過去の推進室情報 2008年

推進室情報 2008年

コミュニティ・スクールの導入に向けて

コミュニティ・スクールは、保護者や地域の方々の声を学校運営に直接反映させ、保護者・地域・学校・教育委員会が一体となってより良い学校を作り上げていく新しい仕組みです。その設置については、保護者や地域の意向やニーズを踏まえて、学校を設置する教育委員会が決定します。日野市では、平山小学校が、コミュニティ・スクール導入に向けて準備を始めました。昨日の5月1日、その準備委員会となる学校運営連絡協議会が、開催されました。

まず、古宮校長先生から学校経営方針、今年度の基本方針の概要説明がありました。
「開かれた学校」から一歩進んで、「見える学校」「見せる学校」を心がけていることが評価されました。本校は、オープンスペースの教室空間、ガラス張りの校務センター(職員室)等、新しい平山小学校の校舎ならではのハード面はもちろん、様々な教育活動に地域の方が参画していただく計画をもち、また、Webサイトで日々の教育活動を積極的に発信するなど、ソフト面においても見える学校づくりを実践されています。
 

最後に評議委員一人一人が、「願う学校像」と「そのための手立て」について意見を出し合いました。
「皆さんの願いと本校の教職員の願いとが見事に一致しました。」と、古宮校長先生。
今後は、出された意見を参考にしながら学校が取り組む重点目標、学校評価項目が決まっていきます。
そして、これをもとに、地域の方、保護者の方に1年間の様々な教育活動に参画したり参観したりしていただくことになります。

日野市の先生方のがんばり

本日、尚美学園大学の小泉力一先生がお見えになりました。
小泉先生は、文部科学省の参与も兼務されています。
推進室のWebサイトをご覧になっていて、日野の取組もよくご存じです。
この1月に東京都が行った「ICT活用実践フォーラム」で、日野市の中学校の先生が中学校の部の事例報告者兼シンポジストとなった時もお世話になりました。
「中学校、高等学校と、なかなかICT活用教育が広まらない全国の現状の中で、日野市はがんばっていて大変参考になる。そのヒントを探りたい。」ということでした。
また、「ICTを活用することを構えずに、便利なものだと気軽に使ってもらいたい。苦手な先生に目線を合わせないとなかなか裾野が広がらない。」とおっしゃっていました。
日野市の先生方のがんばりが全国に注目されることは大変うれしいことです。
 

さわやかな5月

今日から5月。
さわやかな風とまぶしい太陽を感じます。
  
 滝合小学校のビオトープの
淵を歩いている野鳥。

 校舎の端で見つけたスズラン。
小さな鈴を逆さまにしたような
かわいい花です。
5月1日はスズランの日だそうです。
 
スズランによく似たドウダンツツジの花。
裾がつぼんでいるのが違いです。
「満天星躑躅」と書くそうです。
 

今日(奇数月の1日)は、あいさつ運動の日。
この運動が始まって2年。市役所の職員も各学校の運動に参加しています。
  
                            中学年は高尾山へ遠足。
                         いつもより早めの登校です。
 「おはようございます!」
どうしてこんなに先生が
ならんでいるの?
不思議そうな1年生。

小学生から中学生への意識改善

小・中連携教育の取組の一つであるオリエンテーション合宿。

大坂上中学校、平山中学校に続いて、七生中学校のオリエンテーション合宿が始まりました。初日の今日は、最大の課題に挑戦しました。学校から国立オリンピック記念青少年総合センター(代々木)までのオリエンテーリングです。浅川オリエンテーリング(事前学習)での教訓を生かして、各班ともに協力して成功させました。午後からはさっそく講義や実習です。2日間の合宿を通して、小学生から中学生への意識改善を図ることがねらいです。

以下は、同行した指導主事の携帯電話による一日目の報告です。
  
 生活について。身だしなみ。そうじ。あいさつ。時間。
みそあじの効いた1年生が合言葉。礼法の指導。

  
 学習の仕方について講義。
自分の学習の様子10項目をチェック。

 初めての中間考査に向けて学習計画表の
作成。目標と教科別の学習内容を
具体的に記入します。

  
 中央広場に集合。大縄跳びに備えて準備運動。

  
 代々木公園まで各クラス1列で移動。

 クラス毎に円陣を組み、
いよいよ跳びます。

  
 連続して跳べたところもありました。

 

たんぽぽの花のように・・・

本日、日野市で2番目の言語学級が開級しました。
日野第三小学校の「たんぽぽ学級」です。言葉に関する困難さのある児童が対象の通級学級ですが、学習に困難さのあるLD傾向の児童への指導も行います。これで、市内にある特別支援学級は、固定学級が9つ(小学校7校中学校2校)、通級学級が5つ(小学校4校、中学校1校)になりました。
 
                                       開級式での挨拶。京極校長先生(左)と加島教育長(右)

教室名の「たんぽぽ」には熱い思いが込められています。
京極校長先生が紹介して下さいました。
・たんぽぽという言葉の軽快で温かな響きのように、
    愛される学級であることを願って・・・
・明るい未来を予感させる花の黄色のように、子ども達が未来に向かって
    成長することを願って・・・
・たんぽぽのような生き抜くすばらしい智恵
  (1メートルにもおよぶ長い根、陽の光を一杯に浴びるロゼット型の葉、
    遠くまで種をとばす綿毛)を学び、強さが身に付くことを願って・・・