文字
背景
行間
2022年2月の記事一覧
あおぞら学級 道徳授業
主題名「相手のことを考えて」(相互理解、寛容)
資料名「よろしく ともだち」
今回の教材は、本当は仲良くなりたいのに自分の思いが正確に伝わらず、相手に誤解されてしまうオオカミの気持ちを想像することで、相手のことを考えて、自分と異なる感覚も大切にしようとする心情を育てることをねらいとしました。
オオカミの姿を見たコダヌキが怖くなって走り去ってしまう場面では、実際の場を役割演技することで、「仲良くなろうとしているオオカミから逃げるのはひどい。」という意見がある一方で、「大きな声や鋭い牙は、やっぱり怖いよ。」などコダヌキの気持ちに寄り添う意見も出ました。
自分が何の気もなしにしたふるまいが相手に良からぬ印象を抱かせてしまう場面は、普段の学校生活の中でも時々見られます。今回の学習を通して、「友達はどう思っているのかな。」と、相手の立場に立って考えてみようという気持ちが高まりました。
6年生1・2組合同 道徳授業
主題名「平等・公正ってどういうこと?」(公正,公平,社会正義)
授業は1・2組合同で体育館で行いました。1組と2組から3名ずつ代表の子を前に呼び校長先生がチョコレート配りました。チョコレートの枚数は各クラス3枚ずつ。1組の子には1枚ずつ配りました。2組の子にも1枚ずつ…と思いきや、1枚、2枚、0枚という配り方。子供たちから「えー」「ひどーい」という声が上がりました。校長先生からの「なんでひどいの?」の質問に、「平等じゃない!」「もらえない人がいる!」との答え。そういうことなら、と、今度は身長の違う3人の大人に同じ踏み台を同じ数ずつ配りましたが、あれ?今度は同じ数だと壁の向こう側が見えない人がいる…。
「困っている人、悲しんでいる人、苦しんでいる人は誰なのかな…という視点から考えてみてください」と校長先生の授業は締めくくられました。
次の時間は教室に戻り「平等」と「公正」について小グループで話し合いを行いました。状況に合わせて対応を変えていく必要があること、今後も差別や平等、公正について考え、悲しい、苦しい思いをしている人がいないかを考えていくことが大切だと、子供たちは考えを深めていました。
5年2組 道徳授業
主題名「相手の立場に立って親切に」(親切、思いやり)
資料名「くずれ落ちただんボール箱」
親切って必要なのか?という話題から授業が始まりました。「やさしくすること」「人を大切にすること」は必要であるという意見が多数ある一方で、「はずかしくてできない。」「親切にしても、怒られるかも・・・。」などの意見も出て、親切って何なのかなということをじっくり考えることにしました。
教材「くずれ落ちた段ボール箱」の主人公は、散らかった段ボール箱を片付けているおばあさんを親切に助けたのに、勘違いをした店員さんに怒られてしまいます。「私だったら、手伝いはできるけど、声はかけられないかも。「手伝っても、親切が伝わらないと辛いかも」など、「自分だったら・・・」と、主人公と自分を置き換えて、「親切」について、それぞれが改めて考えることができていました。
今回の授業を通して、恥ずかしさや迷いはあるけど、本当に人のために勇気をもって動けることが「親切」で、自分のことは関係なしに人を思って動けるようになりたいという気持ちの高まりが見られました。
5年1組 道徳授業
主題名「相手の立場に立って親切に」(親切、思いやり)
資料名「くずれ落ちただんボール箱」
普段の生活の中で、「人に親切にした経験はあるか」という話題から授業が始まりました。「もちろん、お年寄りに席を譲ったことはあるよ。」という意見がある一方で、「ちょっとはずかしい。」「譲ろうとしたら、断られちゃうことがあって・・・。」などの意見も出ました。
教材「くずれ落ちた段ボール箱」の主人公は、散らかった段ボール箱を片付けているおばあさんを親切に助けたのに、勘違いをした店員さんに怒られてしまいます。「おばあさんに行っていいですよ、と声をかけてあげているのがすごい。」「私だったら、手伝いはできるけど、声はかけられないかも。」など、「自分だったら・・・」と、主人公と自分を置き換えて、「親切」について、それぞれが改めて考えることができていました。
子どもたちに、「困っている人がいたら助ける」という気持ちはきちんと備わっていることに感心しました。今回の授業を通して、「どうしようかな。」「声をかけようかな。」という恥ずかしさや迷いを乗り越えて、おばあさんに声をかけた主人公の行動を「見習いたい!」という気持ちが高まったように思います。
4年2組 道徳授業
主題名「ピンク色にこめた想い」(相互理解・寛容、公正・公平・社会正義)
資料名「ピンクシャツデーとかちinしおかい」ポスター
今回の学習では、「ピンクシャツデー」が生まれた経緯を知ることを通して、いじめ問題について考え、よりよい集団作りへの意欲を高めることをねらいとしました。
シャツを買う行動について、「友達とみんなで協力していじめを止めることができてすごい。」「いじめられている人を安心させ、いじめている人に気づかせる勇気のある行動だった。」などの意見が出ました。
「ピンクシャツデー」には、「いじめ反対」というメッセージとともに「違いを認め合う」「思いを繋げる」「力を合わせれば、きっとみんなが幸せになれる」というプラスのメッセージが込められていることを知り、「ピンクシャツデーはみんなを思い合うとてもいい日だ。」「2月の最終水曜日にピンクのシャツを着ようと思った。」などの感想がありました。
互いの違いを認め合い、人と人がつながることの大切さを感じることができた時間になりました。
(2016年4月から2018年3月まで)