学校生活

2024年7月の記事一覧

【6年生】SOSの出し方教室

 6年生では夏休み前のこの時期に、SOSの出し方教室を実施しました。SOSを出す場面は様々ですが、今回は「自分を大切にしよう~不安やなやみの対処~」というテーマで、不安やなやみがあった際にどのようにSOSを発信したらよいかを考えていきました。

 DVDを視聴し、自分を含めた一人一人はかけがえのない大切な存在であることを確認し、思春期といわれるこの時期は体の変化にとまどったり、友達との関係が強まったりして不安やなやみをもつことが多くなること。生活の中で不安やなやみをもつことは誰もが経験する自然なこと。その不安やなやみが大きすぎたり長く続いたりすると、心や体に影響が出ることを確認しました。

 主に2つのことを考えていきました。
①「自分がつらい気持ちになったとき、それを軽くするためにはどのようなことをしているか。」
 ・運動やゲームをする。 ・親に相談する。 ・友達に相談する。 ・自分の好きなことをしてあまり考えないようにする。 ・音楽を聞く。 ・つらいことの原因を紙にまとめる。 ・自分自身に「大丈夫」とかの言葉をかける。 など

②「友達がつらそうにしているとき、それを軽くするためにはどのようなことをしているか。」
・困っている原因を聞き、自分の経験を伝える。 ・はげます。 ・いつもどおりにせっする。 ・そっとしておいてあげる。 ・遊びにさそう。 ・あまり深く聞かないようにする。 ・解決方法をいっしょに考える。 など

 一人一人が考え、それを友達と交流し、さらに考えを深めていきました。

 最後に授業の感想をまとめたので、そのいくつかの感想を紹介します。

・今なやんでいることなどを、まずは身近な人に相談しようと思うことができた。また相手がなやんでいるときには、その人に寄りそってあげようと思った。
・いろいろな対処法を知っておくと、自分をきずつけずにすむということが分かった。
・いろいろな友達の対処法を聞いて、こういう方法もあるのだと共感した。周りの大人に少しでも相談することが大切なんだと分かったりした。中学進学などで不安が出てしまうことがあるかもしれないので、今回のいろいろな対処法をしたりするのがいいと思った。
・今後、なやみや不安があるときは勇気を出してでも相談しようと思った。相談したくないときは、自分や友達が考えた対処法を使おうと思った。友達がつらそうにしているときは話を聞いたり、いっしょに行動しているあげるのが大事なんだなと思った。

 今回考えたこと、感じたことを今後の生活に生かし、不安やなやみを抱え込まず、SOSを積極的に発信していってほしいと思います。