過去の推進室情報 2008年

推進室情報 2008年

保護者も一緒に情報安全教育

◇日野第三中学校で、学校公開の授業後、PTA家庭教育学級による保護者向けの「ケータイ安全教室」が開かれました。子どもたちの携帯電話の所持率や使い方の現状、インターネット機能による犯罪に巻き込まれている事例の紹介などがありました。後半は、子どもたちに携帯電話を持たせる場合にはフィルタリング機能を使用することや、家庭でのルール作りが重要であることなどが話題になりました。その後、先生も一緒に保護者間で、子どもの携帯電話の使用についての意見交換が行われました。
 

◇子どもの携帯電話の利用については、大きな社会問題となっています。このような学校公開の際に、保護者の方と一緒に考えていく機会を作ることが大切だと考えています。推進室が作成した保護者向けと子ども向けのお知らせは、本サイトの「資料」からダウンロードできます。

日野第四中学校学校課訪問

日野第四中学校の学校課訪問を実施しました。本校は、花いっぱいの学校です。

下の画像は、本校自慢の“日野第四中学校ガーデニングサークル”の方々が作った花壇です。
明日、11月1日の東京都教育の日には、都庁大会議場で、56団体の学校活動支援団体に対して感謝状の贈呈が行われますが、その一つに選ばれました。
  

3.4時間目は各教室の授業を見せていただきました。
ICTを活用した授業もありました。

    
 第1学年理科「変化する大地」    
ICT活用指導力B-2.3      
理科室では随時、デジタル教材を  
提示できるようにしてあります。

 第3学年数学「2乗に比例する関数」
ICT活用指導力B-1
少人数学習集団に分かれ、、提示した
問題による個に応じた指導を行っています。

  
 第1学年美術「ゲルニカを味わう」
ICT活用指導力B-3
ピカソについてのエピソードを紹介しながら
美術作品の鑑賞をしています。
 

5時間目はICTを活用した3つの授業研究が行われ、授業後に協議会を行いました。
協議会では、ICTによる効果として、生徒の学習意欲と集中力の向上が見られることが話題になりました。また、声かけや発問一つで生徒の反応が変わるという授業の基本についても再確認されました。日常的に活用するためにもっと台数が欲しい!!といった声も上がりました。

  
 第2学年美術「張り子によるお面の制作」 ICT活用指導力B-1.2
授業の導入時に、今までの制作過程を振り返ると同時に、
本時の活動のゴールと注意すべき点を確認しています。
  
 第2学年音楽「Hey Jude」 ICT活用指導力B-3
資料を拡大して説明しています。
また、キーボードをモニターに映して奏法の説明をしています。

 
 第1学年国語「未来をひらく微生物」 ICT活用指導力Bー3
教科書の本文を拡大し、段落のまとめ方を学んでいます。

英国の情報

横浜国立大学の野中先生が来室されました。
海外のICT活用教育の状況に大変詳しい先生で、英国の学校のICT環境や、国家をあげてのICT戦略、管理職の研修、ICTマークなどについて教えていただきました。

                            メディアコーディネータの予約サイトに興味をもたれる野中先生
 

平山小学校学校課訪問

平山小学校の学校課訪問を実施しました。

本校は、新校舎で新たにコミュニティスクールとして出発しました。
地域の熱い思いを受けてのスタートです。

          校長室に飾られたイノシシイモ


ICTは、全教科、全学級の授業で日常的に活用されています。
先生が教材を作成して提示したり、(ICT活用指導力B)、子供達が表現したり
(ICT活用指導力C)、様々な活用方法をバランスよく取り入れています。

今日も以下のような授業が見られました。

  
第2学年国語「思い出の動物園」
ICT活用指導力C-3
動物園の絵日記を拡大して
見せながら発表しています。 
 第6学年道徳「公共でのマナー」
ICT活用指導力Bー1
導入時で、本時の教材(資料)にかかわる
画像を見せて、意欲付けを行っています。
(しつけのきびしさで出てくるシンガポールについて、国のイメージができる画像)

その他、次のような授業が行われていました。

◇第1学年算数「たしざん」 ICT活用指導力C-3 
 自分の計算の仕方を、拡大して発表していました。
◇第6学年社会科「明治維新をつくりあげた人々」 
   ICT活用指導力B-2 資料を拡大提示し、共有していました。

5時間目は、第5学年算数の研究授業が行われました。
「小数のわり算を考えてみよう」 ICT活用指導力C-3 

  
  
第5学年算数「小数のわり算を考えてみよう」 ICT活用指導力B-3,C-3 
ICTは、子供達が自分の解き方を発表したり、先生が解法を説明したりする手段として活用されていました。

日野市環境マネジメントシステム外部審査

日野市はISO14001(環境マネジメントシステム)の認証を取得しています。
7月の内部審査に続いて、本日夕方、庁内の教育部全体で、外部審査を受けました。

“校庭の芝生化”や“ひのっ子エコアクション”の話が中心となりました。
推進室も質問を受け、“ペーパーレス化”について話題になりました。
学校の情報化と環境負荷軽減について考える機会となりました。
ICTの活用は、紙資源の削減と同時に、人や物の移動の削減もでき、環境への
「プラスの効果」を高めることにつながります。
今後も、校務支援システムや学校の共有フォルダをうまく活用してペーパーレス化を推進すると同時に、会議や研修の効率的な運営についても考えていきたいと思います。

 

見えないところで学校を支えています

見えないところで、学校のネットワークやデータを守るために活躍している情報システム課。

トラブルが発生した時には、専門業者による夜を徹しての作業が続きます。
その作業の立会いに付き添うのが情報システム課の職員です。
今朝は、室長も職員とともに夜通しの作業に付き添い、朝を迎えました。

今朝は、雲ひとつない空があけました。
朝日を眺めていると、「今日も一日無事に過ごせますように・・・」
と祈らずにはいられません。

 
                                            庁舎から眺める朝日(午前6時半)


                  うっすら見える富士山

日野第一小学校学校課訪問

本校は、学制発布に伴い、日野宿の日野学校として明治6年に設立された135周年目の伝統ある学校です。地域(ふるさと日野)をテーマに研究を進めています。
本校の小杉校長先生は、日野市の郷土教育の第一人者で、毎年の初任者研修「日野地域巡り」や、郷土教育の研修会の講師として活躍されています。

すべての教室の授業を見せていただきました。
ICTを活用した授業もありました。

  
 第5学年社会科「工業生産と工業地域」
ICT活用指導力Bー2
Web上の資料を提示しています。
第6学年 学習発表会の練習
「夢から覚めた夢」
ICT活用指導力Cー4
ビデオを再生して自分の演技を振り返り、
課題を見つけています。 

5時間目は、第5学年の総合的な学習の時間
「ひのいち交流プロジェクト」の研究授業でした。

隣接している第三幼稚園の園児との交流計画を立てています。
前回の交流経験を生かして、次回は幼児の喜ぶ遊びを計画しようというものです。グループごとにアドバイスも交換し合っていました。この交流にかかわっている児童は、来年度は6年生として新1年生となった園児を迎えることになります。
 

ICT活用の校内研修

先週は、2つの学校でICT活用の校内研修会が行われ、MC(メディアコーディネータ)も
支援させていただきました。

   
東光寺小学校では、ICT担当の先生が中心となって、校内の先生全員を対象にした、ICTの授業活用の研修会を企画されました。学年ごとに時間を決め、内容によって分けた会場を3箇所用意しました。日常の授業でICT機器(eー黒板・書画カメラ・スタディノート)を使っていて、疑問に思っていることや、もっと効果的な活用方法があるのではないかといったことを質問していただき、実際に機器を操作しながら学んでいただきました。
参加された先生方からは「今日学んだことを明日から使ってみよう」という声や「今まで困っていたことが解消できた」といううれしい声が聞かれました。

   
七生中学校では、教務主任の先生が中心となって、校務支援システムの「ひのっ子宝箱」の研修会が行われました。先生たちが全員で、校内の子ども達のよいところ、がんばったことを集めて、それを宝として情報共有するための方法を学ぶ研修会です。研修では、先生方が実際に、生徒のよさを何人も入力してくださったということです。ひのっ子宝箱を活用することで、通知表作成にも生かせると感じていただけたようです。


大人の知らない子供のネット脅威

◇今週の火曜日、霞ヶ関のナレッジスクエアで、全国Webカウンセリング協議会の
安川雅史先生の講演会があり、メディアコーディネータが参加してきました。
安川先生には、今年5月に、日野市の情報安全教育の研修会でご指導いただきました。
講義の内容は、さっそくICT活用NEWSとして、市内の先生方にお伝えしました。

以下、メディアコーディネータの活動日誌より・・・

◇2時間半に及ぶ講演の内容は、「大人の知らない子どものネット脅威」。
子どもたちを取り巻くネット環境の現状とネットいじめの実態、学校や家庭で見せる子どものSOSのサインなど、大人が知っておくべき対処法、学校裏サイトの検索方法や削除依頼方法など、盛りだくさんの内容でした。大切なことは、まず大人が子どもたちの世界に関心をもち「知る」こと、そしてネットの怖さを具体的に伝えることです。
   安川先生の次の言葉が印象的でした。
  「子どもたちはブレーキのかけ方を知りません。アクセルを踏み続けている状態です。
   大人がちゃんとブレーキのかけ方を教えてあげて下さい。」

学校CIO補佐役としての教務主任

教務主任研修会を開催しました。
テーマは「平成21年度の教育課程の編成に向けて」

 

校務の情報化に向けての意見交換も行いました。
日野市の教務主任は学校CIO補佐役として、大きな役割を果たしています。
それぞれの教務主任が、ICT化に向けてどのように学校組織を動かしているかについて
発表し合いました。

  
 小学校の事例・・・若手教員の多い学校なので、授業も校務も、若手教員の力を借りて、みんなで学び合う体制をとっています。
先日の校内研修も、自分が説明役となり、
若手教員に補佐を頼みました。
 中学校の事例・・・校務では、使わざるを得ない状況を作り、今や当たり前のように
活用されています。授業では、とにかく
全員が使うことから始め、今年は
それぞれがより効果的な使い方の
計画を立てて実施しています。

後半は、小・中分かれて研修です。

  
 小学校・・・来年度は全校が成績管理機能を活用して通知表を作成するため、
すでに実施している学校を中心に、
評価の流れを確認しました。
 中学校・・・今年から全校が
校務支援システムの成績管理システムを
活用して通知表を作成しています。
このための教務主任の努力は
相当なものでした。