過去の推進室情報 2008年

推進室情報 2008年

協同学習が展開されています(2)

昨日は、上記の(1)が終わった段階で、両校の授業者(担任)に推進室に来ていただき、東原教授の指導のもとに、以下のような打ち合わせを行いました。

(1)児童の活動の進行状況に関する情報交換
(2)何を共通の課題としていくか
(3)誰と誰をペアにするか
(4)児童へ何と指示するか
(5)掲示のタイミング

 

協同学習が展開されています(1)

日野第四小学校と潤徳小学校の5年生による学校間協同学習が展開されています。
テーマは「お米」。 次のような手順で進めています。
(1)社会科の学習の発展として追究してきた成果をスタディノートにまとめる。
(2)相手校に伝える。
(3)質問や感想を送り合う。
(4)他校の友達からの返事を参考に、自分の作品を改善する。

  
 日野第四小学校にて
  
 潤徳小学校にて
◆このような学校間の協同学習が成立するための条件は、それに先立つ共通の体験活動があることです。それがないと、他校の相手に伝えたい内容をもつことができません。自分も体験し、相手の活動も知ったとき、お互いのやりとりが表面的でなく、学習が深まっていくのです・・・    今回の実践では2校が共通して、米作りの活動を行ってきたことが鍵となっています。両校ともに、「米作り」の体験活動を、社会科の指導計画に適切に位置付け、社会科としての体験的な活動のねらいを明確にしていました。

*「スタディノート」:作品の作成とインターネット掲示板の返信機能による情報交換が可能な学校用グループウェアで、市内小・中学校 全校に導入されています。この掲示板の設定等に、メディアコーディネータもお手伝いしました。

ICT審査始まる

今日から12月2日まで、セキュリティ部門のICT審査が始まります。
外部委託業者である専門家、推進室職員、メディアコーディネータで市内の全校を回ります。


昨年度までの2年間も、年に1回、現場指導という形で各学校を回ってきましたが、課題となったことは、セキュリティポリシー実施手順に基づく各学校の取組にかなりのばらつきがあったことです。組織としてしっかり取組んでいる学校には、継続して行うように意識づけを行うこと、また取組がなされていない学校には、強い啓発を行う必要があります。そこで、今年度は、実施手順の中から「これは絶対に守るべき事項」を10項目に精選し、この項目を11月の校長会であらかじめ明示しておきました。
10項目の審査項目を5段階で評価し、全ての項目において4または5という基準を満たすことが目的です。

審査結果は12月下旬に庁内で行われる「学校情報セキュリティ対策委員会」に報告され、審査結果、合格した学校があればICTマークが付与されることになります。

 
                               昼間の職員室・・・クリアデスクが徹底されている学校

仲田小学校学校課訪問

仲田小学校の学校課訪問を実施しました。

  
校舎の北を多摩川がゆったりと
流れています。 
 先日の産業祭りに出品された
「かかし」です。
◆本校は、今年度の研究奨励校です。
テーマは「体験を通して考える、なかだっ子の育成」。
恵まれた学校周辺の自然環境を生かして、体験活動を充実させています。
本日の5時間目も第6学年の総合的な学習の時間(なかだの時間)の研究授業が行われました。
「みつめよう、身近な自然」というテーマで、年間を通じて仲田の森で発見した
課題を追究する活動です。

◆午前中は全ての学級の授業を参観しました。
全学年でICTが積極的に活用されていました。

  
 第1学年国語
「しらせたいな、見せたいな」
ICT活用指導力C-3
自分の書いた絵を見せながら、
紹介文を読んでいます。

 第2学年音楽「夕やけこやけ」
ICT活用指導力B-1
歌詞の表す情景を想像できるように
いくつかの画像を提示しています。

  
 第3学年総合的な学習の時間
「かいこをそだてよう」
ICT活用指導力C-1
飼育してきたカイコについての
疑問を追究するために
情報を収集しています。
第4学年総合的な学習の時間
「多摩川とぼく・わたし」
ICT活用指導力B-2、3(C-3)
自分たちの体験(調査、実験)を
ポスター形式で
表現するための方法を学んでいます。

  
第5学年総合的な学習の時間
「水田学習プロジェクト」
ICT活用指導力B-2、3(C-3)
水田について学習してきた成果を
コンピュータでまとめる計画を
たてています。 
 第6学年国語
「作文がうまれるまで 卒業文集の推敲」
 ICT活用指導力B-3
友達の作文を掲示して、アドバイスを
出し合いながら加除修正を行っています。

火をつける初めての経験

今日は、ひのっ子教育21開発委員会の月例会です。
日野第六小学校で理科ねっとわーくを活用した研究授業を行いました。

今回は、4年生の授業です。アルコールランプ、マッチの使い方を知り、
安全に正しく操作できるようにすることがねらいです。(ICT活用指導力B-3)

理科ねっとわーく「アルコールランプの使い方」のデジタル教材の動画を見ながら
操作方法を学びました。
  


          グループごとに練習です。一人一人がアルコールランプに火をつけます。
                            「マッチで火をつける時に、勇気がいりました・・・」
                            「ふたをかぶせて消す時、ちょっとこわかったです・・・」
  
  

協議会では、子供たちの実態が話し合われました。
本時の授業では、クラスの約半数の児童が、マッチで火をつける初めての経験となりました。
マッチの持ち方、火の扱いに慣れていない子供たちです。中学校の先生からは、中学生でも、実験で、ガスバーナーにうまく火をつけることができない生徒がいることも話されました。
改めて、小学校4年生の段階で、「火をつけることを怖がらないこと」「正しくアルコールランプが使えるようにすること」が大切であることが話し合われました。小・中の教員が一緒に同じ理科の授業を見て、話し合いの場をもてることが、この委員会の良さです。

また、協議会では、このデジタル教材をどのように活用して授業を展開したら、実験(操作)の時間をより多くとることができるかについても話し合われました。

  

第五幼稚園学校課訪問

第五幼稚園の学校課訪問を実施しました。
本園は、日野第八小学校と三沢中学校に隣接し、幼・小・中の連携が図られています。
今朝、年長組の子供たちは、日野第八小学校の学習発表会作品鑑賞に行きました。
5年生にやさしく案内されて、感動して帰ってきました・・・

     
            サクラの落ち葉、夏ミカン、キンカン・・・秋の自然に囲まれた素敵な園庭です。

   
「大きなトンネルにしようね。
      川にあとで水を流そう。」
          ふかふか落ち葉の
          じゅうたんの上で・・・
「電柱から信号機に電気を       
送っているところだよ。」
     
                        いもほりから帰ってきた年少組。見事に育った大きなサツマイモです。

   
                 「エルマーのぼうけん」を聞いている年長組。先生の読み聞かせ大好き。

   
明日から産休に入る先生と、しばしのお別れ。先生と握手して、
どんぐりのアクセサリーをもらいました。
「先生の赤ちゃん、まだ先生のおなかに入っているの?早く出てきてね。」
「みんな、先生のおなかの赤ちゃんを大事にしてくれてありがとう。」

七生緑小学校開校式



本日、七生緑小学校の開校式が開催されました。



この4月に開校して7ヶ月。今日は、完成した校歌と校章が披露されました。
作詞、作曲、作成された3人の方のご挨拶もいただきました。

 
                       披露された校歌を歌う5,6年生の児童。すばらしい歌声です。
                                 正面横の壁には、校歌の歌詞が投影されました。



◆校章の由来〈七生緑小学校が作成した資料より)

・学校には、とても多くの種類の野鳥が見られます。中央の青い鳥の形でそれらの
  「野鳥」を表しています。また、七生の「七」の文字を図案化しています。

・上方の七つの丸は、児童、保護者、教職員の願いを表しています。
 〈やさしく かしこく たくましく 温かく 厳しく 明るく 楽しく)

・緑色の七枚の葉は、七生丘陵の緑豊かな自然を表しています。

・左上の葉と丸の間の空間で未来や希望を表しています。
 そこに向かって飛んでいく鳥の姿に、児童たちが未来に向かって
    羽ばたいていく姿を重なり合わせています。

日野第二中学校学校課訪問

本日、日野第二中学校の学校課訪問を実施しました。

「PC等事故ゼロキャンペーン」のお知らせが、職員室に掲示されていました。
職員室は、クリアデスクを目指しています。
  
  
                                                                                            ↑ 副校長先生もクリアデスク

                   校長先生もクリアデスク。右は校長先生の生け花コーナー〈校長室にて)
  


◆すべての学級の授業を見せていただきました。
ICTが日常的に活用されている教科がありました。

英語は少人数による授業です。英語室を設けてICT機器を常設し、自作教材やデジタル教材など、毎時間ICTを活用した授業が行われています。ICT活用指導力Bー1.2.3.4
  
  

理科室の後ろにICT機器を常設し、理科ねっとわーくのデジタル教材が日常的に活用されています。本時の授業は、第3学年「生物の細胞と生殖」。授業の導入で、カエルの発生のデジタル教材が使われました。(ICT活用指導力Bー2 )
  

美術室には、デジタルカメラで記録された過去の先輩の生徒の作品が掲示されています。
バックミュージックが静かに流れ、生徒はみな自分の世界に入り、作品制作に没頭しています。(ICT活用指導力B-1)
  

視聴覚室にもICT機器が常設されています。ここでは社会科の授業が行われていました。
第3学年「裁判員制度」。導入でDVD教材が使われました。(ICT活用指導力B-2)


◆研究協議会のテーマは、本校が特に力を入れている「ICT活用教育」と「特別支援教育」の2つです。ICT活用教育は、教務主任〈主幹教諭)の先生が中心となって、校務での活用、授業での活用が、着々と確実に進められています。

◇校務では、校務支援システムの活用も定着してきました。
朝の回覧板、成績管理機能、時数管理機能、出欠管理機能は全員で使われています。
週案簿も約半数の先生が、評価欄も含めて活用されていました。
今後はひのっ子宝箱をうまく活用していきたいということでした。

  

研究協議会では、教務主任と進路指導主任(研究)によるプレゼンテーションが行われました。
校内で共有している「授業フォルダ」の『自作教材』を紹介していただきました。

◇授業では、ICTの活用が定着し日常的に使われている教科が見られ、すばらしいことだと感じました。本校では、ICTが視覚に訴える効果を実感されています。今後は、それぞれの教科のねらいを達成するために、先生方の教科の専門性と創意工夫が発揮されることを願っています。また、中学校においては、どうしても、先生の説明が中心の授業となりがちです。
生徒が考えたことを意見交換しあったり、学びあったりする機会が少ないように感じます。
ICTは、こういう場を作るきっかけや手段となる可能性があると考えます。

晩秋の青空に輝く木の葉

ここ数日間、暦の上だけではなく、実際に冬がやってきたかと思うほど冷えこんでいました。
この冷え込みが、中央公園の木々の葉の色を、一段と鮮やかにしたようです。

今日は、久しぶりに暖かな太陽の日差しです。
晩秋の青空に、木々の葉が一段と輝いていました。

                   
 
 

多摩地域市町村情報システム研究協議会

本日午後、東京自治会館で開催された“多摩地域市町村情報システム研究協議会”に出席させていただきました。東京都の市町村で、情報システムを担当する部署の責任者(課長等)が集まる会議です。今日の定例会では、本市の情報システム課長に依頼されて、「ICT活用教育を日常化させるための行政の戦略」について紹介させていただきました。

 


◇「ICT環境を整えてもなかなか学校が動かない。一部の熱心な先生のみが活用しているが・・・」といった質問がありました。
会場では、特に、校長とMCの役割を強調させていただきましたが、ここで、あらためて、それに回答させていただきます.

ポイントは学校へのサポート体制を確立させることだと考えます。
日野市は、教育委員会、情報システム課等の行政部局が連携し、市をあげて学校のサポートをしています。
行政、企業、学校、専門家と連携できている日野市のサポート体制を、改めて誇りに思います。
推進室はこれをつなぐ大きな責任があります。
推進室のメディアコーディネータも、先生方を支援する役割を果たしてきました。
学校からの信頼を受けて支援を要請されることは、大変うれしいことです。
サポート体制が整ったところで、実際にICT化を進めていくのは、それぞれの学校です。
組織として動いていくためには、校長のリーダーシップが必要です。
日野市では、校長が学校CIOとして、方針を教職員に周知し、リーダーダーシップを発揮しています。それを支えて組織マネジメントを構築しているのが教務主任です。

◇参加されたみなさんの反応に、都内の他市も可能性が高いと感じました.
日野市もさらに頑張らねばと思いを新たにしました。

七生中学校教育委員会訪問

七生中学校の教育委員会訪問を実施しました。

◆本校は、4月30日に、日野市の中学校の小・中連携教育の取組の一つとして、代々木の国立オリンピック記念青少年センターで、1泊2日のオリエンテーション合宿を実施しました。
この取組は、今年で3年目となりました。
このことは当日の推進室のサイトでも紹介しています。
「小学生から中学生への意識改善」
https://www.hino-tky.ed.jp/ict-edu_nc2/modules/wordpress1/index.php?m=200804

◆7月31日の「郷土教育」の研修会では、本校の七生中学校の自噴井戸も研修場所となりました。この豊富な水源を用いて学校ビオトープも整備されています。
このことは当日の推進室のサイトでも紹介しています。
「日野のまちが好きになりました」
https://www.hino-tky.ed.jp/ict-edu_nc2/modules/wordpress1/index.php?m=200807

◆全学級の授業も見せていただきました。
ICTを活用した授業もありました。

  
 第1学年社会「都道府県を調べよう」
ICT活用指導力Bー3
地図帳や統計資料の図を拡大して
提示しています。
第1学年理科「火山活動」
ICT活用指導力Bー1,2
授業の導入で、ハワイの火山活動の様子を
映像で紹介しています。
(デジタル教材の活用) 

    ◆5組(特別支援学級)ではICTが積極的に活用されていました。

  
社会「宮城県の地理と文化」
ICT活用指導力Bー1,2
画像をスライドショーで提示し、
イメージを高めています。 
社会「地図のきまり」
ICT活用指導力C-1
プロジェクターで映した地図をマジックで
なぞり、地図の書き方を学んでいます。 

協同学習

協同学習の打合会を行いました。
市内の学校間で、共通のテーマで追究してきたことを、スタディノートの掲示板を活用して情報交換し、互いに学び合っていくという学習です。
今月、潤徳小学校の5年生と日野第四小学校の5年生が、社会科と総合的な学習の時間に、それぞれの学校で追究してきた「稲作」をテーマに協同学習を行う予定です。
推進室に両校の校長先生方がお見えになって、東原教授に協同学習の進め方のアドバイスをいただきました。

 

◇以下、東原教授からいただいた、協同学習を設計するときの視点についてアドバイスです。
  ・地域が異なることに意味がある
  ・いろいろな立場が見えてくることに意味がある
  ・時間が異なることに意味がある
  ・経験が異なることに意味がある
  ・経験が共通であることに意味がある
  ・親近感が深まることに意味がある
  ・経験、時間を共有することに意味がある
  ・競争することに意味がある
  ・参加することに意味がある
  ・新しい情報であることに意味がある

◇今回の協同学習ではどのような意味が見出せるかを、皆で考えてみました。
その結果、「共通の経験や活動成果を交換して、共通点や異なる点を見出し、互いに質問をすることによって、学習の広がりと深まりをもたらすこと」をねらうことになりました。

収穫の秋のまつり



第42回日野市産業まつりが昨日と今日の2日間にわたって開催されました。
今年は市内の実践女子短期大学「常磐祭」と連携して行われました。
冷たい雨に降られましたが、2日間で、合わせて約44,000人にのぼる来場者が
訪れたということです。



収穫の秋に地元でとれた新鮮な野菜の宝船です。
市内の小学校から出品された「案山子コンクール」も実施されました。

潤徳小学校研究発表会

本日、本市の研究課題校である潤徳小学校の研究発表会を開催し、全学年でデジタル教材を活用した生活科と理科の授業を公開しました。この研究発表会は、科学技術振興機構(JST)の科学技術理解増進事業である「実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究」の成果報告も兼ねています。

田口直委員長 ご挨拶
「先月行われた理科教育推進研究中間報告によると、理科が好きと答えた日野市の子供は、小学校第6学年で93%、これは全国平均64%を大きく上回る結果です。この結果を見る限り、理科離れは、ひのっ子には起こっていません。理科が好きであるという子供たちの願いに答えて、力を付けていけるよう、理科の授業を一層充実させていく必要があります。」


                            研究主任から、本校の研究についての発表がありました。
 

第6学年の授業で使用した「ボディスクリーン」を紹介していただきました。(全身タイツを着た体の上に、直接デジタル教材を投影します。回転できる3D画像なので、横からも後ろからも立体的に見ることができます。


「科学史は面白い」
JST事業主幹、日本経済新聞者社友、元東京工業大学教授の鳥井弘之先生に講演していただきました。コンピュータ、パソコン、インターネットの歴史と、コンピュータ発展史からの教訓について大変わかりやす楽しいお話をしていただきました。
 

宮崎芳子校長先生の謝辞・・・
常に新しいことにチャレンジし、前向きにがんばる潤徳小学校の先生方です。

晩秋を飾る花

立冬を目前に、急に冷え込んできました。
菊の花々が、晩秋の市民プラザ(庁舎前広場)を彩っています。
 


明日は潤徳小学校の研究発表会です。
豊かな自然に囲まれている潤徳小学校の晩秋を味わってもらおうと
学校の周りに咲いている野花を採ってきて飾っている先生の姿がありました。
さりげないおもてなしの心です。

ICTマーク

◇本日の校長会でICTマークについてお伝えしました。
「セキュリティ面」、「授業活用」、「校務活用」の3つの面において、頑張っている学校にICTマークを付与するものです。

◇「セキュリティ面」については、教育センターの調査研究のひとつである「ICT活用委員会」の環境整備策定部会で、専門家を交えて、評価項目(最低限守ってもらいたい事項)の検討を重ね、決定しました。
この審査は、毎年実施している現場指導の際に実施します。(今月下旬から来月上旬)
審査の結果、10項目すべてが、5段階の5または4という結果だった学校に、ICTマークを付与する予定です。

◇「授業活用」、「校務活用」についてのICTマークは、その評価項目を現在検討中です。

学校経営重点計画

◇明星大学の鯨井先生の研究室を訪問しました。
今後、日野市の学校評価プロジェクトに助言者として加わっていただくための打ち合わせです。

◇学校評価が、学校教育法、同施行規則の改正により義務づけられたことを受けて、日野市では、管理職研修や主幹教諭研修を実施するとともに、学校評価プロジェクトを立ち上げて、学校経営重点計画等の検討を行ってきました。
現在、各学校のWebサイトで、学校経営重点計画を掲載するところです。
学校経営重点計画に示した評価項目は、市の主要施策に関する共通の3項目(ICT活用教育、特別支援教育、幼保・小・中の連携教育)と、学校が独自に設定した3~7項目です。

  
                                            明星大学の鯨井俊彦教授の研究室にて


          明星大学から見える日野市役所

保護者も一緒に情報安全教育

◇日野第三中学校で、学校公開の授業後、PTA家庭教育学級による保護者向けの「ケータイ安全教室」が開かれました。子どもたちの携帯電話の所持率や使い方の現状、インターネット機能による犯罪に巻き込まれている事例の紹介などがありました。後半は、子どもたちに携帯電話を持たせる場合にはフィルタリング機能を使用することや、家庭でのルール作りが重要であることなどが話題になりました。その後、先生も一緒に保護者間で、子どもの携帯電話の使用についての意見交換が行われました。
 

◇子どもの携帯電話の利用については、大きな社会問題となっています。このような学校公開の際に、保護者の方と一緒に考えていく機会を作ることが大切だと考えています。推進室が作成した保護者向けと子ども向けのお知らせは、本サイトの「資料」からダウンロードできます。

日野第四中学校学校課訪問

日野第四中学校の学校課訪問を実施しました。本校は、花いっぱいの学校です。

下の画像は、本校自慢の“日野第四中学校ガーデニングサークル”の方々が作った花壇です。
明日、11月1日の東京都教育の日には、都庁大会議場で、56団体の学校活動支援団体に対して感謝状の贈呈が行われますが、その一つに選ばれました。
  

3.4時間目は各教室の授業を見せていただきました。
ICTを活用した授業もありました。

    
 第1学年理科「変化する大地」    
ICT活用指導力B-2.3      
理科室では随時、デジタル教材を  
提示できるようにしてあります。

 第3学年数学「2乗に比例する関数」
ICT活用指導力B-1
少人数学習集団に分かれ、、提示した
問題による個に応じた指導を行っています。

  
 第1学年美術「ゲルニカを味わう」
ICT活用指導力B-3
ピカソについてのエピソードを紹介しながら
美術作品の鑑賞をしています。
 

5時間目はICTを活用した3つの授業研究が行われ、授業後に協議会を行いました。
協議会では、ICTによる効果として、生徒の学習意欲と集中力の向上が見られることが話題になりました。また、声かけや発問一つで生徒の反応が変わるという授業の基本についても再確認されました。日常的に活用するためにもっと台数が欲しい!!といった声も上がりました。

  
 第2学年美術「張り子によるお面の制作」 ICT活用指導力B-1.2
授業の導入時に、今までの制作過程を振り返ると同時に、
本時の活動のゴールと注意すべき点を確認しています。
  
 第2学年音楽「Hey Jude」 ICT活用指導力B-3
資料を拡大して説明しています。
また、キーボードをモニターに映して奏法の説明をしています。

 
 第1学年国語「未来をひらく微生物」 ICT活用指導力Bー3
教科書の本文を拡大し、段落のまとめ方を学んでいます。

英国の情報

横浜国立大学の野中先生が来室されました。
海外のICT活用教育の状況に大変詳しい先生で、英国の学校のICT環境や、国家をあげてのICT戦略、管理職の研修、ICTマークなどについて教えていただきました。

                            メディアコーディネータの予約サイトに興味をもたれる野中先生
 

平山小学校学校課訪問

平山小学校の学校課訪問を実施しました。

本校は、新校舎で新たにコミュニティスクールとして出発しました。
地域の熱い思いを受けてのスタートです。

          校長室に飾られたイノシシイモ


ICTは、全教科、全学級の授業で日常的に活用されています。
先生が教材を作成して提示したり、(ICT活用指導力B)、子供達が表現したり
(ICT活用指導力C)、様々な活用方法をバランスよく取り入れています。

今日も以下のような授業が見られました。

  
第2学年国語「思い出の動物園」
ICT活用指導力C-3
動物園の絵日記を拡大して
見せながら発表しています。 
 第6学年道徳「公共でのマナー」
ICT活用指導力Bー1
導入時で、本時の教材(資料)にかかわる
画像を見せて、意欲付けを行っています。
(しつけのきびしさで出てくるシンガポールについて、国のイメージができる画像)

その他、次のような授業が行われていました。

◇第1学年算数「たしざん」 ICT活用指導力C-3 
 自分の計算の仕方を、拡大して発表していました。
◇第6学年社会科「明治維新をつくりあげた人々」 
   ICT活用指導力B-2 資料を拡大提示し、共有していました。

5時間目は、第5学年算数の研究授業が行われました。
「小数のわり算を考えてみよう」 ICT活用指導力C-3 

  
  
第5学年算数「小数のわり算を考えてみよう」 ICT活用指導力B-3,C-3 
ICTは、子供達が自分の解き方を発表したり、先生が解法を説明したりする手段として活用されていました。

日野市環境マネジメントシステム外部審査

日野市はISO14001(環境マネジメントシステム)の認証を取得しています。
7月の内部審査に続いて、本日夕方、庁内の教育部全体で、外部審査を受けました。

“校庭の芝生化”や“ひのっ子エコアクション”の話が中心となりました。
推進室も質問を受け、“ペーパーレス化”について話題になりました。
学校の情報化と環境負荷軽減について考える機会となりました。
ICTの活用は、紙資源の削減と同時に、人や物の移動の削減もでき、環境への
「プラスの効果」を高めることにつながります。
今後も、校務支援システムや学校の共有フォルダをうまく活用してペーパーレス化を推進すると同時に、会議や研修の効率的な運営についても考えていきたいと思います。

 

見えないところで学校を支えています

見えないところで、学校のネットワークやデータを守るために活躍している情報システム課。

トラブルが発生した時には、専門業者による夜を徹しての作業が続きます。
その作業の立会いに付き添うのが情報システム課の職員です。
今朝は、室長も職員とともに夜通しの作業に付き添い、朝を迎えました。

今朝は、雲ひとつない空があけました。
朝日を眺めていると、「今日も一日無事に過ごせますように・・・」
と祈らずにはいられません。

 
                                            庁舎から眺める朝日(午前6時半)


                  うっすら見える富士山

日野第一小学校学校課訪問

本校は、学制発布に伴い、日野宿の日野学校として明治6年に設立された135周年目の伝統ある学校です。地域(ふるさと日野)をテーマに研究を進めています。
本校の小杉校長先生は、日野市の郷土教育の第一人者で、毎年の初任者研修「日野地域巡り」や、郷土教育の研修会の講師として活躍されています。

すべての教室の授業を見せていただきました。
ICTを活用した授業もありました。

  
 第5学年社会科「工業生産と工業地域」
ICT活用指導力Bー2
Web上の資料を提示しています。
第6学年 学習発表会の練習
「夢から覚めた夢」
ICT活用指導力Cー4
ビデオを再生して自分の演技を振り返り、
課題を見つけています。 

5時間目は、第5学年の総合的な学習の時間
「ひのいち交流プロジェクト」の研究授業でした。

隣接している第三幼稚園の園児との交流計画を立てています。
前回の交流経験を生かして、次回は幼児の喜ぶ遊びを計画しようというものです。グループごとにアドバイスも交換し合っていました。この交流にかかわっている児童は、来年度は6年生として新1年生となった園児を迎えることになります。
 

ICT活用の校内研修

先週は、2つの学校でICT活用の校内研修会が行われ、MC(メディアコーディネータ)も
支援させていただきました。

   
東光寺小学校では、ICT担当の先生が中心となって、校内の先生全員を対象にした、ICTの授業活用の研修会を企画されました。学年ごとに時間を決め、内容によって分けた会場を3箇所用意しました。日常の授業でICT機器(eー黒板・書画カメラ・スタディノート)を使っていて、疑問に思っていることや、もっと効果的な活用方法があるのではないかといったことを質問していただき、実際に機器を操作しながら学んでいただきました。
参加された先生方からは「今日学んだことを明日から使ってみよう」という声や「今まで困っていたことが解消できた」といううれしい声が聞かれました。

   
七生中学校では、教務主任の先生が中心となって、校務支援システムの「ひのっ子宝箱」の研修会が行われました。先生たちが全員で、校内の子ども達のよいところ、がんばったことを集めて、それを宝として情報共有するための方法を学ぶ研修会です。研修では、先生方が実際に、生徒のよさを何人も入力してくださったということです。ひのっ子宝箱を活用することで、通知表作成にも生かせると感じていただけたようです。


大人の知らない子供のネット脅威

◇今週の火曜日、霞ヶ関のナレッジスクエアで、全国Webカウンセリング協議会の
安川雅史先生の講演会があり、メディアコーディネータが参加してきました。
安川先生には、今年5月に、日野市の情報安全教育の研修会でご指導いただきました。
講義の内容は、さっそくICT活用NEWSとして、市内の先生方にお伝えしました。

以下、メディアコーディネータの活動日誌より・・・

◇2時間半に及ぶ講演の内容は、「大人の知らない子どものネット脅威」。
子どもたちを取り巻くネット環境の現状とネットいじめの実態、学校や家庭で見せる子どものSOSのサインなど、大人が知っておくべき対処法、学校裏サイトの検索方法や削除依頼方法など、盛りだくさんの内容でした。大切なことは、まず大人が子どもたちの世界に関心をもち「知る」こと、そしてネットの怖さを具体的に伝えることです。
   安川先生の次の言葉が印象的でした。
  「子どもたちはブレーキのかけ方を知りません。アクセルを踏み続けている状態です。
   大人がちゃんとブレーキのかけ方を教えてあげて下さい。」

学校CIO補佐役としての教務主任

教務主任研修会を開催しました。
テーマは「平成21年度の教育課程の編成に向けて」

 

校務の情報化に向けての意見交換も行いました。
日野市の教務主任は学校CIO補佐役として、大きな役割を果たしています。
それぞれの教務主任が、ICT化に向けてどのように学校組織を動かしているかについて
発表し合いました。

  
 小学校の事例・・・若手教員の多い学校なので、授業も校務も、若手教員の力を借りて、みんなで学び合う体制をとっています。
先日の校内研修も、自分が説明役となり、
若手教員に補佐を頼みました。
 中学校の事例・・・校務では、使わざるを得ない状況を作り、今や当たり前のように
活用されています。授業では、とにかく
全員が使うことから始め、今年は
それぞれがより効果的な使い方の
計画を立てて実施しています。

後半は、小・中分かれて研修です。

  
 小学校・・・来年度は全校が成績管理機能を活用して通知表を作成するため、
すでに実施している学校を中心に、
評価の流れを確認しました。
 中学校・・・今年から全校が
校務支援システムの成績管理システムを
活用して通知表を作成しています。
このための教務主任の努力は
相当なものでした。

ICT化を推進するための予算

羽村市教育委員会教育総務課の職員の方が来室されました。
来年度のICT環境整備の予算化を目指して資料を作成するために、
話をお聞きになりたいということでした。

東京都の各自治体にも動きが見られるようになりました。
今後は、都内の各教育委員会が、首長部局や学校と連携して、
「学校のICT化のサポート体制」を整備していくことが期待されます。

中学校から魔女がやって来た~ハロウィーン~

日野市の主要施策の一つ、小・中連携教育。
本日、旭が丘小学校で「小・中交流研修会」が行われ、旭が丘小、六小、滝合小、日野第四中の4校の先生方が集まりました。

5校時の公開授業は、6学年3クラスの英語活動、『ハロウィーンパーティ』です。
それぞれのクラスに魔女がやって来て、楽しいゲームを教えてくれました。
このすてきな魔女は・・・日野四中の英語科の女性の先生方でした・・・

この日のために、旭が丘小6年の担任の先生と、日野四中英語科の先生は、何度も打ち合わせを行ってきたということです。

 

地域の核となる学校

本日午後、平山小学校の学校運営協議会、委員任命式が行われました。
教育委員会から17名の方に辞令をお渡ししました。



◆平山小学校の学校運営協議会については、まず、平成17年4月の平山小学校、平山台小学校統合協議会の報告書において提示されました。
平成17年度の教育センターの調査研究「平山小学校コミュニティーネット」を経て、平成19年度に、平山小学校に地域運営学校
準備委員会が設置されて、本校の今後の在り方について鋭意検討がなされました。
これを受けて、平成20年8月に、学校運営協議会(コミュニティスクール)の指定を教育委員会として行ったものです。

◆学校運営協議会は、地域が学校運営に参画するという新しく画期的な制度です。
平山小学校は、日野市の学校運営協議会の第一号となりました。
次のような権限と役割をもっていることが、これまでの学校運営連絡協議会とは大きく異なっているところです。
・教育課程の編成等の学校運営に関する校長の基本的な方針を承認すること
・学校運営に関する事項について教育委員会または学校に意見を申し出ることができること
・教職員の採用その他の任用について任命権者に対して意見を申し出ることができること



以下、田口直委員長の挨拶の一部です。

「皆様には、学校統合を円滑に進めるという大きな課題とあわせて、学校運営協議会の設置に向けて、いろいろとご尽力をいただいたことに改めて感謝申し上げます。平山小学校は、これまで、開かれた学校づくりを目指して地域の方や保護者の大きな協力を得ながら、教育活動を進めてきました。また、文部科学省の指定を受けた学力向上事業や特別支援教育などにも積極的に取り組んできました。今後は、このような実績の上に立って、地域の学校としてどのような学校を目指すか、地域の子どもたちをどのように伸ばしていくのか、委員の皆様方と学校との間で大いに協議していただき、日野市をリードする活力ある学校を作っていっていただきたいと考えております。教育委員会としても全面的にバックアップしてまいります。委員の皆様には、お忙しいところ恐縮ですが、かしこまった形ではなく、ふだん着で、地域の核となる平山小学校の発展、子供たちの健やかな成長のために、お力をいただくことをお願い申し上げます。」

三沢中学校教育委員会訪問

三沢中学校の教育委員会訪問を実施しました。
22学級で生徒数は800人を超え、都内でもトップを競う大規模校です。

廊下ですれ違った生徒達は、皆、気持ちいい挨拶をしてくれます。
大変活気のある学校です。

      整然と並べられた靴箱。


「校務の情報化に向けて着々と進んできました。校務支援システムの活用率100%です。」と、尾形校長先生。4つの授業で、ICTが活用されていました。

  
第2学年理科「電流の利用」
ICT活用指導力B-3
生徒のプリントを拡大して実験結果を
共有したり、理科ねっとわーくを使って
フレミングの法則を分かりやすく
提示したりしています。
 
第2学年家庭科「食生活を自分の手で」
ICT活用指導力B-4
調理実習のようすをスライドショーで
振り返り、学習のポイントを
提示しています。 
  
 第1学年技術科「部品の加工」
ICT活用指導力B-2
実習中に、安全に配慮するための
注意事項や、のこぎりの特徴について
提示しています。
第3学年技術科「情報基礎分野」
ICT活用指導力C-3
プレゼンテーションソフトの活用について
学び、実際に修学旅行のプレゼンテーションデータを作成しています。 

★今後もすべての教科で積極的に活用されるように、協議会では「市内の中学校のICTを活用した授業実践事例」を紹介させていただきました。

新学習指導要領で示された学校における教育の情報化を進めるために

午前中、文部科学省の「教育の情報化に関する手引」の作成検討委員会に出席しました。


この手引は、平成2年の「情報教育に関する手引」、平成14年の「新・情報教育に関する手引」に続くものです。
新学習指導要領では、学校における教育の情報化について一層の充実が図られており、これを円滑かつ確実な実施できるよう、来年度の新学習指導要領の移行措置開始までに完成させるという急ピッチの日程で作成される予定です。

学校における情報化の推進体制については、日野市がこの3年間に取り組んできたことが、これから取り組もうとしている自治体の参考になれそうです。

子ども達に、教科で身につける力と情報活用能力をつけるために、日野市が現在進めている「各教科等におけるICT活用」を引き続き充実させていかなければならないことを痛感しました。あわせて、各学校で進めている情報安全教育についても、確実に実施していく必要性を感じました。

★文部科学省Webサイト 「教育の情報化に関する手引」作成検討会
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/056/index.htm#meibo

ネット・携帯電話に係るトラブル等に関する対応について

日野市では、これまでも、子どもをネット上のトラブルから守るために、教育広報
「ひのっ子きょういく」や保護者向けの講演会、PTA研修会等で、
呼びかけをしてきたところです。

先日、東京都教育委員会からも、アピール文が出されました。
推進室では、その内容をわかりやすくして、保護者向けと子ども向けのお知らせを作成しました。

ネット・携帯電話に係るトラブル等に関する対応について(東京都教育委員会)

子どもの携帯電話利用についてのアピール(PDF)

 
児童・生徒向けのお知らせ
(画像をクリックするとダウンロードできます)

 
保護者向けのお知らせ
(画像をクリックするとダウンロードできます)

2月19日の本発表に向けて

★調査研究の中間報告は、どれも迫力、説得力のあるものでした。
日野市のプレゼンテーションの質は相当高いのではないか・・・という話題になりました。
中間発表会には、馬場市長、田口教員委員長をはじめ、多くの方が集まって下さいました。

 
 ★来賓の亀井浩明先生(教育センター運営審議会委員長 帝京大学名誉教授)から、コメントをいただきました。

「本日の中間発表会は、知的好奇心が刺激されました。
実践されている渦中の人の発言には迫力があります。
実践を踏まえて理論を構築していく・・・これこそが実践研究です。
情報化時代です。実践情報を相互に交換し合い、発展されることを願っています。」

★加島教育長が、4つの調査研究についてそれぞれ講評されました。


・日野教育の「底力」を感じました。OB(センター所員)の方の力を感じました。
・教員に求められる資質・能力は指導力と調整力だと思いますが、教員のアンケート結果からも
   そう感じました。実践研究を進めるためには、自己研修、自主研修が重要ですが、
   それをどう推進していくかです。
・日野市が取ってきたICTの推進体制が全国から注目されています。基盤整備が終わり、
    次はそれを指導でどう活用するかです。今進めている実践研究を生かし、今後は各教員の
    工夫に任せて活用するだけではなく、ひのっ子の学力とICTを関連づけ、体系的に、
 ICTをどの単元でどう使ったらいいのかを示していく必要があると考えます。
・全教科を担当している小学校の教員が理科を教えるために、そのバックアップ体制が必要です。
 その一つとして、中学校の理科の教員との連携も有効ではないでしょうか。
 全研修体系の中で、理科をどう位置づけるかも今後検討していく必要があります。
・日野市は教材の宝庫です。
 毎年発行される貴重な郷土教育の資料集に加えて、これらの資料をデータ化する構想が
    実現すると、教育センターが情報センターとしての役割を果たすことになります。

教育センター調査研究事業発表会は、平成21年2月19日(木)に実施されます。

育センター調査研究事業の中間報告会

午後より、教育センターで、調査研究事業の中間報告会が行われました。
教育センター開設5年目。この調査研究も5回目を迎えました。

         開会の挨拶をする篠原所長


4つの調査研究の中間報告が行われました。(以下の画像は、クリックすると拡大されます)

 ☆「教職員研修在り方
                            研究委員会」

報告は所員の品田先生です。
日野市の行政課題でもある
「研修体系の見直し、整備」に向けて調査研究を行っています。今後、日野市の教育が求める教師のすがた、日野市の教職員が身につける資質・能力、日野市の教職員研修体、若手教員の指導についてまとめていきます。

   

 
 

 

 

  ☆「ICT活用研究委員会」
報告は、所員の河野先生です。
(プレゼンデータの担当は所員の下山先生)この委員会の取組は、日野市のICT活用教育推進の歩みでもあります。今後は実践研究を深めること、ここまで定着してきた日野市のICT活用教育を継続、発展させる方策について検討していきます。

 

 
 

 

 

 ☆「理科教育推進研究委員会」
報告は、所員の大澤先生です。
日野市が力を入れている理科教育の質的改善を図るために、教育センターの役割・支援のあり方について研究を進めています。今後は、モデル校を中心に全校で取組んでいるJSTの「実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究」の充実と、来年度の全国理科教育研究協議会東京大会デジタル教材部会の会場市としての準備も進めていきます。

 

 
  

 

 

 ☆「郷土教育推進研究委員会」
報告は、委員長である日野第一
小学校の小杉校長先生と日野第四中学校の秋山校長先生をはじめとする委員の先生方です。(プレゼンデータの担当は所員の丘先生)自然、歴史
・・教材の宝庫である日野市の郷土教育の教材と、それを活用した実践事例が報告されました。


 
   

予想する必然性、根拠を見つけて推論

今日は、ひのっ子教育21開発委員会の月例会です。
旭が丘小学校で理科ねっとわーくを活用した研究授業を行いました。

★第5学年「台風と天気の変化」 ICT活用指導力C-1
映像などの気象情報を用いて、天気の変化の仕方についての考えをもつことができるようにすることがねらいです。台風の進路については、規則性がきっちりとは当てはまらず、集中豪雨などの自然災害に結びつくことがあります。本時の学習をもとにして、次時は子ども達が台風について課題を追究する活動に入ります。

★研究授業で・・・

  
 まず、雲画像を見て、自作のお天気ボードに台風を書き込みます。続いて、それぞれが
予想した台風の進路を書き込みます。次に、
その後の雲画像4枚を見て、正しい台風の
進路データを書き入れます。

 グループごとに、予想と結果から、気づいたことを発表しました。黒板には、
各班のお天気ボードがずらりと並びました。
  
「台風の雲の動きを動画で確かめましょう。
雲の動きによって天気はどう変わりますか?
雨の量はどうでしょう?」
「台風シミュレータで、グループごとに
進路を確かめてみましょう。」


★協議会で・・・ 
    グループごとに、理科ねっとわーくの
             デジタル教材を動かします。
「南のほうから北のほうへ動くのかな?」
「台風によって少し違うようだ・・・」
「偏西風と高気圧というのが
                                   関係あるのかな?」
  
  ☆協議会では、予想の立てさせ方、デジタル教材の見せ方(視点の与え方)等について
      協議しました。中学校の理科の教師と小学校の教師が意見を出し合いました。
      このように、小・中の教師が集まって議論し、学び合うことができるのが
      この委員会の良さです。
  ☆教師がどのような問いかけをしたらいいのか(思考を促す発問)、
      グループごとに協議して、演じてもらいました。(ミニ授業)

  
 協議会の途中でお見えになった東原教授が、予想の立てさせ方について、
ミニ模範授業をしてくださいました。
 ポイントは「予想する必然性」をもたせること。その結果、科学的なデータと
比べてどうだったかを考えさせること。
 日野第二中学校の山田悟志校長先生が、
本時の研究授業についてコメントを
くださいました。ポイントは
「理科は根拠を見つけて推論する力を
つけることが大切」、実証性、再現性、
客観性の観点から、子ども達が自ら
法則性を見つけていけるようにすること。

全国の方々と情報交換

日本教育工学会 第24 回全国大会第2日目。
昨日の雨もあがり、さわやかな秋空が広がっています。
キャンパス内の紅葉も始まりかけています。
 

ポスターセッションで、日野市の取組を発表しました。
昨年度から追加された校務支援システムの機能に関わる内容です。日野市が知恵を出し、
企業の開発者の方が、それを実現してして下さった主要機能の一部です。

 
                            『校務支援システムによる個別指導計画の作成・実施の効果』
   一人一人のニーズに応えた特別支援教育が展開できることを力説する梶野指導主事・・・

ポスターセッションで全国の方と情報交換できたことは大きな収穫でした。
同じ会場で発表された実践研究についても、直接お話を伺って質問に答えていただき、
多くのことを学ぶことができました。

来年の大会は9月。東京大学が会場になるということです。

多くの方の支えがあってこそ

日本教育工学会 第24 回全国大会が始まりました。
会場となった新潟県の上越教育大学。初日はあいにくの冷たい雨が降っています。


★一般発表で、日野市の取組を発表しました。

 
 

発表会場には、赤堀侃司会長をはじめとする研究者の先生方が聞きに来て下さいました。
日野市に助言下さった先生方や、日野市にかかわってくださっている企業の方々も駆けつけて下さいました。改めて、多くの方の支えがあってこそ日野市のICT活用教育の成果があることを実感しました。堀田龍也先生から、日野市の今後について質問をいただきました。日野市のICT活用教育が継続的に発展していけるよう、しっかりしくみを整えておかなければと再認識しました。


               発表を終えて関係者と・・・

秋空に飛び立つときトキ

昨日、夕方5時過ぎに、庁舎の窓から見えた夕方の空の芸術。
まるで、秋の空にトキが飛び立とうとしているようです。
 


明日から3日間、日本教育工学会 第24 回全国大会が開かれます。
会場は、新潟県の上越教育大学です。
日野市は、今年は指導主事2名と室長の3人で発表します。明日から新潟です。

【一般発表(10月11日)】
☆ICT活用教育を日常化するための行政の戦略
  Strategy of the administration to make ICT use education eternal on day
  五十嵐俊子 浮須勇人 東原義訓 

【ポスターセッション(10月12日)】
☆校務支援システムによる個別指導計画の作成・実施の効果
  An Effect of Individualized Education Plans by Web-Based School Management System
  梶野明信 五十嵐俊子 浮須勇人 東原義訓

☆校務支援システムによる授業時数の管理
  Counting System of the Number of Classes with Web-based School Management Systems
  鈴木基 五十嵐俊子 浮須勇人 東原義訓 

少しずつ紅葉

さわやかな秋空の下、日野の木々も少しずつ紅葉を始めました。

   
   
                            キンモクセイの花が、あたり一面を甘い香りで包んでいます。

第7回教育委員会定例会

第7回教育委員会定例会が開催されました。
日野市学校教育基本構想報告書と日野市学校評価実施要綱の制定の報告も行いました。

★日野市学校教育基本構想報告書
教育基本構想は、平成19年10月から、学識経験者や学校関係者、関係機関、市民など21名のメンバーが委員となって10回にわたる検討を重ねてきました。
地域に支えられた基本と先進の教育をめざして、3つの基本方針と教育目標を達成するための11の項目、88の主要施策で構成されています。

☆この報告書を原案として11月15日号広報に掲載し、11月16日から12月15日までパブリックコメントを実施します。
1月の教育委員会で決定し、3月14日の午後、市民会館の小ホールで報告会を開催する予定です。

★日野市学校評価実施要綱の制定
昨年改訂された学校教育法と学校教育法施行規則に、学校評価が規定されました。これを受け、日野市立学校の管理運営に関する規則にも学校評価を規定しました。
今回制定した要綱は、これらに基づき、学校評価に関して必要な事項が定められています。

☆日野市では、学校がこれまでも行ってきた学校評価を、次の3つの趣旨で充実・
 発展させていきます。
(1)学校における教育活動や運営についてその改善を図り、教育の質の向上・
    特色ある学校づくりを推進すること。
(2)学校における教育活動や運営について、保護者や地域住民等の理解と参画を得て、
    信頼される開かれた学校づくりを推進すること。
(3)教育委員会が学校評価の結果に基づき、教育の水準を確保するために必要な支援や
    条件整備を行うこと。

☆教育委員会では、学校評価プロジェクトチームを発足し、評価を視野に入れた標準的な学校経営重点計画表を作成しました。
この学校経営重点計画表は、次の大きな2つの評価項目に分かれています。
(1)学校が行う教育活動や運営に関する事項のうちから選んだ重点となる項目
(2)教育委員会が示す市の主要施策に関する項目
このうち、(2)は、市をあげて取り組んでいる各校共通の3つ項目として「ICT活用教育の充実」、「特別支援教育の充実」、「幼・小・中連携教育の充実」を設定しています。

☆学校経営重点計画表は、今月中に、各学校のWebサイトで公表していく予定です。

                                           画像は、本日の教育委員会の様子です。
 

ペーパレス会議が日常化してきた庁内

今年度、日野市内の学校は、全校でペーパレス会議に挑戦しているところですが、庁内でも定着してきました。

今朝の会議の通知は庁内メールで届きました。
「10月7日に開催された庁議の報告を下記のとおり行ないますので、庁内情報サービスの掲示板から、庁議資料をダウンロードして出席願います。    教育部長」


コンピュータを持ち込んで会議に臨んだ職員。
「ダウンロード」という言葉も定着してきました。

熱心な養護部会

★今日は、月に一回の小教研の日です。
小学校の先生方は、それぞれが所属する部会で、教科指導や児童理解の方法を研究しています。
研究授業を行った部会もいくつかありました。

★養護部会では、養護教諭の先生方が、旭が丘小学校のコンピュータ室に集まってICT研修を行いました。講師はメディアコーディネータです。
「勉強したいことがたくさんあるので来て下さい・・・」という派遣要請でした。
校務支援システムの保健管理機能の活用、e-黒板や書画カメラの活用、CMSでの発信・・・
実際に操作しながら、熱心に学ばれていました。
 

リソースルームの効果(庁内プレゼン)

ICT活用教育と同時に、日野市教育委員会の重点施策である特別支援教育について、本日、庁内プレゼンがありました。市長、副市長、教育長、教育委員、各部課長が参加されました。何人かの校長先生もお見えになりました。
  
加島教育長の挨拶

日野市の特別支援教育の特色は次の4点です。
・どの学校でも行われている取り組みであること
・市の総合行政として進められていること(子ども部、
    健康福祉部等)
・大学や特別支援学校等、専門機関と連携を図っていること
・保護者と一緒に進めていること ・・・・・  です。

   
前半は、特別支援教育推進チームから、日野市の取り組みについて紹介がありました。
最近では、都内で注目され、いろいろな機会で発表しています。

   
後半は、潤徳小学校のリソースルームの運営について紹介がありました。
「リソースルームに通う子どもたちは、みんなとても楽しみにしています。
どの子もできるようになりたいという気持ちをもっているのです。
前の年に、1年たってもできなかったことが、わずか数ヶ月で達成できたケースもあります。
通う時間は短いけれど、そこで自信を取り戻していくことが、学習へ意欲をもつきっかけとなっています。
担任や保護者の方の理解がどんどん深まってきました。」


 馬場市長からは、プレゼンテーションの感想を
いただきました。
「わずかな時間でしたが、分厚い専門書を一冊読んだような
  中身の濃さでした。  とてもわかりやすく勉強になりました。 庁内でも職員によるプレゼンテーションを実施していますが 今後もこのような機会を多く作っていただきたいと思います。

庁内プレゼンテーション終了後、夕方には、明星大学の小貫准教授が来庁されました。
特別支援教育推進チームの職員と打ち合わせです。さっそく次年度に向けてのご助言をいただきました。
 

ICT活用研究委員会『環境策定部会』

★市役所の会議室で、ICT活用研究委員会の『環境策定部会』を開きました。
今日集まったメンバーは、校長会代表、情報システム課長、庶務課長、学校課長、推進室長とそれぞれの部署の担当者及び指導主事です。
日野市のICT活用教育の助言者である東原教授も参加してくださいました。
会議の事務局は教育センターの二人の所員が務めてくださっています。

このICT活用研究委員会には、『環境策定部会』の他に『ICT活用実践部会』もあります。
こちらの部会は、国語(バタフライマップ)、算数(インタラクティブスタディ)、数学(カブリ3D)の3部会があり、それぞれの部員が専門家の指導のもとに実践研究に取り組んでいます。
 

★今日の会議では、地デジに対応していくための今後の整備の方向性、セキュリティー事故や
PCの破損事故を防ぐための手立て等について話し合われました。
ICTマークの審査やPC等事故ゼロキャンペーン運動の実施などが提案されました。

インターネット安全教室にメディアコーディネータが参加

先週の1日に、メディアコーディネータが研修に参加してきました。
経済産業省とNPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)の主催で行なわれている、全国情報セキュリティ啓発キャラバン「インターネット安全教室」です。
この「インターネット安全教室」は、4年前から継続的に行なわれている学習セミナーで、東京だけでなく、全国各地で開催されているものです。
 


以下、メディアコーディネータの研修記録より・・・

(1)JNSA(日本ネットワークセキュリティ協会)講師による講義
   トラブルや犯罪から子どもを守り、子どもを加害者にさせないよう、インターネットを
           安全に利用するための注意すべき6つの項目について、
           映像資料を用いて説明がありました。
    ・迷惑メールとウイルス対策
    ・無線LANの危険性
    ・個人情報(ID・パスワードなど)の扱い
    ・ファイル交換ソフトの危険性
    ・有害サイトから守る
    ・個人情報を公開するときの注意点

(2)警視庁ハイテク犯罪対策総合センター巡査部長による講義
   インターネットや携帯電話などの利用によって、子どもたちが犯罪に
           巻き込まれてしまった事例の紹介がありました。
    ・オークション詐欺・・・対策としては、無視する。料金を払わない。
                  自分から業者に連絡しない。悩まずに、大人や先生に相談する。
     消費者センター・警視庁HPなど、インターネットに関するトラブルを解決・
                  相談できるサイトを参照する。

(3)インターネット安全教室に参加して
   利用者を騙そうとする悪意のあるサイトや、蔓延するウィルス、ファイル共有ソフトに
           よる個人情報の漏洩、無料掲示板による誹謗中傷など、インターネットや携帯電話の利用
           によるトラブルや犯罪は後を絶えないようです。トラブルや犯罪から子どもを守ること、
           また、子どもが加害者になってしまわないように手立てを講じることが大切であることを
           痛感すると同時に、日野市の学校が安心してインターネットを活用できるのは、高いセ
          キュリティによって守られているからなのだと、改めて感じました。講師の先生の「子ど
          もがインターネットを通じて、どんな情報に接しているかを理解するように努め、家庭内
          でのコミュニケーションを密にすること…」という言葉が印象的でした。