学年・専科だより

2020年8月の記事一覧

Mr.Horieです

 みなさんこんにちは!Mr. Horieです。

 私事ですが、夏休み中、外国語指導における専門性をより深めるため、第二言語習得理論の本を読みました。そこで、少し気になる記述がありましたので、こちらで共有させていただきたいと思います。

私が読んだ書物では、バイリンガル(二言語併用者)の利点等について、以下のように記述されていました。

 

・「バイリンガルの子どもは、ひとつの言語しかしゃべらない子どもに比べて、認知能力が優れている」

 

・「この場合の認知能力というのは、創造性、類推能力、柔軟な情報処理能力などを示すが、さらに、最近の研究で、母語と外国語の距離が遠いほうが認知能力の優位性が高いというのがある」

 

・「バイリンガルの老人は認知症の発症が遅れ、その後の進行も特に早いということはない」

 

 上記はあくまでも「バイリンガルに関する」記述ですが、少なくとも英語を学習することは一般的に脳にとってよいことのように感じました。2点目に関して言えば、日本語と英語の距離は、そこまで近くはないと考えますので、英語を学ぶことは認知能力を育成する上で効果があるのではないか、と個人的には興味深く思えました。

 

 機会があれば、このような話を子どもたちにもしてあげたいと思います。

 

 それでは、本学期もよろしくお願いいたします。