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2008年7月の記事一覧

夏季教員研修全体会 第?部

夏季教員研修全体会。第?部の様子です。

★第?部「新学習指導要領のめざす教育~改訂のポイント」
  講師 早稲田大学教育学部 安彦忠彦教授
 


安彦先生には、中央教育審議会委員として、小・中学校新学習指導要領改訂に中心的な存在として関わられた立場から講演していただきました。

★受講者アンケートに書かれた感想

◇今年度、日野市に異動してきて、このような全体研修の機会があることは、とてもよいこと
    だと思った。講演を聴いて、授業時数の増加=子ども達の思考する時間の確保 という考え
    方に共感した。子ども達は、1つのことに対していろいろな視点で見たり感じたりする素直
    さや豊かさがある。そこからもっと多面的に考えることや伝えることを大切にした授業に取
    り組んでいきたいと思った。

◇中教審の委員というお立場から新学習指導要領改訂の背景から方向性、ポイントを、根拠の
    あるデータ(PISAなど)を示しながらわかりやすく話していただけた。今後の教育で目指
    す方向性が、話を聴く前と聴いた後では意識が変わり、より鮮明に自分の中に残った。
    また、学校、家庭・地域、行政がうまく機能して教育に携わっていければよりよい教育効果
    が得られるのだと実感した。

◇OESDの結果を受け、今回の改訂で「思考力」「判断力」などの力を高めることに重点が置
    かれていることを理解した。校内研究においても考える力を高めるための取組を進めている
    ので、新学習指導要領をよく読み、その具現化に努めようと思った。

◇今回の改訂では、子ども達の実態から考慮されたものであることがよくわかり、実際に改訂
    に関わった先生の話が聞けたことは貴重だった。特に今叫ばれている「活用型」の意味、位
    置付けが明確になり、これをいかに実践していくかが鍵であると感じた。もう少し自分自身
    の中で「活用型」の定義を明確にしていくことと、各教科の改訂のポイントや趣旨をしっか
    り理解できるよう勉強しなくては、と感じた。

◇本校ので行っている研究の目指すところを共通する部分がたくさんあり、安心するとともに
    さらに深めていきたいと思った。また、安彦先生は、はっきりと矛盾点も指摘され、頼もし
    く感じた。このような方に守られている教育界にいられることに喜びを感じた。
    教育現場の人間として自分もがんばっていきたい。