過去の推進室情報 2007年

推進室情報 2007年

NHK教育番組撮影風景

夏休みにNHK教育で,ICT活用に関する教員(特にこれから始める人)向けの番組が放送されることになりました。
5回シリーズの30分番組だそうです。
「日野市の小学校で、校務の情報化について取材したい」という依頼をいただき、本市の「校務支援システム活用推進校」である潤徳小学校で、昨日に引き続き今日も撮影が行われます。
放映されるのは8月3日(金)です。
 
若手教員の一日を、校務の情報化                 他の学年もコンピュータ室で学習中。
という視点から追いかけています。                   自ら情報を収集する学習です。 
 
 職員室(データ化により、机上の文書             他学年の先生にもインタビュー(「低学年の授
も整理されはじめました)                                業が分かりやすく変わりました!」)
 
メディアコーディネータをよんで学年会。コン      共有データを見ながらの夕会風景。「掲示板
ピュータを活用した算数の個別学習を計画。     を見ておいてください。」

★<学年主任の先生方のインタビューから・・・>

キーワードは「質の向上」・「コミュニケーションの深まり」であると感じました。
新しいシステムを積極的に受け入れ、がんばってこられた先生方ならではの感想です。

・何もかもコンピュータでやっているわけではない。先生方のコミュニケーションが薄くなったのではない。その逆。
・コンピュータがあるからこそ情報の共有が密になり、共通理解ができ、その上にたって話し合える。
・週案や通知票の所見など、若い先生は積極的にどんどん同僚や先輩のものを見て学んで欲しいと思う。校務支援システムでそれが可能になった。
・機器の操作は若い先生から教えてもらえる。
・一人の先生が作った教材をみんなで共有した。みんなで提供しあえる。
・教材も校務もデータ化しておくと、それを使うときに、よりよいもの、質の高いものにしていける。
・コンピュータの活用で授業も効率的になる。見せればわかることでよけいな時間を使わない。
・一斉指導での限界もコンピュータの活用で解決できる。
・見えないところでセキュリティが守られているから安心して活用できる。
・今の環境から異動したときに心配。

東光寺小学校学校課訪問

昨日は、東光寺小学校の学校課訪問でした。
 

正面玄関の前の壁には、子ども達の活動の様子を写した画像ががずらりと並んでいます。
日野市では、昨年度からすべての学校で「ひのっ子エコアクション」に取り組んでいます。本校は、早くから環境を守る省エネ、省資源のための教育に取り組んできました。
★教育の質の向上を目指した校務のICT化
 週案簿による時数管理と指導の記録が徹底されていました。校内の先生方全員が、校務支援システムの「時数・週案機能」を活用しています。
 
計画通りに授業がすすんだかどうか、評価欄もぎっしり入力されています。

校長先生と副校長先生は、すべての先生方の週案簿にコメントを入力されています

★授業でのICT活用

5時間目の研究授業は第3学年の社会科「わたしたちの東光寺」でした。
日野宮神社の“うなぎ伝説:昔、多摩川で洪水があったとき、うなぎが水を防いで守ってくれた”について、ウナギを食べない地域の人々の思いや願いについて考える授業です。

ICTも活用されていました。
活用の仕方は、教師のICT活用指導力基準表のBー3(教師がわかりやすく説明し、児童の理解を深める)。
洪水の話題が出た時に、プロジェクターで実際の画像を大きく提示し、洪水の被害について、わかりやすく説明していました。
 
協議会ではICTの活用にかかわる意見や感想も多く出されました。
・授業の冒頭に、課題について児童が調べてきたことを、資料として発表させてもよかったのではないか。
 →C-1児童がインターネットで情報を収集したり選択したりする
      ・・・実際に、その情報をプリントアウトして持ってきた子もいました。
 →Cー3児童が調べてきた情報を表現し、わかりやすく発表する
     ・・・・ノートや紙にまとめたものを拡大する、コンピュータでまとめる(Cー2)
・調べてそれで終わり、という活動が多いが、本当はそこから学び合いが生まれるのではないか。
     ・・・スタディノートでまとめ、自分なりの考えをお互いに交流し、学び合う活動に発展させる
・昨年度までの児童が調べてまとめた作品も参考になる。
 児童の意見をまとめた教師の板書をデジタルカメラで記録し、プリントにしてノートに貼らせていたが、一人ひとりの子ども自身の学習の記録(ポートフォリオ)も大切ではないか。
     ・・・コンピュータやデジタルカメラで児童の作品、学習状況などを管理(Aー4)
 

校務の情報化は教育の質を高めること

取材の依頼も兼ねて、校務支援システム活用推進校である潤徳小学校にお邪魔してきました。
昨年11月に導入されたグループウェア機能に続いて、4月に開発し導入された新しい機能(時数・週案機能、成績管理機能、ひのっ子宝箱)も、「とにかく使ってみよう」とフルに活用されています。

校務支援システムの導入で、果たして仕事が便利になっているのか、校務が効率化しているのか・・という問いに対して、
先生方が次のように答えておられたのが印象的でした。

「毎日の出欠調べの入力が、そのまま通知表などに反映されるのはすごいと思う。」

「データ化するより、紙で書いた方が早いと感じることもある。でも、そのデータを処理したり、蓄積したりするなど、後のことを考えれば、便利だと思う。」

(若手の先生)「先輩の先生の週案簿を見て学べるのがいい。通知表の所見も参考になる。」
(ベテランの先生)「自分も若い頃、見せてもらいたかったという経験がある。でも頼むことが難しかった。その点、情報を共有できるのはいいことだ。」

「確かに校務のスピードが高まった。今までのようにのんびりではない。しかし、今まではこれでいいやと思って妥協していたことも、完璧に近づける。いくらでもよくすることができる。・・・だから忙しさは変わらない。効率的になると言うより、むしろ、質が高まると言った方がいいのではないか・・・・教材研究などもいくらでも深めることができる。」

発想の転換(ペーパーレス職員会議から)

市内の学校でペーパーレス職員会議が始まりました。
このことが学校のWebサイトでも紹介されています。
大坂上中学校のキーワードは「慣れが大事」
滝合小学校のキーワードは「環境への負荷軽減、文書管理の負担軽減」
両校とも職員会議にかかる時間は短縮されているようです。

その他にも、「朝会での発言はプリントを配布せず、予め掲示板に掲載されていている内容のもののみ」というルールを作って短時間に終わらせている学校もあります。

「必要な情報を紙で配布せず、保存してある場所で、その情報を取り出して見てもらう」。
しかも、「その情報をその時に見るのではなく、前もって見ておくこと」が徹底されると、これは相当の時間、短縮されることが予想されます。

とは言うものの、これには大変な意識改革が必要です。
今までのやり方を変えることには多くの不安が付いてきます。

・・・・それでも考えているだけでは何も変わりません。
「とにかくやってみる。第一歩を踏み出してみる」
という前向きな発想、決断からすべてが始まっていきます。

推進室は、できるだけ先生方の不安を取り除くことができるようにサポートしていきたいと考えています。

質の高い教育討議

昨日午後、ひのっ子教育21開発委員会が教育センターで開かれました。

委員会専用のサイトを構築してくださった東原教授。委員の教師としての成長を楽しみにさなっています。

「インタラクティブ・スタディstudy21」の活用実践報告(小学校部会)

ICT活用指導力の基準にそったWebサイト一覧作成(中学校部会)

本委員会を支え、リードしてくださっている心強い所員。大澤先生。委員会の記録はいつでもDVDで見られます。

本開発委員会のメンバーは小学校16名(含管理職2名)、中学校8名(含管理職2名)です。
昨日は、それぞれの部会に分かれて研究を進めました。
小学校部会では、前回出された課題<実際に「study21」を活用した授業を実践してくること>について報告がありました。
算数指導のベテランであっても、一斉指導に慣れた教師が、より効果的な個別指導を行うことは非常に難しいものです。
このことについて、非常に中身の濃い意見交換が行われました。(以下に、その一部を紹介します)

*つまずきの見られる子にとって、難しい教材ではないか。時間内に終わらない子がいる。
→・時間内に一斉に終わらせることが目的か?
  ・人それぞれ個性があって、みんなが認めるということも学ぶ機会となるのではないか。
  ・やっていくうちに、子ども達の方が慣れてきて、自分のペースでやればいいことに気づき始めた。
  ・スピードは気にしなくてもいい。がんばってね、
と声をかけてあげることが大切。
  ・わかるまで、徹底的につきあってくれるのが、この教材の良さ。今までの学習方法では不可能だった。
  ・周りの人がたとえ全部終わっていたとしても気にしないでとことんやる。必ず「できた!」という達成感につながる。

 
*つまずきが見られて悩んでいる子どもについて、あくまでも一人でやらせるのか。
→・子ども達の教え合いは、むしろ望ましいのではないか。
 ・孤立学習ではない。個別学習。友達同士が教え合うことを奨励していこう。
 ・ゲーム感覚、遊び感覚になってしまわないか。
 ・コンピュータでの学習が特別なのではなく、普段の学習時のしつけと同じ。
  ・子ども達は、慣れてくると教え方が上手になる。答えを教えるのではなく、答えにそって発問し始める。
 ・うまい教え方とは、「いい質問ができること」。
 ・応答カテゴリー(コンピュータのメッセージ)でほめてもらって自信をつけた子ども達は、自然と友達に教えたくなるようだ。
 ・このシステムは、人と人との相互作用を深めるシステム。


ICT活用教育を推進していく主要メンバーの集まり

昨日(6月18日)、市役所の会議室で、『ICT活用に関する研究委員会』の第3回目を開きました。

4月と5月は、「ICT活用実践部会(メンバー:モデル校・推進校の管理職、先生方)」と、他の3つの部会
「環境整備策定部会(メンバー:情報システム課、庶務課、学校課、学校代表校長、推進室)」
「ICT活用推進部会(メンバー:情報システム課、推進室)」
「教員研修部会(メンバー:学校課、教育センター、推進室)」とは別々に開いていましたが、
今回は、4つの部会を合同に開き、情報の共有及び方向性を確認しました。
日野市のICT活用教育のCIO的な存在である東原教授も参加してくださいました。
 
 【日野市のICT活用教育を推進していく主要メンバーの集まりです・・・】

ICT活用教育の推進は、日野市が市を挙げて独自に取り組んでいる「頑張る地方応援プログラム」の中の重要な一つです。
昨日の会議では、2学期から稼動できるように準備を進めている中学校校内LAN整備状況と、モデル校の取り組み状況、また、校務支援システム文書管理の充実に向けての課題等が報告されました。

日野第一小学校学校課訪問

本日、日野第一小学校の学校課訪問がありました。

「校務の情報化により何が変わりましたか?」という問いかけに、校長先生は次のようにお答えになりました。
「朝会がスムーズになりました。5分以内に済ませ、先生方はすぐに教室に行きます。また、連絡事項は掲示板を活用し、
余計な放送はやめています。」

日野第一小学校は、本市の研究課題校です。
研究主題は「元気な子どもの育成」~食育・体育科を中心とした心と体の健康づくり~」。
5時間目は第5学年総合的な学習の時間(食育)の研究授業でした。

授業は、ICTを活用して展開されました。
(以下、教員のICT活用指導力の基準に照らし合わせてみました)

A-2〈教材研究・指導の準備)
・・・学年会で、Web上のコンテンツ(食事バランスガイドを使って、具体的な献立をチェックできるサイト)を見つけました。
B-2〈課題をつかませるための提示)
・・・理想の献立を立てる活動の前に、Web上のコンテンツを提示しています。


B-3(わかりやすく説明)

・・・用意したワークシートの記述の仕方をわかりやすく説明しています。

授業で活用したICT機器は、コンピュータ(インターネット)と書画カメラ、プロジェクターです。


授業者の先生は、学習のまとめの時に、何人かの子ども達のワークシートを拡大して紹介されていました。
これが、子ども自身による発表の場面であれば(e-黒板等の活用も考えられます)、C-4(児童がわかりやすく発表)
の項目も含まれることになります・・・・

Web上には、様々な優良なコンテンツがあります。
今回は、学年の先生方による事前の綿密な教材研究により、効果的なコンテンツの活用がなされていました。
また、ワークシートの拡大についても、低学年の先生方に、「この使い方は低学年の子ども達に効果的!」と評判でした。
研究授業での積極的なICTの活用は、校内の先生方がその効果について学ばれるいい機会になると実感しました。

学校への応援を通じてご支援をお願いします!


本日午後、『平成19年度 日野市立小中学校PTA協議会定期総会』が開かれました。
会場の日野第二中学校食堂には、市内26校の管理職の先生、PTA役員の方々が集まりました。

馬場弘融市長のご挨拶

「変化の多い時期ですが、行政として変化をよくよみ、安全安心でより良い教育ができるようにしていきます。学校への応援を通じてご支援をよろしくお願いします。」

市長は、ICT活用教育についても触れてくださいました。
「ICT環境は東京が一番遅れているという中で、これではいけないと日野市は決意し、莫大な予算を投入しました。昨年度は100%の先生が操作でき、100%の小学校の先生が指導できるという成果を得ました。ICTを活用して校務や授業ができるというのは先生にとっても財産となり、子どもにとっても大きな力となります。」

田口直教育委員長のご挨拶

「手は出さず心をかけることで親のありがたさを感じたという話がありました・・・
子どもを取り巻く環境は大きく変わってきましたが、だからこそ、もう一度PTAのの意味(Association)を心に刻んで、子どもの成長に協力してくださることを願っています。」

浜屋浩会長による今年度の事業方針の説明等

「表面的な報道に惑わされることなく、今親として何をすべきかを考えていかなければなりません。子どものためとは?理念だけでなく具体的な方策を考えていきましょう。」

また、今年度はICT活用教育についての講演会や研修会等を通して、子ども達に情報の安全について伝えていきたいという方針を示されました。有り難いことです。
(推進室のWebサイトで各学校から発信される様々な情報を見ることができる、と紹介もしていただきました!多くの保護者の方々に見ていただけることが目標です!)

夏季ICT活用研修会の日程決まる!

梅雨の晴れ間?
昨日、空を覆っていた厚い雲は流れ、柔らかな白い雲の上には
まぶしい青空が広がっていました。
もうすぐ夏到来・・・

←今朝、市役所から見えた富士山です。
  クリックすると拡大されます。

副校長会がありました。
推進室からは「夏季ICT活用研修会」の日程をお知らせしました。
7月末から8月末までの期間に、主として教育センターにおいて、
文部科学省で示された「*教員のICT活用指導力の基準(5観点18項目)」に対応した研修会を実施します。

例・・・E-1、A-3対応のスキルアップ研修会
    「ICTの活用が苦手」と感じていらっしゃる先生方に、少しでも自信をもって、校務や授業の準備に活用していただけるよう、
    手厚く個別指導を取り入れた指定研修会です。
    昨年度に日野市が達成した目標「すべての先生方がコンピュータを操作できる」を維持していきたいと考えています。

*教員のICT活用指導力の基準・・・大きく5つの観点に分かれています。
  A:教材研修・指導の準備・評価などにICTを活用する能力
  B:授業中にICTを活用して指導する力
  C:児童生徒のICT活用を指導する力
  D:情報モラルなどを指導する力
  E:校務にICTを活用する力

一人ひとりの考え方に応じた個別学習

今日のメディアコーディネータ・・・

2日間連続で、日野第四小学校の第4学年算数「わり算のひっ算」の授業支援に出かけました。
「インタラクティブ・スタディ study21」を活用した個別学習です。
子ども達一人ひとりの考え方に応じて、画面や問題数も変わります。

先生は、教師用コンピュータの評価情報をうまく活用して子ども達の学習状況を把握し、支援に走ります・・・

教育の情報化に向けて動いています!

日野市の教育の情報化・・・
着々と動いています。日野市の先生方はがんばっています!

今日の一日・・・
メディアコーディネータが訪問した学校の様子です。

大学生との交流学習(3)
日野第三小学校第6学年の国語の授業のその後の展開。
子ども達が始めて作った俳句に対して、大学生からアドバイスをもらいました。それをもとに、推敲してインターネット掲示板に掲示しました。
授業の様子はテレビ会議システムで大学へ送られています。

(←大学の65インチ・アクオスに表示された画像を送っていただきました)

小教研視聴覚部での研究授業
三沢台小学校第5学年の総合的な学習の時間。
八ヶ岳移動教室で班ごとに学んだことをまとめ、制作途中の画面をお互いにアドバイスしながら、よいものに作り上げています。

小教研養護部会での校務支援システム保健管理研修会
会場は仲田小学校。
身長や体重など、子ども達の成長のデータを集計し管理する方法を、開発者から直接学んでいます。
機能をフルに活用しようと大変意欲的です。

ICTに関する校内研修会
三沢中学校。
書画カメラやe-黒板など、2学期から導入されるICT機器の操作を学んでいます。
授業活用への期待が高まっています。

情報セーフティ教室
平山中学校。
第一部は講師の小田和美先生の講演。
「知っておいてください。
大人社会には光と影がある。ネット上ではどちらとも出会う。
覚えておいてくださいね!
みなさんはこれから大人になっていく。たくさんのことをチャレンジしていく。いろいろな人が情報社会を作っている。素敵な大人の人がたくさんいる。素敵な大人になれなかった人もいる。まだ理解できない世界もたくさんある・・・」

この他にも訪問した学校が2校。
算数(インタラクティブ・スタディによる個別学習)の授業支援や、校長先生のCMS発信のレクチャ・・・

一方、推進室では、今日も10人以上の業者の方がお見えになりました。校務支援システムの機能追加、中学校校内LAN整備の打合せ、小学校コンテンツのインストール作業報告、サーバーの保守点検等、市内の学校のICT環境充実に向けて力を尽くしてくれています。

日野市の教育の情報化に確かな手ごたえを感じています。

守られている学校のデータ

市内全校が、校務支援システム等、コンピュータで作成し保存したデータは、センターサーバ室に保存されています。
この部屋に入室するには暗証番号と静脈認証が必要です。
学校の大事なデータを守るために、最大限の物理的なセキュリティ対策がとられています。

今日は、業者の方によるコンピュータ統合管理ソフトの保守点検が行われました。
ウイルス対策ソフトが、新しいウイルス用のファイルに対応できているかどうかも点検していただきました。
市内全校全台のコンピュータの稼動状況が分析できますので、今後、使われているソフトの状況、よく活用されているソフト、インターネットの閲覧履歴等をまとめていきたいと考えています。

 

三沢中学校学校課訪問

今日は三沢中学校の学校課訪問がありました。
議会中のため、指導主事だけの訪問となりました。
三沢中学校は23学級、生徒数842名。都内で2番目に大きい中学校ですが、落ち着いた学校です。

昇降口はまさに学校の顔。
どの学年も生徒の靴が整然と並んでいます。
整理整頓はセキュリティ対策の第一歩です。

今年度の三沢中学校は、ICTを活用した授業の研究に取り組んでいきます。
今週の水曜日は、早速、2学期より導入されるICT機器の活用について校内研修を行うということです。

多くの方の支えがあってこそ・・・

本日、お台場で開かれた「NEW EDUCATION EXPO 2007 in東京」に参加してきました。
基調講演「教員のICT活用指導力向上のために」に続いて、シンポジウム「教師のICT活用指導力をどう育成するか」に参加しました。
日野市の今後のICT活用教育の推進に参考にしていきます。

ところで、会場にはたくさんの企業による展示やミニセミナーが開かれており、そこで多くの方に声をかけていただきました。
みなさん、日野市に関わってくださったり、推進室を尋ねて情報提供をしてくださったりした方ばかりです。
日野市のICT活用教育は、これだけ多くの企業の方にも支えられているということを改めて実感しました。
また、本Webサイトを見てくださっているという話題にもなりました。
多くの方が応援してくださっています。有り難いことです・・・

ICTに関する議会答弁

日野市議会(第2回定例会)開催中です。
一般質問3日目の今日、“いじめと不登校の問題”について質問を受けました。

具体的にICTに関連した内容の質問と答弁内容は以下の通りです。

?教員の事務作業を削減し、児童・生徒と触れ合う時間をもっと確保できないか。
?不登校児童・生徒の在宅での学習に、インターネットの活用を図るべきではないか。

以下、答弁内容です。

?教員に大きな手助けになる制度として、指導補助員や学力向上支援者の制度があります。
 いずれも、クラスの一人一人の子どもを良く見てあげられるという観点から、強力な助っ人となっています。
 次に、教員の校務の効率化に大きな力となる可能性をもつものは、ICTです。
 日野市では、昨年度、先生方に一人1台のコンピュータを配備し、校務支援システムを導入しました。
 校務の情報化は、最終的には子どもとふれあう時間を多く生み出すようにすることがねらいです。
 具体的には、校務支援システムの活用により、スケジュール、連絡事項、その他必要な情報が瞬時に行きわたり、
 会議の時間を大きく短縮することができます。
 また、「ひのっこ宝箱」といって、一人一人の子どものよさや輝き、がんばったことを、校内の先生方みんなで入力
 するメニューがあります。これにより、その子の良さを共有し、ますます輝かせていくことができます。
 このように、日野市のICT活用教育は、人と人とのふれあい、コミュニケーションを大切にしています。
 教員の負担軽減について、日野市にできることには限界がありますが、指導補助員や学力向上支援者等のマンパ
 ワーを充実させるとともに、全国に先駆けて校務の情報化に努め、教員が「児童・生徒と触れ合う時間」を大切にし
 ていきたいと考えています。

?平成18年度に、教育センター内にLANを敷設いたしました。
 平成19年度には、「わかば教室」の学習室にコンピュータの配備をいたします。
 このことにより、「わかば教室」に通う子どもたちにも、市内の各小学校と同じように、一人一人の学習状況、理解状
 況に応じた個別学習の環境が整います。コンテンツも、各小学校に配備されているものを活用します。
 この学習方法は、現在、大学教授の指導を仰ぎながら「ひのっ子教育21開発委員会」でも、研究を進めているとこ
 ろです。
 「わかば教室」の目的は学校復帰ですので、現在市内の小中学校で進められているICT活用教育に対応できるよう
 な指導を進めていきます。
 また、不登校児童・生徒の在宅での学習形態としては、インターネットを介したe-Learningシステムがあります。
 この学習形態は、ICT活用教育推進室で実施した教員研修で実証済みです。
 学校に通うことのできない児童・生徒にむけて、家庭で学習ができる機会を設けることで、基礎学力を身に付けるよう、
 この「e-Learning」を取り入れて、個に応じた支援を行なっていく計画を立てています。
 今年度は試行として、パソコンがあって、希望するご家庭の子どもを対象に実施していく予定です。
 これを入り口として、在宅の学習から「わかば教室」への通室を促し、ひいては学校復帰と社会的自立へと誘ってい
 く構想を練っております。
 今後も、ICT活用教育推進室と教育センターが連携しながら、中学校用のコンテンツも整備するなど「わかば教室」
 の子どもたちや不登校児童・生徒の子どもたちの学習を保障するための環境の充実を図ってまいります。

日野市の頑張る地方応援プログラム

本日午後、庁議室で『頑張る地方応援プログラム』の打合せ会がありました。
『頑張る地方応援プログラム』とは、総務省が「やる気のある地方が自由に独自の施策を展開することにより、
「魅力ある地方」に生まれ変わるよう、地方独自のプロジェクトを自ら考え、前向きに取り組む地方公共団体に対し、
地方交付税等の支援措置を講じる。」という目的で公募しているものです。
日野市はこれに手をあげ、採択されました。
期間は平成19年度から21年度までの3年間です。
ICT活用教育の推進は、日野市が独自に取り組んでいるプロジェクトの6つの中に含まれています。
(詳細は日野市のホームページに掲載されています)

【日野市が独自に取り組んでいるプロジェクト一覧】
・ICT活用教育推進プロジェクト
・ひのっ子そだちあいプロジェクト
・食育推進プロジェクト
・三大まつりによるまちおこしプロジェクト
・安全・安心まちづくりプロジェクト
・地球温暖化対策プロジェクト

今日の推進室。

サーバーのメンテナンスを担当してくださっている方と情報システム課の職員が推進室に集まり、
今後の運用について検討しました。
日野市の学校Webサイトを支える会です。

安全で効率よく・・・


校務支援システムの開発者が来室し、指導主事も全員集合して、成績管理機能についての最終確認を行いました。
セキュリティの守られている中で、データを一度入力すると、それが全ての帳票に反映されます・・・・効率的で安全です。

校務をしながら、常時、セキュリティポリシーを意識していただけるよう、校務支援システムのメニューに「セキュリティポリシー」のボタンを新たに作りました。

 (クリックすると拡大されます)

大学生との交流学習(2)

6月1日に引き続いて、日野第三小学校第6学年の国語の授業です。
(教員を目指している国語科の学生とチームを組み、インターネット掲示板を利用して、各チームの学生から俳句についての学習指導をしてもらうという試み)

いよいよ今日、子ども達が初めて作った俳句を、学生先生に送ります。
俳句を書き込んでから、?季語はどうだろうか、?ここは伝わるか。?この表現でいいか・・・など、子ども達なりに悩んでいること、分からないことなどを書き加えています。

明日は大学の授業があります。
学生先生は、この子ども達の作品を見て、アドバイスや感想を送ってくれることになっています。

・・・授業者は本実践において、大学の先生とテレビ会議を通して綿密な打合せを重ねています・・・

モデル校の先進校視察

日野市のICT活用教育のモデル校である平山中学校の先生方が、昨日、体育祭の振替休日を利用して、先進校の視察に行かれました。
このことは、学校のWebサイトでも紹介してくださっています。

モデル校の先生方には、毎年、できるだけ先進校の視察に行っていただいています。
小学校の校長先生方にも、校長会研修として、2年連続で行っていただきました。
ICT活用教育の先進校の優れた実践に触れ、授業のイメージを作って実践していただくのがねらいです。
つくば市、塩尻市等の教育委員会の先生方には毎年お世話になっています。

今のところ、優れた実践をたくさん紹介していただいているばかりですが、そのうち、昨年度の学会発表のように、
日野市からもどんどん事例を
紹介し、全国に発信していけるようになることを願っています。

日野第七小学校学校課訪問

今日は、日野第七小学校の学校課訪問がありました。
近隣の3校と合わせて、小・中連携教育の国・都・市の研究校です。

職員の朝の打合せは、校務支援システムを活用して効率化を図っているとのことでした。

全クラスの授業を見せていただきました。
4学級で、ICTを活用した授業が展開されていました。

第2学年国語:「かん字のひろば」
教科書を拡大してわかりやすく説明しています。

第5学年国語:「お願いの手紙・お礼の手紙」
教科書を拡大して、文章を分析しています。

第3学年社会科:「わたしたちの市のようす」
導入で、撮影した写真を教材として使っています。

第4学年算数:「わり算」
子どものノートを拡大して解き方の情報交換をしています。

日野第七小学校は、地域の生きもの、自然を扱った取組が多くあります。
(Webサイトでもたくさん発信してくださっています。)
3年生の教室では理科の学習も兼ねて、カイコを飼っていました。
6年生の家庭科では、繭を取り上げて、衣服の繊維の学習を行っていました。

音を立てて桑の葉を食べているカイコ。子ども達は授業中も気になっているようです・・・

 繭を絹糸にする体験・・・

ビオトープでは、水生植物(ハンゲショウ、ソバ等)と、ザリガニとの戦いが
繰り広げられていました。
メダカはのんびり泳いでいます・・・

育成会主催の情報安全教育研修会

昨日、推進室に、四中地区青少年育成会の方が訪ねて来られました。

地域の小・中学生と高校生の保護者を対象に、情報安全教育の研修会を開くことが決まったということを教えてくださいました。
7月14日(土)に、携帯・インターネットの危険性とその対策について、警視庁八王子少年センターの専門家を招いて実施するそうです。

携帯・インターネット事故から子どもを守るためには、学校の指導だけでは不十分です。
このことは、4月の市P教(日野市PTA協議会)の懇談会で話題になったことです。
早速実施してくださって有り難く思います。
今後も推進室は、学校と家庭との連携に向けてお手伝いをしたいと考えています。

大学生との交流学習

日野第三小学校の第6学年の授業を見せていただきました。

6年生の子どもが大学生(教員を目指している国語科の学生)とチームを組み、インターネット掲示板を利用して、各チームの学生から俳句についての学習指導をしてもらうという試みです。

今日は、その前段階で、チームの学生と互いの自己紹介をし合う場面でした。
先に送った子ども達の紹介文に対して、学生が親しみを込めてメッセージを送ってくれました。
子ども達は、自分の名前を覚えてもらったことや、自分の書いたことに対して、共感してくれたり感心してくれたりしたことがとてもうれしかったようです。

事前交流で仲良くなったところで、いよいよ次から、俳句の学習に入ります。
今後、このインターネット掲示板による双方向型の個別学習の展開が楽しみです。
・・・本実践は、信州大学の東原先生と藤森先生の御指導のもとに行っています・・・

鮮やかな虹の登場


市役所5階の窓から・・・(クリックすると拡大されます)

さわやかな昼間でしたが、昨日に続き、夕方から雷雨になりました。
運動会の準備の学校は大丈夫?八ヶ岳は大丈夫?・・・・と思っていたところ、雨上がりの空に太陽の日差しが差し込んできました。
突然、色鮮やかな色彩の虹が登場です。
主虹と副虹がはっきり現れ、赤と青の順の逆転もくっきり見えました。
自然のすばらしい芸術です・・・

日野第四中学校教育委員会訪問

日野第四中学校の教育委員会訪問がありました。

四中の校内研究主題は「ICT関連機器を活用した授業の工夫」です。
ICT機器が導入される2学期が楽しみです。

第3学年 技術科「情報とコンピュータ」

コンピュータの基本的な構成と機能、また、
コンピュータの利用について学んでいます。

四中は、Webサイトを通して、日々の教育活動・生徒達の取組・学校を支えてくださっている地域の方々等について、毎日積極的に発信してくださっています。

管理職の先生に毎日発信する苦労をお尋ねしたところ、
「発信することを楽しんでいます。保護者や地域の方に喜んでもらえるのが励みになっています。
Webサイトは、学校の様子を伝える手段として大いに活用させていただいています。
こんなに簡単に効果的に伝えられる方法は他にありません。これを使わない手はないと考えています・・・」
という答えが返ってきました。

・・・先日おじゃました体育祭でも、ガーデニングサークル、オヤジの会の方が声をかけてくださいました。
  「ホームページに私達のことを載せていただいてありがたいです・・・是非、帰りに紹介された花壇も見ていってくださいね。」
  とおっしゃっていました。
  改めて、Webサイトの意義を実感しました。

1ヵ月後のWebサイト開設に向けて(幼稚園)

先日、市内の公立幼稚園にも、ようやくインターネット環境が整いました。
今日は、園長先生を推進室にお呼びして、、Webサイト研修会を行いました。
幼稚園も、小・中学校と同様にCMSを導入し、日々の保育の取組を発信していきます。
 
まずは、日本全国の幼稚園のWebサイトを探索し、参考にします・・

「なるほど!」 「これはいい!」 「こうしたい!!」

最後に、これはいいと思ったサイトをお互いに紹介しあいました。
日野市内の学校のCMSの構築を手がけてくださっている信州大学の東原教授は、スカイプ(インターネットを介したTV電話)を通して研修会に参加され、園長先生方に助言してくださいました。

「子どものつぶやきをひろいたい・・・」
「子どもと先生との会話を載せたい・・・」
「未就園児にも楽しさを伝えたい・・・」
「お母さんだけでなく、お父さんにも伝えたい・・・」
「日野市の幼児教育の取組についても全国に知らせたい・・・」

夢は広がります。

夢が丘小学校学校課訪問

今日は、夢が丘小学校の学校課訪問でした。
昨年度までの2年間、ICT活用教育のモデル校として、市内に先駆けてICTの活用に取り組んできた学校です。

セキュリティは、整理整頓から・・・

学校の顔となる昇降口の靴箱に、整然と並ぶ靴。
休み時間に使うボールも、きちんと並べられていました。

午前中は全クラスの授業を見せていただきました。
ICTが日常的に活用されていました。

★国語での活用
  先生が分かりやすく説明したり、子ども達の理解を深めるために、教科書を拡大して提示しています。

↑第2学年 「かん字の広場」

↑第3学年 説明文「ありの行列」

↑第3学年「漢字の広場」

↑第6学年「短歌・俳句の世界」

←第3学年「かん字の広場」
 デジタル教科書で書き順を確認。
 先生は、子ども達に背を向けずに指導。

★算数での活用
  友達の考えを紹介し合うためにノートを拡大したり、子ども達の知識の定着を図るために、自作教材を提示したりしています。
  また、子ども達一人一人が、知識の定着や技能の習熟を図れるよう、個別学習ソフトを活用させて指導しています。


第4学年「まるい形を調べよう」
コンパスを使ってどんな模様が出来たかな・・・


第4学年「まるい形を調べよう」
作成模様をデジカメでパチリ。その場で紹介。

第6学年「ならして比べよう」
動画の自作コンテンツで学習のまとめ。

第6学年「分数のたし算とひき算」
インタラクティブ・スタディで個別学習。

★学級指導もICTを活用して
  係からの提案やお知らせなどを、クラス全員に分かりやすく伝えています。

←第5学年
「八ヶ岳移動教室に向けて」

★午後の研究授業は、第6学年の国語「言葉の響き・詩の表現を味わおう」でした。
  (校内研究主題~自分の考えや思いを、豊かに表現できる子の育成~)

子ども達一人一人が書いた作品(詩)に対して、グループの仲間が鑑賞文を書きました。
それを拡大して提示し、全員で共有しました。

ICTを活用することで、どの子も平等に発表する機会を得ることができ、自信も生まれます・・・
表現することを目的とする授業のねらいは達成しました。

今後、その先のコミュニケーションの深まりをもねらうのであれば、
夢が丘小学校の昨年度の実践のように、
意見交換のできるグループウェアソフト「スタディノート」を活用することも一つの手段として考えられます・・・

管理職の先生とICT担当の先生のリーダーシップを期待して

昨日5月25日(金)は、教育センターで、ICTに関する大事な研修会を行いました。
コンピュータ室のコンピュータを講堂に運んで研修会を行いました。 
      ・・・・校内無線LANと可搬型PCにより、今後は、校内どこでも、学習形態に応じた必要な数のPCを持ち込んで授業することが可能になります・・・

今日の研修会では、先日改定された実施手順の説明と、セキュリティポリシーの遵守についても学んでいただきました。

★午前中はICT活用管理職研修です。全校の校長先生に集まっていただきました。

セキュリティ会社の専門家 青木崇氏による解説

「現場ではじめる情報セキュリティポリシー遵守のポイント」というテーマで実施手順のポイントと、昨年度の各学校での監査結果から見られた課題と対策について、報告を聞いてもらいました。

信州大学教授 東原義訓教授によるワークショップ形式の研修

「教員のICT活用指導力の向上を図るための方策」
全校の調査結果データが配布され、校長先生は、自分の学校のICT活用指導力向上のための具体的対策を考え、お互いに情報交換しました。

★午後は、ICT活用推進委員会です。各校のICT活用の推進役である先生方に集まっていただきました。

「校内で教えるセキュリティポリシーの第一歩」
校内研修等を開催して、実施手順について、校内の先生方全員に伝えることを前提にした講義です。

・・・講師の青木氏は、昼休みにメディアコーディネータのレクチャーを簡単に受け、
  午後は、みごとにe-黒板と書画カメラを駆使した講義を展開!
  先生方も是非、授業で活用してください!
 

「情報安全教育の年間計画作成」
東原教授に、情報安全教育の年間計画を作成する際にポイントとなることを指導していただきました。

・・・参考となるWebサイトも紹介しましたので、今後、各学校で現在の計画を検討し、作成していただきたいと考えています。
  今年度は、すべての先生が情報安全教育を実践できるようにすることを目指します。

指導と評価に対してのプロ意識をもつ

子ども達の学習状況を的確に把握し、その結果を分析して、指導方法の工夫改善(授業改善)を図ることは、教師にとって最も重要な仕事です。
日野市では、標準学力検査を行っています。これを、学習状況の把握の手段として活用しています。
今日は、この結果の活用方法についての研修会を開きました。

研修会後、大阪教育大学名誉教授 北尾倫彦先生から「目標準拠評価の実際」というテーマで講演がありました。
北尾先生は、相対評価から目標に準拠した評価に変える会議のメンバーでした。
「目標に準拠した評価は、未修得の児童・生徒を発見し、手だてを講じてしっかり習得させ、確かな学力の定着を図るためのものです。
目標に準拠した評価の課題として、評価項目が適切か、評価規準表は使いやすくなっているかなどがあげられます。
評価が「生きた評価」となり、未習得児童・生徒がなくなること、より深い学力、より発展性のある学力をつけることが求められています。
そのためには、先生が、指導と評価に対してプロとしての意識をもってしっかり取り組んでいくことが大切です。」

     講演中の北尾先生

保護者の方からのうれしい感想

市内の学校は、ICTをどんどん活用し始めてきました。
職員会議等のペーパーレス化を目指している学校もあります。
学校公開等では、ICTを活用した授業を公開してくださる学校も増えてきました。

校長先生から次のようなお話を聞きました。
公開授業後、保護者の方から、大変うれしい感想をいただいたということです。
  「今までより分かりやすい授業になっていて安心しました。」
  「ICTの活用は視覚的で刺激的になり、右脳に作用して理解を助ける良い方法だと感じました。」
  「これが21世紀の授業風景なのだと感動しました。」
  「校長先生の発信されているWebサイトをとても楽しみにしています。」

ICT活用教育の充実のために、推進室は学校を支えていきます。
先生方同様、メディアコーディネータも学び続けています・・・・・

情報システム課の専門職員が来室すると、質問攻め・・・職員は臨時の講師になります。
メディアコーディネータは、市のネットワーク環境や技術なども理解しようと必死です。

メディアコーディネータの一日(その2)

今日のメディアコーディネータも大忙し・・・

授業支援、スタディノートの年度更新作業(名簿登録)、ソフトのインストール作業、明日の校内研修会準備、CMSレクチャー等
4人は朝から、それぞれの学校へ出かけていきました。
今日の訪問先は、3つの小学校と2つの中学校・・・・そして5つの幼稚園です。
 
コンピュータ室のサーバ機で作業

6年生の子ども達と国語の授業

早く室に戻った者がヘルプデスク担当

 

幼稚園の訪問は今日が初めてです。
夏に公立幼稚園はCMSを導入しますので、その開設に向けて、各園で園長先生と打合せを行いました。

メディアコーディネータの一日(その1)

最近、メディアコーディネータの派遣要請が増えています。
推進室での朝のミーティングが終わると、4人はそれぞれ散っていきます。4人の顔が揃うのは夕方以降です。
中には、要請された学校からなかなか戻って来ない時もあります。
職員室にいると、「ちょっと聞きたいことがあるのですが・・・」「それが終わったら、少し相談にのってください・・・」
と、次々に声がかかるようです。
次の学校への訪問予定があると、なかなか先生方のお声に応えることは難しいようです。
メディアコーディネータにとってはうれしい悲劇です・・・

今日のメディアコーディネータは、授業支援、クラブ活動支援、プリンター機器設定、CMSのレクチャー等、5つの学校を訪問しました。

校長先生、副校長先生に、CMSでの発信方法をレクチャーしているところです。

「これなら毎日発信できる!」と言っていただけたようで、喜んで室に戻ってきました。

実践報告から見えてきた指導のポイント

第2回ひのっ子教育21開発委員会が開催されました。今日は中学校部会も合流です。
  

【中学校部会】
文部科学省の「教員のICT活用指導力」に示された観点別に、役立つWebサイト、指導事例を紹介していくことになりました。

【小学校部会】
この1か月間に、Web教材(インタラクティブ・スタディ用教材のStudy21)を活用した2人の先生から実践報告がありました。
「これまでの机間指導では、一人一人の児童をよく見ているようで実は見えていなかったことに気づかされた。」
「一斉指導の中ではできていたと思っていた児童が、実はあるところで、つまずいていたことが見つかった。」
「自分のペースで取り組めば、みんなできるようになる可能性を感じた。」

 《この感想をお聞きになった講師の東原教授のコメント》
 「私の言いたかったことは、みんな言われてしまいました・・・
  教師は、とかく一斉指導をしたがる。一斉指導は、もちろんよさはあるが、その限界を補完する指導法を取り入れる必要がある。
  コンピュータを活用した個別指導の力をつけていきましょう。」

いい教材を活用すれば、子どもの姿から、ICT活用の利点や、指導のポイントが自然に見えてくることを実感しました。

学校が見えてきました・・・

今日も3つの学校から問い合わせがありました。
携帯電話からの投稿方法についてです。
遠足、校外学習、移動教室、修学旅行の訪問先から、リアルタイムに学校のWebサイトへ投稿することができます。
携帯電話のメールに画像を添付すると、現地の今の様子を知らせることができます。
先日は、2日間の移動教室で、22回の発信をしてくださった学校がありました。
事前に保護者の方に伝え、保護者の方は楽しみに待っていてくださったということです。

日野市は「見える学校づくり」を目指しています。
子ども達の輝き、ささやかでも教育的な意義のある取組、先生方のがんばり等、次々に紹介されています。
各学校の更新率も上がってきています。
これからが楽しみです・・・

中教研総会

本日、日野市公立中学校教育研究会の定期総会がありました。
市内の中学校の先生方が、平山中学校の食堂に集まりました。
1年間、それぞれの教科部会で、実践研究を進めていきます。

昨年度の会長の校長先生の挨拶

「学ばざれば牆(かき)に面す」
ICTについてどんどん吸収して学んでいきましょう。そして活用していきましょう。指導力アップにつながります。

加島教育長の挨拶

教育改革の目標は、いい授業を展開することにあります。
先生方が自主的に実践研究に取り組んでいること、各学校が連合していることに、本研究会の意義があります。

今年度の会長の校長先生の挨拶

日野市は、ICTの最先端を行こうとしています。
各部で可能な限り、ICTを活用した実践を進めましょう。

会の後半は、講演会です。
「子どもたちの命は今」というテーマで、日野市学校保健会会長の須賀康正先生より講演をいただきました。

小児科医としてのご経験を通して、「命」そして「死」について感動的なお話をいただきました。
「子どもたちには、自分というものをしっかり見つめてほしい。自分はとるに足らない存在なのではなく、生きていることそのことがすばらしいことなんだと強調したい・・・・医療、教育、福祉にかかわる者は、それぞれの立場でそれぞれの目で子どもをしっかり見抜くことが求められている。」

初任者研修・・・「ICT活用指導力をつける」

「ICT活用指導力をつける」というテーマで第3回初任者研修を実施しました。
教育センターのコンピュータ室にあるコンピュータを、講堂に運んでの研修です。学校と同じように校内LAN(無線)の威力発揮です。
 

(1)日野市のセキュリティ対策はしっかり守られています。
  ポリシーをしっかり守って運用していきましょう
                   (講義、日野市が見本となったDVD教材視聴)
(2)なぜ学校教育にコンピュータが導入されたのでしょうか・・・
                   (グループ討議、発表、webサイト教材閲覧)
(3)コンピュータと教師の役割、ICTを活用した授業
                   (講義、実践紹介、演習)
★「ICT活用指導力」の基準を学びました。
  5つのカテゴリー18の項目を全員で確認し、一人一人web上でチェックしました。
  最後は、18項目の中の1つを選んで、どんな活用をしていくかを、スタディノートで
  まとめました。 
⇒<初任者の先生が書かれた内容>

◇今日の研修を受けて、コンピューターには無限の可能性があるなと思いました。
まず、私は、ICT活用指導能力のチェックリストのB-1にあるように、学習に関する生徒の興味関心を高めるために、資料を効果的に提示したいと思います。具体的には、国語科の古典の授業の導入で百人一首を拡大してみせることに使いたいと思います。

◇特別支援でどのように活用できるのかを考えながら研修を受けました。読み聞かせのときや、全体で何かをするとき、たとえば遊びのルール説明や、授業で作った作品の紹介、また、平仮名、カタカナ、漢字の拡大表示などに活用できると思いました。生活科の学習では、育てている植物の成長をデジカメで撮ったものを、記録に残して、気づいたこと、見つけたことなど観察記録を作ること、また、それをみんなで共有しながら学習することもできるのではないかと思いました。
様々な機能をしっかり活用し、実践できるようにしたいです。

◇今回の研修を受けて、授業において積極的にICTを活用して指導して行きたいと思いました。
現在、中学校1年生の数学は正の数、負の数を学習しています。計算でつまずく生徒も出てきたので、生徒が理解して解くことができるような活用法があれば・・・と思いました。また、立体図形などの学習においては、回転体がどのようなものかを言葉で説明するより、e-黒板などを利用すると視覚的に捉えやすいと思いました。
少しずつ、活用して行けたらと思います。

◇なぜ,学校教育にコンピュータを導入したのかをふまえ,自らのICT活用指導力を身につけるには,実際に使用してみないと自分のものにはならないことを再認識した。
私は,まだCAIを活用していないので,ぜひ授業ではコンピュータ支援の授業を行っていきたい。児童の関心・意欲を高めることができ,児童がなぜその問題でつまずくのか明確に児童に把握してもらいたいからである。そのためには,まず自分自身で問題を解き,どのような問題がでるのかを事前に解いておかなければならないと思う。また,それは,どんな児童のつまずきがあるのか自分の気づきにもつながる。

平山小学校教育委員会訪問

昨日5月14日(月)は、今年度第1回目の教育委員会訪問でした。
訪問先は平山小学校です。
日野市教育委員会の研究課題校として、子ども達の基礎・基本の確実な定着を目指して、3年間にわたって授業改善の研究に取り組んできた学校であり、文部科学省学力向上拠点形成事業推進校でもあります。

全クラスの授業を見せていただきました。6年生では、ICTを活用した授業が展開されていました。
 
第6学年算数 インタラクティブ・スタディ(study21)を活用した個別学習です。

初めてこのソフトを活用した授業を行うということで、メディアコーディネータ2名も応援です。

子どもの理解状況を教師用コンピュータで確認し、すぐに指導に入ります。

黒板は児童の思考を整理するもので全面を使います。授業以外のことには一切使いません。

ちょっとした連絡や時間割は、黒板横のホワイトボードで・・・全クラスで活用されています。

研究授業後の参加者及び授業者によるリフレクションシートの結果を協議会で分析します。

時系列に張り出された2枚のカードにより、授業を振り返ります。

ひの新撰組まつり

ICT活用教育・・・日野市は先進の教育に取り組んでいますが、歴史と文化の香る街です。

ちょうど今、12日、13日(昨日と今日)の2日間にわたって開催されていた「第10回 ひの新撰組まつり」が終了したところです。
市役所前の中央公園と道路もメイン会場となり、全国からの参加者が集まり、大盛況でした。
このまつりは、市制35周年と土方歳三没後135周年を記念して、日野市のまちおこしの一環として始められたもので、
平成10年から、日野市と市民、市内の団体、企業が協働して作り上げています。
みこしかつぎに参加された市内の小学校の校長先生もいらっしゃいました。

(下の写真はクリックすると拡大されます。)
 
昨日の「隊士コンテスト」で選ばれた土方歳三、                 新撰組ゆかりの地である会津若松、流山、京都、
近藤勇、井上源三郎、沖田総司の登場です。                   茨城玉造、市谷試衛館 滝野川からも参加がありました。
 

二番隊は日野市役所の職員です。                                     総勢400名以上がパレードに参加しました。
パフォーマンスも行い、大活躍でした。                                最後に中央公園に大集合です。

実践家の説得力

市役所で研修会や会議があると、時々、先生方が推進室に立ち寄ってくださいます。
いろいろ学校の様子を聞かせていただいています。今日もいいお話を聞かせていただきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

養護部会の帰りに、養護の先生が顔を見せてくださいました。

養護部会は、校務支援システムの保健管理機能について、自主的な研修会を何度も開いています。
どの学校もよく活用されています。
今日も前向きな取組を聞かせてくださいました。
「身体計測・検診の結果の入力は手間がかかるけれど、統計データが得られ、これが非常に価値がある。この研修を予定している。」
「来室記録から、一人一人の子どもの状況を把握できてよい。この活用を広めたい。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜、モデル校の主幹の先生と研究主任の先生が校内研究、授業の相談にお見えになりました。

お話ししているうちに、校務支援システムのことが話題になりました。
「この半年で教職員はごく自然にコンピュータを活用するようになった。朝は全員コンピュータを立ち上げて情報を確認している。
先日、校務支援が使えなくなったトラブルの時に、改めて使わないことの不便さ、使っていることの便利さを実感した。」
「校務支援システムは、校務を分担し平均化する。みんなで仕事を分かち合うことができる。
全員がやらなくてはいけなくなるし、今までのように、できる先生のところに仕事が集中することがなくなる。」
「校務支援システムにより組織力が高まる。管理職は仕事を振るだけでなく、確認するという重要な役割を担う。
管理権限者(管理職・主幹等)は、どのように仕事を分担するか、アイディアをもたないとよい活用ができない。」
校務支援システムが、学校の組織としての力を高めることにつながる・・・という発想に驚きました。

その他、うまく活用できていない学校への対策等、いい知恵をたくさんいただきました。
実践家の説得力に感動しました。

学校の実践を支える重要な会議

昨日(5月10日)、市役所の会議室で、『ICT活用に関する研究委員会』を開きました。
 

この会議の「ICT活用実践部会(メンバー:モデル校、推進校の管理職、先生方の合計10名)」は、先月末にすでに開いています。
昨日は、学校の実践を支える基盤とも言える「環境整備策定部会」「ICT活用推進部会」「教員研修部会」のメンバーが集まりました。
メンバーは、情報システム課長、庶務課長、学校課長、ICT活用推進室長とそれぞれの部署の担当者及び指導主事の合計12名です。
日野市のICT活用教育のCIO的な存在である東原教授も参加してくださいました。
会議の事務局は教育センターの二人の所員が務めてくださっています。昨日は所長も出席されました。

これまで、この会議で、多く施策を提案してきました。
3年目の今年度は、目標を達成させるとともに、今後の日野市のICT活用教育計画も策定していきます。

市幼研総会

日野市公立幼稚園教育研究会定期総会が行われました。
幼児教育の充実、特に今年度は幼・小・保の連携や保育カウンセラーの活用、特別支援教育、絵本の教材研究について
研究を深めていきます。

後半は講演会があり、都立あきる野学園(特別支援学校)の池田敬史校長先生が講師を務めてくださいました。
 
今日の講演では、それぞれの特徴や対応についてお話がありました。
成長における「通常」とは異なる様相を「障害」と言います。その異なる部分が見えにくいLD、ADHDや自閉症も合わせて「特別支援教育」が始まります。
特別な支援が必要な子どもに対して、それぞれの子どもに応じた対応をどのように行っていけばよいか、それぞれのケースのお話がありました。
印象的だったのは、朝からテンションを上げてしまわず、誰もが安らかで快適に過ごせる空間を作り、ストレスを減らしていける環境と、個別のニーズに応える教育支援が大切だということです。
特別支援教育は、一人一人の子どもを理解し、時間をかけたり、やり方を変えてみたりなど、いろいろな工夫をしてみることから始まります。

馬場市長の講演

 
今、馬場市長が市内の小学校の先生方にお話をされています。

会場となった体育館は、満席です。
先生方の熱気で汗ばむほどです・・・
読書家の市長は、ご自身が感銘を受けたたくさんの本を紹介してくださいました。

(この記事は、会場から、携帯電話で直接投稿しています)

【講演会での市長語録】
「子ども達に輝いている大人達を、その場で見せてください!」
「ほどよいライバルを見つけて競わせることも大切ではないでしょうか。」
「決まっている仕事(ルーチン)をきちんとやることが、どれほど大切かを感じています。 ・・・歯磨きなどの生活習慣も同じです。」
「会津藩の『ならぬものはならぬ』という精神も必要です。」
「あるところまでいったら、人は努力することを忘却してやらなくなってしまいます。
他のものは受け入れなくなるという非寛容の態度が表れた時、文明は崩れていきます。我々の文明の在り方を考えさせられます。(・・・ごみ改革で感じたこと)」

小教研総会


今、日野市公立小学校教育研究会の定期総会が行なわれています。
加島教育長が挨拶されています。

 小教研は、先生方の自主的な研究活動の場です。
今年度も、多くの優れた教育実践が生まれることを期待しています。
(この記事は、会場から、携帯電話で直接投稿しています)

移動教室、修学旅行での発信

明日から7月6日までの2ヶ月間、市内全校で、八ヶ岳移動教室(小学校第5学年)、京都への修学旅行(中学校第3学年)、日光移動教室(小学校第6学年)が行われます。
この推進室のトップページ「新着情報」から、各学校の移動教室や修学旅行のライブ情報が伝えられるかもしれません。

 

昨日と本日の二日間、日光移動教室の実地踏査が行われました。
同行している指導主事が携帯電話のメールで画像を送ってきました。
 

中禅寺湖から湯元へ向かう途中の車窓の風景です。青空と緑の山々がとても綺麗です。中禅寺湖バス停での風景です。空は晴れ渡り、風が気持ちいいです。

学校のICT化=紙資源の保全等に取り組む意識改革

日野市は平成12年に制定された「日野市環境方針」を実行しています。
ISO14001(環境マネジメントシステム)の認証も取得しています(平成15年度、平成18年度に認証を更新継続しています)。
現在、全庁的に、両面印刷、個人ごみの持ち帰り等ごみ排出量の削減に取り組んでいるところです。

先日、庁内全体で環境研修が実施されましたが、本日午前中は、教育部内での環境研修(報告会)が行われました。
出席者は、部課長と担当者です。エコディレクター(部長)が、エコマネージャー(課長、室長)とエコナビゲーター(各課の担当者)に、第1回日野市環境管理委員会の報告を行いました。
紙は一切使わず、コンピュータを持ち込んでの報告会でした。
それぞれがネットワーク上の掲示板から入手した文書を、画面で見ながら進めました。
今日の報告を受けて、エコマネージャーが各課で環境研修を実施することになります。

環境管理委員会の報告から、学校におけるICT化、特に校務支援システムの活用が、環境問題とどう関係するか考えさせられました。

・・・・・・・・

「会議資料等の簡素化、必要部数印刷の徹底」、「保存資料における配慮」による紙資源の節約が重要です。
具体的には、校務支援システムでの通知等の電子施行、掲示板・回覧板・メールの積極的な活用を図ることです。
紙による資料保存は否定できませんが、電子データで保存すれば足りる資料も多々存在しています。
電子データで保存・閲覧し、必要に応じてプリントアウトするなど、電子データと紙の臨機応変な活用が必要になると思われます。

いずれにしても、永年保存を除いて、いつかは廃棄される多くの情報を、紙により保有・管理しているのが現状です。
文書として(1)保存する必要なし(2)電子データでの保存(3)紙による保存、といった仕分けを厳密に行うことが必要になってくると思われます。

・・・・・・・・・
紙文化中心の学校ですが、できるだけ量を減らして、紙資源の保全等に取り組む意識改革が必要な時代だ・・・と痛感しました。
校務支援システムが、結局は、地球の温暖化を防ぐことにつながってくのだということを改めて感じています。

動いていて当然?

校務システムの動きが遅くなる現象が起こってしまいました・・・

普段から、推進室へかかってくる電話は、ヘルプデスク的なものが大半です。
とりわけ今朝は、校務支援システムの不具合を尋ねる電話でパンク状態の推進室でした。

学校のスケジュールの確認、連絡事項の確認、出欠席記録、週案簿作成、メール確認・・・・
今では当たり前になっていたことが突然できなくなってしまうこと・・・これは大変な事態です。

幸い、開発者の素早いプログラム修正と情報システム課職員の懸命な作業によって、夜、復旧しました。
連休中も出勤して仕事をされる先生もいらっしゃいます。まずはほっと一安心。
今後このようなトラブルが起きないように原因を究明し、対策を講じています。

ICT活用教育を進めるリーダの校長先生

今日は5月の定例校長会。

推進室からは、まず、日野市の目標とICT活用教育について説明いたしました。
(1)昨年度達成した「コンピュータ操作のできない先生ゼロ」「ICTを活用した教科指導等ができない小学校の先生ゼロ」に引き続き、
    「ICTを活用した教科指導等ができない中学校の先生ゼロ」を達成する。 
(2)文科省で示された「教員のICT活用指導力のチェックリスト」の5観点の平均値が、年間を通してそれぞれ1点あがるようにする。
   (4月27日文部科学省公表の資料も紹介) 
(3)情報安全教育を計画的に実施する。
(4)校務の情報化を目指す。(ねらいは校務の効率化、情報の共有化、教育の質の向上)
(5)見える学校づくり(学校Webサイトの充実、更新率を上げる)を目指す。

次に日野市立学校情報セキュリティポリシーの遵守についてお願いしました。
セキュリティポリシーについては、校務支援システムから全教職員が見られるようになっています。
また、今年1月から3月にかけて、セキュリティ会社の専門家が市内全校で「現場指導」を行った結果もお知らせしました。
この結果から、「利便性ばかりを追求していること、慣れによる管理がされていること、学校間での情報セキュリティ対策に対する認識の差が激しいこと」等の厳しい指摘を受けています。このことを謙虚に受け止め、今後の対策に生かしていきたいと考えています。

最後に、ICTモデル校(三小、三中、平山中、大坂上中)、推進校(潤徳小、夢が丘小)の校長先生方に、それぞれの学校での校務支援システムの積極的な活用やICTに関する校内研究の取組等を紹介していただきました。
校長会終了後、「日頃あまり他校の取組を知る機会がないので、大変参考になった。」「うちの学校でもぜひやってみようと思った。」
と、大変好評でした。
さすがにモデル校、推進校です。今後の取組が楽しみです。

さわやかな挨拶から始まった5月


さわやかな5月の始まりです。1ヶ月前は桜の花びらのじゅうたんになっていた市役所前の通りも、目に鮮やかな緑の並木道になりました。

いよいよさわやかな季節が始まりました・・・


学校でも、子どもたちの元気でさわやかな挨拶で5月が始まりました。

日野市は「あいさつ運動実施中」です。各学校の校門には、「声かけが地域をつなぐ第一歩!」という旗が立てられています。
奇数月の1日は、市役所の職員も各学校に行き、この運動に参加しています。今日がその日でした・・・
 

先生方はそれそれ、校門と通学路へ分かれて立っています・・・ スクールガードボランティアの方々も参加してくださっています。
昨年統合した平山小学校では、スクールバスで通ってくる子どもたちもいます。バスから降りて、市の職員に元気に挨拶・・・


 

ICTを活用した指導法の開発と教材の開発

ーひのっ子教育21 開発委員会ー
今日午後、ひのっ子教育21 開発委員会が開かれました。
昨年度に引き続き、信州大学の東原教授にご指導いただきながら、今年度は次の4点を目標とします。
  (1)良質の教材を活用した授業を行い、コンピュータから得られた評価を生かして算数指導力を高める。(小学校部会)
  (2)学力向上のために、ICTを活用した教材を開発し、評価結果を生かす。(小学校部会)
  (3)目標の達成状況の把握及び補充教材の作成を通して、個に応じた指導方法の向上を図る。(小学校部会)
  (4)インターネット上にある教科についての効果的な教材について吟味し、それを活用した授業実践を行う。(中学校部会)

午後の開発委員会に備えて、推進室では勉強会を行いました。
メディアコーディネータと新しく着任した指導主事の勉強会です。
開発委員会の委員長は河野校長(夢が丘小)、副委員長は奥原校長(七生中)、長澤副校長(日野第三中)、土産田副校長(平山小)です。
今日の開発委員会には、小学校部会の委員が集まりました。小学校部会は13名の教諭・主幹がメンバーです。そのうち、昨年に続いて2年目の委員は6名。1年目の委員の不安や質問に的確に答えていました。このやりとりからも、1年間の教材開発を通して、教師の力量が高まることを実感しました。2年目の委員は、指導力リーダとしての力を発揮してくださることと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日から平山中のオリエンテーション合宿が始まりました。
今年の3校目です。場所は、八ヶ岳の大成荘です。
同行した指導主事が、1日目の様子を携帯メールで知らせてくれました。
 
八ヶ岳の自然の中の大成荘。子ども達は、小学校5年生   近隣の体育館を借りて・・・隊形を迅速にする練習。集団行
の時ここで宿泊体験をしました。(八ヶ岳移動教室)            動には欠かせません。


名刺交換ゲーム。出身小学校と違う人と仲良しなりましょう・・・

ICT活用教育モデル校、推進校の意気込み

本日、教育センターで、『ICT活用に関する研究委員会』の「ICT活用実践部会」を開きました。

『ICT活用に関する研究委員会』は、日野市のICT活用教育の本部としての役割も担っており、多くの施策を提案してきた大変重要な組織です。学識経験者を中心に、庁内の関係部署とモデル校のメンバーが集まっているのが特色です。今年度は3年目です。
本委員会の「ICT活用実践部会」メンバーは、ICT活用教育モデル校、推進校の管理職の先生と研究主任(主幹)の先生です。
委員全員がそろう会議開催前に、一足早くこの臨時的な部会を開いた目的は、今年のICT活用教育の方向性を共通理解し、モデル校、推進校としての実践や今後の取組を共有することです。
本日は、日野市のICT活用教育のCIO的な存在である東原教授にも駆けつけていただき、各校の計画に適切な助言をいただきました。

以下、各校から報告された内容です。

★潤徳小:思い切って年度当初からアナログをやめました。週案簿は全員が校務支援システムを活用しています。通知票等も含めて校務支援システムをフル活用していきます。今後はICTを活用して特別支援教育を充実させていきます。
★日野三中:昨年度から校務支援システムの活用を通して、先生達全員のスキルアップを図ってきました。また、セキュリティ教材モデル校として、組織全体で動いてきました。これを継続するとともに、今年度は、ICTを活用した授業改善にも取り組み、子ども達に成果を還元していきます。
★平山中:ICTの活用は教員の資質であること、ICTを活用してわかる授業を実現すること、この方針にそって、全員が授業を行います。イメージ作りのために先進地区の視察も予定しています。目標は、文科省の5観点18項目チェックリストで、全員が少しでもレベルを上げることです。
★日野三小:国語力の向上を目的とした研究を行います。学年ごとにICTという手段をどのように活用していくかについて、5月に指導を仰いでから具体的に取り組んでいきます。小・中連携教育の国語部会でも、お勧めの本について小・中学生で紹介し合うことを予定しています。
★大坂上中:職員会議ではペーパーレス化を図っています。小・中連携教育では、授業でICTを活用していくことを共通理解しています。先生達同士の交流は、4校の共有掲示板(小・中連携掲示板)を活用しています。子ども達同士の交流はこれから内容を検討していきます。
★夢が丘小:昨年度までの2年間の研究を定着させ、引き続き、日常的にICTを活用していきます。また、市P協でも話題になったように、ホームページの更新に心がけ、内容を充実させていきます。個人情報の保護については、年度当初、学校の方針を保護者に伝えました。

・・・・今年度はICT活用教育充実の年。各校の報告を聞いて、モデル校、推進校の先生方の意欲を感じ、ワクワクした気持ちになりました。