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第3学期始業式

 本日第3学期の始業式を行いました。大変寒い中での式になりましたが、子供たちは最後までしっかりとした態度で臨むことができたのは、感心いたしました。

 校長からの話として、『奇跡のリンゴ』の話をいたしました。当時不可能と言われた無農薬、無肥料でリンゴを栽培した青森県岩木町木村 秋則さんの話です。以前一流のプロと呼ばれる人たちの仕事に対する現場をドキュメンタリーとして紹介する番組、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で紹介され、その生き様が1冊の本にもなり、さらに阿部サダヲ主演で映画化もされたお話です。

 様々な種類の病気にかかりやすく、虫にも弱いリンゴを栽培するには、農薬を使わなくては無理と考えられていたその時代に、農家としての収入もなくなり、家族が貧乏のために食べるものもほとんどなくなるような状況の中で、木村さんが山の中で彷徨い歩いた揚句に土の豊かさに気付き、本来自然が持っている生命の豊かさを生かす栽培法に行きついたというお話です。そう語ってしまえば簡単ですが、そこに行きつくまでの苦労があってこそ、奇跡のリンゴが生まれたのです、そんなことを伝えました。

 どうしてだろう、知りたい、そんな思いが生まれたときが1つのチャンスです。その訳をひたすら考えてみる、思いついたことを実際に試してみる、失敗した原因をまた考えてみる、何度も何度も時間を掛けて繰り返すことで別の方法が見えてくる、そんな何かを学ぼうとする姿勢を大切にしてください、子供たちには、そう呼び掛けました。少しでも子供たちの心に何か感じられるといいと思います。
 
  その後は、児童代表として2年生の松永 琴美さんが3学期の抱負を述べました。2学期の活動の反省とともに、3学期のやりたいことを発表しました。堂々と自分の希望を伝えられた作文に大きな拍手をいただきました。

 式に遅れてくる子もなく、始業式としてはとてもいいスタートが切れました。

明日は、3学期始業式です。

 例年以上に長かった冬休み、いかがお過ごしでしたでしょうか?

 2学期末には、市内各学校ともインフルエンザ様症状で欠席する子供たちが多数いたとの報告もありましたが、本校でも終業式の直前に欠席する人数が少し増えました。休み中にインフルエンザや風邪等の病気、けがで苦しむ子がいなかったかと心配しています。今のところ、学校にけがや病気、事故等の連絡は来ておりません。明日の始業式には、子供たちがみな元気に登校することを願っています。

 先生たちもみな揃って元気に仕事を始めています。1月30日に迫った研究発表会に向けて、準備を進めています。すでにのんびりしている雰囲気がまったくない職員室です。学年便りや学校便りも印刷されて、いよいよ子供たちが来るのを待つばかりとなりました。

 昼間からは空が晴れ上がったものの、今朝は道路が凍りついているほどの寒さが広がっていました。明日も同様のことが予想されますので、時間に余裕をもって登校できるよう、ご配慮をお願いいたします。

 今日12時頃の学校周辺の様子から