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6年生 日光移動教室 第3日

トロッコ列車に乗って足尾銅山の坑道に入りました。地下に幾重にも重なって広がる1,200km以上もある坑道の一部を、腰をかがめながら見学。滴る水が顔にかかって驚いたり、鉱石を砕いている人形や背負って運んでいる人形を見て、なにをしているのかと聞いたり、普段の生活からは想像できない世界に囲まれた時間になったようです。

移動後は、富岡製糸場へ。サッカーコート7面分の敷地に残る世界遺産の建物群は、ガイドツアーで巡りました。美しいたたずまいは、1872年の操業開始から今に残るものであること、フランスの技術に支えられたものであること、養蚕のこと、生糸を輸出したことと日本の近代化など、少人数の班で学びました。

製糸場の門を出るところで、「先生、ここ、今も残ってるけど、戦争のとき、ねらわれなかったったのかな? きっとねらわれたと思うんだ…」と語りかける児童とそれに耳を傾ける児童がいました。

学校の外に出て、そこに行くからこそ深まる学びを感じた時間でした。