過去の推進室情報 2008年

推進室情報 2008年

野外活動を企画する

初任者研修宿泊研修会2日目。
日中はすばらしい天気に恵まれました。

野外活動の講師は財団法人キープ協会の若林正冶先生です。
 


アイスブレーク(体ほぐし・心ほぐし)のゲームを教わりました。


大成荘周辺でネーチャーゲームを体験しました。

   
野外活動のまとめです。「体験学習法の循環学習プロセス」、これをもとに、野外活動の指導計画づくりに取り組みました。「企画づくりに大切な6つの力・・・アイディア力、柔らかな発想力、マーケティング力、豊かな発想力、つかみ力、伝える力」

高原の朝

雲一つない澄みきった青い空。
透き通るような風が高原の木々を吹きぬけます。
  
 青空の下の大成荘

 清流のせせらぎ

  
 
                            くっきりと見える八ヶ岳

            さわやかな高原の道

ICTパワー合宿はパワー全開


ICTパワー合宿2日目。

 
午前中は、ひのっ子教育21開発委員会(理科ねっとわーく)と、ICT活用研究委員会算数部会との合同研修です。国士舘大学の茅野公穂先生の講義、演習を受けました。
国の調査等から、全体的な傾向として、図形の認識が弱いという課題が見られます。
中学校へのつながりを視野に入れながら、この現状を解決する方策について考える機会をもちました。動的幾何学環境の授業での活用についてヒントをいただき、図形を操作・変形できるCabri3D、Cabri?を紹介していただきました。

 
午後は、算数チーム、理科チームに分かれての自主研修です。
算数チームは、インタラクティブ・スタディ教材の1.2年生教材について、話し合いました。その後、各自の教材開発を行いました。長野市から、教材開発の実践者である堀越則夫先生も応援に駆けつけてくださいました。

 
理科チームは、2学期に実践する理科ねっとわーくを活用した授業の指導案作成に取りかかりました。また、「自分のお勧めコンテンツ」の発表会を行いました。

八ヶ岳高原大成荘に来ています

日野市立八ヶ岳高原大成荘に来ています。
八ヶ岳高原も昼間は蒸し暑かったのですが、夜は涼しい風が吹いています。
今日から3日間、初任者研修宿泊研修会と、ICTパワー合宿が行われています。

今朝の日野は、真夏の太陽が照りつけていました。
目指す八ヶ岳高原方面には積乱雲・・・
激しい雷雨の中を走り抜けるようにして、宿に到着しました。
夕方には雨も上がり、今日は予定通りのスケジュールで進みました。

★ICTパワー合宿
  ICTパワー合宿とは、理科の研究を行っている“ひのっ子教育21開発委員会”と、算数の研究を行っている“ICT活用研究委員会実践部会”の合同合宿のことです。
  
 講師の信州大学 東原義訓先生(左)と三崎隆先生(右)

三崎先生に、理科の授業の基礎と、理科ねっとわーくを活用した理科の授業のあり方についてご指導いただきました。

  夕食後は、東原先生によるCASAの教材開発入門についての講義です。

★初任者研修宿泊研修会
  明日の野外活動に向けての演習です。
もっとも印象深い自分の野外活動体験と、子どもたちに体験させたい野外活動は・・・。
 飯ごう炊さん 
  キャンプファイアー

地元の農家の方から学ぶ

新学習指導要領に対応した教育課題研修「食育(社会の変化への対応の観点から教科等を横断して改善すべき事項)」を実施しました。学校課の丸副主幹に研修のコーディネートをお願いしました。栄養士の方、産業振興課の職員、地元の農家の方のご協力を得て、研修を実施することができました。
 

★以下、丸副主幹の研修レポートです。

東京の里山(日野市百草)で「農業で生活する」というライフスタイルをかたくなに守り、ほぼ自給自足の生活をされている石坂昌子さんが本日の講師でした。自家の庭や畑を会場に日野の伝統的な文化や技術を体験する教室「自然のめぐみを楽しむ会」で年間を通して、「味噌の仕込み」「草木染」「しめ縄づくり」などを伝承されています。そんな石坂さんに「地粉で作るすいとん」「しそジュース」「茄子の塩もみ」の調理実習のご指導いただきました。
農家のお母さんたちが作る食事は、素早く、素材の味を生かした、愛情たっぷりの料理だということがよくわかりました。地粉の団子は歯ごたえがありおいしかったです。すいとんを初めて食べたという先生もいらっしゃいました。日野では昔から終戦記念日に「すいとん」を食べる習慣もあるそうです。「しそジュース」はクエン酸で色がワインレッドに変わった瞬間、理科の実験みたいーとの声も・・・ 「茄子の塩もみ」は、みょうがと大葉、それぞれで塩もみしたシンプルなものでしたが石坂家の採れたて野菜の素材の味をたっぷり味わえた研修でした。
本物の味、旬のもの、身近な材料を肩肘はらず食す。これぞ「食育」の原点だと思いました。
石坂さんは化粧水も自家製、ハンドクリームでもあり、ヘルペスの薬でもあり、アトピーにも効く、それは「どくだみ」で作るそうです。お手伝いいただいた日野市女性農業者の会「みちくさ会」の方々、「みちくさ会」担当の産業振興課の方ありがとうございました。

◆受講者の先生の感想です。

◇食育はバランスよくとることが大切だと思っていましたが、見た目の色で考えていくことも
    できることがわかりました。子ども達にはわかりやすいし、時間のない保護者などにもやり 
    やすい(考えやすい)方法だと思いました。実習では地元の野菜をふんだんに使ったすいと
    んをいただき、初めて作ったので、とてもおいしく感じました。切り方も好きでよいとのこ
    とで、子どもたちにも実習させられると思います。シソジュースもはじめは緑色だというこ
    とを知らなかったので、これも授業でやれば子ども達が大喜びするだろうと思いました。子
    ども達に、家庭科の栄養素の授業の中で、教科書にのっているものだけでなく、今日のお話
    の中で出てきたことも伝えていきたいです。

◇午前の部の講義では、まず食生活をふりかえることが大切ということ、そして“食”に対する
    情報が多い中、何を自分のものとして取り入れるか、食生活が生活リズムを整えるというこ
    とが印象的でした。午後の部の実践では、同じテーブルになった人と会話をしながら、一緒
    に作ること、そして食べること、何気ないけれど、現代の生活の中で少なくなってきている
    ことを感じました。食べることは、生きていく上で欠かすことができないことであり、園児
    や保護者には食の大切さを知らせ、同僚には今回の内容をもとに、園内研に少しでも生かせ
    たら…と思いました。

◇「食育とは、栄養観を育てること、栄養観は人生観」という勝山先生の言葉が心に残りまし
    た。時間栄養学というのは初めて聞きましたが、「朝の果物は金、昼の果物は銀、夜の果物
    は銅」というのを昔聞いたことがありました。昔の人は格言のようにして、きちんと“食
    育”をしていたと思いますが、情報氾濫の現代は、かえって正しい知識でなく、よけいな情報
    ばかりです。児童の栄養は保護者が担っていますが、そこがうまくいかないのが現状です。
    学校(教師)が担わざるを得ない現状なので、自分自身もあふれる情報に踊らされることな
    く、正しい栄養の知識をもっている必要を痛感します。本日は新しい知識も含め、楽しく栄
    養について学ぶことができました。調理実習もお野菜たっぷりいただいて、幸せでした。今
    年度の校内研で「食育」を核にして研究を進めているので、本日の内容を取り入れていきた
    いと思います。単なる知識としての栄養学ではなく、実生活に生かせる食育を目指します。
  「選んで食べられる子」が目標なので、“松花堂弁当型”“5色揃え”を参考にさせていただきま
    す。本校も農家の方に協力していただいているので、地野菜、農業体験を活用した食育にも
    取り組んでいきたいです。

授業のねらいに合わせて効果的に使えたら・・・

夏季ICT活用教育研修7日目。


「児童・生徒の活用 授業中の提示(プレゼンテーションソフト)」の研修です。
  ICT活用指導力B-1,2,3,4 C-2,3
プレゼンテーションソフトを活用して教材を作成し、授業を組み立てる研修会です。
研修会の後半は自作の教材を提示しながらミニ授業を行いました。
  


◆受講した先生の感想です。

◇午前中は、プレゼンテーションソフトの基本操作を学びました。
 大学の頃に、あまりプレゼンテーションソフトを使用していなかった為、とても勉強になり
    ました。又、明日から初任者研修もあるため、事前にプレゼンテーションソフトを学ぶこと
    ができ、明日から使用できると思うと今からワクワクしています。午後は、プレゼンテー
    ションソフトを用いた授業準備をしました。午前中の丁寧な説明のおかげで、午後は十分に
    活用することができました。私自身、着実な成果がみられた1日でした。

◇これまで、プレゼンテーションソフトは一応説明書は読んだものの、なんとなく使っていた
    ので、今回この研修で、どんな機能があるかがわかって大変勉強になりました。また、e-黒
    板を利用した発表で、他の先生方のプレゼンテーションを見て、「こういう使い方があるん
    だな。」という発見があったことと、同時に、まだまだ奥が深いプレゼンテーションソフト
    であることを実感し、ますます興味がもてました。今後も、授業で活用しながらレベルアッ
    プしていきたいと思います。

◇市内の様々な先生方の様々の教科のプレゼンテーションソフト教材を見ることができ、それ
    ぞれの工夫におどろきました。子どもでなくとも、おもわず見入ってしまうような効果を用
    いたり、シンプルでも理解しやすい表示方法であったり、すぐにでも実践してみたくなるも
    のばかりでした。プレゼンテーションソフトのテンポよい表示や、効果音、アニメーション
    などの機能を、授業のねらいに合わせて効果的に使えたら良いと思います。

◇プレゼンテーションソフトの使い方を分かりやすく説明していただき、疑問点は、担当の方
    にアドバイスをもらって解決できました。2学期からの授業に活用できる教材を作成でき
    て、充実した研修会になったと思います。児童がより深く理解するために、児童が操作しな
    がら進める教材について、もっと研究、開発していきたいです。

日野のすばらしい自然を誇りに思う

新学習指導要領に対応した教育課題研修「環境教育(社会の変化への対応の観点から教科等を横断して改善すべき事項)」を実施しました。

暑い一日でしたが、日野市環境情報センターの杉浦忠機さんを講師に、日野の自然を探索しました。午前中は高幡不動境内付近を歩き、雑木林や丘陵の植物をウオッチング、午後は浅川の水辺で水生生物のウオッチングを行いました。
 
 

◆受講した先生の感想です。

◇日野の自然がこんなに豊かなことを改めて知りました。日野市には台地や様々な地形と生物
    の多様性があることがわかりました。他に誇れるものです。今後は子ども達をもっと野外に
    連れ出す機会をもっと増やそうと思いました。

◇日野市はすばらしい自然と同時に素晴らしい施設や人材に恵まれていることを知り、心強く
    思いました。子ども時代の体験が環境に目を向ける第一歩になると思うので、専門家の方に
    ご指導いただきながら、2学期の生活科で取り組んでいきます。

◇植物の名前と特徴をたくさん教えていただき、興味深く聞きました。身の回りの雑草や雑木
    林にも名前や由来がわかると親しみがわくものだなと思いました。水生生物の種類で水のき
    れいさがわかるという話にも興味をもちました。思っていたよりもたくさんの生物がいて、
    川にもぐっと親しみがわき、この美しい自然を守りたいという気持ちになりました。

◇今までは植物や生物の知識が全く無かったので困ることばかりでした。今日の研修で、植物
    の特徴や見分け方、観察の仕方、名称の由来を知り、興味深くなりました。特に、モテない
    鳥の話や蝶道については、中学生にもわかりやすく、すぐにでも話してあげられると思いま
    した。2学期は、総合的な学習の時間で、1年生に日野市の自然について学ばせます。今日の
    資料や知識を活用できたらと思います。

悪意のある道具にしないために

夏季ICT活用教育研修6日目。


「情報モラル」の研修です。ICT活用指導力D-1,2,3,4
小・中学校全校に導入されているソフト「Netモラル」を活用した授業を組み立てる研修です。
研修会中に放映されたNHK教育「ネットいじめに向き合うために」も視聴しました。

  
子ども達の現状についての話し合い 

「Net モラル」教材研究 

  
 ミニ授業の発表

 
◆受講した先生の感想です。

◇30歳以上の大人は、インターネットや携帯電話のなかった時代を知っているため、「情報
    を外界に発信すること」「外界の情報を受け取ること」への慎重さがある程度ありますが、
    子ども達は生まれたときからコンピュータや携帯電話が身近にあったので疑いなく使ってい
    るような気がします。機械は便利なものですが、それを使うのはあくまでも人間であり、そ
    の使う相手側の人間の気持ちしだいで悪意ある道具になったり、知識無く使うと思いかけず
    加害者になってしまうことを再認識させるため、情報モラル教育が必要であると改めて気づ
    かされました。

◇中学校の先生や他校の先生、保健室の先生と、現場の現状を交えて話を聞くことができたの
    で、とても勉強になりました。現状は、子ども達の方が先に行っていて、大人の方がついて
    いっていないことがよくわかりました。この教材が学校に導入されていることが知っていま
    したので、2学期は実際の児童の様子を考えながら積極的に活用していこうと思います。保
    護者会でも使えると思います。

Innovative Teachers Day 2008

本日、学校のICT化と効果的な活用を考えるイベントが東京ミッドタウンで開かれました。
このイベントは今回で3回目だそうです。

5月早々に、文部科学省の参与を務めておられる小泉教授が推進室を訪問された際、このイベントへの参加を依頼されました。
日野市は2つのセッションに、パネリストとして登壇しました。

下の画像は、応援に駆けつけてくれたICTサポートスタップが撮影し、送ってくれたものです。

 
                                                     セッション
「学校の情報システム管理について~簡単に安全に運用するにはどうするべきか~」
                                  村田企画調整課長がパネリストとして登壇。

 
         セッション「教育CIOの役割を考える~ICT活用を根付かせる体制作り~」
                                        推進室長がパネリストとして登壇。

古典(落語)に学ぶ

新学習指導要領に対応した教育課題研修「伝統や文化に関する教育の充実」を実施しました。
今日の研修のテーマは“古典(落語)に学ぶ”です。

講師として噺家にきていただきました。
前半は落語について語っていただき、後半は実際に落語三席を講演していただきました。
 

◆受講者の先生の感想です。

◇落語はあまりなじみがなかったのですが、初心者にもわかりやすく解説していただき、興味
    がわきました。せんすや手ぬぐいを使った所作も、さすがにプロだなあと思いました。語り
    かけるような話しぶりに教室での話し方を見直そうと思いました。

◇日本の伝統話芸をたっぷりと楽しむことができ、貴重な体験でした。人間関係(人と人との
    コミュニケーション)において、大人とは限らず対子どもにも、落語のオチや地口、シャレ
    につながる精神をもって接すると、ゆとりが生まれ、豊かになってくると感じました。

◇落語とは「人間の業の肯定」というお話があったが、日本人庶民の人生観、つらい世を生き
    ていく気持ちのもちようの知恵を感じました。また、表の教育、裏の教育というお話もあり
    ましたが、どんな ◆受講者の先生の感想です。

◇落語はあまりなじみがなかったのですが、初心者にもわかりやすく解説していただき、興味
    がわきました。せんすや手ぬぐいを使った所作も、さすがにプロだなあと思いました。語り
    かけるような話しぶりに教室での話し方を見直そうと思いました。

◇日本の伝統話芸をたっぷりと楽しむことができ、貴重な体験でした。人間関係(人と人との
    コミュニケーション)において、大人とは限らず対子どもにも、落語のオチや地口、シャレ
    につながる精神をもって接すると、ゆとりが生まれ、豊かになってくると感じました。

◇落語とは「人間の業の肯定」というお話があったが、日本人庶民の人生観、つらい世を生き
    ていく気持ちのもちようの知恵を感じました。また、表の教育、裏の教育というお話もあり
    ましたが、どんな

日野のまちが好きになりました

今日は、「郷土教育」の研修会を実施しました。教育センターの調査研究「郷土教育研究」の研究委員会と合同の研修会です。
講師を務めて下さったのは日野一小の小杉校長先生と日野四小の小坂教諭です。

日野台地南部の崖線下から湧き出している中央図書館下湧水群は、東京都の名湧水の一つです。ここから豊田用水に沿って受講者全員で歩きました。最後は浅川に合流です。
                   
 

七生中学校の自噴井戸にも寄りました。この豊富な水源を用いて学校ビオトープも整備されています。
 

◆受講者の先生の感想です。

◇用水を見て、日野にはまだこんなに美しい水があるのか、こんなに豊かな場所があるのかと
    驚きました。子ども達の心のよりどころとなるふるさと意識を育むことで、地域だけでなく
    周囲の人も大切にする思いやりの心も育つのだと思います。授業を通してそのような心を育
    てられるよう自分自身も学んでいきたいです。今日のフィールドワークで私も日野のまちが
    好きになりました。

◇普段はまず学べない夏休みならではの貴重な研修でした。日野市の自然を守っていこうとす
    る市民グループやボランティアの方々の姿勢もわかりました。子ども達に日野市のすばらし
    さを伝えていきたいと思います。住んでいる場所を知り、誇りをもてるということはとても
    大切なことだと思いました。

◇先人達が水を大切にして無駄のない利用をしていた工夫に頭の下がる思いです。子ども達に
    地域を知り、用水によって豊かな他を広げ、稲作が行われてきたことを理解させ、用水を大
    切にする心を育てたいと思います。また、豊田に寺小屋から始まった学校を開き、教育の大
    切さを感じて力を注がれてきた地域の方々に感謝です。

◇湧水を地域がどのように生かしてきたか、地域上、歴史上の視点で理解できたのが成果でし
    た。地域学習は、郷土教育研究を進めている方の実践を紹介する野が最も効果的であると言
    うことが実感です。今日の研修を通して、地域学習及び東京都の学習の導入として「豊田用
    水」が取り上げられると考えています。

◇初めて豊田用水を歩き、清流の街、日野市の特色を知ることができました。この環境が今後
    も残っていくと良いと思います。実際の授業で、教材として活用していきたいと思います。
    今日は、その手法が学べました。

◇今まで知っているようで知らないことがたくさんありました。豊田用水の豊かさと人々の智
    恵について学びました。3・4年生の社会科はもちろん、理科や総合的な学習の時間で生か
    していきます。知識だけではなく、身近な体験から出発し、日野の子どもでなければ味わえ
    ない学習がしてみたいと思います。

自信がつきました

夏季ICT活用教育研修4日目。
今日は、「ICT活用授業相談」です。


先生方の授業のニーズに合わせた、ICT活用授業の相談に応じ、授業案の作成を支援するという内容です。日頃からメディアコーディネータが要請に応じて学校に出向き、実施していることですが、今日は一日かけてじっくり取り組んでいただきました。受講者は4名でしたので、マンツーマンで実施することができました。

4名の先生全員が、作成した教材等を使って2学期に実施するミニ授業を行い、互いに相互評価も行いました。
「一日があっという間に終わりました。」
「最後に互いの授業を見合うことができ、アイディアを交換できて良かったです。」
「ICTの活用は教材研究があってこそだと感じました。」
「自信がつきました。」という感想をいただきました。

  
 小学校第2学年 生活科
「秋、ドングリを見つけよう」
 小学校第3学年 算数
「グラフ」
  
 小学校第3学年 算数
「グラフ」
小学校特別支援学級第4・5学年 算数
「時計の見かた」

マナーの奥深さを知る 

本日は初任者研修でした。
今日のテーマは「教員に求められるマナーとコミュニケーションスキル」
接遇研修の専門家に指導していただきました。
  20080730-6.jpg     お辞儀の仕方。
上体を腰から倒す。
背中45°
会釈も立ち止まってした方がきれい。

★以下、初任者の先生の感想です。

◇あいさつの仕方一つでも、相手に与える印象が大きく変わること。大きな声でなくとも、
    相手の目を見て伝えることが大切であると学びました。また、ちょっとした気配りの仕方が
    非常に大切であることなど多くのことを学びました。明日からすぐに生かしていきます。

◇学生時代にアルバイトで接客をしていたので、マナーやサービスに対しての意識を強くも
    ち、試行錯誤していました。今回の研修で、マナーの奥深さを知り、当時の答えが分かった
    ような気がしました。このことは、今後の職務でも生かして生きたいと思います。また、
    普段から心情理解には十分気をつけているつもりでしたが、「あいづち」や「おうむ返し」
    など具体的な方法が知れてよかったです。

◇普段当たり前すぎてなかなか人に聞きづらかったマナーや礼儀についてのお話を聞くことが
    できて、とても勉強になりました。保護者の方の価値観は様々です。それぞれの期待値が違
    う以上、こちらの「当たり前」を言うのではなく、相手の立場に共感して寄り添いながら受
    け入れることが重要であることを再確認しました。

◇悩んでいる保護者の方に対して「こうすべきです」と、一つの方法を与えるのではなく、
  「こうしたらどうでしょう?」と提案をし、選択決定するのは保護者であるということを学び
    ました。そこから、満足するかどうかは保護者の方次第で、教師が決めることでないので
    す。教師は、保護者の方の要求(事前期待)をある程度予想し、提案を考えておくことがとて
    も大切だということが分かりました。日常の小さなところから保護者との信頼関係を作り、
    クレームの発生を未然に防ぎたいと思いました。

個に応じた指導を充実させるために

夏季ICT活用教育研修3日目。


「児童の活用(インタラクティブスタディ)」の研修です。ICT活用指導力C-4 A-4

基礎・基本の完全習得を目指して、一人一人の理解状況の把握の仕方を学び、2学期の算数で
実際に活用することがゴールです。
  

☆以下、受講した先生の感想です。

・間違えた答えに対しての支援画面を見たくて、たくさん間違えながら問題に取り組んでみま
   した。内容が充実していて楽しく取り組めました。
・マンツーマンの少人数受講をさせていただき、とてもぜいたくでありがたかったです。
・個に応じた指導を充実させるにはコンピュータが必要だと実感しました。机間指導しながら
   ノート指導を行い、そして、子どもの理解度も見ることができるのは、とても効率的だと思
   いました。
・以前にも一度研修を受けたことがありますが、機械対子どもという無機質感や教師はできる
   だけ手を出さないという後ろめたさがあって、「これでいいのかな」という感じをもってい
   ました。しかし、今日の研修で、信州大学の先生のVTRを見て、使いこなして活用していく
   わざと効果がよくわかりました。以前よりずっと前向きな思いになっています。2学期から
   やってみます。

日野市の先生大活躍

日野市の先生が都内で活躍しています。

今日は、東京都教職員研修センターの情報教育の研修会で、潤徳小学校の一ッ柳主幹教諭が、日野市を代表して実践事例を発表しました。
その様子を、担当の三神統括指導主事が、画像と共に次のように伝えてくださいました。
 


「小学校の実践事例を、具体的かつ適切にご報告いただきました。
ICT活用といいますと、これまでの教育とは異なる特別なことをしなければならないとか、機器を使いこなせなければいけないなどと思いこんで、とかく、力みすぎてしまうことがあります。しかし、ICT機器をツールの一つとして、日々の授業に効果的に活用されている事例を、実際にeー黒板や書画カメラなどの機器も持ってきていただき、実演しながらご紹介いただきました。発表の内容は、私たちが期待していたとおりのことであり、また、文部科学省の永井視学官からも、賞賛のことばがありました。」

児童・生徒の「話す力」「聞く力」を育てるために

新学習指導要領に対応した教育課題研修「言語活動の充実」を実施しました。

★講師は、NHK放送研修センター日本語センターの加藤昌男先生です。
    加藤先生は、元アナウンサーでいらっしゃいます。テーマは、話し言葉の基本
 ~わかりやすく、的確な情報伝達~(先生のための言葉セミナー)です。

 3人グループで実習も行いました。話した言葉をICレコーダーで録音し、
   再生を聴きながら振り返りました。

★児童・生徒の「話す力」「聞く力」を伸ばすためのポイント
  ☆「場面意識」「相手意識」を養う・・・「どこで」「だれに」話すのか。
  ☆あいまいなことばで終わらせない
  ☆先生自身が「豊かなことば」を示す
 


★受講された先生の感想です。

◇長い間話し言葉を大切にして深く考えてこられた先生のお話は、とても説得力がありまし
    た。子ども達が私の話をちゃんと聞いてくれないと嘆くより、まず自分の話し方を吟味する
    ことがいかに大事なのかということがよくわかりました。

◇自分はよく子どもの前でだらだらと説明をしてしまいます。今回の先生のお話を聞いて、
    改めて伝え方の工夫の大切さを感じました。聞き手がわかりやすいように簡潔に伝えていく
    力を付けたいと思いました。今日の研修では、話し方のポイントを学びました。まず結論、
    文は短く、全体が先、部分は後。筋道を立てて・・・    
    子ども達が日々一番関わる大人として、言葉に気をつけ、豊かな言葉を使っていける子ども
    になってもらいたいと強く思いました。

◇結論を先に伝え、話す内容を構造化してとらえること、これは、自分が子どもに話すときに
    も、子どもに話し方を教えるときにも、また会議等でも役立てられそうだと感じました。
    子どもの言葉を育てる立場として、自分の言葉にもっと意識を向けていかなくてはと思いま
    した。特に、豊かな言葉に関しては、自分も耳が痛い部分があったので、本を読んだり人と
    話したりして磨いていきたい。

◇話し言葉に自信がもてるようになりました。特に、結論から先に話して、部分は後から伝え
    るという流れを理解しました。この流れを授業でも応用していきたいと思います。また、
    話し方にも構造があり、組み立てると分かりやすく話しやすいこともわかりました。これか
    らの自分の財産になりました。

◇印象に残ったのは、「言葉は消える」ということ。だからこそ、大事なこと、必要なことを
    しっかり伝える工夫が必要なんだということをお話や実践を通して学びました。また、今ま
    で自分がいかに意識せずに話をしてきたかを痛感し、反省しました。自分の課題が見えてき
    ました。今回の研修に参加して、改めて日本語の難しさや楽しさを感じました。


今日もきれいです。夏の夕方の雲の芸術・・・(午後7時)
夏休みに入って一週間。
連日実施している研修会場には、熱心な先生方の姿があります。
日野市の先生はがんばっています!

教師のアイディアと発想が授業を楽しくする

新学習指導要領に対応した教育課題研修「理数教育の充実」を実施しました。

★午前中は、ひのっ子教育21開発委員会の委員と合同研修です。
神奈川県立栗原高校副校長の関明先生にお越しいただきました。
テーマは「デジタル教材活用のひと工夫」です。
   
                             明るい教室でも画像がよく見える・・・自作スクリーン紹介
            (リア・プロジェクションスクリーン、サイド・プロジェクションスクリーン)

   
                       もっと効果的な使い方を工夫する・・・画像に合わせたスクリーン

   
                                                          究極のボディ・スクリーン

   
                               「こんなものも活用できます。」外国のサイトも参考に・・・ 

★受講した先生の感想です。

◇今まではデジタルコンテンツを使うときにどういうコンテンツがあるか、どんな素材がある
    かを意識して探していました。今回、話を聞く中で、コンテンツを自分なりに工夫して、
    生かした方法があることを学びました。ボディースクリーンや地球の投影は、とても興味深
    く楽しかったです。

◇スクリーンの前に立つと影ができてしまうことや、明るい教室では見づらいことを感じてい
    たので、それを解決できるスクリーンを是非使いたいと思いました。すべてをデジタルにす
    るのではなく、素材を選んで工夫して使うという視点に納得しました。先生自身が楽しんで
    教材開発することの大切さを教えていただきました。

◇実践に直接役立つお話でした。すぐに授業に取り入れたいと感じました。デジタル教材をよ
    り立体的に見せることがわかり、いろいろやってみたくなりました。2学期は、太陽系を教
    室に持ち込みたいと思います。生徒と一緒に立体的に宇宙を眺めてみたいと思います。
    先生のおっしゃった
  「良い授業のポイントは、参加型!身体を張れ!生徒が意欲をもつように!」
    が本当に参考になりました。

◇教材研究に注ぐ熱意、姿勢がとても勉強になりました。地球を丸いスクリーンに投影した
    り、人の人体の中身を全身タイツに投影したりする場面では、自分の子ども達が声を上げて
    目をくぎづけにしている様子を想像し、自分もやってみたいと思いました。関先生の実践を
    参考にし、自分なりの教材を作ってみたいです。

◇様々なところに教材はあり、自分の見方を変えるだけで授業が生きもののように変化してい
   くことを実感しました。デジタルな教材を一時間ずっと使い続けるのではなく、使い方を工
    夫することで、より良さが引き立つことが分かったので、これからも教材研究に励みたいと
    思います。

◇教師の仕事は工夫する仕事だと改めて感じました。工夫をする楽しさや喜びを関先生のプレ
    ゼンテーションを聞いて感じました。私も時間を作って、教材・教具の研究をしていきたい
    と思います。リア・プロジェクションの方式のプロジェクターは以前から考えていたので、
    今回の講義を聞いて自分でもいろいろ工夫してみます。

★午後は、JST主任研究員の榊原博子先生にお越しいただき、
    デジタル教材を活用した授業作りについてお話ししていただきました。
    その後、2学期の指導案を作成し、受講者によるミニ授業を行いました。

   
                                                   以下、受講者のミニ授業の様子です。
   

夏の夕方の芸術

暑い一日が終わろうとしているひととき。
庁舎から見える夕方の空は、ちょっとした芸術。

   
                                               刻一刻と空の表情が変わっていきます・・・
   
               午後6時55分                             午後7時5分                                    午後7時15分

アカデミックなまち 日野

日野市の大イベント「よさこい祭」が開催され、にぎやかな音楽が流れていた昨日の午後。庁内5階の会議室では、勉強会が行われていました。
ひの市民大学専門教養学部前期の「文化を読み取る視点」というテーマの講座です。
昨日は3回シリーズの最終回でした。


「受講者は年配の方も多くいらっしゃいますが、皆さん、(大学の学生より)非常に熱心です。講義を熱心に聴き、講義後もすぐにお帰りにならず、積極的に質問されます。」
と、講師の社会教育委員の荻野治雄先生。

日野の熱い夏

本日と明日の2日間、第8回 ひのよさこい祭が開かれています。
今年は49チーム(連)が参加し、1000名を越える踊り子さんが参加するということです。午後は、途中にわか雨に悩まされながらも、市役所前の中央公園で、各チーム(連)の演舞が披露されました。このあと、本日夜と、明日は、日野、高幡、多摩平各地商店街で「流し踊り」が行われます。

結成4年目の日野市役所連「誠楽」も大活躍でした。5月から週に2回、業務終了後2時間の練習を重ねてきました。 「市民の皆様に日頃の感謝とおもてなしの心をこめて踊りました!」