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さわやかな秋晴れの一日
さわやかな秋晴れの一日。
今日は各学校・園や地域でさまざまな催しが行われています。
市内5つの公立幼稚園のうち4園の運動会が行われました。(1園は、明日開催)
近隣の小学校の校長先生と一緒に、教育長、参事、指導主事も来賓競技に参加しました・・・
第1回日野市学校教育基本構想検討委員会
本日夜6時より、第1回の「日野市学校教育基本構想検討委員会」が開かれました。
日野市の学校教育については、平成10年11月に教育ビジョン「ひのっ子教育21ー基本と先進ー」を策定し、その理念のもとに、
特色ある学校づくり(基礎学力の定着)や開かれた学校づくり(地域との連携による子ども達の安全・安心)に力を注いできたところです。
このたび、国や都、そして本市の変化する状況を踏まえて、日野市の学校教育の在り方及び今後取り組むべき方策について、
幅広い視点から基本構想としてとりまとめることになりました。
検討委員会の委員は、市民、保護者やPTA代表、市内の幼・小・中・高の校(園)長先生、行政関係者の21名で構成されています。
教育委員会の関係室課長と指導主事は、事務局・説明員として参加しています。
委員長に市内明星大学の森下恭光教授、副委員長に市内実践女子短期大学の白尾美佳准教授が選出されました。
担当主幹が、「日野市の学校教育の現状と課題」について、プレゼンテーションを行いました。この後、委員より次々と活発な質問が寄せられました。ICT活用教育の概要についても説明させていただきました。
今後、今年度中に教育委員会へ中間報告を行い、パブリック・コメントをいただいて、来年度早々に最終報告をまとめる予定です。
千葉委員よろしくお願いいたします
今月より教育委員として新しく千葉義夫委員が着任されました。
千葉委員は、教育委員会定例会終了後、推進室にお寄りくださいました。
日野市のICT活用教育についての概要を聞いてくださいました。
「学校がICTをどんどん活用してペーパーレス化を図ると同時に、先生方の緊密な連携が図られ、著作権の意識をしっかりもちながら、自分たちの作った教材をお互いに共有できるといいですね。」
市民評価・・・その2
市民評価とは、昨年度に市が実施した70の事務事業について行われる、
行政評価システム市民評価委員会による評価のことです。
9月4日の室長だよりにもこのことについて掲載させていただきました。
8月に行われた3人の市民評価委員の方への約30分のヒアリング(事業説明は冒頭の5分)では、
理解していただくことに限界を感じていました。
十分な説明をさせていただいていないのに正しい評価をいただけるわけはありません。
市民評価委員の方の中には、ICT活用教育への誤解をもっておられる方もいらっしゃることを感じていました。
がんばっている日野市のICT活用教育について、もっと理解していただきたい、
そのためにはもっと情報提供する場が欲しい、とずっと考えていました。
本日夕方、理事者と行政管理チームの計らいで、市民評価委員勉強会の場を設けていただき、
説明させていただける機会を得ました。
本日の会には、市民評価委員全員(9名)が参加してくださいました。
(ICT活用教育の他に、企画部参事から「日野市の債務の状況について」の報告もありました。)
約30分間、日野市のICT活用教育の取組について、プレゼンテーションをさせていただきました。
日野市が全国に注目されていること(行政の支援体制や研修の在り方)や、
校長先生や先生方ががんばっていること等を知っていただきました。
市民評価委員の方からは、「あまりがんばるとコンピュータによる血の通わない教育になるのではないか」
といった心配の意見もいただきました。
これについては、ICTはあくまでも教師の指導力を拡大させる道具であること、
ICTをうまく活用することで、むしろ子どもとのふれあいの時間を多く生み出すことを最終目的にしていること等を
話させていただきました。
まだまだ理解していただきたいことも多くありますが、うれしい意見もいただきました。
「小・中学校での教育だけでなく、日野市の学校を卒業後も、市民として、
日野市でICTのいい教育を受けられたと言えるといいですね。」
「ICTの裏の面=ネット社会の危険性のようなことも是非教えてください」
といった感想や応援の言葉です。
がんばっている学校の後押しとなっていただけそうです。
今後、日野市の取組を推進室や各学校のWebサイトで見ていただけるようです。
熱心な市民評価委員の方に、もっともっと学校を知ってもらいたいと感じています。
今日はその第一歩です。
縁の下の力持ち・・・情報システム課
これに伴って庁内LAN配線の変更が必要になりました。
情報システム課の4人の職員が、夕方から勤務時間外に3時間半かけてその作業を行ってくれました。
床の下には、違うネットワークのケーブルが数種類通っており、複雑な作業です。
情報システム課の職員は、この時期、庁内各課を回ってこれらの作業を行ってくれています。
「システムをうまく使えて当たり前」の裏には、見えないところでそのシステムを支える人の熱意と努力があります。
学校のICT化が環境にプラス効果を与えること
日野市はISO14001(環境マネジメントシステム)の認証を取得しています。
8月の内部審査に続いて、先日5日(金)の午後に外部審査を受けました。
外部審査は内部審査と違って課ごとではなく、部門ごとに合同で実施されます。
審査を受ける者は、エコディレクター(部長)、エコマネージャー(課長)、エコナビデーター(課で選出された担当者)です。
推進室は室長がエコマネージャー、室でただ一人の職員は自動的にエコナビゲータとなりますので、室全員(二人)で参加しました。
時間の関係で推進室の個別指導はもらえませんでしたが、
審査員の全体指導を聞いて、改めて、ICTと環境負荷軽減について考える機会となりました。
日常的に行っている環境負荷削減の取組(可燃物の分別と資源化の徹底やコピー用紙の両面使用、裏紙利用等による使用量削減等)の他に、ICTは環境にどのようにプラスになるか・・・です。
学校も「日野市学校版エコマネジメントシステム」として“ひのっ子エコアクション”に取り組んでいますが、
ICT化が図られた今、その効用も大いにあるのではないかと思います。
◇校内LANの活用
庁内では、庁内LANが“コピー用紙の使用量削減”に大きく寄与しています。
現在は、資料回覧はできるだけ電子データで行っています。
このことは学校でも同じです。
校務支援システムと学校の共有フォルダをうまく活用し、ペーパーレス化を進めていくことが大切だと思います。
◇Web会議の活用
推進室では、大学の専門家との連絡・打ち合わせに、日常的に、スカイプ(Skype:世界中どこへでも無料コールできるP2P技術を応用した無料のソフトウェア)・Webカメラを使ったWeb会議を行っています。移動にかかる環境負荷も軽減されます。
市内の全校にもこの秋にWebカメラ2台を導入し、同様の会議ができる環境になりました。
複数での交信も可能ですので、今後このシステムもうまく活用していきたいと考えています。
・・・・・・・
総務省でも、今年4月に、ガイドブック「ICTを環境にやさしく活用するために」を作成し、公表しました。
このガイドブックは、ICTシステムを導入・運用・廃棄する際の環境への「マイナスの影響」を抑え、
ICTの利用による人や物の移動の削減等の環境への「プラスの効果」を高めるための指針となるものです。
環境月間の展示
| 今月は環境月間です。 日野市は、多摩川と浅川の清流に恵まれており、 ←クリックすると拡大されます。 |
土曜日の今日は窓口の一部を開いているため、市役所1階のロビーには、展示を見に来てくださった親子連れの方が
多くいらっしゃいました。(クリックすると拡大されます。↓)
小中学校の子ども達が、緑や清流への思いを描いたポスターの展示です。 | 日野市内の河川や用水路に生息する魚類等を水槽で紹介したミニ水族館です。 |
教育センター調査研究中間発表会
篠原昭雄所長 挨拶
開設されて4年目となった教育センターは、シンクタンク的な性格をもち、日野市の学校教育の振興を図る役割をもっています。
今年度も3つの調査研究を行っています。
本日の中間報告で、その進捗状況を発表し、2月の本発表会に向けて、結果を見通したものにしたいと考えています。
教育課程(カリキュラム)研究
(幼・小・中のなめらかな接続を目指す研究) 国語力・読解力を取り上げて、校種を超えて保育や授業をお互いに見合って研究を進めています。指導案にも「接続に視点」を入れています。
幼・小連携部会:日野第二小、第二幼稚園
小・中連携部会:日野第六小、日野第四中
郷土教育推進研究
(子どもたちに伝えよう『ふるさと日野』の自然・歴史・文化)
郷土教材を活用した3つの実践が紹介されました。
今後は、郷土教材のデータ化を図り、市内の全校で総合的な学習の時間に郷土学習が実践できるようにしたいと考えています。
ICT活用に関する研究 教育センター所員の品田敏男先生と下山栄子先生が、熱のこもったプレゼンテーションを行いました。
会場の無線LANを駆使して、学校Webサイトの最新情報や、文部科学省のデータを取り入れながらの発表でした。
加島俊雄教育長 講評
◇カリキュラム研究を通して、幼・小・中が連携し、互いの授業を見合うことが日野市の特色になってきました。
学校においてこの研究がどのように活用されていくのかが大切です。
◇日野市の郷土について、この資料でよく分かります。PDCAも必要です。授業で活用してチェックし、次へ進んでください。
◇この調査研究の委員会の26名のメンバーが日野市のICT戦略本部となり、連絡調整しながら実施していくという、調査研究の新しいスタイルです。ある教員の「子どもの誤答のパターン、つまずきがわからないと、コンテンツの開発はできない」という言葉が示すように、これがわかる授業の原点で、推進していく意味あいがここにあります。
2年間にわたるICT環境整備の次は、いよいよ普及の段階です。今後の計画を策定して下さい。
来賓の亀井浩明先生(教育センター運営審議会委員長 帝京大学名誉教授)から、ICT活用教育について応援の言葉をいただきました。
今や世界各国の学校でICTを熱心に活用しています。OECDの事務局が行った“授業でどのくらいインターネットを活用しているか(高校)”という世界調査の結果、日本は10カ国中最低だったという報告があります。(アイルランドは100%、カナダは97%、日本は50%)そのような中で、日野は熱心にやっています。がんばって下さい。
*紹介された報告書:Learning to Change :ICT in Schools
(著者: OECD Staff 発行 2001 Organisation for Economic Co-operationand Development)
・・・学校は、変化することを知らなければならないのであり、新しい学習方法に対応するために、変化しなければならない。
このような「変化することを学ぶ」という厳しい課題が国際研究報告の主題である。
ICTは教師の専門能力を開発する 教育の可能性を広げる手段となる ・・・概要より
亀井先生は、「東京都教育会」のWebサイトを立ち上げておられますが、その中で「良い授業をつくろう」という提言をされています。
良い授業の基本条件の中に、ICTの活用を取り上げていらっしゃいます。
(単元学習の展開、学習の場の構想、学習材の作成、学習集団の構成、指導体制の整備、 ICTを活用しての学習、秩序の維持、個別指導の充実、習熟度別指導、ポートフオリオ、 週案を大事に)
馬場弘融市長からもコメントをいただきました。
◇国語力を高めるカリキュラム作り、がんばってください。
自分がそうであったように、名文をどっさり読むことも大切になってくるのではないでしょうか。名文に多く触れてパターンが身につき最終的には力になると思っています。
◇日本が古くからやってきたこと、地域の長老の方が支えてきたことが子ども達が伝わるのはいいことです。ふるさとの情報は、是非一番新しい情報を使ってください。日野は住宅都市&工業都市でもあります。地域の学校の立ち上げに地域の企業も熱心に関わってきました。
ICTの調査研究については、次のようなコメントをいただきました。
◇市役所では、自分が本庁に入った11年前から比べると、ICT化によってうそのような劇的な変化を遂げ、実務が軽減されました。2年前、このことが果たして学校にも通じるのか、本当に先生方に効果があるのか関係者と話し合いましたが、最終的には「間違いなく効果がある」と判断して踏み切りました。
見事にここまでやれました。ICTの活用が低い日本の中でもさらに低い東京という実態を、日野がクリアしつつあります。ICTを使った授業は、絶対に子どもの目が輝きます。NHKの特集でも紹介されましたが、ICTが校務にもっと役立てば、もっと広がると思います。
自分は、ICTは、高齢者に一番優しいと考えています。高齢者の方が使いたいと言っています。そういう世界の指導者に育ってくれればうれしいことです。
うれしいお言葉をいただきました。
日野の子ども達、日野の教育をよりよくするため、一緒に支えさせていただきます。
日本一のICT活用教育を目指して
栗原教育部長ご挨拶
「本日の発表は、推進室が、市の重点施策である日本一のICT活用教育を目指すという行政課題に向けて、どのように取り組んだか、その経過と成果について職員に情報を提供し、それを共有することで、それぞれの業務に生かすことをねらっています。」
クリックすると拡大されます。
約一時間半にわたって、DVDの映像を見ていただいたり、プレゼンテーションを聞いていただいたりしました。
テレビ会議(スカイプ)で、信州大学の東原教授にコメントをいただきました。
「皆さん、お疲れのようですからまずはストレッチしましょう・・
日野のICT活用教育の取組は、学会でも注目され始めました。今後、日野でやりたいという先生が集まればいいですね。市の様々な部署が推進室を支えていることがいいことだと思います。来年以降どうなるのか、気になります・・・」
副市長より心強いお言葉をいただきました。
「3年前に、どうせやるなら日本一を目指してやろうよという合い言葉でやってきました。せっかくここまで資本投資したので活用できるようにしていきたいと考えています。
この灯が消えないように、しっかりサポートしていきます。」
ようやく軌道に乗り始めた日野市のICT活用教育。
中学校では、今まさに「初めの一歩」を踏み出しました。
ICTを活用した授業、校務支援システムの運用等が日常化し、先生方が当たり前のように使いこなしていただけるようになるまで、
推進室の果たす役割は大きいと考えます。
推進室の取組は、まだまだ続きます。
一緒に勉強させていただきます
平山中学校と並行して、今週から3週間、日野第四中学校専属のメディアコーディネータを派遣しています。
以下、メディアコーディネータの訪問記録です。
◇3週間派遣が始まりました。午前中は、短い休み時間の合間を縫って、美術科の先生が声をかけてくださいました。
e-黒板と書画カメラを用いた鑑賞の授業を計画されており、具体的な機能の確認や、実際にどの機器を用いるかを話し合い、
今後の準備の計画を一緒に立てました。事前に書画カメラで画集の写真を取り込んでおき、パワーポイントで教材化して、
当日はe-黒板で授業を進行するという計画です。明日の放課後に、教材準備を行う予定です。授業日は未定ですが、
現在行っている制作(表現)の授業の中で、タイミングを見計らって行いたいとのことでした。
◇休憩時に、数人の先生方と一緒に、インターネットの怖さについて雑談をする機会が得られました。
「インターネットショッピングや何やら、怖いものは使わないってことで、今はまだ使わなくても済んでるけど、周りはどんどん使ってる。
いつまでも使わないでいるって訳にいかなくなってきている。」とおっしゃいました。
私は、「使わなくても良いと思います。ただ、そういった怖いものがどういう仕組みで動いているのかは、きちんと知っておかなくては
いけないなと思います。そう思って、僕は勉強しています。」と申し上げました。
それを聞いて、先生は、「そういった、仕組みの部分を伝える授業が必要だな」とおっしゃっていました。
◇国語科の先生と打ち合わせを行っている頃、別の部屋では数学科の先生が、書画カメラとe-黒板、デジタル教科書の授業での扱い方を検討されていました。22日に行う研究授業の指導案を練り上げるため、今回の導入機器について知っておきたいとのことでした。
実際に手にとって操作をしたりしながら、様々な方法を試されていました。この様子を、別の国語科の先生が様子を見に来られました。
しばらく機器の扱いについて一緒に試した後、校内ネットワークのみで動く掲示板があったら使いたい、とのお話がありましたので、
スタディノートをご紹介しました。
パソコン室で、実際にスタディーノートの掲示板機能を操作していただき、細かい機能まで一緒に確認しました。
「直ぐにこれを使った授業、という訳ではないけれど…。」とおっしゃっていましたが、今後の授業として検討していただけるとのことでした。
この3週間、自分も四中の先生方と一緒に勉強させていただきます。
庁内プレゼンテーション(幼稚園)
午後6時より、市役所の会議室で、日野市の公立幼稚園5園のプレゼンテーションがありました。
日野市では、このように、各課や各事業所の事業内容の理解を図るため、職員がプレゼンテーションを随時行っています。
本日は、「やりがいがいっぱい!~幼稚園は教育のはじめの一歩~」というテーマで、
市内5つの公立幼稚園の先生方が幼稚園の一日とその役割を説明し、それぞれの園の特色も紹介しました。
会場には、庁内の職員はもちろん、市内の保育園の先生方もたくさん集まってくださいました。
1.加島教育長のご挨拶 本市の幼稚園の取組のポイントは3点。 ・生きる力の基礎をはぐくんでいること ・地域で手を取り合って育てていること ・日野市から幼児教育を発信すること | 2.第四幼稚園のプレゼンテーション 日本の文化や風習、諸外国の人との触れ合いを大切にしています。「日本が好き!自分が好き!人との触れ合いを大切にするひのっ子」を育てています。 | ||
3.第五幼稚園のプレゼンテーション 大人も子どもも夢中になって遊べ、大人同士もよりコミュニケーションをとっていけるようなきっかけとして『ごよっち』を始めました。 | 4.第七幼稚園のプレゼンテーション 隣接しているあさひがおか保育園と『幼児園』としてスタートして3年目です。よりよい幼児園をめざして、共通カリキュラムを工夫し、保育の充実を図ります。 | ||
5.第二幼稚園のプレゼンテーション 豊かな自然は子どもを育てる宝庫です。四季を通して地域の自然と地域の力〈専門性)を生かした自然体験を充実させています。 | 7.第三幼稚園のプレゼンテーション 私立至誠保育園との交流活動も3年目です。常に「発想の転換」を心がけ、保育の充実のために、新しいことにチャレンジしています。 | ||
「公立幼稚園の正規職員は、園長を含めて24名です。地域の子育て支援の要となっている「保育カウンセラー」や、小学校教育への滑らかな接続のための「幼小連携委員会」など、今こそ、私達の力を発揮するときだと思ってがんばっています!」 | 河内副市長からいただいたコメント 「一生懸命に各園が取り組んでいることは高く評価します。今後は、社会のニーズ、多様な子育てという視点と、幼児教育という重要な立場からの視点と、双方の視点から考えてみてください。」 | ||
馬場市長からいただいたコメント 「各園の個性と、全園の共通点がうまく発表されました。幼保一元化がいかに難しいかも痛感しました。教育者としての視点を強く感じたので、教育を超えて、子育て全般を考える視点も欲しいと思います。」 |
学校Webサイトの効用(その2)
学校Webサイトをご覧になっている保護者や地域の方が、
校長先生に「見ています。」「楽しみにしています。」という声かけをしてくださり、
思いがけない会話に発展することがあると聞いています。
学校Webサイトは、学校と保護者・地域とのコミュニケーションを生み出しています。
学校と地域だけではありません。
先日、日野第一中学校の校長先生が、学校Webサイトに「濁ったままの用水」というタイトルで、
学校の用水路を流れる水の濁りが、先日の台風後もなかなか回復しないことを心配していることをお書きになりました。
翌日さっそく、市の環境共生部 緑と清流課の担当者が、「ぜひ校長先生にこのことをお伝えください。」と
推進室にお手紙を届けてくださいましたので、学校に届けました。
その中には、「水路の水の濁りを市でもずっと気にしていること、多摩川の管理をしている事務所とも連絡を取り合っていること、
先日職員で水路の生物を確認し、一部を捕獲したこと、一中の中を流れる日野用水は、八王子市の平町にある平堰から取水しており、
緊急時迅速な対応が求められることから、今年度より遠隔操作が可能になりとても便利で安全になったこと」等が書かれていました。
学校Webサイトは市の職員も注目しています。
何か協力できることはないだろうか、という視点で見てくださっている課もあり、ありがたいことです。
このように、いろいろな場で、学校とのコミュニケーションが生まれることは、大切なことだと思っています。
ところで、今、『平成19年度 水の郷シンポジウム 水の大きな循環・小さな循環 ー日野は小さな地球ですー』 が、
市役所で午後5時まで開催されています。
潤徳小学校の「水辺の学校」の実践も報告されました。
「水の郷 日野」 環境共生部 緑と清流課発行(2006年3月発行)より
以下、パンフレットの引用です。
「日野市には、多摩川・浅川という一級河川をはじめ、約180kmにも及ぶ用水路が流れています。これらの水辺と一体となった田畑の情景は、日野の原風景ともいうべきもので、『水循環』を担う大きな役割を果たしています。また、こうした水辺は、そこに生息する生きものにとっても大切な空間であるわけです。・・・このようなことから、「水辺に生態系を!」を目標に、自然と人間とが共存できるような「水辺のあるまち」を次世代に残していきたいと思います。」
学校Webサイトの効用(その1)
昨日までの秋晴れから一転、雨の一日でした。
市内11校の小学校で予定されていた運動会も残念ながら明日に延期となりました。
今朝は運動会実施予定校のWebサイトが大活躍。
朝6時頃より、多くの運動会実施予定校で、延期のお知らせが発信され、アクセス数も通常よりぐっと増えていました。
推進室の新着情報にも、各校より運動会延期のお知らせが次々に掲載されました。
学校Webサイトは、日頃より学校の取組、子ども達の輝き、先生達のがんばり、地域の方々が支援して下さっている様子など、
タイムリーに随時発信しており、保護者や地域の方から大変好評です。
それに付け加えて、先日の台風の時もそうでしたが、今朝の運動会延期のお知らせのように、
緊急にお知らせしたいことをお伝えできるという効用も大きいと感じました。
本市のWebサイトシステムは、学校の透明性とリアルタイム性の向上に貢献しています。
山畑委員ありがとうございました
山畑仁委員は、今月末で任期を終えられますので、最後の教育委員会となりました。
山畑委員を囲んで・・・
左から、加島教育長、渡辺委員、山畑委員、
田口委員長、馬場委員長職務代理者。
最後に、教育委員会事務局の職員に、ご挨拶をされました。
「4年間の任期の間、学校が校長を中心に協力体制ができて、いい方向へ向かっていることをうれしく思っています・・・・・選べる学校制度、ICT活用教育の推進など、新しい取組を次々と手がけ、大変なこともあるかと思いますが、どうぞがんばってください・・・」
〈クリックすると拡大されます)
推進室前の掲示
先日の日本教育工学会のポスターセッション発表で使ったポスターを、推進室前に貼り出しました。
会議室に向かう市民や関係者の方々が、立ち止まって眺めてくださっています。
部屋に声をかけてくださった方もいらっしゃいました。うれしいことです。
全国から集まった方々と情報交換しました
『CMSを用いた学校Webサイトにより日常的に発信することの効果』
潤徳小学校の宮崎芳子校長先生がポスターセッションで発表しました。
校長先生が,熱く語りかけている相手は・・・・・・・赤堀会長でした。後でこのことを知った校長先生は感激されていました。
「発信するようになって,よかったことは何ですか?」
「教員の良さをたくさん発信することができるようになったことです。」
隣のポスターは,日野市のCMSサイトを構築してくださった森下孟さんです。
『Web掲示板とテレビ会議による児童と教育学部生の相互学習「俳句を作ろう」』
日野第三小学校の高橋悦子先生がポスターセッションで発表しました。
京極校長先生と石田副校長先生も,応援に会場に駆けつけてくださいました。
『教師の学び合いを目指した校務支援システムの開発と運用』
システムの開発にかかわってくださった業者の方と一緒に,ポスターセッションで発表しました。
大会企画委員長の木原先生がきてくださいました。
新たな視点に気づかせてくださり,励ましの言葉もいただきました。
午後は課題研究でした。
「K8 教員のICT活用指導力を高める養成,研修と実践」のセッションで,
「教員のICT活用指導力を高めるための校長の役割,教育委員会の役割」というテーマで,日野市の取組を発表しました。
このセッションでは,日野市を含め5つの発表の後,
教員のICT活用指導力について,約一時間の討論
が行われました。
会場には,日野市の関係者(先生,校長先生,関係企業の方,メディアコーディネータ)が計13名も集まってくださいました。
昨日のシンポジウムで話題になった「学校」「行政」「企業」「学会」の4者がばらばらではなく,
一体となっているのが日野市の特色であることを改めて実感しています。
3日間の全国大会を通して,
日野市の取組を知っていただいたこと,全国の多くの方と情報交換できたことは有益でした。
「小学3年生でもコンピュータ上で情報の整理ができるんですか?!」
「道具年表の作成におけるスタディノート・マップ機能を用いた情報の共有と整理」
一般発表のセッションで,日野市立第四小学校の神尾健彦教諭がプレゼンテーションしました。
神尾実践の優れた点は,次のことです。
◇教科のねらいを達成するためにいかに児童がICTを活用するか,また,学習を通して育てたい情報活用能力は何かの2点を明確にしていること。
◇表現と発表のためのICT活用だけでなく,情報の吟味・分類といった分析活動にICTを活用していること。
このような,「分析」を意図したICT活用は,まだまだ,多く行われてはいません。
とても,先進的で,意欲的な実践といえます。
会場からも,「小学校3年生でも,紙でなく,コンピュータ上で整理ができるんですか?!」
といった驚きの声が寄せられました。
日野市から,優れたICT活用の実践をどんどん発信していきたいと考えています。
「日野市がうらやましいです。」
日本教育工学会全国大会2日目。
「学校の組織の力で推進する情報セキュリティ」
日野市立第三中学校の山田利昭先生のポスター発表です。
日野市の情報セキュリティ対策や日野三中の具体的な取り組みについて説明しました。
大学の研究者のほか,全国の先生方が発表を聞いてくださいました。
すでに教員一人1台のPCを導入している自治体の先生から,
「運用方法はすべて学校まかせで困っている。日野市がうらやましい。」
また,まだ導入されていない自治体の先生からは
「環境が整っている日野市がうらやましいです。」
との感想が聞かれました。
関心を寄せてくださった参加者の質問に対応する山田教諭。
日野市の取組を発表します
夏に戻ったような一日でした。
青空の下、市内の2つの小学校と1つの中学校では、運動会(体育祭)が実施されました。
日野市のICT活用教育の取組、日野市の学校の実践を、明日、あさってに発表します。
一般会計決算特別委員会・・・教育費
今日は、平成18年度の一般会計について、教育費の一般会計決算特別委員会が開かれました。
◇昨年度より議会の理解を得て、ICT活用教育推進に伴う莫大な経費を予算化できたことは、本当にありがたいことだと思っています。
昨年度、市内の各学校ががんばって、これに答えるべく成果をあげたことが、本日の委員会で話題になりました。
◇都内の他の地区と情報交換をしていますかという質問を受けました。
都内の教育委員会からは、どのようにしてICT活用教育を推進していったのか、といった質問を多く受けています。
指導主事の集まり等でも報告させていただいています。
しかし、まだまだ全国には見本にしたい先進地区があります。
明日から3日間、日本教育工学会の全国大会で、日野市からは6チームの発表をします。
全国の地区と情報交換をしたいと考えています。
◇すべての先生を100%にするというのは無理があったのではありませんか?
強制されるものではないのではありませんか?
先生の教え方の裁量に任せるものではありませんか?という心配の質問も受けました。
日野市の達成した、「コンピュータを操作できる教員100%」「コンピュータを使って教科指導等ができる教員100%(小学校)」、
この目標は、国のeーjapan計画で2005年度までに達成すべきであると示された指針でした。
授業でのコンピュータの活用については、学習指導要領にもふれられています。
導入当初は、授業でのコンピュータ活用について特に必要性を感じておられなかった先生も、
使ってみると、予想外に効果の上がることに気づかれました。
あるベテランの先生は、今までどんなに工夫してもできなかったことが、ICTを使うことでその限界を超えることができた、
という感想をもたれました。
ICTの使い方は強制されるものではありません。その先生の指導力を拡大する道具です。
ICTの活用は、先生の指導力をより向上させます。その先生の力をより発揮させることができます。
今までより分かる授業、魅力ある授業が実現できます。そして、このことが、ひのっ子の学力の向上につながるものと考えています。
◇1人一台PCに導入した校務支援システムについても質問を受けました。
また、これによって通知表の形式が型にはまることへの心配の質問も受けました。
1人一台PCは、校務の情報化を図るものです。成績処理も効率的にできます。
また、ペーパーテストや日々の学習状況を記録して、それを客観的に、評価基準に照らして評定することができるので、
あいまいな評価ではなく、根拠のある評価となります。
保護者への説明責任を果たすことにつながります。
所見欄も、学期末にあわてて記入するのではなく、
校内のすべての先生方で、日頃から、一人ひとりの子どものよいところを見つけて記録しておけるので(ひのっ子宝箱)、
今までより中身の濃い通知表になります。
そもそも通知表の形態については、どの学校もそんなに大きな違いは見られません。
通知表のあり方について、形式ではなく中身を充実させるための研修を実施しているところです。
・・・・・・・(通知表は、形式ではなく、観点別評価の評価方法について、検討すべき点があります。
また、答弁では触れなかったのです が、セキュリティ上でも、校務支援システムの利点があります。)
・・・校務支援システムの運用が軌道に乗り始めた学校では、会議の回数が減り、書類のペーパーレス化が図られてきました。
校務が効率化し教育本来の仕事(教材研究、準備、子どもとの触れ合い)に多く時間をかけることができるようになります。
校務の情報化の最終ゴールは、教育の質の向上につながることだと思っています。
◇ところで、日野市に関わらず、全国的に今、先生方が忙しすぎるのではないかということも話題になりました。
教育行政としては、忙しい先生を何とかサポートして欲しい、という温かい言葉もいただきました。
人の配置の話が中心でしたが、ICTもこの問題の解決の一つの手段だと思っています。