過去の推進室情報 2008年

推進室情報 2008年

必要な情報は自らとる~教員免許の更新講習~

★平成21年4月から教員免許更新制が実施されます。
今年度は文部科学大臣が指定した「予備講習」を受講し、履修認定を受け、免許管理者に申請することにより、免許状更新講習の受講の免除の認定を受けることができます。

教員免許更新制について(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/index.htm   ←ここをクリック

日野市教育委員会では、夏季休業中に市内の明星大学で実施される「ネットワーク多摩加盟大学による教員免許更新予備講習の共同開催」を紹介し、希望する教員を一括申込しました。

教員免許更新制度(ネットワーク多摩)
http://www.nw-tama.jp/htm/service/target_detail.asp?t=8&n=35  ←ここをクリック

★★本日は、市内の明星大学が、新たに独立して来年度から開始される教員免許更新制に伴う本講習を実施するということを、担当の方が説明に来られました。そして、その講習について、どのような内容にしたらよいかという相談を受けました。現在、日野市教育委員会の実施している10年経験者研修をはじめとする教員研修の連携が話題になりました。ちなみに、文科省から示されている免許更新に伴う講習内容は次の通りです。
? 教育の最新事情に関する事項(12時間)
? 教科指導、生徒指導その他教育内容の充実に関する事項(18時間)


★★★ところで、この教員免許更新制のねらいは、その時々で教員として必要な資質能力が保持されるよう、定期的に最新の知識技能を身に付けることで、教員が自信と誇りを持って教壇に立ち、社会の尊敬と信頼を得ることを目指すものです。開設される講習は、一覧として文部科学省のWebサイトで情報提供し、選択しやすい形となるということです。今年度の予備講習は、全国で101の大学及び法人で開催され、一覧と講習の概要もすべて公表されています。

必修研修については、これまで、都や市から本人あてに詳細の通知がきていましたが、今回のように、通知を待つのではなく、自分から情報を主体的にとり、自分のニーズに合わせた研修の内容を、全国の好きな大学等から選ぶ形になったことが大きな違いです。

早くから情報を発信していると評判の大学の例(信州大学)
http://cert.shinshu-u.ac.jp/kmkk/   ←ここをクリック

21日(土)、政府広報オンラインで特集があるようです。
http://www.gov-online.go.jp/pr/media/radio/happy/index.html  ←ここをクリック

小学校の理科の授業を高めるための3つのポイント

潤徳小学校の校内研究にお邪魔しました。理科ねっとわーくのコンテンツを活用した3つの研究授業がありました。JSTの榊原博子先生と、教育センターの大澤先生も分科会の講師として参加してくださいました。

「理科ねっとわーくには、レベルの高いコンテンツやなかなか見ることのできない貴重なコンテンツも多くあります。探すには時間がかかりますが、どこかの単元で使えるものと出会えます。また、指導する側の手持ち資料としても使え、勉強になります。あわてて探すのではなく、時間が空いたときに継続してじっくり楽しんで探して下さい。」   と榊原先生。

今年度、日野市では、すべての小・中学校の理科の授業の充実を図ることを目指しています。小学校の教師は、必ずしも理科が得意ではなく、不安をもつことも多いようです。しかし、小学校の理科を教える教師としての専門性は、自然を見る専門性というよりは、むしろ子どもがどのように自然を見ているか、自然の事物・現象の正しい見方とのズレ等を瞬時に見抜く力であると思います。子どもの見方を見抜く力がないと、教師が設定した課題による形式的な問題解決学習になり、問いが本当に子どものものにならないまま授業が流れてしまいます。逆に、子どもがどのように自然を見ているのかを大切にして授業をデザインすると、子どもの問いが解決すべき課題となり、ごく自然に問題解決学習が展開されていきます。

小学校の理科の授業を高めるための3つのポイントとして、
・子どもが自然の事物・現象をどのように見ているかを見抜く力、
・授業をデザインする力、
・教える単元に関する教材研究の量
この3つの力が、理科の授業の質を高めることにつながると考えます。

  
第3学年理科「こん虫をしらべよう」 ICT活用指導力B-2・3
一人一人の児童が見つけた虫の特徴をとらえて分類し、コンテンツで「昆虫」の説明を見た後に、自分の見つけた虫が昆虫であるかどうかを調べる学習活動。

  
第5学年理科「天気の変化」 ICT活用指導力B-2・3 C-1
今まで連日観測してきた天気の変わり方をコンテンツで確認し、必要な情報をそろえて明日の天気を予想する学習活動。

  
第6学年理科「植物の葉と日光」 ICT活用指導力C-3
ジャガイモの葉に日光が当たると本当にデンプンができるのか、二酸化炭素も関係あるのかなど、グループで追究してきた課題の実験結果を発表し、共有する学習活動。

東光寺小学校学校課訪問

東光寺小学校の学校課訪問を行いました。
本校は、日本の伝統文化理解教育に取り組んでいる研究課題校です。
今年度は、市内の学校の先頭を切り、地域の方々の力を借りながら校庭の芝生化に取り組んでいきます。

    校庭の芝生化の準備工事が始まりました。

週案簿(週ごとの指導計画)は、全員の先生が評価欄を入力するなど、校務支援システムがうまく活用されていました。


参観させていただいた授業のうち、以下の3つの学級で、ICTが活用されていました。
  
第4学年国語「漢字の広場」
ICT活用指導力Bー3
教科書を拡大提示して確認しています。   
 第3学年国語「わかりやすく書こう」
ICT活用指導力Bー2
作文の題材として、教師が発見した例を
画像で紹介しています。

  
第6学年総合的な学習の時間
「日光移動教室」 ICT活用指導力Bー3  
子ども達が調べたことを伝えています。 
 

科学への好奇心と探究心

本日午後、JST(科学技術振興機構)メディア課の方が来室されました。JSTでは、「科学ナビ」という科学系コミュニティサイトを開設しています。今日は、子どもたちの科学的なコミュニケーションを深めることについての相談を受けました。子どもたちが科学への好奇心と探究心をもつきっかけとなるようなサイトは結構たくさんあります。きちんと管理された中で、子どもたちが安心して科学の発見や驚き、疑問を交流していけるような場を設けるのはいいことだと思います。時には専門家も登場して話題を提供すると、もっと子どもたちの科学する心もくすぐられるのではないか、そんな話題になりました。
  日野市について次のような感想を
  いただきました。

「日野市はすごいですね。
 どの学校もすばらしい更新率です。
科学や理科に関係するような
発信も多く見られます。
「科学ナビ特派員制度」に日野市からぜひ
募集してほしいです。」

環境月間(つばめのくるまち)

6月は環境月間。自然環境の保全や環境情報センターでの事業など、環境に関するさまざまな取組が行われています。

市役所の1階では、「ツバメのくるまちシール」平成20年度応募作品原画展が行われています。一枚一枚の応募作品には、メッセージが書かれてあり、子どもたちの思いが伝わってきます。

「ツバメのくる町 日野市が、日の光に照らされているようすをえがきました。
   ツバメがくるようなこの緑の多い日野市がずっと守られるように願いをこめました。」
「家族を大切にしよう という思いから、この作品をかきました。」
「太陽に向かうツバメのようなイメージで描きました。太陽に向かうように、
   日野市に来てくれるといいなーと思いました。」