知表の形式が型にはまることへの心配の質問も受けました。
1人一台PCは、校務の情報化を図るものです。成績処理も効率的にできます。
また、ペーパーテストや日々の学習状況を記録して、それを客観的に、評価基準に照らして評定することができるので、
あいまいな評価ではなく、根拠のある評価となります。
保護者への説明責任を果たすことにつながります。
所見欄も、学期末にあわてて記入するのではなく、
校内のすべての先生方で、日頃から、一人ひとりの子どものよいところを見つけて記録しておけるので(ひのっ子宝箱)、
今までより中身の濃い通知表になります。
そもそも通知表の形態については、どの学校もそんなに大きな違いは見られません。
通知表のあり方について、形式ではなく中身を充実させるための研修を実施しているところです。
・・・・・・・(通知表は、形式ではなく、観点別評価の評価方法について、検討すべき点があります。
また、答弁では触れなかったのです が、セキュリティ上でも、校務支援システムの利点があります。)
・・・校務支援システムの運用が軌道に乗り始めた学校では、会議の回数が減り、書類のペーパーレス化が図られてきました。
校務が効率化し教育本来の仕事(教材研究、準備、子どもとの触れ合い)に多く時間をかけることができるようになります。
校務の情報化の最終ゴールは、教育の質の向上につながることだと思っています。
◇ところで、日野市に関わらず、全国的に今、先生方が忙しすぎるのではないかということも話題になりました。
教育行政としては、忙しい先生を何とかサポートして欲しい、という温かい言葉もいただきました。
人の配置の話が中心でしたが、ICTもこの問題の解決の一つの手段だと思っています。
サーバー室にて
ウイルス対策の為のサーバが正常に動作しているかの動作確認作業等を行いました。
問題が発生したときも、すみやかにかけつけ、
推進室、情報システム課と一緒に対応して下さる頼もしい業者の方々です。
出番を待っています・・・
モデル校をはじめとしてすでに整備が終わっている学校では、授業での活用を始めていただいていますが、
一部の中学校では耐震工事との関係で、現在も校内LAN工事を続行中です。
休日を中心に(本日も)作業を行っている最中です。
プロジェクタ、スピーカー、スクリーン等の ICT機器をのせたワゴン。 出番を待っています・・・ | 各教室や特別教室に配備されるコンピュータ (教職員への一人1台PCは昨年度に配備済) 出番を待っています・・・ |
特別支援教育コーディネータ研修
今回の議会で、特別支援教育についても質問を受けました。
特別支援教育は、日野市教育委員会の3つの重点施策の一つです。
(ICT活用教育の充実、特別支援教育の推進、幼・小・中の連携)
昨日は、第5回特別支援教育コーディネータ研修会がありました。
この研修会は、各校の特別支援教育コーディネータの資質向上のために毎月実施しています。
講師は市内の特別支援学級の先生です。
「通常の学級における発達障害児への指導方法のポイント」というテーマで、
学習面と行動・生活面の両面からレクチャーがありました。
日野市の特別支援教育は、今年度から本格的にスタートしました。
具体的には次のような取組をしています。
◇学校における指導体制として
・校内委員会体制の充実
・特別支援教育コーディネータの資質向上
・就学支援シート・進学支援シートの活用
・個別指導計画の作成・活用
◇教育委員会の学校支援体制として
・巡回相談員の派遣
・専門委員会による支援
・特別支援学校(センター校)との連携
・小学校へのスクールカウンセラーの配置 日野市では、平成15年度より「日野市特別支援教育在り方検討委員会」を設置し、検討を進めてきました。
市内の明星大学の小貫悟准教授には多くの指導・助言をいただきました。
昨日の研修会にも出席されました。(昨日の研修会場は明星大学)
学校と家庭が手を取り合って
日野市立小中学校PTA協議会の会長である浜屋さんが、推進室にお見えになりました。
市P協(日野市PTA協議会)は、学校の力強い応援団です。
学校と家庭が連携して子どもを見守っていくための家庭教育研修会と講演会の企画に、
推進室、文化・スポーツ課と一緒に関わっていただいています。
具体的には、インターネットの危険から子ども達を守るための企画です。
先生方には教員研修で学んでいただき、学校でも情報安全教育を行っていますが、限界があります。
家庭と連携してこそ成果があがります。
そこで、保護者の方たちにもインターネットの世界について正しい知識と対策を知っていただくことによって
学校、家庭との連携のもとに子どもたちを危険から守ろうという企画です。
11月29日(木)には講演会を予定しています。
中学校研究授業・・・はじめの一歩
日野第三中学校の校内研修で、2つの研究授業がありました。
以下、第2学年数学「一次関数のグラフの書き取りと読み取り」の授業の様子です。
課題の提示(B-2) e-黒板を活用しています。 | 自作動画教材の提示(A-3,B-3) 夏季ICT研修の成果です。パワーポイントのアニメ機能を使って教材を作成しました。動点の問題を視覚的に捉えることができます。生徒の理解を助けます。 |
生徒の考えを共有(B-4) 授業のまとめ。最後の問題をどのように答えたか、書画カメラを活用しています。友達の解答を大きく写して共有し、理解を深めました。 |
◇授業者の先生の感想
「今までの授業では、2時間かけてもなかなか終わらなかったところを、わずか1時間の授業で達成することができた。
数学が苦手な子どもにもわかりやすかったようだ。授業後の振り返りカードではほとんどの生徒が「楽しかった」と答えている。」
第1学年技術「情報とコンピュータ」 授業者の先生のコメント | 授業後の協議会 ICTの活用はもっといろいろな可能性がありそう・・・ |
校長先生のリーダーシップ
小学校長連絡会にお邪魔しました。
毎月、市役所で開かれる定例校長会とは別に、市内の校長先生方が集まり、
各校の実践を学び合ったり、諸課題の対応について検討したりする貴重な場です。
今日は、校務の情報化について、NHK教育テレビの特集「わかる授業のためのICT活用講座」でも紹介された
潤徳小学校の実践DVDを見ていただきました。
潤徳小学校は、授業に、校務に、積極的にICTを活用している学校の一つです。
よく話題になることですが、確かにICTは校務を効率化させますが、
ICTの活用が校務を軽減するというよりは、
むしろ、ICTの活用が教育の質を向上させるところにポイントがあります。
ICTにより、仕事の方法や内容が明らかに変わってくるからです。
日野市の先生方は、このことを実感されています。
日野市の小学校は、7月末に文部科学省から発表された「教員のICT活用指導力」の調査結果と比較して
都、国の平均を大きく上回る成果が表れています。
校長先生方のリーダーシップのおかげです。
学校のトップである校長先生のICTに対する理解が、校内のICT活用を推進させています。
そして、校長先生の情報管理、セキュリティ意識が、学校を守っています。
推進室は、今後も、がんばる学校の後押しをしていきたいと思います。
ICTサポートスタッフのお力をいただいて(2)
前回に続き、夏季ICT活用研修にお力をいただいたICTサポートスタッフの方の感想です。
◇「授業中の提示」e-黒板の研修を担当していただいたYさんより
この度は、日野市夏季ICT活用研修会に参加させていただきまして、ありがとうございました。
とても貴重な経験をさせていただきました。
実習時間を多く取った事が、より深い理解と操作の習得へつながったと思います。
操作も慣れてくると、不安も少なくなるでしょうし、自信にもつながると思います。
早速使用したいという意思をお持ちの先生もたくさんいらっしゃいました。
今回の研修会では、RGBケーブルのつなぎ方など始まりの部分から一緒に実習をする時間を取ることができました。
特に苦手意識のある先生には、「はじめ方」から丁寧に実習する時間が取れたことはとても効果的であったと思います。
初めは、セッティングにも時間が掛かり、準備なども大変かもしれませんが、
慣れてくると先生方のアイデアがとても効果的に反映される機器だと思います。
「ここの部分だけ」という使い方から始めていただいて、多くの先生方に使っていただければと思います。
授業展開を発表していただいた際に、
授業で不便だった点を振り返って、ICTを活用したら効果的に授業を行えたとイメージをしっかり持たれた先生もいらっしゃいました。
今までの授業を振り返って活用を考えていただけると、より効果的に活用していただける様に思います。
他の自治体でもそうですが、機器の操作方法を習得することをメインで受講されると、
出来ることが多いためか、実際の授業イメージを掴んでいただいた実感が無いまま講習が終了してしまうことが希にありました。
今回の研修会のように、最終的に先生方にどのように授業で活用していただくかを書き出していただいたことが、
大変効果的であることが分かり、逆に勉強させていただきました。
発表の時間では、他の先生の発表にうなずきながら聞かれている先生もいらっしゃいました。
先生方のアイデアを共有できる場になり、今後に役立つように感じました。
今回は、私たちも本当にたくさんのことを学ばせていただきました。
今後もよろしくお願いいたします。
日野市ICTサポートスタッフのお力をいただいて
夏季ICT活用研修は、教員のICT活用指導力に対応し、
受講された先生方全員が「授業で活用できる!」と自信をもっていただけるように、
そして2学期以降の授業に実際に生かしていただけるように実施しました。
研修後の受講者アンケートや自己評価からは大きな成果が認められています。
・・・・あとは先生方の実践です・・・
研修の運営はメディアコーディネータが中心となりましたが、
日野市の教育の情報化のサポートに当たっている大学・企業の方にも多くのお力をいただきました。
研修の成果が保障できるように、7月3日には「日野市ICTサポートスタッフ」研修打合会も行いました。
研修打合会後も「日野市ICTサポートスタッフ」のサイト上で、
研修会当日まで、メディアコーディネータと研修計画案の掲載等、意見交換、情報交換が行われ、
研修後もその成果を共有しています。
以下、サポートしていただいた企業の方からいただいた感想です。
◇「授業中の提示」書画カメラの研修を担当していただいたNさんより
このような研修会に参加させていただき、誠にありがとうございます。
研修は、両日とも先生方が非常に積極的でした。
実際の授業でこんな風に使いたい、使いたかったというご意見をたくさんいただき、メーカーとしても大変参考になりました。
私が感じた点は、
まだ、書画カメラを授業で使用したことのない先生が多く、実際授業で使用する際の操作の不安もまだあるようでした。
また、中学校の先生は移動、設置の時間を心配されていらっしゃいました。
以上の点いずれも先生方の使用回数でカバーできるところでもございます。
研修後の感想、チェックリストを見せていただき、その一歩を踏み出せたことを先生方自身実感されていたように感じます。
研修後、実際の授業での書画カメラの使用という一歩を踏み出していただき、今後さらに、使用回数を増やしていただければ幸いです。
そのため、これからもICT授業推進に向け、私共も微力ながらサポートさせていただきたいと思っております。
今後ともよろしくお願い致します。
◇「児童の活用」スタディノート及びインタラクティブ・スタディの研修を担当していただいたTさんより
今年度も研修会に参加させて頂きありがとうございました。
メディアコーディネータの皆様にいろいろお願いし進めて頂きましたが、お手伝いさせて頂いた私にとっても実り多い研修会になりました。
研修会に参加された先生全員が、
「2学期以降ICTを利用した授業をするんだ!」
という意欲をお持ちの方々だったので、質問内容も授業を想定したものが多くあり、
また授業イメージ作成の時間では多種多様な案をお聞かせ頂きとても勉強になりました。
この経験を今後の研修会に活かして行きたいと思っております。
印象に残ったことでは、スタディノート研修の四小の神尾先生の実践紹介で
ICTを活用することの意味、また授業を行っての反省点など伺うことが出来て、
先生のご苦労などを知り今後サポートをする際お手伝いできること、提案出来ることが広がったと思います。
またメーカ側の説明にはない現場の先生の生の声を聞いて参加された先生も授業への期待を更に持って頂けたと感じました。
インタラクティブスタディでは研修の最後に模擬授業を行って頂き、
全員の先生がマニュアルを見ないでも授業の準備、開始と終了、授業中にしなければいけないこと、してはいけないことを
スムーズに行うことが出来て2学期以降の活用に大変自信を持って頂けたのではないかと思います。
メディアコーディネータの方々には今回参加された先生のサポートを積極的に行って、日野市の実践をどんどん増やして頂き、
来年の研修会でその発表がたくさん出来るようになるといいなぁと期待しております。
学校が動いています!
2学期が始まり、学校が動いています。
中学校は、今月中に全校でICT環境が整います。
(校内LAN、各教室や特別教育のPC配備、e-黒板や書画カメラ、プロジェクタ等のICT機器の配備)
昨日の中教研国語部会では、導入されるデジタル教科書の活用について研修を行いました。
2学期の中学校の授業が変わります・・・
9月5日、大坂上中学校での中教研国語部会。
「視覚に訴えることにより内容をわかりやすく提示するので、学力向上につながる・・・」
メディアコーディネータも大忙しです。
夏季ICT活用研修の成果のまとめ、学校からの相談(今学期に実施するICTを活用した授業について)、CMS発信の支援・・・
4人全員が推進室に揃う時間はほとんどなく、貴重です。
情報共有、資料共有、そして互いの知識やスキルを磨くための勉強も欠かせません。
「これはいい!」
先生方に紹介したいWebサイトがまた見つかったようです。
今日は、幼稚園長会終了後、園長先生に推進室に立ち寄っていただき、園Webサイトの発信をしていただきました。
一足早く開設した第三幼稚園に続いて、第二幼稚園、第四幼稚園、第五幼稚園、第七幼稚園(あさひがおか幼児園)は、
本日、Webサイトが開設しました!
小・中学校も積極的に発信していただいています。
今日は、台風の進路に伴う学校の対応について、リアルタイムに情報を提供している学校が多く見られます。
校務の情報化、授業での積極的なICT活用が進むための大前提は、システムが順調に動いていることです。
推進室では随時、各学校のネットワークに異常がないか、ウイルス発生などの障害が起こっていないかを確かめています。
デバイスマップの表示が、全校、緑色に表示されるとOK。
赤いマークがついた学校は、何らかのトラブル発生です。
原因をよく分析して対応に走ります・・・
情報システム課と常時連携しています。
ネット上のいじめを防ぐために
議会の一般質問が始まり、ICTに関連した質問を受けました。
質問と答弁内容は以下の通りです。
インターネットや携帯のメール、ホームページやブログへの(匿名での)書き込みなど、
新たな手段でのいじめが拡大していることへの対応・取り組みについて
最近では、メール、ネット等を利用した新しい形のいじめも世間の話題となっているところです。
一般的にネット上の「いじめ」では、クラスメートをからかうようなメールを回したり、
クラスメートの変な(恥ずかしい)写真を携帯電話などで撮ってメールで回すといったものがあります。
また、生徒が自分で開いているブログなどに、他のクラスメートがいやがらせをするというケースも起こっています。
警視庁の電話相談「ヤングテレホン」では、ネット上での「いじめ」に関する相談が増えていると聞いています。
このような問題が起こる原因は、匿名性の怖さといったインターネットの特性や、
利用におけるモラルやルールを子どもたちが知らないことが第一の原因と考えられます。
解決法としてインターネットの使用をやめさせるべきと考える大人も多くいるようですが、
インターネットは今後も日常生活の必需品となり、使用を全面禁止するということはかえって逆効果になります。
現在教育委員会では、ネット上の掲示板やブログ、携帯メールなどによる中傷について子ども達に考えさせ、
ネット上のモラルやルールについて学ぶ情報モラル教育を推進しています。
これらの指導にあたっては、教員用の指導資料や授業で子どもたちが学べるコンピュータ用コンテンツを全小・中学校に整備しました。
教員研修も実施しました。
また、ネット上のいじめの問題の背景として、
子どもが、コンピュータや携帯電話を持っているかどうかや使用時間、家庭内でのルールなどがかかわっていますので、
これらの問題への対応は、学校だけではなく、家庭も一緒に考えていく必要があります。
そこで今年度、教育委員会ではICT活用教育推進室がリードをとり、
日野市の家庭教育学級・市P教と連携して、11月に、保護者と教員が一緒になって
情報モラルについて考える講演会を実施する計画を立てています。
今後も、学校・地域・家庭と連携を図りながら、ネット上の「いじめ」を防ぐために、
大人も子どもインターネットに対する知識を深め、「いかなる時もいじめは許せない」という意識を高めるように
サポートしていきたいと考えています。
見える学校づくりを目指して
昨年度に市が実施した70の事務事業について、行政評価システム市民評価委員会による評価が行われています。
ICT活用教育に関連する事業や学校教育に関する事業も含まれています。
日野市にこのシステムが導入されて3年目です。
先日、3人の市民評価委員の方へ、各所属長がヒアリングを実施しました。
ヒアリング時間は約30分。事業説明は、冒頭の5分間です。
ポイントとなるペーパー資料を用意して臨んだものの、決められた時間内に理解していただくことに限界を感じました。
行政評価担当課によると、このシステムの価値は、第三者による新たな視点、ヒントをいただくことにある、とのことでしたが・・・
せっかくの貴重な機会です。熱心な市民評価委員の方に、もっと学校を知ってもらいたいと感じました。
そのためには、あらかじめ情報提供を充実させておく必要があります。
また、できれば1年間を通して、現場に足を運んでいただき、
先生方ががんばっている研修の様子や授業での子ども達の生き生きとした様子などを見ていただくことも効果的です。
市の事業は様々ありますが、特に学校教育に関する事業は、実際に学校現場を見ていただく効果は大きいと考えます。
ペーパー上の数字も大事ですが、それだけでは計れないものがたくさんあるからです。
今回の行政評価のヒアリングを通して、
「見える学校づくり」を行い、
市民の方の理解を得るための情報提供を日頃から心掛けておく必要性を改めて感じました。
その一つの方策が学校Webサイトによる発信であると確信しています。
先生方が快適に使っていただけるように・・・
深夜・・・
推進室も情報システム課も稼動中。
業者の方によるネットワークに関するシステム作業が夜間に多く行われています。
本日は、校務支援システム開発者による、性能改善のためのサーバーチューニング作業が行われています。
データベースのバージョンアップ、フルに性能を生かすためのチューニング作業です。
2学期開始を目前に控え、先生方が快適に使っていただけるよう、今日・明日の2日間にわたって行っています。
今回の作業は夜間だけではなく、昼間も通して行っています。
正午に、作業の準備が始まってすぐ、学校から問い合わせの電話がありました。
「2学期の準備で週案簿を入力しているのですが、何時何分までぎりぎり使っていいのですか?」・・・
2学期まであと一週間。学校も新学期準備で忙しく動いています。
説明責任を果たす
本日の夏季ICT活用研修は、小学校評価(成績管理)の研修でした。 ICT活用指導力A-4とE-1
研修内容は、午前中は評価について、午後は午前中の評価の理論を生かした校務支援システムの活用についてでした。
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北尾倫彦先生のご講演のVTRから学ぶ (5月のCRT説明会にて) | 「通信簿に関する調査研究」報告書から学ぶ (平成15年国立教育政策研究所) |
このあと、評価の在り方、評価の機能についてまとめていきました。
受講された先生方の評価に対する意識が変わり、理解が深まりました。
いよいよ実践編です。
ペーパーテストでは図れない日々の学習活動をどのように評価していくか、その具体的な評価方法を出し合いました。
この後、校務支援システムを活用して実際に通知表を作成していきました。
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9教科のチームに分かれて、6学年2学期の観点別評価や教科についての所見を入力しました。 | 9教科チームの発表会です。 「成績管理機能」、「ひのっ子宝箱」の活用について理解が一段と深まりました。 |
ひのっ子宝箱、時数・週案機能に加えて、小学校の成績管理機能も、日野市が関係者と一緒に開発したオリジナル機能です。
◇受講された先生方の感想
・午前中の評価についての研修は、なかなか学ぶことができないのでとても勉強になった。
2・3年次研修でも指導していただきたい。成績管理とひのっ子宝箱の活用の仕方がわかったので、2学期から始める。
・今日の研修では、評価のあり方を午前中に改めて学ばせていただいた。
前半のこの研修が、午後の作業の理解につながり、的をしぼった評価の観点を話し合うことができた。
また、成績管理システムに関しては、基本的な操作の方法を知ることができたので、これから一単元や一教科ずつ、段階的に活用し
ていきたい。
・校務支援システムの成績管理については、ずっと気になっていたので、本日の研修は大変意義があった。
「あゆみ」、指導要録、授業改善プランとのリンクが以前から必要不可欠だと思っていたので、研修を受けて、やはりその通りだと再認
識した。本校の「あゆみ」に関しても、変えていければと思う。
・校務支援システムをフル活用することで、より効果的、能率よく校務を進められると実感した。
特に「ひのっ子宝箱」は皆で活用し、“日野市通知表文例集”構想を実現できれば素晴らしいことだと思った。
・最初に評価基準などの入力をしていけば、学期末の観点評価は出しやすい。
通知表作成までの手順は、覚えるまでは大変だが、使いこなせるようになると、学年末の要録を始め、便利な点がたくさんあると感じた。
2学期からは成績と宝箱の機能は使っていきたい。特に宝箱は、皆で取り組まないと意味がないので、学校の他の先生にも広めようと思う。
・ひのっ子宝箱は、日々自分で入力していけば学期末に非常に楽になると思う。
説明責任を果たすためにも日々の積み重ねがそのまま通知表になっているためいいと思う。
パソコンへの入力も慣れればすぐなのだろう。
謙虚な姿勢で基本を学び続けること
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各自が授業リフレクションで出された課題をまとめ、 具体的な改善策を立てました。 | 全体発表に向けて、グループ共通の課題と、 個人の課題・対応策をまとめました。 |
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全体発表会。 各自が立てた授業改善の重点5項目を発表しました。 |
◇同じ2.3年次の教員として、それぞれに課題があった。その一つ一つが自分にとっての課題とも言え、また、自分の課題も、みんなに
共通している課題ではないかと思った。
私は、謙虚な姿勢で基本を学び続けることが一番大切ではないか、と感じた。
◇昨年は昨年の、今年は今年の自分が持っている課題を改めて確認することができた。
教師は常に自分を見つめなおし、授業を改善し成長していかなければならないと思う。そのことを今回の研修で感じた。
これからも子どもたちの成長のため、がんばっていきたい。
◇リフレクションシートを通して、特にビデオで自分の姿を客観的に見ることで、自分の未熟な点に改めて気づくことができた。
仲間からのコメントやコーディネータの所員の先生の言葉がとても勉強になった。
毎回の授業でメモを取り、子ども一人一人を見ることが、全体指導(一斉指導)においても大きな意味を持ち、子どもが35人いれば35
通りの考え方、それぞれに応じた指導が個に応じた指導であり、子どもを理解していなければできないことに気づいてはっとした。
また、事前準備、教材研究をしっかりとすることで、教師自身が「授業をやりたくてしかたない」という気持ちが、子どもを動かすのだとい
うことを忘れず、努力を重ねていきたい。
◇自分の授業を振り返り、たくさんの課題を見つけることができた。また、他の人の課題を聞き、自分でも新しい発見をすることができた。
より良い授業のためには、丁寧な計画、準備だけではなく、授業の流し方や振り返りが大切であると思う。
これから、2学期、3学期の授業の中で、授業改善に向けて一つ一つの授業を大切にしていきたいと思った。
◇自分が目指す授業へたどり着くために、今の自分に足りない点が明確になってよかった。その足りない点への対処方法の基本的な
理論が確立できてなお良かったと感じている。今回学んだ理論、方法論を具体的に実践していきたいと強く感じる研修だった。
◇改めて自分の授業を見直すと、子どもの力を定着させる授業にはまだなっていないことが良くわかった。
授業の工夫や段取りは少しずつスムーズ担ってきたと思うが、その活動が本当に子どもの学力を伸ばすために有効に働いているの
か疑問に感じた。それは、まとめの時間をきちんと確保されていないことが大きく関係していると気づいた。
授業の組み立て方をもう一度考え直したいと思う。
また、他の学校の様子を見ることができ、掲示の工夫やICTの活用方法など参考にしたいことをたくさん発見した。
交流を通して、自分の姿を振り返ることができたように思う。
2.3年次の先生方は、2学期もグループでチームを組んで、授業リフレクションを行っていきます。
2,3年次研修(授業力UP研修)実施中
ひのっ子の確かな学力の向上のために、日常的に自分の授業を評価し、授業改善に取り組み、授業力を向上させることを目指す研修です。
2,3年次の先生方64名です。
2,3年次研修は年間を通して行っていますが、夏は次の目的のために2日間集中して実施しています。
「自分の授業を振り返り、改善するための手立てを用意し、2学期からの授業改善に生かせるようにする。
・自分は、「わかる授業」「魅力ある授業」の実現のために、どこが達成でき、どこができていないか明らかにすること
・「わかる授業」の実現のための手立てを知り、自分自身が達成できていないところを補う手立てを講ずること
・授業改善に取り組むこと
2.3年次研修をこのような形で実施するのは、今年で4年目です。
研修一日目(8月21日)
それぞれが1学期の授業をVTRに撮り、あらかじめそのVTRを見て振り返り、自己評価(問題点等を課題カードに記入)をしてきました。
昨日の研修では、グループでVTRを見ながらコメントカードを交換し、相互評価を行いました。
授業の振り返り(リフレクション)には、教育センターの所員、指導主事が、それぞれのグループのコーディネート役を務めました。
各グループでの授業リフレクション | 共通の課題をグループで分析・整理 |
一日目のまとめ |
暑さに負けず学び続ける先生方〈2学期まであと2週間〉
ICT活用の研修は、前半と同じ内容のものも含めて連日、教育センターで開催しています。
猛暑が続いていますが、2学期の授業に向けて、先生方は熱心に学び続けています。
★8月17日(金)「授業中の提示 <大きくうつそう(e-黒板、書画カメラの活用)>」
ICT活用指導力基準 B-1 B-2 B-3 B-4
前半は実習時間を多く確保し、操作に自信をつけていただきました。
後半は活用事例をもとに2学期の授業展開案を作成し、全員が発表し、協議しました。
◇受講された先生方の感想
・ 機器は苦手と言う気持ちが強かったのだが、何度も触っているうちに度胸がついた。是非授業に役立てていきたい。
・ 今までは拡大機で作った教材を黒板に提示したり実物を見せたいと思った時に児童の間を回るしかなかった。
これからは、すべて手元で操作できるので、分かりやすく時間の節約にもなって大変有効だと思う。
2学期から使いこなす回数を増やして慣れていきたい。
・ 使ったことのない機器に初めて触れて、技術の進歩はすごいなと思った。
これからは、これまで以上にはっきりとした目的をもって、計画的に授業を準備する必要がある。
しっかりとした授業計画の立案力のアップが求められると思う。
従来の指導法の上に、視覚的に効果の大きい機器を活用することで、子ども達が生き生きと学習する姿が予想できる。
◆e-黒板や書画カメラを活用してどのような授業展開が考えられるか指導略案を作成し、発表し合いました。(以下はその一例)
小学校:国語 (漢字の書き順を提示)
国語 (教材文の提示、イメージマップの提示、児童の作品発表)
算数(単元の導入時の写真提示・・・生活の中で小数の使われている場面)
算数(竹尺の目盛、分度器の目盛)
社会(日野市の地図の提示、児童の作品発表)
理科(昆虫の体のつくりを提示)
体育 (写真を提示し、技のポイントを説明)
図工(完成作品の提示、手順の説明)
自立活動(生活習慣の改善のための生活場面(写真)の振り返り、記録カードの提示)
中学校:国語(漢詩の世界を創造しやすくするための画像提示)
国語(運筆を提示)
社会 (地図帳の提示)
理科(教科書や資料、関連写真の提示)
英語(モデル文を示す際に実物を提示)
★8月20日(月)「情報モラル教育」
ICT活用指導力基準 D-1 D-2 D-3 D-4
講師は、柏市立土南部小学校教諭の西田光昭先生。
講義を受け、日野市で導入されているコンテンツ「Net モラル」の活用方法を学びました。
後半は、グループで情報モラルを扱った授業案を作成し、模擬授業を行いました。
◇受講された先生方の感想
・ 実際にはまだまだマナーを改善しなければいけないネット社会の世界のすぐそばで、子ども達は生活している。
そうした世界に入っていったときに、子ども達が安全に過ごせるためにも、情報モラル教育は、我々の仕事であると改めて感じた。
・ 情報社会の中で生きて行くには、情報モラルと情報安全(危機回避)が必要であることを学んだ。
メールの良さと同時にきちんと伝えることに注意がいること、しかも年齢の若い子どもは経験も少ないから、自分のことを表現すること
で一杯で、他の人の立場や周りのことまでも分かることは難しい。やはり大人が教えてあげることが多いのでは、と思った。
変化する社会に、子どものためにますます研修の必要性を感じた。
・ 知っているようで知らないままにしていることがたくさんあるということを改めて実感した。
子ども達に指導していく上で、まずは自分がもう少し勉強して行く必要があると思う。
また、ネットを使うことをただ恐れるのではなく、このネット社会をどう上手にかつ便利に生かしていくか、いろいろ学んだことを学校に
戻って他の先生方に話したいと思う。
合宿の成果
ひのっ子教育21開発委員会教材作成チームの先生方は、3泊4日の合宿で、教材開発に集中して取り組みました。
日常の研修会では(たとえ全日であっても)、このように集中して取り組むことは不可能です。
時間と講師陣に恵まれた環境で取り組めたことは、作業の効率と内容の吟味につながりました。
今後は、教材作成のノウハウを習得した先生方が指導者となって教え合い、日野市発の教材をどんどん増やしていきたいと考えています。
開発委員の先生方は、合宿を終えて、こんな夢を抱いています。
「ウェブ(インターネット)を利用して家庭学習をしたり、不登校傾向の児童生徒も、学校で受けるのと同じ学習内容を在宅で学習できるようにし、基礎学力を向上させたい。」
「今回のように日野市から発信する価値のある教材をインターネット上にアップして、全国の共通の財産にしていきたい。」
今回の合宿の意義は次のようにまとめることができます。
1 日野市の子ども達が活用できる、個に応じた算数教材の完成
2 日野市でリーダとなる教員の育成
(1) 教材開発を指導できる教員の育成
(2) 教材の活用方法を指導できる教員の育成
(3) 授業(個別指導)の模範を示せる教員の育成
開発委員会合宿中
教材完成に向けてがんばっています。
↑
Web教材の設計図です。
この設計図で、教材の画面展開がわかります。
開発完成の算数Web教材は次の通りです。
1年 たしざんとひきざん
2年 テープ図を使おう
2年 テープ図でばっちり
2年 ひきざんになれよう
2年 ひきざんばっちり
3年 あまりのあるわりざん
4年 直角で数える
4年 直角を90個に分ける
4年 180°より小さい角
4年 180°より大きい角
4年 三角定規の角
5年 計算のきまり
5年 和や差をふくんだ割合
日野市発の教材を作成中
昨日より20日まで、3泊4日の、ひのっ子教育21開発委員会教材作成チームの合宿を行っています。
スタディライターを使ってのe-Learning算数教材の開発です。
講師として、信州大学の東原教授をはじめ、研究室OBで長野県内の指導主事、現職の先生8名が集まって下さいました。
指導にあたって下さっている先生方は、すでに優れた教材をたくさん開発されており、今回は、開発委員一人一人に、ワンツーマンで、作成した教材の修正指導をしてくださっています。
委員の先生方は、日野市発の教材が子ども達に活用されるように、がんばっています。
今は、日野市の先生方が、ひたすら長野の優れた先生方からノウハウを学んでいますが、
そのうちに、一緒に教材を作り合える場に仲間入りできる日がくるのではないか・・・と期待しています。
以下、指導に当たって下さっている長野の先生方の声です。
◆教材つくりからしばらく遠ざかっていましたが,今回の日野の先生方の作った教材を体験させていただいて,教材つくりに対する熱意と教材や児童に対する造詣の深さに圧倒されるばかりでした,自分もこれから日野の先生に負けないように教材つくりに励みたいと思います。K.K
◆昨年の夏,冬,そして今年の夏と,教材の出来上がっていく様子を見させていただいています。回を追うごとに,研修会での会話が教材作りの技術的な話から授業での子どもの姿の話に移り変わっているのが,教材が本物になってきてるのを実感させてくれています。日野の先生方の子どもたちに寄せる温かい気持ちが伝わってきます。教材作りは意欲と時間が必要です。こうした研修の場をしっかりと確保していることが,日野の教育の素晴らしさを支えているのだなぁと改めて感心させられました。来週から長野県は2学期が始まりますが,日野の先生方のパワーをいただいて,自分も頑張りたいと思います。 Nari
◆会場では,「こんな聞き方をしても子どもはわからないね」とか,「子どもはここで間違えるとどんな学習をするの?」と,相談する声がそこらじゅうから聞こえてきます。「こんな真剣に指導を考えていらっしゃる先生方に教えてもらっている日野の子どもたちはしあわせだな」と思います。負けないように頑張らないと!! Yama
◆教材開発をしている先生が「教材を作るって楽しいんですね」と話されました。どうしてかなあと考えました。一緒に1画面ずつ作りながら,「そうか,教材を作るとき子どもたちの顔を思い出しているからだ。」ということに気づきました。できあがった教材を日野市の子どもたちがキラキラした目をしながら問題に取り組む姿が楽しみです。後1日,がんばりましょう。 Aki
地球環境を考える・・・
暑い毎日が続いています。
市役所も定時を過ぎるとすぐに28℃設定の冷房が切れ、サウナ状態になります。
窓を開けると、まだまだ暑い風とにぎやかな蝉時雨・・・・。
思わず、地球の温暖化について考えさせられてしまいます。
今週から、市役所1階のロビーにて、環境に関する展示会を行っています。(8月24日(金)まで)
テーマは、「環境都市日野市をめざして-手をつなぐ市民・企業・行政-」
日々の生活の中でできること・・・推進室では、ごみの減量、ペーパーレス化に取り組んでいます。
(クリックすると拡大されます)
日野市は、緑と清流の多い、豊かな自然環境の素敵な街です。
環境保全課、緑と清流課からも、夏休みの自由研究に役立つ学習会や工作、観測会、自然観察会の紹介を受けました。
<学習会>
8月18日(土)「顕微鏡下の世界-カビの胞子、プランクトン-などを見よう」 指導:青木環境情報センター長(東京農工大名誉教授)
<工作>
8月22日(水)「太陽セルを使って、 エコハウスを作ろう」
<観測会>
8月24日(金)「星空の観測会-木星や流れ星を学校の屋上で見よう-」 指導:都立日野高校天文部
<自然観察会>
8月25日(土)「ああ おもしろい 虫の声 (浅川・多摩川の河原)」 指導:中原直子氏(昆虫研究家、日本直翅類学会会員)
(クリックすると拡大されます)
推進室にお見えになった市長
先日、テレビ放映された市内の小学校の様子や、各校のWebサイトをご覧になりました。
市内の学校が、組織をあげてがんばっている様子を見ていただきました。
特定の学校だけではなく、市内のすべての学校ががんばっていること、校内の情報の共有により、先生方の学び合いが生まれていることに感動してくださいました。
「先生方の忙しさを、どのようにサポートしていけばよいだろうか・・・」という温かいお言葉もいただきました。
校務の情報化を進めるには、学校を支える行政の支援が一番重要です。
日野市のICT化が進んだのは、ICT環境の整備やメディアコーディネータ制度の導入などに、
大きな理解を示してくださっている理事者がいらっしゃるからです。
解像度を落として保存すること・・・
本日、デジタルカメラ活用研修を行いました。 【ICT活用指導力基準 C-3 E-2】
授業や学校Webサイトに画像を効果的に活用する方法を学ぶ研修です。
画像の撮り方及び画像処理の方法も身に付けていただきました。
<受講された先生方の感想>
◇8時間が短く感じるほど、充実した一日を過ごせました。
市内の小・中学校の先生方とともに机を並べて研修を受けて、交流もでき、楽しかったです。
漠然と知っていた知識が整理され、二学期に向けてスキルアップが自覚でき、自信になりました。
◇基本操作を大変分かりやすく教えていただき、楽しく受けることができました。
学校で撮影が必要な時があると人に聞きながらその場しのぎで過ごしてきましたが、教わる側から教える側に少し変わることが
できそうです。
◇画像を撮ってもそのままにしてしまうことしかなかったのですが、いろいろ加工したり画素数を変えたりすることができるのがわかりました。
まず、自宅でチャレンジしてみようと思います。
◇とても楽しい研修でした。今まで分からなかったことがたくさん分かり、とても勉強になりました。
これで、少しホームページを操作したり自分自身のデジカメ操作もやってみようという気持ちになりました。
◇デジカメを日常使っているようで、実は使いこなしていないことが分かりました。
ホームページの時とパワーポイントの時に、画像を貼り付けたりしてきましたが、どうもうまくいきませんでした。
解像度のことがわかって、面倒でも解像度を落として、保存することで、スムーズに行くことが理解できました。
2学期に実現したいことは、
・クラスの思い出を写真集にして、スライドで保護者に見せる。
・ホームページに学習活動の様子を、できれば毎日アップしたい。
・1年生の子ども達にもデジカメを使った授業を展開してみたい。
本日の研修で学んでいただいた「解像度を落とすこと」「画像のサイズを縮小すること」は、学校のWebサイトを管理する管理職の先生方にとっても必須の技術です。
じっくりと研修に取り組む先生方
夏季教員研修も、今日で前半を終了しました。後半は17日〈金)から始まります。
夏季休業中だからこそ、じっくりと研修に取り組み、様々な教育課題について学んでいる市内の先生方です。
マナー研修 8月1日(水)
4・5年次の先生方対象と、初任者の先生、2・3年次の先生方対象の2回に分けて実施しました。
この場面は、お互いに挨拶をして礼をするところです。
挨拶の言葉を発してから礼をすると、相手もよく見え、また、とてもきれいに礼ができるようです。
この他、言葉遣い、電話応対、身だしなみ等、社会人としての基本的なマナー、教師としてのマナーについて研修しました。
教育相談研修 8月6日(月)、7日(火)の2日間
3人一組で、一人が生徒役、一人が教師役で残った一人は生徒が教師に相談しているその様子を見ている役です。それぞれの立場を経験し、相手の気持ちを理解していきます。
お互いを知るという導入の部分で、次々にじゃんけんをして、勝ち負けを重ねていきます。勝ち続けていくとノルマが達成され、あがりとなります。すぐにあがれた人、やっとの思いであがった人、結局あがれなかった人の3つのグループになりましたが、それぞれに自分自身や相手に対していろいろなことを思ったようです。もしかしたら、クラスの児童・生徒がクラスの中でそのような思いをしていないでしょうか・・・
講師の先生は、明星大学の福田憲明准教授。
2日間の研修を通して、子どもたちの気持ちや、子どもたちに接する教師としての接し方など、教育相談の観点からいろいろな指導をいただきました。
生命尊重教育研修 8月3日(金)、6日(月)の2日間
市内多摩動物公園の皆さんに協力いただき実施している研修で、今年で4年目になります。体験を通して動物の生態や飼育方法を学ぶだけでなく、命を大切にする教育について考える研修です。
参加された先生方は、モルモットふれあいコーナーの指導員になったり、実際に、飼育小屋の清掃やえさやりなどの体験実習を行ったりして、教科や総合的な学習の時間、学校行事等での動物園の活用方法を考えました。
自然の中で教師としての自分を見つめた成果
初任者宿泊研修3日目のプログラム
昨日のプログラム終了後、グループごとに考えた授業づくり(導入)の発表です。
何を伝えたいのか、そのためにどんな工夫をしているのか・・・
条件は3つ。ネイチャーゲームを取り入れること、自分の行動の振り返りを入れること、20分以内に終わること。
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実際に、2学期からの授業を想定した発表です。 | 体験活動を終えて、改善点を洗い出し、まとめの作業を行いました。 |
夕方、初任者の先生方は、八ヶ岳から、よりたくましくなって元気に帰ってきました・・・
「3日間の研修を生かして、2学期は、子どもたちと一緒にがんばります!」
◆初任者の先生方の感想
◇「とても充実した3日間だった。1日目、2日目と様々なアクティビティを行う中で、“自分”を振り返り、教師としての在り方も考えることができた。また、グループやペアなどでの活動があったので、たくさんの人とかかわることができた。最後のプログラムでは、意見が対立することもあり、泣きそうになることもあったが、最終的にはまとまることができてよかった。今回の研修を生かして、2学期以降、指導していきたい。」
◇「自分は、今まで何かと中心者として積極的にみんなをリードすることによって団体の中においての役割を果たしてきた。しかし、今回のアクティビティ「木登り」の中で、命を仲間に預けることに戸惑いを感じている自分を発見した。みんなをリードすることよりも、みんなを信じて託すことに勇気を必要とすることを学んだ。学んだアクティビティの数々は、参加した自分たちの心を開放し、“自分らしさ”や“協力し合うことで得られる喜び”を感じさせてくれるものだった。この経験を深めて、これからの教員生活に生かしていきたい。」
◇「今回の研修で学んだことはたくさんあるが、私は特に次の2つを大切にしていきたい。まず1つ目は、グループ活動では、一人一人が違う気持ちをもって行動しているから、それぞれの気持ちを察しながら声かけを行っていくことが大切であるということ。「自分のために」よりも「チームのために」を思うと、より大きな力を発揮できることを再認識した。このことを子ども達に伝えていきたい。2つ目は、“自分らしさ”を大切にすること。自分らしさを出している人はとても魅力的である。どこか、自分を閉じ込めてしまう、またそうせざるを得ない状況もあるが、子どもに“自分らしさ”をぶつけ、この先生についていきたいと思えるような魅力的な教師になりたい。」
◇「この3日間、屋外のゲームを通していろいろと学ぶことができた。まず、クラスの団結とも通じるチームワークについて、励ましや応援などの“メンテナンス機能”と、~しようなどの“タスク機能”のバランスが大事であるということを学び、全員が一つに団結するには、役割をしっかり考えなくてはならないのだということを知った。次に、リーダーとリーダーシップの違いも学び、一人一人がリーダーシップをとることができるのだということを知った。さらに、“自分らしさ”がいかに大事であるかを再認識し、今まで以上に“思い切ってがんばろう!”という気持ちが強くなった。」
◇「自然の中で自分と向き合ったり、周りの人と深く話せた3日間だった。研修を通して、今までの私は、人に自分のことを話すことが少なかったように思った。この3日間で初任者のみんなと心を開いて話すことができて本当に良かった。私は運動が苦手だが、どんなことにもチャレンジできたのは、仲間が温かく見守ってくれたからだ。研修を終えて思うこと、それは、“早く生徒に会いたい!!”・・・本当にたくさんのことを学んだ3日間だった。」
心機融合の心
下の写真は、そのアルバムの中の3つのページです。クリックするとはっきり見えます。 掲載にあたっては、許可をいただきました。
「創新の心」 | 「心機融合の心」 | 「敬の心」 |
井上志朗先生が師と仰ぐ関谷義道先生は、岐阜大学教育学部附属中学校の副校長としてご活躍された方です。
書道家でもあり、日展を始め、国内外の展覧会に多くの作品を出品されました。
以下、井上先生が、ご自身のwebサイトでお書きになった関谷先生のご紹介と、ご自身の感想です・・・
「先生は78歳のときに、心のカレンダーを作るため、パワーポイントを覚えられた。さらに、インターネットやメールを 覚えられた。
やりながら、パソコンやインターネットのよさを知り、人間がやらなければならないことと機械がやれることの融合を考えられた。
そして、できた言葉が「心機融合」なのだ。そして、この「心機融合」を附属中の玄関や集会用の 部屋に飾った。
先生は、心と機械がばらばらになっているのが今の時代だ。融合してこそ、インターネットの時代になるのだと諭された。
先生の言われることは、最近なるほどと感心することばかりである。
「創新」と言う言葉は、一番好きだ。創とは、倉に刀と書く。すなわち、倉にたまった古いものを刀で壊すのが、「創」なのだ。
新しいものを生み出したかったら、まず、古いものを壊すことから始めるのだ。こう教えていただき、附属中、那加中、京町小と実践してきた。
実践しながら、先生のおっしゃることは理にかなっていることに気づいた。
発想の転換ができるようになったのも、先生のおかげである。・・・・」
昨日の講演会から
昨日の講演会から
(第?部「校務の情報化~学校が変わる、教員が変わる、子どもが変わる」)
講演会を聞いた先生方の感想・意見<その2>
感想や意見には,次に紹介するように相反するものも見られました。
それぞれの立場,とらえ方について,じっくり考える機会をいただきました。
1.パソコン操作
【考え方A】
「パソコンを使うことで仕事を減らせるんだというお話でしたが、個人的には使いこなすまでに時間がかかっています。」
【考え方B】
・「区部ではもう15年以上も前に、全教員が校務に支障ないようなレベルまで自主研修を重ねました。
日野市はまず、一人ひとりの意識を改善していくことが必要です。」
・「学校の情報が財産として残る形ができつつあります。使いこなせるようにするのが難しいけれども、
今は、研修でみんなが一定の技術をもてるようにすることが必要だと思います。」
2.家庭での仕事,セキュリティ
【考え方A】
・「ひのっこ宝箱を、ぜひ、家からでも入力できるようにしてもらいたいです。」
・「日野市の校務支援システムも、セキュリティ面をクリアした上で自宅からできるといいと思いました。」
・「日野市のセキュリティは高すぎると思います。」
【考え方B】
・「日野市は学校でしか仕事ができず、大変だけれどセキュリティは安全で安心です。
家で仕事ができるというのも便利だけれど、セキュリティは十分とはいえないので心配です。」
・「今の日野市はセキュリティを重視しているので、簡単に外からアクセスできないのは不便ですが
やむを得ないのではないかと思います。家に持ち帰れる仕事はUSB(暗号化)で持ち帰っています。」
★日野市としての立場
日野市の校務支援システムのデータは、センターサーバーで確実に守られています。
外部からは侵入されないよう、物理的な対策をとっていますし、サーバー室も認証方式が取られており、
限られた者以外は入室できません。ですから、現在、学校外からのアクセスはできないようになっています。
日野市は全国の自治体で第三位〈都では一位)のセキュリティの高さを誇っている市です。
今回のコンピュータ導入にあたってのセキュリティ対策については、情報システム課等関連部署とで
長時間検討を重ねてきました。その結果、学校だけに特別に認めてもらったこともいくつかあります。
業務用コンピュータのインターネット一部接続、USBの使用等です。
現状の運用に関して【考え方B】のような堅実な意見が出され、うれしく感じました。
3 環境への負荷とICTの活用
・「学校にくる前に、一般企業を経験しています。どうしてこんなものまでプリントして配布するんだとよく思いますが、
だんだんこれに慣れてきてしまいました。どうすべきでしょうか。意見するのは気が引けますが・・・」
・「せっかく一人1台のパソコンがあるのだから、ペーパーレスにできるところは、やっていきたいと思います。
リユース、リサイクルの用紙を整理するたびに、職員の紙の多さ、分類のマナーの良くない点に悲しくなります。
回覧板に掲示しているのにもかかわらず印刷している例もあります。」
・「発想の転換。ペーパレス会議。日野もみんなで推進しましょう!」
日野市の校務の情報化は始まったばかりです。その前提は、まずはセキュリティ対策をしっかりとることです。
その上に立って、運用方法を考えていくことだと考えています。
校務支援システムの機能については、、どんどん活用していただいている学校からの意見を参考にして、
更に充実できるようにしていきます。
夏季教員研修教育課題全体会
7月後半から夏季ICT活用研修をはじめ、多くの夏季教員研修を実施しています・・・
そのうちの一つである全体研修会が、本日、日野市民会館大ホールで開催されました。
会場には、日野市内の全小・中学校の先生方約600人が集まりました。
夏に開催するこの全教員対象の講演会形式の研修会は、今年で4年目になります。
毎年、日野市が重点において進めている教育課題について、学んでいただいています。
◆第?部
「いま、私たちにできることー専門職としての教師を目指してー」
講師:新潟大学教育研究院人文社会・教育科学系 学系長 生田孝至先生
〈講義を受けた先生方の感想〉
・久しぶりに学生時代に戻ったような講義を伺うことができ、自省するよいチャンスとなった。
・専門的知識を技術について、教師も医者と同じく責任・信頼・知識が大変必要であり大切であることがよくわかった。
・授業状況がみえる・児童がみえる・学級の活力を高めることができるように暗黙知を習得したい。
・授業研究やリフレクションを重ねながら暗黙知を増やしていきたい。2・3年次研で経験したビデオによる振り返りの大切さを再確認した。
・集団リフレクションを通して気づきを共有することの大切さを感じた。熟達者の先生方からいかに暗黙知を受け継ぐかが課題だと思う。
・自分自身の暗黙知を育てるために、いろいろな人の授業を見て意見や感想を伝えていこうと思う。自分の授業も他者に見てもらう機会を作りたい。オン・ゴーイング法を校内研究授業で実践してみたい。
・自分を含め、ベテラン教師が自分たちの学んだことをどんどん教授していき、教師全体の底上げを図る必要がある。
◆第?部
「校務の情報化~学校が変わる、教員が変わる、子どもが変わる」
講師:岐阜市立京町小学校 校長 井上志朗先生
〈講義を受けた先生方の感想〉
・「発想の転換」というキーワードで、時間の使い方、仕事のとらえ方、子ども理解の視点等、ハッとさせられた。
・「よいところを見つけることが教師の仕事」という言葉が心に残った。自分一人では限界を感じていたので、他の先生の価値付けの視点を知れるのはすごいことだと思う。「ひのっ子宝箱」を積極的に使っていきたい。
・現状ではまだそこまでいかないが、無駄を省いたり効率化を図るためにはパソコンは有効だと思うので、上手に活用していきたい。
・いいとこみつけ等、学校での子どもの様子を常時見せてもらっている保護者はうれしいと思う。日野市もパソコンが整備されているから情報を公開しやすくなっていると思う。
・校務の情報化によって、資料を減らし、時間を生み出す、それに教員同士の連携やベテラン教員の活躍の場も作ることができる、ということがわかった。パソコンを使った通知票作成の良さについても説得力があった。
・年配の先生のためにパソコンはある。今までもっている知識(引き出し)を整理するために使うという発想がよかった。パソコンに対する考えが変わった。
・50代を突き進む自分にとって大きな応援をいただいたようなうれしい話だった。熟女パワーのメンバーに入るために、児童理解力を磨き、パソコン操作の技術を高める夏にしたい。
◆第?部
「特別な支援をあたり前の支援に~特別支援教育元年を迎えて」
講師:都立特別支援学校あきる野学園 校長 池田敬史先生
〈講義を受けた先生方の感想〉
・「障害者は神様」という話はとても興味深く楽しく聞くことができた。
・「この子らを世の光に」「きらきら光っている子どもたち・・・」というとらえ方が心に残った。
・やさしい、あたたかい、やわらかい言葉に気を付けること、発達障害児にはビジュアル系が効果的であるなど、大変勉強になった。
・見通しをもたせるように支援を工夫することが気持ちの安定につながることがよくわかった。
・支援を要する子への手立てや学習の工夫などは、すべての教育の原点であることを再認識した。、
・ゆったり、しっとり おだやか、右脳と左脳を考えた掲示等、学校の掲示はまだまだ配慮に欠けていることを思い知らされた。
・講師の先生のお話のされ方、途中でリフレッシュの時間を入れたり、視覚的に楽しめるものを取り入れたり、聞き手が楽しめる工夫があった。自分も特別支援学級の担任なので、子ども達が45分集中して取り組めるよう工夫したい。
苦手意識がなくなりました!
今日は7月27日に続いて
「スキルアップ研修」の2回目でした。(A-3・E-1)
どちらかというと、コンピュータに対して苦手意識をもった先生方のための研修会です。
研修内容は前回と同じですが、受講者の先生は違います。
今日、研修会に向かうコーディネータは、いつもより気合いが入っていました。
実は、前回のスキルアップ研修終了後、4人のメディアコーディネータはある悩みを持ち続けていました。
一生懸命がんばってできるようになった先生が、なぜ、あんな低い自己評価をしたのだろう・・・
支援した側からは、確かな手応えを感じたのに・・・
何が足りなかったのだろう・・・
「今日こそは、ICT活用指導力チェックリストのA-3とEー1は、受講者の先生方全員が3と自己評価していただけるようにする!
そのために、先生方に自信をもっていただけるようにする!」
そう決意して研修に臨んだのでした。(*1:ほとんどできない 2:あまりできない 3:ややできる 4:わりにできる)
今日、その目標は見事に達成されました!
「3」ではなくて「4」と自己評価した先生もいらっしゃいました。
◇受講者の先生方の感想
・「苦手なパソコンでしたが、ていねいに教えてくださってありがたかった。一太郎だけでなくワードの良さを再確認した。
画像の取り込みもできるようになり、児童に見せられることができそうでうれしい。さっそく2学期に使えそう。」
・「苦手だったのでなかなか手が出なかったのですが、画像を保護者会で見せたり、授業で動画を見せたりできそう。
使わないとまた忘れてしまうので是非活用したい。親切に教えていただいてありがたかった。」
・「パソコンと聞いただけであまり触れたくないというイメージがあったが、なくなった。
今日はパワーポイントの使い方が楽しく学べて参考になった。授業で使いたい。
インターネットのサイトもいろいろなサイトがあることがわかり、驚いた。」
・「一番の成果はパソコンに対するアレルギーが今日の研修でずっと少なくなったこと。ずいぶんいろいろなことができて便利だなあという再認識ができた。これからの教育活動に活用していけそう。」
今日の研修が苦手意識をなくすきっかけとなったようで、大変うれしく感じました。
よさがわかれば、どんどん使っていただけることでしょう。
熱い一日
本日の午前中は、日野第一中学校の開校60周年記念式典が開催されました。
日野第一中学校は、本市では最も古く、歴史と伝統のある学校です。
これまで1万5千人以上の卒業生を送り出しており、熱い思いの寄せられている中学校です。
本日の式典には、多くの関係者が集まり、厳粛に行われました。
このあと、まもなく新校舎の全面建替工事がはじまり、お世話になった校舎ともお別れです。
夏季休業に入ってから、先生方と生徒たちは、仮設校舎への移転作業で大忙しの日々でした。
平成21年に新校舎が完成するまで、この仮設校舎で過ごすことになります。
すでに仮設校舎の校内LANの工事は終わっています。・・・
新校舎の概観は、日野の歴史と伝統を大切にしたつくりで、校舎内の設備は最先端のつくりになります。
一方、午後からは、第7回ひのよさこい祭が開催されています。(今日と明日の2日間)
市内はもちろん、本場高知のよさこい祭りに参加している他市のチームも多数参加しています。
日野、高幡、多摩平の商店街では「流し踊り」も行われます。
市役所前の中央公園会場は大賑わいで、参加者も見学者も熱くなっています。
日野市役所踊り子チームも熱く踊りました・・・(クリックすると拡大されます)
よさこい祭りの運営に明日の参議院議員選挙投票会場準備・・・市役所の職員もあちこちでがんばっています・・・
推進室の一日
推進室の一日・・・
メディアコーディネータは、朝、推進室を出て、夕方まで教育センターで、研修会を運営しています。
推進室では、連日、多くの関係者が集まって、重要な打ち合わせを行っています。
特に2学期開始から、すべての中学校で校内LANを活用した授業ができるよう、関連業者の方と綿密に連携を図って作業を進行中です。
また、2学期の校務支援システムのより一層スムーズな稼動に向けて、関係者の方と打ち合わせを行っています。
今日は、
・システム開発業者の方に、校務支援システムのサーバ調整作業の検証を行っていただきました。
・納入業者の方に、Windows Updateによる不具合に対応する修正ファイルを作成していただきました。
・モデル校を中心とした中学校の研究主任、主幹の先生方にお越しいただき、校務支援システム(特に、帳票に反映する成績管理機能)を活用した中で気づいた点を聞かせていただきました。その会議の中で先生方のおっしゃった言葉が印象的でした。
「校務支援システムのよさは、データを入れきってしまえば、あとは本当に便利であること・・・一度の入力ですむこと。みんなで見られること。セキュリティが守られた中で、いろいろな帳票に反映できるし、印刷も劇的に早い・・・」
今後、開発チームの方と、効率的な機能の充実に向けて検討していきます。
多くの関係者の熱意と努力によって、日野市の教育の情報化は進展していくことを実感しています。
先生方に寄り添って・・・
今日は「スキルアップ研修」でした。(A-3・E-1)
ICTの活用に、少し苦手意識をもった先生方に、「簡単!どんどん使ってみよう!」と思っていただけるようにするのがねらいです。
研修内容は、大きく4つあります。
まずICT活用指導力基準A-3対応として
?おたよりやプリントの作成 ?投影用教材(画像やプレゼン資料)の作成、
次にE-1対応として
?担当する校務分掌に関わる情報の収集 ?学習指導や進路指導に関わる資料の収集
そして最後に感想を発表し合いました。
この研修の実施に当たっては、事前に受講者の先生を訪問して、個別に支援できるように用意してきました。一人ひとりの先生方に寄り添った研修会になるようにがんばった4人のメディアコーディネータです。夕方、達成感にあふれた表情で推進室に戻ってきました。
受講された先生方は大変熱心に取り組まれていました。
今日をきっかけとして、明日からきっと意欲的に活用してくださることでしょう。
◇受講した先生の感想
「本当に研修に参加して良かったと思った。ふだんなかなかゆっくり聞いたり教えてもらうチャンスがないが、コーディネータの方が教える中身をじっくり検討して資料を用意してくださったり、作成した作品の保存もしてくださったりして大変うれしかった。本当に優しく教えてくださってありがたかった。」
「この機会を与えていただき、ありがたかった。職場ではここまで細かく教えていただくことは無理。忘れないうちに復習が必要だが、一人だとなかなか続かない。また復習に来たい。」
「4人の指導者が丁寧に指導してくれたお陰でよくわかった。今日から少しの時間でもパソコンを怖がらずにがんばりたい。」
夏季ICT活用研修始まる!
夏季ICT活用研修が始まりました。会場は教育センターのコンピュータ室。
すべての研修会の目標は、教員のICT活用指導力チェックリストの4段階で、
「1 ほとんどできない」「2 あまりできない」「3 ややできる」「4 わりにできる」の「3」と「4」になることです。
昨日26日(木)は、研修会の第1日目。
情報モラルについての研修会です。(Dー1・2・3・4)
午前中は、市内全校に導入されている(中学校は2学期から)Netモラルのソフトを活用した実践の紹介を行いました。
午後は岡山県教育工学研究協議会の先生からお話をいただきました。
最後は、2学期に自分はどのような授業を行うのか、その計画案をお互いに発表し合いました。
◇参加した先生の感想から・・・
「インターネットを活用する機会が今後ますます増えていくと予想される中学生に、できるだけ早くこのような内容を指導しておく必要があると改めて感じました。Netモラルはもちろん、その他のサイトや資料も有効に活用して、学級指導や道徳、総合的な学習の時間に実践していこうと思います。」
「研修に参加し、校内の先生方に情報モラル教育を実践してもらうように声かけができると感じました。今後どのように授業を組み立てて指導するかを整理できました。2学期以降、校内で指導計画を練り直して系統的に指導したいと思います。」
所員の方が、コンピュータ室に「ICT活用指導力」の掲示をしてくださっています。
教育用ICT活用能力認定試験
教育用ICT活用能力認定試験に挑戦しています。
この認定試験は、教育現場におけるICT活用能力の研鑚目標とその達成度を計る指針となっており、
一般的なパソコンスキルだけでなく、授業や校務で必須となる能力を計るものとなっています。
今年度はすでに6月に実施されました。推進室長もメディアコーディネータと一緒に挑戦し、先日、結果が送られてきました。
写真は2級と3級の認定証です。
次回の試験は11月25日(日)です。市内の学校の先生方にも働きかけてみようかと考えています。
詳しくはこちらです。
http://www.fest.or.jp/EXAM/exam.html
先生方のがんばり
長い夏休みが始まりました。
夏休みも先生方はがんばっています。
補習、水泳指導、部活動指導、自分自身の研修、教材研究・・・
今日は、日野第二小学校と日野第五小学校で、メディアコーディネータによる校務支援システムの研修会が行われました。
主として「ひのっ子宝箱」の活用についてです。
二学期は、この機能を大いに活用して、子どもたちのよさや輝き、がんばりをたくさん見つけて記録してくださることでしょう。
夏休みに入ってからも各学校のWebサイトは、積極的に発信されています。
先日は、毎日こつこつと発信していた市内の学校が、知らない間に「更新率100%」の全校ランキング一位になっていました・・・
いよいよ幼稚園からの発信もはじまります。
推進室は、日野市の見える学校づくりを目指して、先生方のがんばりを、これからも応援し続けたいと思います。
日野市の取組が放映されます
日野市のICT活用教育の取組が放映されます。
どうぞご覧下さい。
◆日野第三小学校で実施された「公開授業の様子」については、Web上でご覧になれます。
http://hictstrm.hinocatv.ne.jp/
日野ケーブルテレビ「Webライブラリー」→「NEWSクリップひの」
7月14日放送「ICTを活用した伝統・文化学習の公開授業」をクリックしてください。
◆潤徳小学校で撮影された「校務の情報化」については、8月3日(金)にNHK教育テレビで放映されます。
夏の特番「わかる授業のためのICT活用講座」<5本シリーズ>
出演:堀田龍也先生(メディア教育開発センター准教授)・竹本孝之さん(タレント)・神田愛花アナウンサー
いずれも午前11:00~11:30です。
7月30日(月)「大きく見せよう!」
7月31日(火)「なるほど納得!映像の見せ方」
8月 1日(水)「しらべてまとめて伝える」
8月 2日(木)「情報モラルの教え方」
8月 3日(金)「情報の共有が学校を変える」 ←これです
この番組の案内のための番組「学校放送ナビゲーション2007夏」も以下のように放送されます。
7月23日(月) 午前 9:30~10:00 NHK教育テレビ
(再) 25日(水) 午前11:00~11:30 NHK教育テレビ
先生方と関係者のチームが一丸となって
校務支援システムの新機能を導入して4ヶ月・・・
今日で1学期が終わりました。
新機能を活用した通知表作成に挑戦してくださった先生方にとって悪戦苦闘の1週間でした。
まさに背水の陣という思いだったことと思います。
推進室として、大変ありがたかったのは、
大変な苦労があったにもかかわらず、どの学校も、マイナス意見が出なかったと言うことです。
「初めの一歩に困難なことはつきもの。これから、このことが生かされてよくなっていくことを思えば・・・」
管理職の先生のリーダシップと先生方の前向きな考えに感謝です。
日野市のための機能を一緒に開発してくださっているスタップから次のような言葉が届きました。
「先生方からのご意見がガソリンとなっています。
これからも、沢山のガソリンを頂き、省エネで快適なドライブができるようシステム改善を進めていきたいと考えております。」
「逆に多くの方から心あたたまる言葉もいただきまして、胸が熱くなる思いです。今後とも一生懸命取組んで参ります。」
日野市の校務支援システムは、先生方と開発関係者のがんばりが一つになって、これからもどんどん進化していくことと思います。
通知表
明日は一学期の終業式。
子ども達一人ひとりに渡される通知表が、二学期に向けて、自分を成長させるきっかけとなりますように・・・
下記の画像は校務支援システムにより作成された通知表です。
「ひのっ子宝箱」から所見が、「成績管理機能」から各教科の評価が、「保健管理機能」から出欠状況が反映されます。
上段:貼り付け式の例→ (平山中学校) 下段:ファイル綴じ込み式の例 ↓ | ||
障害を乗り越えて
今週で一学期もおしまいです。
日野市にとって校務支援システムを活用した通知表作成は、初めての試みです。
ところが、すべてが順調に行っているわけではありません。
山あり谷あり・・・の日々なのです。
通知表作成の最終段階である先週末から今週初めにかけて、予知せぬ事態が発生しました。
その1 「ICTセキュリティカード」をかざしても、校務支援システムの成績管理機能に入れないという事態の発生
・・・・Microsoft社の最近のWindows Updateファイルに不具合があるらしく、
それが「ICTセキュリティカード」を動かしているソフトに影響を及ぼしたらしいとの報告が届いたところです。
その2 成績管理機能のスピードが極端に遅くなるという事態の発生
・・・・特に今日の夕方がピークでした。
いずれも、情報システム課職員と納入業者さんとのすばやい連携プレーで緊急対応をしましたが、
詳細の原因究明と対応策については検討中です。(今週は夜遅くまで待機して、いざというときに備えています・・・)
それでも、この予期せぬ事態にも、先生方は冷静に根気よく取り組んでくださっています。
とにかく使ってみよう・・・と、新しい挑戦を試みてくださっている先生方のおかげで、
システムはどんどん修正を重ね、グレードアップしていきます。
日野市の第一歩は、きっとこれからの東京、全国の大きなあたりまえの前進につながることを信じています。
うれしい声もいただいています。
本日印刷を終えた小学校の校長先生からは、次のような感想をいただきました。
「パソコン上に提出された通知表所見を点検しました。
800枚近くの通知表をパソコン上で見ることはどうなることやらと多少の恐れもありましたが、
紙をめくる手間がない、つみあがった通知表の処理がない点だけでも効率的で、文字がよく読めると思いました。
使ってみてよかった、便利ね、という声が先生方からあがってきたのはうれしいことです。」
公開授業が実施されました
日野第三小学校で、公開授業が実施されました。
これまで、1ヶ月半にわたって、6年生の児童と大学生とが共同学習を行ってきたフィナーレの日となりました。
インターネット掲示板のほかテレビ会議システムで学校と信州大学を結んで、これまでの学習成果を披露する句会を行いました。
児童も大学生も、掲示板のみのためそれまで顔を知らなかった俳句の作者と指導者との対面という感動的な場面が展開されました。
また、日野市初フルハイビジョン大画像(65インチの液晶モニタ)で、授業の様子を中継し、参加者の方には、隣の部屋で、ゆっくりとごらんいただきました。ブルートゥースマイクで発表者の声を中継用ビデオカメラに送り、カメラからケーブルで送ったので、音声もはっきり聞こえました。
感想をささやいても、授業の妨げにはならない、新しい授業研究、授業参観の形態です。
今まで、インターネット掲示板で 個別指導をしてくれた学生先生 とのご対面。 | 大学からの映像が映し出された瞬間、 「うぉー!」という歓声が あがりました。 | 教室の子ども達の様子は2台のWebカメラで送っています。(全景と発表のようす) | ||
6つの班の発表。スタディノートの 画面をe-黒板を使って説明しています。 | 発表する子ども達の横には、大学から送られてきた映像が映し出されています。 | 発表の様子と、大学からの映像を、ハイビジョンカメラで撮影しています。 | ||
フルハイビジョン大画像(65インチ の液晶モニタ)で授業の様子を 中継しています。 | 参観者と5年生の子ども達が、隣の部屋で授業の様子を見ています。 | 教室の後ろのスクリーンにも、大学からの映像が大きく写し出されています。 | ||
日野ケーブルテレビの方の取材です。今週14日~17日まで放映されます。 | 最後に、大学側の指導者の藤森先生からもメッセージをいただきました。 | 「ありがとうございました!!」いつまでもいつまでも手を振り続けた子ども達です。 |
大学生は、一人ひとりの児童にていねいに感想やコメントを伝えてくれました。
俳句作りの指導を児童一人ひとりにきめ細かく行うことはとても困難なことですが、今回の実践の個別指導により、
子ども達は、意欲をもって主体的に俳句作りに取り組むことができました。
授業の終盤に、担任の先生が今回の学習の感想を求めたところ、子ども達から次のような感想があがりました。
「初対面なのに、今までメールとかでやりとりしていたので、はじめてという感じがしなかった。」
「やさしくコメントしてくれてとてもうれしかった。」
「俳句が楽しくなってきた。もっとすごい句を作りたい。」
中には、その場で俳句を作って披露した子どももいました。
「待ちに待ち あっという間に 12日・・・」
担任の先生が授業後におっしゃっていた言葉が印象的でした。
「今回の実践で、子ども達の力が目に見えて伸びていったのを実感しました・・・」
第二幼稚園学校課訪問
本日は、市立第二幼稚園の学校課訪問でした。
幼保・小・中の連携・・・これは、ICT活用教育・特別支援教育と並んで、日野市教育委員会で推進している主要な施策(3本柱)の一つです。
本園は幼・小連携に重要な役割を果たしており、昨年に引き続き、教育センターの教育課程研究(カリキュラム研究)を、日野第二小学校と取り組んでいます。
研究のテーマは、「幼小の円滑な接続に向けて~言葉で表現する力を養うために~」です。
午前中は、平山用水での活動です。
4歳児・5歳児合同で3つのグループに分け、「ざりがに釣り」「笹舟」「水中の生き物探し」をローテーションして取り組みました。
「笹舟」 自分の舟がどこまで流れるか見ています。 | 「水中の生き物探し」 ざるで、一生懸命生き物を探していました。 ザリガニもいました。 |
七夕の願い事をつけた笹を燃やしています。 天まで昇る煙に願いをこめていました。 「ウルトラマンになれますように・・・」 | おいしいおいしいお昼ご飯の時間。 いろとりどりでおいしそうなお弁当・・・ みんな残さずいただきました。 |
◆幼児期の「遊び」は、義務教育以降の「学び」につながります。
友達とともに、好奇心をもって、ものごとに取り組むことの楽しさを十分に体験する・・・
このことが豊かな学びにつながっていくのです。
幼稚園の先生は、日々、幼児の遊びへの願いをとらえて支え、
友達とかかわりながら無我夢中で遊べる環境を作り出す努力をしています。
毎月の「幼小連携教育推進委員会」では、幼稚園の先生と小学校の先生が一緒になって、
「幼児が遊びの中で経験していることや学んでいること」を見とる勉強をしています。
各幼稚園での取組は、今後Webサイトからどんどん発信されていくことになります。