過去の推進室情報 2008年

推進室情報 2008年

学期末の学校を支えるメディアコーディネータ

今日もメディアコーディネータは、学校のサポートに走り回っています。
校務支援システムによる成績処理の相談、Webカメラの活用方法のレクチャー、機器のトラブル対応、中学校の授業計画作成のお手伝い、そして、初任者の先生のICTを活用した授業のサポートです。多くの先生とかかわることを楽しみに、毎日がんばっている4人のメディアコーディネータです。


第5学年 総合的な学習の時間 「八ヶ岳の体験をまとめよう」 ICT活用指導力Cー3
初任者研修で学んだことを生かして早速実践している初任者の先生。
「子ども達がそれぞれスタディノートで体験をまとめた後は、いよいよクラスのみんなで
意見交換をします。それが楽しみです。」

ICTサポートスタッフによる夏季研修企画会議

本日はICTサポートスタッフの皆さんに集まっていただいて、夏季ICT活用教育研修の企画会議を行いました。日野市に導入した機器やソフトウエアにかかわる6社11人のスタッフと、推進室長、メディアコーディネータ4人による合同企画会議です。

まず、担当の研修で、ICT活用指導力のどの力をつけるのが目的か、保障する成果を確認しました。さらに、2学期に実践する授業のイメージをもつにはどうしたらいいか、具体的な研修内容を話し合いました。今後、研修企画書作成までの打合わせと、当日の運営についての反省等は掲示板を通してやり取りしていきます。
 

夏季ICT活用教育研修

今月に入ってから、夏季ICT活用教育研修の受け付けをWeb上で行っています。
夏季ICT活用教育研修の詳細はこちらからダウンロードできます。

昨年度に引き続き、「教員のICT活用指導力」の5観点18項目に対応した研修会の案内です。
   ←画像をクリックするとダウンロードできます。

多摩市からの視察

先週の金曜日の午前中に、多摩市の教育委員会と情報システム課の4人が視察にいらっしゃいました。

教育の情報化に向けて、近隣地区が動き出したのはうれしいことです。

日野市も教育委員会だけでなく情報システム課と一緒に動いているからこそうまくいっていること、また、様々なセキュリティ対策を講じていることなどをお伝えしました。「行政側にとって物理的にサポートする必要性を実感しました。」という感想をいただきました。

梅雨の明ける前に・・・

昨日は今年初めての真夏日だったそうです。今日も真夏日です。
夏はすぐそこに来ているようです。

まだ梅雨は明けていませんが、どんよりした空の下の市役所前で、ひたすら甘い香りを漂わせているクチナシの花です。
 


昨日の夕方は、夕陽が見事でした。梅雨雲も赤く染まっていましたが、やがて夜になって雷雨となりました・・・
(夕陽は浅川の新井橋から、雷雲は市役所の窓から撮影したものです。)
 
 
  梅雨空の芸術です・・・

学期末の校務を正確に効率的に行うために

本日、第2回の教務主任研修を開催しました。
学期末の教育課程の管理をテーマに、「適正な評価について」と「授業時数の管理」についての研修内容です。

◆校務支援システムの時数・週案機能により、それぞれの学級、教科の授業時数、達成率が自動算出されるようになりました。また、学期ごとに一覧を印刷して提出しなくても、ボタン一つでデータが教育委員会に送られるようになりました。大変正確で効率的です。今日は、教務主任の先生方に、昨年度の、各学級、各教科の授業時数一覧表から、学校として課題はないか再確認していただきました。

◆校務支援システムの成績管理機能を活用すると、通知表や指導要録にそのまま反映します。中学校は、今年度から全校でこのシステムを使っていきます。
小学校では、指導要録は全校でシステムを活用しますが、通知表については、17校中6校が取り組みます。小学校では、観点別評価の目標基準設定等、評価の流れについて、もう少し理解を深める必要があると感じています。また、小・中ともに、児童・生徒のよさを記録する「ひのっ子宝箱」は、通知表や指導要録の所見に反映しますので、日常的に校内の先生全員で、子ども達の良さを見つけて入力する機会を設けていくように推進していきたいと思います。

 
「成績管理機能」「時数・週案機能」「ひのっ子宝箱」は、いずれも日野市が知恵を出し、開発者の熱意で実現していただいた機能です。この機能が全国に広がっていきつつあることをうれしく思います。引き続き、現場の先生の声に耳を傾けて改善すべきところは改善していけたらと思っています。
(まだシステムが人に寄り添っていかなければならない段階です。ある程度まで行くと、次の段階として、今度は、人が運用を工夫する段階になってくると思われます。)

福岡県からの視察

福岡県大牟田市教育委員会から4人の方が視察にいらっしゃいました。

◆今後、校務の効率化を進める計画を実現するために、日野市の進め方を参考にしたいということでの視察です。システムを入れることですぐに効率化するわけではなく、導入時は相当の覚悟が必要であること、しかし山を乗り越えれば必ず楽になること、運用するほど効率化していくことをお伝えしました。日野市の推進体制やサポート体制をお聞きになり、「システムやハードも大事ですが、結局は人なんですね」という感想をいただきました。
 

◆実際に校務支援システムの稼働の様子を知りたいということで、メディアコーディネータが日野第四中学校へ案内しました。
四中では、秋山校長先生と古田教務主任(主幹教諭)が、説明してくださいました。
 

コンピュータに関する誤解をとき、授業づくりの基本を学ぶ

昨日は初任者研修を開催しました。テーマは「ICT活用教育」。なぜ、学校教育にICTが必要なのかを理解し、さらにICTを活用した授業の可能性について、理解を深める内容です。
 


メディアコーディネータによるICT機器の実習も行いました。
 

◆以下、初任者の先生の感想です。

◇「ICT」この言葉は今までの私にとってとても重圧を感じるものでしたが、今回の研修を
    受け、自分でもICTの活用・実践ができそうだと少しばかり楽しい気分になりました。す
    ぐには、無理ですが、活用促進していきたいと思います。また、ICTがなぜ今叫ばれてい
    るのか、その重要性を感じることができました。

◇今日、ICTの研修を受けて、コンピュータを使った授業についての考え方が変わりました。
    一番私の印象に残ったのは、使えるのかなという抵抗感が使ってみたいという気持ちに変
    わったことです。カメラや動画を黒板に映し出すことはもちろん、いろいろな表示、提示の
    仕方ができるので、これからどんな授業を組み立てていこうかという楽しみになりました。
    また、それだけではなく、ICTを使った授業は個別対応や集団で学びあうことや、学びを深め
    ることもできて学習の形態が様々に使い分けることができることなど研修を通して授業作り
    の基本を学びました。

◇ICT活用教育の必要性について学ぶことができました。教育現場において果たしてコンピュー
    タは必要なのかという疑問はありました。しかし、大人の私から見て、今日の講義自体がも
    のすごく興味深く、楽しいひと時でした。また、学習意欲(授業に向けての活用方法の習
    得)も湧くことができました。子どもも私と同じように、ICTを活用したいと思っているかも
    しれません。将来的にいつでも活用できる能力を身につけたいと思います。

◇これまでは視覚的な角度からICTを活用していましたが、子ども同士のかかわりを広げること
    や思考を深めることなど多くの可能性があることに気づくことができました。これからの授
     業に積極的に活用していきたいと思いました。

◇ICTを活用することについて今まで持っていたイメージは、資料を拡大表示する、といっ
    たもので、そういう場面での活用を考えていました。しかし、本日の研修でe-黒板、書画
    カメラでは、思考、作業の過程も可視化できることを認識しました。書写や情報を整理しま
    とめる単元で使っていこうと思います。一方、生徒に確かな学力を身につけさせるために、
    音声を記録すること、反復練習をスムーズに行うことなども実践しようと思います。今日、
    私が、ICTを活用した授業について持った新たなイメージは「個を尊重しながら集団の学
    びあいを深める」です。

◇今日の研修の中で一番印象に残ったのは、子どもの考えに寄り添って、間違いから子どもの
   思考を読み取ることが大切だということです。一人ひとりの学習ペースなどにあわせることの
    できる個に応じた指導や、写真や動画などの具体物を見せることなどによって発見すること
    の楽しさを子どもに味わわせることができると気づきました。また、個人のノートや意見な
    どを全体で確認することもできます。自分もぜひ授業にICTを活用できる能力を身に付けなけ
    れば、と考えています。

◇コンピュータは、教員が主導権をもっているように感じていましたが、そうではなく、子ど
    もが使うことでもっと良い授業ができることがわかりました。一人ひとりの能力に合わせて
    指導をしてあげれることがわかりました。ICTを授業に活用することにより、授業の幅が広が
    り、より子どもの主体的な学習が期待できると感じました。

日野市は全国第2位(学校サイト自治体別年間更新ランキング)

定例校長会がありました。
推進室からは3つのことをお知らせしました。

◇今年も、教員のICT活用指導力の基準に基づいた夏季ICT活用教育研修を実施するので先生
    方の参加をお願いしたいこと。
◇セキュリティポリシーを遵守していただくこと。
◇引き続き学校Webサイトの積極的な発信をしていただくこと。

3つ目の学校Webサイトの発信については、平成19年度学校サイト自治体別年間更新ランキングで、日野市は全国第2位になりました。各学校のがんばりを大変うれしく思います。
このことは、昨年度推進室にお見えになった豊福先生の管理されている「日本の学校
(i-learn.jp)」のサイトで、先日公表されたところです。 
(日野市平均194.1日 53.0% 1位の自治体は平均301.0日 82.2% 
    3位の自治体は平均163.3日 44.6%)

授業での積極的なICTの活用

◆教育センターの講堂で、第2回ICT活用推進委員会を開催しました。

本日のテーマは「ICT活用指導力の向上・・・授業での積極的な活用のために」です。
ICT活用推進委員として、校内のICT活用の活性化を図るために何ができるかを考え、話し合いました。
 

各学校の悩みを共有し、うまくいっている学校からの例も紹介してもらいながら、それぞれの学校の実態に応じた策を考えてもらいました。

推進委員に、校内研修で活用できるサイトをいくつか紹介しました。
いずれも、推進室のリンク集から見ることができます。
・文部科学省 情報モラル研修教材 「5分でわかる情報モラル」
・独立行政法人 メディア教育開発センター「教員研修Web総合システムTRAIN」

◆一方、同時間に、教育センターのコンピュータ室で、算数のICT実践部会を開催しました。昨年度に引き続き、信州大学の東原教授の指導のもと、インタラクティブ・スタディを活用した授業実践を深め、市内の各学校に広めていきます。
 

子どもたちからの人権メッセージ発表会

第15回 子どもからの人権メッセージ発表会が、市民会館の小ホールで開かれました。

市内の小・中学校全校から代表の児童・生徒25名が、人権に関する考えを堂々と
発表しました。
 「お互いに助け合って、自分だけでなくみんなが幸せになる権利を大切にしていきたい。」
 「いじめがなくなるには、一人一人が相手を思いやる気持ちが大切です。」
 「私はまだ人に親切にするということがどのようなことなのか完ぺきにはわかりません。
       でも、親切な行動をとることができて、みんなが優しい気持ちになれるような
       ことができる人に、なりたい。」

終わりは人権擁護委員の能瀬委員の言葉でしめくくられました。

第七幼稚園教育委員会訪問

本日は第七幼稚園の教育委員会訪問でした。

本園と隣接しているあさひがおか保育園とは、平成17年度に「あさひがおか幼児園」としてスタートし、交流を図っています。現在、合同カリキュラムにそった保育が行われています。
このカリキュラムは「自分を支える力」「人とのかかわり」「ものとのかかわり」の3項目を重点において、小学校への円滑な接続を意識して作成したものです。この内容は、遊びや活動を通して両園それぞれが実践しています。
  
お客様に元気よくご挨拶。
あっという間に子ども達に囲まれた
加島教育長。

 4歳児は七夕のかざりを作っています。
田口委員長も子ども達と一緒にかざり作り。
  
 5歳児の竹太鼓の演技。
幼児園祭りでのお披露目を目指して特訓中。
子ども達は絵本が大好き。
毎日、先生の読み聞かせを
楽しみにしています。

  
子ども達の楽しみなお弁当の時間。
「これおいしいんだよ」と浮須参事に自慢。
 保育園の給食時間にも
お邪魔させていただきました。

プラグインのインストール

メディアコーディネータが、連日裏方として活躍しています。

日野市では市内の小・中学校で理科を教えるすべての先生が理科ねっとわーくの利用者登録を行い、市のサーバーから市内のすべての学校にデジタル教材を配信しています。しかし、デジタル教材を再生するにあたっては、プラグインが必要となります。
そこで、メディアコーディネータが各学校を回って、理科の授業で使う教室用のコンピュータにプラグインのインストール作業を行っているわけです。
この作業も後一週間で終了予定です。

                          空き教室や理科室にずらりと並べられた授業用コンピュータ・・・
 

旭が丘小学校学校課訪問

本日は旭が丘小学校の学校課訪問でした。
本校の自慢は校地内にある雑木林で、平成16年度全国学校林活用部門で特選を受賞しています。この雑木林を活用して、子ども達は様々な体験を行い、環境を学んでいます。

雑木林を中島校長先生に案内していただきました。
  


全学級の授業を見せていただきました。算数でICTが活用されていました。
  第4学年算数 変わり方を見やすく表そう
 ICT活用指導力Bー2
折れ線グラフの書き方の徹底を図るために
、デジタルコンテンツを活用しています。
細かな目盛を全員で確認したり、何度も書き
やり直したり、様々なデータをすぐにグラフを表したりすることができます。

愛知県からの視察(平山中学校視察)

愛知県春日井市の小・中学校の教務主任の先生方が、平山中学校でICTを活用した授業をご覧になりました。

全国から注目を受けている日野市です。学期末試験目前にもかかわらず、お役に立てるなら、ということで、進んで日常の授業を公開して下さった平山中学校の先生方です。正留校長先生、石川副校長先生と行富教務主任(主幹教諭)が丁寧に説明してくださいました。

  
  
第2学年体育 バレーボール  ICT活用指導力Cー4
自分のパスやスパイク等のフォームを振り返って技術を向上させるために、スポーツミラーを活用しています。映像を見て、先生もアドバイスをしています。

  
 第2学年国語 聞く生活を考えよう   
ICT活用指導力Bー2・3 
課題をわかりやすく説明するために、
デジタル教科書を活用しました。
授業のまとめでは、目的に応じて聞くことが
できたか生徒の聞き取りメモを拡大して
確かめています。

 第1学年理科 水や栄養分を運ぶしくみ
 ICT活用指導力Bー2 
理科ねっとわーくのデジタル教材を
活用しています。
導管と師管のつくりを立体的に確かめ、
次時に行う観察の視点を明確にしています。

  
 授業参観後は、行富主幹教諭による
説明と質疑応答。
「ICT化に向けて実際に学校を動かす
中心は教務主任で、覚悟が必要です!」
 

平山中学校学校課訪問

本日は平山中学校の学校課訪問でした。

◆本校は、校務支援システム推進校です。積極的に校務の情報化に取り組んでいます。
すべての先生が、校務支援システムの週案簿(週ごとの指導計画)を活用しており、
毎日の振り返り(評価欄)も記録しています。
  
                              振り返り(評価欄)もぎっしり入力されている週案簿

保健室では、日々の保健日誌も校務支援システムで作成しています。
  「出席状況などの入力が、
保健日誌にも反映されるので
効率的です。」 

◆授業でのICT活用にも積極に取り組んでおり、全教科で「ICTを活用した年間授業計画」を作成しています。今年度は「ICTの効果的な活用のための授業デザイン力・指導力の向上」を研究テーマにしています。
  
第3学年 選択理科 大地がゆれる 
ICT活用指導力Bー3・4
地震が起こったときの様子や揺れの伝わり方
などの既習事項を復習するために、
理科ねっとわーくのデジタル教材を
使っています。
 
 第2学年 理科  感覚と運動のしくみ 
ICT活用指導力Bー3・4
収縮する筋肉のようすをわかりやすく
説明するために、理科ねっとわーくの
デジタル教材を使っています。

  
 第2学年 理科  電流とその利用 
ICT活用指導力Bー3・4
単元で使う押さえておきたい用語や記号を、Web上のコンテンツを参考にしながら
説明しています。

 
第3学年 学級活動 修学旅行に向けて ICT活用指導力Cー1 
修学旅行の行程を、Web上の情報(時刻表、観光案内、地図等)をもとにグループごとに検討しています。パソコン室以外でも、授業用のPCを集めてグループごとに使っています。無線LANであるため、いろいろな学習形態が可能です。
    
  

  
第3学年 選択英語 
ICT活用指導力Bー3 
単語の発音や読みの確認をし、
デジタル教科書を活用して
みんなで音読しています。 
第2学年 道徳 ともに生きる
ICT活用指導力Bー1・2 
今年度から始まった特別支援学校の生徒の
副籍制度にあわせて、VTRを視聴し、
共に生きることを考えています。
     

梅雨の中央公園

                                 市役所前の中央公園広場は、一面のシロツメグサです。
 

                                       雨の中にアジサイの花が一際目立ちます。
 

家庭・地域に働きかける重要性

★毎年、市内の全小・中学校で、「道徳授業地区公開講座」を実施しています。
道徳教育は学校の教育活動全体を通じて行っていますが、家庭・学校・地域社会の連携のもとで行う必要があるために、この道徳授業地区公開講座で道徳の時間を保護者、地域の方に公開し、一緒に考えていただく機会を設けています。日野市だけでなく都内の小・中学校全校で実施しています。

★★本日開催された平山小学校の「道徳授業地区公開講座」のテーマは、
「心の通うかかわり合いのできる子をめざして~正しい情報モラルの育成~」 でした。

日野市では、情報安全教育として、情報モラル面の指導と、情報安全・危機回避面に関する指導の両面を、各教科・領域で、情報を扱うすべての学習活動の中で取り上げて指導しています。特に、道徳の時間では、道徳的判断力の育成のもととなる心を耕したり、ルールを守ろうとする心情を高めています。

新学習指導要領でも、道徳の中に新たに以下のように情報モラルの指導が明記されました。
「児童・生徒の発達の段階や特性等を考慮し、道徳の内容との関連を踏まえ、情報モラルに関する指導に留意すること。」

人としてしてはいけないことや善悪の判断、基本的なしつけなどは、家庭、学校、地域との連携を図りながら繰り返し指導し、その徹底を図る必要があります。子どものネット上のトラブルを解決する策の一つは、子どもの心を育てることです。今後も豊かな心を育成する基盤となるように道徳の時間を位置づけ、子どもたちが思いやりの心をもって前向きに情報ツールを使えるような心を耕していかなければなりませんそれに加えて、ルール、情報安全・危機回避面に関する指導も必要です。これについては、各家庭の協力が不可欠です。避けて通れないネット上の現実を知ること、子どもの実態をよく捉えること、携帯電話の必要性等を話し合うこと、与えた場合の物理的なセキュリティ対策、使い方の約束等に責任をもつこと等、学校が積極的に働きかける効果を感じました。

本日は、平山小学校の「道徳授業地区公開講座」に参加させていただき、情報モラルや情報安全に関する話題を取り上げる重要性を実感しました。今年度は、市内の他の小・中学校でも、このようなテーマで「道徳授業地区公開講座」に取り組む学校が増えています・・・

★★★公開された全学級の授業は、すべてICTが活用されていました。
また、学年での共通学習や学級ごとの話し合いなど、学習場面に応じて、平山小ならではのオープンスペースも効果的に活用されていました。 ICT活用指導力Dー1・2・3・4
【D 情報モラルなどを指導する能力】
D-1 児童が発信する情報や情報社会での行動に責任を持ち、相手のことを考えた情報のやりとり
       ができるように指導する。
D-2 児童が情報社会の一員としてルールやマナーを守って、情報を集めたり発信したりできるよ
       うに指導する。
D-3 児童がインターネットなどを利用する際に、情報の正しさや安全性などを理解し、健康面に
       気をつけて活用できるように指導する。
D-4 児童がパスワードや自他の情報の大切さなど、情報セキュリティの基本的な知識を身につけ
       ことができるように指導する。 
  
第1学年「思いやり・親切」
「もらってうれしい手紙の
ことばは何ですか?
いやなことばは何ですか?」
 
 第2学年「思いやり」
「悪口が多くの人に見られると
その人がいやな思いをするから、
してはいけないことですね。」

  
 第3学年「節度・節制・自立」
「テレビゲームばかりしていると
どうなるの?
上手につきあうには
どうしたらいいでしょう。」

 第4学年「思いやり」
「写真を撮ったりするときは、
相手の気持ちを考えましょうね。」

 
 
第5学年「自由・規律」
「どうしてメールでうまく
伝わらなかったのでしょう。
見えなくても相手のことを
考えられるように・・・」 

 第6学年「自由・規律」
「携帯電話は本当に必要なの?
大人の人の意見も聞いてみましょう・・・」

  
わかくさ学級「自由・規律」
「テレビの見方を考えましょう」 

 
公開授業後は、児童代表、先生の代表、保護者の代表、地域の代表によるシンポジウムで、
道徳の授業を振り返りました。
  

シンポジウムの後は、警視庁八王子少年センターの井口由美子さんによる講演会でした。
子ども達が道徳的判断力をつける際の基礎・基本となる知識を伝えて下さいました。
  
  

遠くても日野市に来る価値が大きいから・・・

本日午後、台東区学校改革担当課の吉田正俊課長をはじめとする3人の方が来室されました。昨年11月にも訪問され、今回は2回目の訪問です。今年度9月から台東区内の小・中学校のモデル校で、校務支援システムの導入が決まったということでした。
導入目前であるため、研修の内容等やセキュリティの運用等、具体的な質問をたくさん受けました。


「都内と言えども遠いです。でも、遠くても日野から学ぶことはたくさんあり、価値が大きいからやってきました。」 と、吉田課長。

日野市が作り上げてきた校務支援システムの主要機能がいくつかの自治体に導入され、問い合わせの電話も多くなっています。
今後、東京都のICT化、校務の情報化はぐんと進みそうです。

4ヶ所同時にテレビ会議

午前中、推進室に来客がありました。日野のインタラクティブスタディの実践研究に興味をもたれた文京区のNPO法人の方です。そこで、4ヶ所のテレビ会議が実現しました。推進室と、信州大学の東原教授と、更埴市立埴生小学校元校長の宮原先生と教育センターコンピュータ室にいる職員です。

              こちら推進室の様子・・・


     画面は4分割。上段は教育センターと大学。    下段は、宮原先生と推進室。

宮原先生は校長時代、インタラクティブスタディによる算数の授業を継続して行い、基礎基本の徹底を図り、学力向上を図ったという実践をされました。

◆宮原先生の実践はこちらに紹介されています。
http://www.eri21.or.jp/econews/eco89.pdf

◆日野市の昨年度の実践もこちらに紹介されています
http://www.eri21.or.jp/econews/eco103.pdf

必要な情報は自らとる~教員免許の更新講習~

★平成21年4月から教員免許更新制が実施されます。
今年度は文部科学大臣が指定した「予備講習」を受講し、履修認定を受け、免許管理者に申請することにより、免許状更新講習の受講の免除の認定を受けることができます。

教員免許更新制について(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/index.htm   ←ここをクリック

日野市教育委員会では、夏季休業中に市内の明星大学で実施される「ネットワーク多摩加盟大学による教員免許更新予備講習の共同開催」を紹介し、希望する教員を一括申込しました。

教員免許更新制度(ネットワーク多摩)
http://www.nw-tama.jp/htm/service/target_detail.asp?t=8&n=35  ←ここをクリック

★★本日は、市内の明星大学が、新たに独立して来年度から開始される教員免許更新制に伴う本講習を実施するということを、担当の方が説明に来られました。そして、その講習について、どのような内容にしたらよいかという相談を受けました。現在、日野市教育委員会の実施している10年経験者研修をはじめとする教員研修の連携が話題になりました。ちなみに、文科省から示されている免許更新に伴う講習内容は次の通りです。
? 教育の最新事情に関する事項(12時間)
? 教科指導、生徒指導その他教育内容の充実に関する事項(18時間)


★★★ところで、この教員免許更新制のねらいは、その時々で教員として必要な資質能力が保持されるよう、定期的に最新の知識技能を身に付けることで、教員が自信と誇りを持って教壇に立ち、社会の尊敬と信頼を得ることを目指すものです。開設される講習は、一覧として文部科学省のWebサイトで情報提供し、選択しやすい形となるということです。今年度の予備講習は、全国で101の大学及び法人で開催され、一覧と講習の概要もすべて公表されています。

必修研修については、これまで、都や市から本人あてに詳細の通知がきていましたが、今回のように、通知を待つのではなく、自分から情報を主体的にとり、自分のニーズに合わせた研修の内容を、全国の好きな大学等から選ぶ形になったことが大きな違いです。

早くから情報を発信していると評判の大学の例(信州大学)
http://cert.shinshu-u.ac.jp/kmkk/   ←ここをクリック

21日(土)、政府広報オンラインで特集があるようです。
http://www.gov-online.go.jp/pr/media/radio/happy/index.html  ←ここをクリック

小学校の理科の授業を高めるための3つのポイント

潤徳小学校の校内研究にお邪魔しました。理科ねっとわーくのコンテンツを活用した3つの研究授業がありました。JSTの榊原博子先生と、教育センターの大澤先生も分科会の講師として参加してくださいました。

「理科ねっとわーくには、レベルの高いコンテンツやなかなか見ることのできない貴重なコンテンツも多くあります。探すには時間がかかりますが、どこかの単元で使えるものと出会えます。また、指導する側の手持ち資料としても使え、勉強になります。あわてて探すのではなく、時間が空いたときに継続してじっくり楽しんで探して下さい。」   と榊原先生。

今年度、日野市では、すべての小・中学校の理科の授業の充実を図ることを目指しています。小学校の教師は、必ずしも理科が得意ではなく、不安をもつことも多いようです。しかし、小学校の理科を教える教師としての専門性は、自然を見る専門性というよりは、むしろ子どもがどのように自然を見ているか、自然の事物・現象の正しい見方とのズレ等を瞬時に見抜く力であると思います。子どもの見方を見抜く力がないと、教師が設定した課題による形式的な問題解決学習になり、問いが本当に子どものものにならないまま授業が流れてしまいます。逆に、子どもがどのように自然を見ているのかを大切にして授業をデザインすると、子どもの問いが解決すべき課題となり、ごく自然に問題解決学習が展開されていきます。

小学校の理科の授業を高めるための3つのポイントとして、
・子どもが自然の事物・現象をどのように見ているかを見抜く力、
・授業をデザインする力、
・教える単元に関する教材研究の量
この3つの力が、理科の授業の質を高めることにつながると考えます。

  
第3学年理科「こん虫をしらべよう」 ICT活用指導力B-2・3
一人一人の児童が見つけた虫の特徴をとらえて分類し、コンテンツで「昆虫」の説明を見た後に、自分の見つけた虫が昆虫であるかどうかを調べる学習活動。

  
第5学年理科「天気の変化」 ICT活用指導力B-2・3 C-1
今まで連日観測してきた天気の変わり方をコンテンツで確認し、必要な情報をそろえて明日の天気を予想する学習活動。

  
第6学年理科「植物の葉と日光」 ICT活用指導力C-3
ジャガイモの葉に日光が当たると本当にデンプンができるのか、二酸化炭素も関係あるのかなど、グループで追究してきた課題の実験結果を発表し、共有する学習活動。

東光寺小学校学校課訪問

東光寺小学校の学校課訪問を行いました。
本校は、日本の伝統文化理解教育に取り組んでいる研究課題校です。
今年度は、市内の学校の先頭を切り、地域の方々の力を借りながら校庭の芝生化に取り組んでいきます。

    校庭の芝生化の準備工事が始まりました。

週案簿(週ごとの指導計画)は、全員の先生が評価欄を入力するなど、校務支援システムがうまく活用されていました。


参観させていただいた授業のうち、以下の3つの学級で、ICTが活用されていました。
  
第4学年国語「漢字の広場」
ICT活用指導力Bー3
教科書を拡大提示して確認しています。   
 第3学年国語「わかりやすく書こう」
ICT活用指導力Bー2
作文の題材として、教師が発見した例を
画像で紹介しています。

  
第6学年総合的な学習の時間
「日光移動教室」 ICT活用指導力Bー3  
子ども達が調べたことを伝えています。 
 

科学への好奇心と探究心

本日午後、JST(科学技術振興機構)メディア課の方が来室されました。JSTでは、「科学ナビ」という科学系コミュニティサイトを開設しています。今日は、子どもたちの科学的なコミュニケーションを深めることについての相談を受けました。子どもたちが科学への好奇心と探究心をもつきっかけとなるようなサイトは結構たくさんあります。きちんと管理された中で、子どもたちが安心して科学の発見や驚き、疑問を交流していけるような場を設けるのはいいことだと思います。時には専門家も登場して話題を提供すると、もっと子どもたちの科学する心もくすぐられるのではないか、そんな話題になりました。
  日野市について次のような感想を
  いただきました。

「日野市はすごいですね。
 どの学校もすばらしい更新率です。
科学や理科に関係するような
発信も多く見られます。
「科学ナビ特派員制度」に日野市からぜひ
募集してほしいです。」

環境月間(つばめのくるまち)

6月は環境月間。自然環境の保全や環境情報センターでの事業など、環境に関するさまざまな取組が行われています。

市役所の1階では、「ツバメのくるまちシール」平成20年度応募作品原画展が行われています。一枚一枚の応募作品には、メッセージが書かれてあり、子どもたちの思いが伝わってきます。

「ツバメのくる町 日野市が、日の光に照らされているようすをえがきました。
   ツバメがくるようなこの緑の多い日野市がずっと守られるように願いをこめました。」
「家族を大切にしよう という思いから、この作品をかきました。」
「太陽に向かうツバメのようなイメージで描きました。太陽に向かうように、
   日野市に来てくれるといいなーと思いました。」
 

ひのっ子エコアクション担当者会議

日野市では、「みどりの大地 青い地球を いつまでも」を今年のテーマとして掲げ、
重点施策「ふだん着でCO2をへらそう」事業に取り組んでいます。
学校でも、ひのっ子エコアクションに取り組んでいます。

今日は、担当者連絡会が実施され、各校の取組例として、日野第一中学校と日野第七小学校の取組例が紹介されました。


日野第一中学校は、昨年度の「緑のカーテン」の事例が紹介されました。
今年度は規模を4倍に拡大して取り組んでいます。
6月1日に、生徒や先生方、地域の皆さんと行政関係者とで行ったネットはりの様子は、
同日の日野第一中学校Webサイトでも紹介されています。

また、日野第七小学校の取組は、当サイトで、3月14日にも掲載しています。

  モミジヒルガオの苗
  
昨年度の取組の様子をスライドショーで紹介

PTA研修会の資料がダウンロードできます

◆昨日の第2回PTA研修会で用いたプレゼンテーションを、資料として掲載しました。
 ←画像をクリックするとダウンロードできます。

◆上記の資料の中の「子どもをネット上のトラブルから守るために」の部分のみ取り出しました。ご活用下さい。

> ←画像をクリックするとダウンロードできます。

◆特別支援教育のリーフレットも掲載しました。

 ←画像をクリックするとダウンロードできます。

第2回PTA研修会

日野市立小中学校PTA協議会(市内の小・中学校のPTA役員の方々)が三沢中学校に集まり、午後1時より研修会が実施されました。
 

会場となった食堂には約150人の方々が集まりました。市P協のみなさんは、日頃より各学校の教育活動に理解と協力をいただいている大変頼もしい存在です。

研修内容は、次の4つです。
(1)これからのPTA活動のあり方を考える~PTAと市P協の役割と方向性(浜屋会長)
(2)学校教育基本構想作成について(栗原教育部長)
(3)日野市の特別支援教育について(特別支援教育推進チーム職員)
(4)日野市のICT活用教育について(ICT活用教育推進室長)

  
「子ども達の実態をよく理解するために
本やWebから情報収集を・・」

 「9月~10月、パブリックコメントを
求めます。ご意見を・・」

  
 「特別な支援を要する子どもへの
理解と学級での協力体制を・・」
 「子ども達を、ネット上のトラブルから
守るための5カ条」

市が重点においている施策について理解を深めたいというご依頼で、大変有り難い機会をいただました。昨年度も、情報安全教育の研修会と講演会を合同開催して下さったり、広報「かがやき」でICT活用教育の特集を組んで下さったりしました。この「かがやき」は、担当者の熱意と努力により、毎号の特集記事が高く評価され、平成19年度社団法人東京都小学校PTA協議会の広報誌コンクール応募し、P連の奨励賞を受賞したということです。

ICT活用教育でお話しさせていただいたことは3点です。
・日野市の先生方はがんばっています
・授業が変わり、子ども達の力がつきます
・子ども達を、ネット上のトラブルから守るために・・・

緑と清流の季節

市内のいくつかの学校では、プール開きが行われました。
5月からずっと雨や曇りの日が多く続いていましたが、久しぶりによく晴れた天気です。


朝、まぶしい新緑の中にくっきりと見えた富士山。一ヶ月前に比べて雪が少なくなりました。


一番橋から見る浅川の流れ。太陽の光に輝きながらゆったりと豊かに流れています。
上流方面に見えるはずの富士山は、霞の中へ消えてしまいました。


      泳いでいる魚が見えます。緑と清流のすてきなまちであることを実感します。

新宿区教育委員会視察

新宿区教育委員会から上原一夫教育指導課長をはじめとする6人の方が、視察に来られました。
教員1人一台のコンピュータ配備にあたって、日野市の取組を参考にしたいとのことでした。
ICT環境整備のこと、前提となるセキュリティ対策のこと、校務支援システムのことをざっと紹介させていただきました。

               市役所の会議室で

推進室から、日野第三中学校に場所を移して、具体的な学校の状況をご覧になりました。
学校では、副校長、教務担当主幹教諭、昨年度の研究主任が熱心に説明してくださいました。
 

視察を終えて、他課と連携を図る要となる組織(推進室)の存在と、
学校の工夫した運用に感動したという感想をいただきました。

ICTに関する一般質問

◆昨日受けた一般質問の2つ目は、日野市の学校教育が向かう方向性について、「ICT活用教育の現状と今後」です。
以下、答弁内容です。

◇一昨年度から新たに実施されている、文部科学省の基準、5観点18項目からなる教員のIC
    T活用指導力調査の結果によると、この2年間で、日野市の小・中学校の教員のICTを活用
    する能力は飛躍的に伸びています。従来の授業に比べて、ICTを活用し工夫した授業は、子
    どもたちの集中力と意欲が格段に高まることを、教員は皆、実感しているところです。これ
    は、コンピュータや校内LAN等の物的環境整備に加えて、ICT活用教育推進室の設立やメ
    ディアコーディネータ制度の導入等、人的な環境整備にも必要な予算を投入したことによりま
    す。この先進的な取組が評価され、日野市の学校のICTサポート体制については、近々文部
    科学省から出される報告書にも紹介されることになっています。基盤整備に続く日野市の次な
    る目標は、定着と活用です。今年度は、次の3点に重点をおいていきます。1つ目は教科にお
    ける本格的なICT活用による授業の質の向上。2つ目は、校務の効率化。3つ目は学校We
    bサイトの積極的な発信による見える学校づくりです。なお、昨今、ネット上のいろいろなト
    ラブルが問題になっているところですが、今後も家庭との連携を図りながら情報安全教育にも
    力を入れていきます。

有害サイトの対応についての一般質問

本日の平成20年度第2回定例会一般質問で、ICTに関連した2つの質問を受けました。

◆まず、「有害サイトから子どもたちを守ろう」という質問です。以下、答弁内容です。

◇まず1つ目に、携帯電話の利用実態と、相談事例についてのご質問です。
 市内のある中学校の調査によると男子の携帯所持率は47%、女子は73%、合計は60%で
    した。先月は、教員が生徒から相談され、市内の複数の中学校でチェーンメールが出回ってい
    るという事態がわかりました。このメールは小学生にも回っていました。学校からの情報を得
    て、教育委員会ではさっそく教員向けにチェーンメールの回避方法を特集したICT活用NE
    WSを発行し、各学校で活用してもらいました。チェーンメールは、どこで止まったかを調べ
    ることはできないので止める勇気をもつことが大切です。また、迷惑メールの転送先も用意さ
    れています。このことを教える必要があります。その他、プロフというプロフィールサイトに
    誹謗中傷を書き込まれたという相談を受けて、教員が関係する子どもたちを指導し、さらなる
    トラブルを未然に防ぐことができた事例もあります。また、サイトに書き込まれた誹謗中傷の
    相談を受け、教員が本人に代わって削除を依頼した事例もあります。いずれも中学校での事例
    です。

◇2つ目に、有害サイトに関する安全指導についてのご質問です。
 文部科学省から示された「教員のICT活用指導力基準」の1つが「情報モラルなどを指導す
    る能力」です。この内容は大きく2つに分けられます。1つは、情報社会における正しい判断
    や望ましい態度を育てること。相手の立場に立って思いやりのある行動をとることはこれまで
    も道徳教育として行われてきましたが、ネットワークでのコミュニケーションでも同じです。
    2つ目は、情報社会で安全に生活するための危険回避方法やセキュリティの知識・技能などで
    す。日野市では、これらの指導を情報安全教育として、道徳や総合的な学習の時間に小・中全
    校で実施しております。議員ご指摘の有害サイトに関する安全指導もこれに含まれます。この
    情報安全教育の実施に向けて、一昨年度から毎年教員研修を実施しております。指導に活用で
    きるよう、全校にコンテンツも導入しています。また、情報安全教育は、学校での指導だけで
    は限界があり、保護者による家庭での指導が不可欠です。セーフティ教室等で、教師と子ど
    も、保護者が一緒にネット上のコミュニケーションについて学ぶ機会を設けている学校も多く
    あります。今後とも、家庭との連携を図りながら、情報安全教育への理解を深めていきたいと
    考えています。

◇3つ目に、学校裏サイト対応の研修についてのご質問です。
 先月末、情報安全教育の研修会を実施しました。講師はネットいじめの被害にあった子どもた
    ちやその親からの相談に応じている著名な専門家です。この研修は、ネット上のいじめの実態
    を知り、対応できる教員を増やし、知識不足によって子どもたちが追い込まれることのないよ
    うにすることを目的として行いました。研修では、学校裏サイトを中心に、プロフやチェーン
    メール、なりすましメールの実態とその対処法について学びました。学校裏サイトは、校名が
    ついていないために検索が難しく、教員が見つけようとしても困難なことが多いのが実態で
    す。また、掲示板にパスワードを設定して部外者が入れないような密室空間となっている場合
    も多くあり、閉ざされた中で有害な情報を発信し、いじめが横行している可能性があります。 
     このような現状において子どもたちをネット上の危険から守るためには、何より子どもたちの
    心をしっかりつかんでおくことが大切であると考えます。研修を通して、危機回避方法の指導
    を行うとともに、ネット上のルールやモラルについての指導も行うように推進しています。

◇最後に、ネット上の危険から守るための保護者への働きかけというご質問についてです。
 ネット上のトラブルが広がった背景は、子どもの携帯電話の普及率の高さと高機能性があげら
    れます。今や子どもたちにとって、携帯電話は伝達手段だけでなく、いつでもどこでもつなが
    るネット端末になっています。そこで、子どもに携帯電話を使わせる際のルールや、物理的な
    制限をかける必要があります。ノーガードのまま使わせていること自体が危険にさらされてい
    ることになります。たとえば、なりすましメールは、携帯電話の拒否設定の機能を使えば、受
    信しなくてすみます。フィルタリング機能をかけることで、有害サイトや学校裏サイト等にア
    クセスできないよう制限をかけることができます。また、携帯電話を使う際の子どもの様子を
    つかんでいれば、いじめ等に遭ったときの子どもの心のSOSにも気付くことができます。
    これらのことを、家庭に啓発するために、教育委員会では、昨年度末の夜に、情報安全教育の
    講演会を開催しました。また、家庭教育学級の研修テーマにも、取り上げていただきました。
    PTAの方々の集まる会でもお話させていただいているところです。今後も、教師と子ども、
    保護者が一緒になってネット上のコミュニケーションを学べるような機会を設けるよう、各学
    校に働きかけるとともに、教育広報紙等でも啓発していきたいと考えています。

見て 撮って 伝える 《相手に効果的に伝わる手段としてのICT活用》

東光寺小学校で、新聞記者による授業が行われました。
4年生の国語「新聞をつくる」という単元で、前時に、「お気に入りの場所」と「学校紹介」というテーマで撮影してきた写真のなかから、記事に使うものを選択する活動でした。

写真を選ぶポイントは「何を伝えるか」。自分の書きたい記事に、よりふさわしい写真を選ぶことです。さすがにメディアのプロの指導です。子どもの発想(行動)を受けとめながらも、児童の選んだ写真が書きたい記事に通用するのか、瞬時に見抜いて指導にあたってくださいました。
      

「木の写真一つにしても、木全体を撮るのと、樹や枝を拡大して撮るのでは、
    見え方が違うよね。」
「ズームや角度によって、知らせたいことが異なってくるね。何を知らせたいの?」

New Education Expo 2008 in 東京

先週末は、「New Education Expo 2008 in 東京」が開かれました。
文部科学省初等中等教育局の安藤慶明参事官が、「先導的ICTの活用と教育の情報化の推進」というセミナーで、日野市の取組を紹介されました。

同時開催された「JST理数大好きシンポジウムin東京」では、科学技術・理科教育用デジタル教材活用共同研究の研究事例報告が行われました。
日野市の先輩に当たる地域の理科ねっとわーくを活用した実践事例が報告されました。

平山小学校の新校舎落成記念式典

平山小学校の新校舎落成記念式典が行われました。
本校は、この4月から新校舎での学校生活が始まっています。平成18年4月、旧平山小学校と旧平山台小学校とが統合して現在の平山小学校となってから2年間、旧平山台小学校の校舎を使用している間に、現在の新校舎の改築を進めてきました。新校舎は、オープンスペースの教室、図書室とコンピュータ室が隣り合わせのメディアセンター、バリアフリー、屋上の緑化等、最先端であり、人に優しく環境に配慮したつくりになっています。本校は、「コミュニティ・スクール」として、地域に根ざした新しいタイプの公立小学校を目指しています。


         
              田口直教育委員長のご挨拶

実践から学ぶ(ひのっ子教育21開発委員会)

昨日は、第3回ひのっ子教育21開発委員会が教育センターで開催されました。
日野第一中学校の永島教諭の授業実践(ビデオ)から学び合い、今後の自分の授業実践に向けて指導案作成を行いました。
  
 永島教諭の実践ビデオを視聴

 授業者のねらいを聞く

  
実践から学んだことを発表

 東原教授のご指導

今後、開発委員会の先生方が、それぞれの実践を、当室のWebサイトの「ICT活用授業記録理科ねっとわーくコーナー」から発信していきます。
デジタルコンテンツを活用した授業のポイントは、ただ見せるのではなく、
(1)コンテンツを使う目的をはっきりさせること
(2)どのような場面で使うと効果的なのか検討すること
(3)どのように見せる(どのような発問をする)と効果的なのかを検討することが大切です。
これらのことを通して、理科の授業の質の向上をめざします。

理科教育に関する一般質問

平成20年度第2回定例会開催中です。
本日より一般質問が始まっています。
教育関係では、22人中16人、41件中17件の一般質問通告がありました。

◆本日は、ICTと関連して理科教育についての質問がありました。
新学習指導要領のポイントの一つである理数教育の充実、特に理科教育を充実させるための市教委の取組についてです。

以下答弁内容です。

◇理科教育は、今回の学習指導要領の改訂における主な改善事項の一つとして扱われており、
    充実が図られています。この背景には、国際調査等の結果から、我が国の子どもの理科学習
    に対する意欲が低いことや科学的な思考力や表現力が十分ではない状況にあること等の課題
    があります。日野市教育委員会では、理科教育の充実に重点をおくこととし、昨年度から小
    学校に理科支援員を配置したところですが、今年度はさらに拡大して全校に配置しました。
    また、平成18・19年度は、三沢台小学校において、国の指定を受け、理科の実践研究を
    深めてきたところです。これに加えて、今年度は次の2つのことに取り組みます。一つはJ
    ST(科学技術振興機構)の「平成20年度実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究」
    です。全国10地域のうちの1つとして採択されましたので、この実践研究に取り組むべく
    今回の補正予算にも計上したところです。この研究は、市内の各小中学校全校から理科担当
    の代表教員を「ひのっ子教育21開発委員会」に選出し、専門家の助言を得ながら、従来の
    実験・観察指導に加えデジタル教材を活用することで、指導力を向上させるものです。
    もう一つは、教育センターの調査研究に理科教育の推進に関する研究を立ち上げたことで
    す。教員の理科指導力の向上策とともに、理科教育の充実を図るための環境整備や理科支援
    員の活用等のあり方について調査研究を進めていきます。これらの取組も含めて、日野市の
    子どもたちが理科好きになり、科学に興味をもち、科学的な目で考えることができるように
    理科教育の推進を図っていきたいと考えています。

評価を学び合う中教研理科部会

本日は中教研の日。
理科部会では、評価の学習会が行われました。
校務支援システムの成績管理を通して、理科の観点別評価基準の設定や評定の方法などの研修を行いました。  講師は部員。互いに学び合う中学校の先生方です。
 

子どもとかかわるのが大好き(メディアコーディネータ)

日野第六小学校から、メディアコーディネータの派遣要請を受け、授業支援を行いました。
授業支援を実施するにあたっては、事前の打ち合わせの訪問も欠かせません。
今回は、児童にとって初めてローマ字入力に挑戦するということで、ティームティーチングを依頼されました。

子ども達とかかわるのが大好きなメディアコーディネータです。
今日は2人が訪問し、はりきって一人一人の子ども達の学習指導にあたりました。

推進室にもどってきたメディアコーディネータの感想・・・
「楽しかったです。子どもは本当にかわいい。小学校・中学校の授業支援で効果があがるように、力をつけていきたいです。」
 
                               第3学年総合的な学習の時間「名刺をつくろう」 ICT活用指導力C-3

理科ねっとわーくが使いやすくなります

平成20年度実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究」に採択されたことに伴い、日野市では市内の小・中学校で理科を教えるすべての先生が理科ねっとわーくの利用者登録を行いました。
  市内の小学校の先生の
「利用者登録申請書」の確認作業中。
400人以上もの登録数なので
なかなか大変です。
(中学校の先生方はすでに個人で登録済)

さっそく、情報システム課に協力していただき、市内の学校で活用できる環境を整える作業を行いました。
これで、市のサーバーから市内のすべての学校にデジタル教材が配信できるようになります。
  今回もまた、情報システム課の
職員が大活躍。
デジタル教材を再生するにあたって、
必要となるプラグインについても調査中。

保育園の先生方への研修

特別支援教育」、「幼保・小・中の連携教育」は、日野市教育委員会の重点施策です。
幼稚園や保育園、小学校等での園児や児童の様子、進めてきた指導等について、「就学支援シート」と「進学支援シート」を用いて、小学校や中学校に引き継いでいきます。
小学校や中学校では、シートに書かれた内容を入学時の指導に生かし、また、保護者ともスムーズな連携を図って、入学後の相談を進めやすくしています。
このことについて、今日の夕方、市内の市立保育園と私立保育園の先生たちに集まっていただき、指導主事が講師となって、研修会を行いました。

授業力の向上を目指す2.3年次教員

日野市教育委員会が2・3年次教員研修を実施してから5年目を迎えました。
この研修は、授業力の向上をねらったものです。
内容は以下の通りです。

(1)1学期に自らが自分の授業をビデオに撮って授業分析を行い、改善策を立てます。
(2)夏季休業中の研修では、そのビデオを持ち寄って視聴し、グループで相互評価しながら
           改善策を見直します。
(3)それを踏まえて2学期には、授業改善の実践を行います。
(4)この1年間の取組をティーチング・ポートフォリオとして記録し、自らを振り返りなが
           ら授業力を高めていきます。

また、若手教員の授業の改善のためには、何より校内体制が重要であることから、本市で今までも重視してきた校内での授業研究会を活性化し、互いに授業を見合い、改善していく学び合いの風土づくりを推進していきたいと考えています。

学校組織マネジメント研修?(主幹教諭研修)

学校評価システムを確実に機能させるためには、主幹教諭のミドルリーダーとしての役割が重要になってきます。そこで、学校経営計画(評価計画)の作成について研修を行いました。

学校の重点目標を実現する具体化方策について、取組指標、成果指標はどう設定すべきかをグループで話し合い、発表しました。
 
 

帝京大学の先生による視察

帝京大学の星野昌治准教授と、中田正弘准教授が推進室にお見えになりました。
ICTを活用した授業をご覧になりたいということでしたので、市内の潤徳小学校をご案内しました。授業の様子は、映像で教員を目指す学生に見せ、これからの教員に必修であるICT活用指導力について学ばせるのだそうです。
  
理科:デジタルコンテンツの活用
ICT活用指導力Bー2 
 総合的な学習の時間:友達のノートを見て学ぶ(スタディノートで表現・意見交換)
ICT活用指導力Cー3

  
 家庭科:玉結びについて、演示している
教師の手元を書画カメラカメラで拡大提示
ICT活用指導力Bー3
 

南平小学校教育委員会訪問

南平小学校の教育委員会訪問を行いました。
本校は敷地内に田んぼのある学校です。
昨年度は100kg近い米の収穫があったということです。
  
 来月に、近隣の農家の方の指導を
受けながら田植えが行われます。
湧水が田んぼの周りを潤します。 

全学級の授業を参観しました。ICTを活用した授業が2つありました。
  
第4学年算数「わり算のひっ算」
ICT活用指導力C-4
インタラクティブスタディを
使った個別学習です。
先生は、教師用画面を見て、
子どもたち一人一人の理解状況を
把握します。
“先生を呼びなさい”の画面になっている
子どものところに行って
個別指導しています。 
 第5学年理科「植物の発芽」
ICT活用指導力B-3
実験の手順と結果を拡大して
実演し、確かめています。
画像はヨウ素デンプン反応の様子です。

日野第六小学校学校課訪問

日野第六小学校の学校課訪問を行いました。
本校自慢のおたまが池は、昨年度学校ビオトープ・コンクールで銅賞をとりました。
本校は今年度の日野市教育委員会の研究奨励校で、「健やかな心を体をつくる児童の育成」というテーマで食育の研究を行っています。


全学級の授業を参観しました。
ICTを活用した授業が各学年で行われていました。
  
 第1学年国語「ともだち ひらがな」
ICT活用指導力B-3
ひらがなの書き順を、Web上の
コンテンツを使ってみんなで
確かめています。

 第2学年国語「たんぽぽのちえ」
ICT活用指導力B-4
今まで学習してきたたんぽぽの知恵を、
実際にWeb上のコンテンツで確かめて
います。(たんぽぽの微速度撮影映像)

  
 第3学年理科「チョウを育てよう」
ICT活用指導力B-1
デジタルコンテンツの動画を見て、
飼育しているカイコガの成長過程に
関心を深めています。
この後、教室で実物を見ながら
観察カードをかきます。

 第4学年社会「都道府県を覚えよう」
ICT活用指導力B-1 C-4
自作の教材「都道府県スリーヒントゲーム」を提示して関心・意欲を高めた後、
Web上のコンテンツで都道府県あわせの
パズルに取り組む学習活動です。

  
 第5学年理科「天気の変化」
ICT活用指導力B-1
日常生活において天気の変わり方は、
いろいろな気象情報を使って
調べられることを確かめています。
 第6学年理科「ものの燃え方と空気」
ICT活用指導力B-3
ビデオで拡大して実演し、実験の手順
(水上置換法)をわかりやすく
示しています。

日野市のセキュリティ、安全対策が新聞で紹介

最近、都内でも、教員が持ち帰ったUSBなどの記録媒体が紛失する事故が続いています。
先日、日本教育新聞の記者が取材に来られ、その時の記事が掲載されました。
ICTセキュリティカード、暗号化USB、セキュリティポリシーによる情報資産の分類と運用、教員研修、専門家によるセキュリティ運用状況の現場指導等の本市の取組が紹介されました。
今後も、「一人が破れば全滅」という危機管理意識を常にもって運用するように働きかけていきたいと考えています。

日野市の関係する記事は、市政図書室で、毎週一覧にしてエレベータの中に張り出されます。
今回も掲載されました。

インタラクティブスタディを全小学校で積極的に活用するために

昨年度の「ひのっ子21開発委員会(小学校部会)」の研究は、今年度、ICT活用研究委員会の算数実践部会として再構成されました。昨年度の成果は、当サイトの「情報宝箱」にも掲載しています。本年度は、市内の全小学校の算数の授業で、一人一人の理解度に応じてコンピュータで進めるインタラクティブスタディの教材を活用し、子どもたちに確実な学力をつけることを目指します。

ネットいじめの実態とその対処方法

◆午後、情報安全教育研修会を実施しました。
テーマは「ネットいじめの実態とその対処方法」です。講師は、全国Webカウンセリング協議会理事長で、心理療法カウンセラーの安川雅史先生です。安川先生は、全国を回って学校や保護者に現在のいじめ問題や不登校問題の講演会を行っておられます。先月は、衆議院の「青少年問題に関する特別委員会」で、ネット上の有害情報から子ども達を守るための対策について検討する際に参考人としても出席されています。
本日の研修会に、教育部長と推進室の職員も参加しました。


◆講義では、子どもたち自身が立ち上げた「学校裏サイト」というインターネット上の掲示板や、「プロフ」と呼ばれる無料でできる自己紹介サイトの他「チェーンメール」や「なりすましメール」など、携帯電話やネット上のトラブルの実態とその対処法についてご指導いただきました。あわせて、学校は、いじめ・不登校問題に対して何をすべきなのか、また家庭では何をすべきなのかをご指導いただきました。    安川先生の次の言葉が大変印象的でした。
・見なければすむ、知らなければすむ、という問題ではない。放っておくのが一番いけない。
・子どものSOSのサインを見逃さない。いじめに遭っている子には必ず変化がある。
  (身体的にも)学校と保護者のすばやい対応が早期解決につながります。
     改めて、家庭との連携の必要性を感じました。

先生方に、子ども達を安心させる、やわらかい表情づくりのアドバイスもいただきました。

管理職ICT活用研修

◆毎年実施している管理職ICT活用研修。今年で3回目です。初年度より信州大学の東原教授にご指導いただいています。


◆今年度の研修内容は次の2つです。

(1)校務支援システムの積極的な活用について
来月より新たに文書管理機能が追加されますので、まずは、校長先生方に見ていただきました。これにより、文書の流れをスムーズにし、校務の効率化を図りたいと考えています。また、校務の情報化、校務支援システムの活用については、日野市の取組(撮影:潤徳小、日野第三中、平山中)が教員養成を行うためのモジュール型コア教材になりましたので、東原教授より完成間近のコンテンツを紹介していただきました。


(2)教員のICT活用指導力の向上について
3月の文科省の調査、及び転入者研修で実施した転入教員の調査結果から、現時点での日野市の実態がまとまりました。  この結果は当サイトにも掲載しています。


各学校ごとに結果を分析し、グループで話し合いながら対策を考えて、
発表していただきました。
 
 

研修の最後に、テレビ会議で、信州大学附属松本中学校の公開授業の様子を見せていただきました。距離を超えて、授業参観しながらリアルタイムの協議を行うことができ、新しい形の研究授業協議会の可能性を感じました。


◆日野市はICT活用教育3年目を迎えました。
各学校では、校長先生のリーダシップのもとに、校内のICT活用教育推進体制を確立しながら進めてきました。基盤整備に続く日野市の次なる目標は、定着と活用です。今年度は次のことを目標に進めていきます。
・教科における本格的なICT活用による授業の質の向上。
・学校Webサイトの積極的な発信による見える学校づくりです。