推進室情報 2008年
模擬授業から学ぶ
「情報モラル」。小・中学校に導入されているソフト「Netモラル」を活用した授業を組み立てる研修です。 ICT活用指導力D-1、2、3、4
コンテンツや掲示物を活用して模擬授業。受講者は生徒役。
◆受講者の先生方の感想です。
◇模擬授業形式だったので集中して研修に臨むことができました。
「Netモラル」は、事例を提示できるほか、ワークシートや疑似体験もあり、 どんどん活用
していきたいと思いました。また、他の先生の指導も拝見することができ、大変勉強になり
ました。あっという間の一日でした。
◇情報モラルの模擬授業を行うことを知ってえっと思いましたが、参加者のいろいろななタイ
プの授業も見れてよかったです。私自身も一つ指導案ができて、いつでもすぐにできそうで
す。低学年での情報モラルの学習に難しさを感じていましたが、やはり小さいうちから考え
方、態度を養っていくことは今日的な大きな課題の一つだと改めて感じました。家庭への啓
発も重要なので、保護者向けのコンテンツを使っていこうと思います。
不安な気持ちがなくなりました
「授業中の提示・児童・生徒の活用」。e-黒板や書画カメラ等の機器を操作し、それらを活用して、子どもたちの興味関心、課題意識や理解を深める授業を組み立てる研修です。
ICT活用指導力 B-1、2、3、4 C-3
2学期の授業の構想を立てる。
受講者も生徒になって、ミニ授業の実演。
◆今日の研修会には、今年度日野市に異動して来られた先生が多く参加されていました。
以下、受講の感想です。
◇4月に日野市に赴任し、転入者研修以来のICT活用研修でした。
1学期はシステムに慣れるのに一苦労でしたが、ようやくスムーズに扱えるようになりま
した。ところが、授業中での活用はあまりできないどころか何かトラブルがあると対応で
きず何となく避けていたように思います。このような夏季休業中にゆっくりと教えていた
だき、初めて、こうやって活用できるのかということを知ることができました。書画カメ
ラ、e-黒板をもっと活用するためにも見通しをもって計画を立て、準備することがより必
要なのだなと感じました。2学期はまず使ってみるということをしてみたいです。
◇今年日野に異動して来て、書画カメラやe-黒板は、触っていませんでした。
怖がらずに2学期からは少しずつでも使っていこうと思いました。特に書画カメラの拡大
は、子ども新聞の記事等をクラスの皆に見せる時に使えたら時間の短縮になると思いまし
た。また、今日の研修で、児童が活用できるような授業ができたらいいなと思いました。
まずは、2学期の学校公開で、本日考えた理科の授業構想“温度計の目盛の読み方”にチャ
レンジします。
◇書画カメラやe-黒板の活用について、日頃から感じていたちょっとした疑問などをお聞き
することができました。学校では、他の先生方もお忙しいので質問するのが申し訳な
い・・・と思って聞けずに終わることがあります。今日は、少人数のグループで多くの方
から教えていただけてとても有意義でした。今年から日野に異動してきて不安もあったの
ですが、このような研修やサポート体制(メディアコーディネータ制度)があり、親切で
充実しているので有り難いです。不安な気持ちがなくなりました。
第三幼稚園学校課訪問
夏休みで子ども達の姿が見られませんでしたが、暑い中、先生方は2学期の準備にがんばっていました。
◆本園では、幼児教育と小学校教育との円滑な接続を目指して、隣接している日野第一小学校との連携、交流を重視しています。
また、特別に配慮の必要な幼児を含む全ての園児の教育的ニーズに応じた支援や指導を行い、個に応じた教育の充実を図っています。このことについての説明を受け、協議しました。
◆本園の今年度の園内研究は食育です。
地域の専門家、保護者の方に協力していただいて、野菜などの栽培・収穫体験や、食にかかわる様々な行事を実施しています。
また、絵本などを活用して、食べ物に興味・関心をもつ機会を多く取り入れています。
◇園庭の実のなる木・・・豊作の秋を目前にして・・・
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ブドウ | リンゴ |
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ヒメリンゴ | カキ |
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バナナの花(左)と実(右) |
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ネギとシソ | トウモロコシ |
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ニンジン | ナスとピーマン |
画像を効果的に活用する
夏季ICT活用教育研修後半の2日目。
「デジタルカメラ活用」。授業や学校Webサイトに、画像を効果的に活用する方法を学ぶ研修です。 ICT活用指導力C-3 E-1
◆受講した先生の感想です。
◇コンピュータ初心者の自分もめでたく最終目的を達成することができました。
デジカメで映した画像をコンピュータに取り込んで加工した経験もありませんでしたが、
大変分りやすく楽しく受講できました。やってみようという意欲もわきました。
◇画像サイズについて、プリント用やWeb用の大きさについてなどお話をうかがい、
それほど大きい必要がないことを理解しました。これからは小さい画素数で撮影しようと
思います。
◇トリミングや解像度の研修は、実用的ですぐに校務に生かせると思いました。
子ども達にも興味を与えるような授業の導入などに使うことができそうです。
◇今までは撮ったまま、四角くく学級通信に画像を貼り付けていましたが、今日の研修で
習ったことを生かして、子ども達が喜ぶような学級通信を作ってみようと思っています。
立体のイメージをもたせるために
本日より、後半の夏季ICT活用教育研修が始まりました。
本日の研修は「インターネット活用」。Web上のコンテンツを検索し、授業での効果的な活用方法を考え、授業を組み立てる研修です。 ICT活用指導力A-1、2 C-1
インターネット上には様々な教材があります。
これをいかに効果的に活用するか、午前中はなるべく多くのサイトやコンテンツを紹介してじっくり見てもらいました。
午後は、2学期の授業を想定してミニ授業案を作り、実演してもらいました。
ポイントは、なぜそのサイト(コンテンツ)を活用するかという明確なねらいをもつことと、ただ見せるだけでなく、見せ方(発問)が重要であることです。
様々なWeb上のコンテンツを知る。
ミニ授業を見せ合う。
受講者は全員が小学校の先生でした。算数、理科、生活科、
総合的な学習の時間のミニ授業が行われました。
◇以下、受講者の先生の作成したミニ授業案の一部です。
(1)単元名: 第6学年算数「立体を調べよう 直方体と立方体」
(2)活用するサイト、コンテンツ
・算数数学の思考過程をイメージ化する動画素材集
・教科書会社のWebサイト
(3)活用のねらい
立体のイメージをもつことが苦手な児童が多いので、いろいろな方法でイメージを
もたせたいと考えた。 その一つとしてインターネットを活用する。
(4)活用のポイント、タイミング
・工作用紙で作られた立方体の模型を展開する。その際に動画を見せ、
イメージをもたせる。
・アニメーションでいろいろな展開図を作ってみる体験をする。その後に、
実際に児童一人一人が工作用紙を使って展開図から立方体を作成する。
(5)児童・生徒への発問
・「立方体の展開図を書いてみましょう」
・「面をどのように並べたら立方体になりますか」