過去の推進室情報 2008年

推進室情報 2008年

七生中学校教育委員会訪問

七生中学校の教育委員会訪問を実施しました。

◆本校は、4月30日に、日野市の中学校の小・中連携教育の取組の一つとして、代々木の国立オリンピック記念青少年センターで、1泊2日のオリエンテーション合宿を実施しました。
この取組は、今年で3年目となりました。
このことは当日の推進室のサイトでも紹介しています。
「小学生から中学生への意識改善」
https://www.hino-tky.ed.jp/ict-edu_nc2/modules/wordpress1/index.php?m=200804

◆7月31日の「郷土教育」の研修会では、本校の七生中学校の自噴井戸も研修場所となりました。この豊富な水源を用いて学校ビオトープも整備されています。
このことは当日の推進室のサイトでも紹介しています。
「日野のまちが好きになりました」
https://www.hino-tky.ed.jp/ict-edu_nc2/modules/wordpress1/index.php?m=200807

◆全学級の授業も見せていただきました。
ICTを活用した授業もありました。

  
 第1学年社会「都道府県を調べよう」
ICT活用指導力Bー3
地図帳や統計資料の図を拡大して
提示しています。
第1学年理科「火山活動」
ICT活用指導力Bー1,2
授業の導入で、ハワイの火山活動の様子を
映像で紹介しています。
(デジタル教材の活用) 

    ◆5組(特別支援学級)ではICTが積極的に活用されていました。

  
社会「宮城県の地理と文化」
ICT活用指導力Bー1,2
画像をスライドショーで提示し、
イメージを高めています。 
社会「地図のきまり」
ICT活用指導力C-1
プロジェクターで映した地図をマジックで
なぞり、地図の書き方を学んでいます。 

協同学習

協同学習の打合会を行いました。
市内の学校間で、共通のテーマで追究してきたことを、スタディノートの掲示板を活用して情報交換し、互いに学び合っていくという学習です。
今月、潤徳小学校の5年生と日野第四小学校の5年生が、社会科と総合的な学習の時間に、それぞれの学校で追究してきた「稲作」をテーマに協同学習を行う予定です。
推進室に両校の校長先生方がお見えになって、東原教授に協同学習の進め方のアドバイスをいただきました。

 

◇以下、東原教授からいただいた、協同学習を設計するときの視点についてアドバイスです。
  ・地域が異なることに意味がある
  ・いろいろな立場が見えてくることに意味がある
  ・時間が異なることに意味がある
  ・経験が異なることに意味がある
  ・経験が共通であることに意味がある
  ・親近感が深まることに意味がある
  ・経験、時間を共有することに意味がある
  ・競争することに意味がある
  ・参加することに意味がある
  ・新しい情報であることに意味がある

◇今回の協同学習ではどのような意味が見出せるかを、皆で考えてみました。
その結果、「共通の経験や活動成果を交換して、共通点や異なる点を見出し、互いに質問をすることによって、学習の広がりと深まりをもたらすこと」をねらうことになりました。

収穫の秋のまつり



第42回日野市産業まつりが昨日と今日の2日間にわたって開催されました。
今年は市内の実践女子短期大学「常磐祭」と連携して行われました。
冷たい雨に降られましたが、2日間で、合わせて約44,000人にのぼる来場者が
訪れたということです。



収穫の秋に地元でとれた新鮮な野菜の宝船です。
市内の小学校から出品された「案山子コンクール」も実施されました。

潤徳小学校研究発表会

本日、本市の研究課題校である潤徳小学校の研究発表会を開催し、全学年でデジタル教材を活用した生活科と理科の授業を公開しました。この研究発表会は、科学技術振興機構(JST)の科学技術理解増進事業である「実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究」の成果報告も兼ねています。

田口直委員長 ご挨拶
「先月行われた理科教育推進研究中間報告によると、理科が好きと答えた日野市の子供は、小学校第6学年で93%、これは全国平均64%を大きく上回る結果です。この結果を見る限り、理科離れは、ひのっ子には起こっていません。理科が好きであるという子供たちの願いに答えて、力を付けていけるよう、理科の授業を一層充実させていく必要があります。」


                            研究主任から、本校の研究についての発表がありました。
 

第6学年の授業で使用した「ボディスクリーン」を紹介していただきました。(全身タイツを着た体の上に、直接デジタル教材を投影します。回転できる3D画像なので、横からも後ろからも立体的に見ることができます。


「科学史は面白い」
JST事業主幹、日本経済新聞者社友、元東京工業大学教授の鳥井弘之先生に講演していただきました。コンピュータ、パソコン、インターネットの歴史と、コンピュータ発展史からの教訓について大変わかりやす楽しいお話をしていただきました。
 

宮崎芳子校長先生の謝辞・・・
常に新しいことにチャレンジし、前向きにがんばる潤徳小学校の先生方です。

晩秋を飾る花

立冬を目前に、急に冷え込んできました。
菊の花々が、晩秋の市民プラザ(庁舎前広場)を彩っています。
 


明日は潤徳小学校の研究発表会です。
豊かな自然に囲まれている潤徳小学校の晩秋を味わってもらおうと
学校の周りに咲いている野花を採ってきて飾っている先生の姿がありました。
さりげないおもてなしの心です。

ICTマーク

◇本日の校長会でICTマークについてお伝えしました。
「セキュリティ面」、「授業活用」、「校務活用」の3つの面において、頑張っている学校にICTマークを付与するものです。

◇「セキュリティ面」については、教育センターの調査研究のひとつである「ICT活用委員会」の環境整備策定部会で、専門家を交えて、評価項目(最低限守ってもらいたい事項)の検討を重ね、決定しました。
この審査は、毎年実施している現場指導の際に実施します。(今月下旬から来月上旬)
審査の結果、10項目すべてが、5段階の5または4という結果だった学校に、ICTマークを付与する予定です。

◇「授業活用」、「校務活用」についてのICTマークは、その評価項目を現在検討中です。

学校経営重点計画

◇明星大学の鯨井先生の研究室を訪問しました。
今後、日野市の学校評価プロジェクトに助言者として加わっていただくための打ち合わせです。

◇学校評価が、学校教育法、同施行規則の改正により義務づけられたことを受けて、日野市では、管理職研修や主幹教諭研修を実施するとともに、学校評価プロジェクトを立ち上げて、学校経営重点計画等の検討を行ってきました。
現在、各学校のWebサイトで、学校経営重点計画を掲載するところです。
学校経営重点計画に示した評価項目は、市の主要施策に関する共通の3項目(ICT活用教育、特別支援教育、幼保・小・中の連携教育)と、学校が独自に設定した3~7項目です。

  
                                            明星大学の鯨井俊彦教授の研究室にて


          明星大学から見える日野市役所

保護者も一緒に情報安全教育

◇日野第三中学校で、学校公開の授業後、PTA家庭教育学級による保護者向けの「ケータイ安全教室」が開かれました。子どもたちの携帯電話の所持率や使い方の現状、インターネット機能による犯罪に巻き込まれている事例の紹介などがありました。後半は、子どもたちに携帯電話を持たせる場合にはフィルタリング機能を使用することや、家庭でのルール作りが重要であることなどが話題になりました。その後、先生も一緒に保護者間で、子どもの携帯電話の使用についての意見交換が行われました。
 

◇子どもの携帯電話の利用については、大きな社会問題となっています。このような学校公開の際に、保護者の方と一緒に考えていく機会を作ることが大切だと考えています。推進室が作成した保護者向けと子ども向けのお知らせは、本サイトの「資料」からダウンロードできます。

日野第四中学校学校課訪問

日野第四中学校の学校課訪問を実施しました。本校は、花いっぱいの学校です。

下の画像は、本校自慢の“日野第四中学校ガーデニングサークル”の方々が作った花壇です。
明日、11月1日の東京都教育の日には、都庁大会議場で、56団体の学校活動支援団体に対して感謝状の贈呈が行われますが、その一つに選ばれました。
  

3.4時間目は各教室の授業を見せていただきました。
ICTを活用した授業もありました。

    
 第1学年理科「変化する大地」    
ICT活用指導力B-2.3      
理科室では随時、デジタル教材を  
提示できるようにしてあります。

 第3学年数学「2乗に比例する関数」
ICT活用指導力B-1
少人数学習集団に分かれ、、提示した
問題による個に応じた指導を行っています。

  
 第1学年美術「ゲルニカを味わう」
ICT活用指導力B-3
ピカソについてのエピソードを紹介しながら
美術作品の鑑賞をしています。
 

5時間目はICTを活用した3つの授業研究が行われ、授業後に協議会を行いました。
協議会では、ICTによる効果として、生徒の学習意欲と集中力の向上が見られることが話題になりました。また、声かけや発問一つで生徒の反応が変わるという授業の基本についても再確認されました。日常的に活用するためにもっと台数が欲しい!!といった声も上がりました。

  
 第2学年美術「張り子によるお面の制作」 ICT活用指導力B-1.2
授業の導入時に、今までの制作過程を振り返ると同時に、
本時の活動のゴールと注意すべき点を確認しています。
  
 第2学年音楽「Hey Jude」 ICT活用指導力B-3
資料を拡大して説明しています。
また、キーボードをモニターに映して奏法の説明をしています。

 
 第1学年国語「未来をひらく微生物」 ICT活用指導力Bー3
教科書の本文を拡大し、段落のまとめ方を学んでいます。

英国の情報

横浜国立大学の野中先生が来室されました。
海外のICT活用教育の状況に大変詳しい先生で、英国の学校のICT環境や、国家をあげてのICT戦略、管理職の研修、ICTマークなどについて教えていただきました。

                            メディアコーディネータの予約サイトに興味をもたれる野中先生
 

平山小学校学校課訪問

平山小学校の学校課訪問を実施しました。

本校は、新校舎で新たにコミュニティスクールとして出発しました。
地域の熱い思いを受けてのスタートです。

          校長室に飾られたイノシシイモ


ICTは、全教科、全学級の授業で日常的に活用されています。
先生が教材を作成して提示したり、(ICT活用指導力B)、子供達が表現したり
(ICT活用指導力C)、様々な活用方法をバランスよく取り入れています。

今日も以下のような授業が見られました。

  
第2学年国語「思い出の動物園」
ICT活用指導力C-3
動物園の絵日記を拡大して
見せながら発表しています。 
 第6学年道徳「公共でのマナー」
ICT活用指導力Bー1
導入時で、本時の教材(資料)にかかわる
画像を見せて、意欲付けを行っています。
(しつけのきびしさで出てくるシンガポールについて、国のイメージができる画像)

その他、次のような授業が行われていました。

◇第1学年算数「たしざん」 ICT活用指導力C-3 
 自分の計算の仕方を、拡大して発表していました。
◇第6学年社会科「明治維新をつくりあげた人々」 
   ICT活用指導力B-2 資料を拡大提示し、共有していました。

5時間目は、第5学年算数の研究授業が行われました。
「小数のわり算を考えてみよう」 ICT活用指導力C-3 

  
  
第5学年算数「小数のわり算を考えてみよう」 ICT活用指導力B-3,C-3 
ICTは、子供達が自分の解き方を発表したり、先生が解法を説明したりする手段として活用されていました。

日野市環境マネジメントシステム外部審査

日野市はISO14001(環境マネジメントシステム)の認証を取得しています。
7月の内部審査に続いて、本日夕方、庁内の教育部全体で、外部審査を受けました。

“校庭の芝生化”や“ひのっ子エコアクション”の話が中心となりました。
推進室も質問を受け、“ペーパーレス化”について話題になりました。
学校の情報化と環境負荷軽減について考える機会となりました。
ICTの活用は、紙資源の削減と同時に、人や物の移動の削減もでき、環境への
「プラスの効果」を高めることにつながります。
今後も、校務支援システムや学校の共有フォルダをうまく活用してペーパーレス化を推進すると同時に、会議や研修の効率的な運営についても考えていきたいと思います。

 

見えないところで学校を支えています

見えないところで、学校のネットワークやデータを守るために活躍している情報システム課。

トラブルが発生した時には、専門業者による夜を徹しての作業が続きます。
その作業の立会いに付き添うのが情報システム課の職員です。
今朝は、室長も職員とともに夜通しの作業に付き添い、朝を迎えました。

今朝は、雲ひとつない空があけました。
朝日を眺めていると、「今日も一日無事に過ごせますように・・・」
と祈らずにはいられません。

 
                                            庁舎から眺める朝日(午前6時半)


                  うっすら見える富士山

日野第一小学校学校課訪問

本校は、学制発布に伴い、日野宿の日野学校として明治6年に設立された135周年目の伝統ある学校です。地域(ふるさと日野)をテーマに研究を進めています。
本校の小杉校長先生は、日野市の郷土教育の第一人者で、毎年の初任者研修「日野地域巡り」や、郷土教育の研修会の講師として活躍されています。

すべての教室の授業を見せていただきました。
ICTを活用した授業もありました。

  
 第5学年社会科「工業生産と工業地域」
ICT活用指導力Bー2
Web上の資料を提示しています。
第6学年 学習発表会の練習
「夢から覚めた夢」
ICT活用指導力Cー4
ビデオを再生して自分の演技を振り返り、
課題を見つけています。 

5時間目は、第5学年の総合的な学習の時間
「ひのいち交流プロジェクト」の研究授業でした。

隣接している第三幼稚園の園児との交流計画を立てています。
前回の交流経験を生かして、次回は幼児の喜ぶ遊びを計画しようというものです。グループごとにアドバイスも交換し合っていました。この交流にかかわっている児童は、来年度は6年生として新1年生となった園児を迎えることになります。
 

ICT活用の校内研修

先週は、2つの学校でICT活用の校内研修会が行われ、MC(メディアコーディネータ)も
支援させていただきました。

   
東光寺小学校では、ICT担当の先生が中心となって、校内の先生全員を対象にした、ICTの授業活用の研修会を企画されました。学年ごとに時間を決め、内容によって分けた会場を3箇所用意しました。日常の授業でICT機器(eー黒板・書画カメラ・スタディノート)を使っていて、疑問に思っていることや、もっと効果的な活用方法があるのではないかといったことを質問していただき、実際に機器を操作しながら学んでいただきました。
参加された先生方からは「今日学んだことを明日から使ってみよう」という声や「今まで困っていたことが解消できた」といううれしい声が聞かれました。

   
七生中学校では、教務主任の先生が中心となって、校務支援システムの「ひのっ子宝箱」の研修会が行われました。先生たちが全員で、校内の子ども達のよいところ、がんばったことを集めて、それを宝として情報共有するための方法を学ぶ研修会です。研修では、先生方が実際に、生徒のよさを何人も入力してくださったということです。ひのっ子宝箱を活用することで、通知表作成にも生かせると感じていただけたようです。


大人の知らない子供のネット脅威

◇今週の火曜日、霞ヶ関のナレッジスクエアで、全国Webカウンセリング協議会の
安川雅史先生の講演会があり、メディアコーディネータが参加してきました。
安川先生には、今年5月に、日野市の情報安全教育の研修会でご指導いただきました。
講義の内容は、さっそくICT活用NEWSとして、市内の先生方にお伝えしました。

以下、メディアコーディネータの活動日誌より・・・

◇2時間半に及ぶ講演の内容は、「大人の知らない子どものネット脅威」。
子どもたちを取り巻くネット環境の現状とネットいじめの実態、学校や家庭で見せる子どものSOSのサインなど、大人が知っておくべき対処法、学校裏サイトの検索方法や削除依頼方法など、盛りだくさんの内容でした。大切なことは、まず大人が子どもたちの世界に関心をもち「知る」こと、そしてネットの怖さを具体的に伝えることです。
   安川先生の次の言葉が印象的でした。
  「子どもたちはブレーキのかけ方を知りません。アクセルを踏み続けている状態です。
   大人がちゃんとブレーキのかけ方を教えてあげて下さい。」

学校CIO補佐役としての教務主任

教務主任研修会を開催しました。
テーマは「平成21年度の教育課程の編成に向けて」

 

校務の情報化に向けての意見交換も行いました。
日野市の教務主任は学校CIO補佐役として、大きな役割を果たしています。
それぞれの教務主任が、ICT化に向けてどのように学校組織を動かしているかについて
発表し合いました。

  
 小学校の事例・・・若手教員の多い学校なので、授業も校務も、若手教員の力を借りて、みんなで学び合う体制をとっています。
先日の校内研修も、自分が説明役となり、
若手教員に補佐を頼みました。
 中学校の事例・・・校務では、使わざるを得ない状況を作り、今や当たり前のように
活用されています。授業では、とにかく
全員が使うことから始め、今年は
それぞれがより効果的な使い方の
計画を立てて実施しています。

後半は、小・中分かれて研修です。

  
 小学校・・・来年度は全校が成績管理機能を活用して通知表を作成するため、
すでに実施している学校を中心に、
評価の流れを確認しました。
 中学校・・・今年から全校が
校務支援システムの成績管理システムを
活用して通知表を作成しています。
このための教務主任の努力は
相当なものでした。