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2024年9月の記事一覧
【子供たちがつくる学校プロジェクト】アンコール×2!! 「新!MJコンサート」大盛況!
今日は、1~3時間目が学校公開、4時間目が明星大学学友会吹奏楽団の皆様による「新!MJコンサート~始めよう 音のコラボレーション~」が開催されました。
開演の2時間も前に来校し、楽器の設置やリハーサルを繰り返す楽団のみなさん。
全て自分たちで準備していくのはさすがに大学生だなぁと感心します。
3時間目が終了し、まず、音楽会実行委員会の児童が体育館に集まってきました。
これまでの努力の成果を発表するときです。
体育館には、続々と子供たち、保護者・地域の皆様が入場してきます。
近くにいた楽団の方々に声をかけます。
校長「結構、すごいでしょ?たぶん、1000人くらいの観客の前で演奏することになると思うよ。」
団員の方々「こんなにたくさんだと思いませんでした。むっちゃ緊張してきた・・・」
場慣れしている団員の方々にとっても、とても大きなステージのようです。
いよいよ、 コンサートがスタート!
大歓声が体育館に沸き起こります。
実行委員たちが、静かに聞かなければならないところと、盛り上げるところのアナウンスを使い分けながら、上手に進行していきます。
本校は今年度、東京都教育委員会から令和6年度「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」 における「学校企画・提案型 」実施校として選ばれました。 今回のコンサートは本事業の一環ということもあり、東京都教育委員会の担当課長の方にもおいでいただき、地域の来賓の方々と一緒にご覧いただきました。
校長の話です。
全校児童に話すのは、ずっとリモート続きでしたので、うれしくなり、思わず「こ・ん・に・ち・は~」をしてしまいました(笑)
全力で返す子供たちに加え、楽団のみなさんもノリよく返してくださいました。
1曲目は、ディズニーの「リトルマーメイドメドレー」です。
最前列にいる1年生は、本格的な楽器が目の前にあります。
そこから流れる大音量の音楽に目を白黒させていました。
自然に手拍子が子供たちから起きます。
「よいものはよい」とちゃんと認める本校の子供たちらしい反応です。
2曲目は、子供たちも大好きな「勇気100%」です。
慣れ親しんだメロディーが聞こえてきて、子供たちの表情もパッと明るくなります。
「♪そうさ、100%ゆうき~・・・」
会場内は大合唱です。
3曲目は、「JーBEST」として、子供たちの人気の高い、Mrs. GREEN APPLE、Adoなどの有名なバンドや歌手の曲が次々と流れます。
子供たちも、一緒に歌いながら、次の曲が何か、ワクワクしながら聞いていました。
ここまで、子供たちが知っている曲ばかりが続いています。
実は、1学期に、楽団の方々に演奏していただきたい曲のリクエストを全校児童にとり、その結果をお渡ししていたのです。
楽団の方々は、リクエストの結果を踏まえて、曲の選定をしてくださっていたのです。
また、子供たちも昼の放送で、繰り返しリクエスト曲が流れていたので、「おなじみの曲」になっていたわけです。
素晴らしい3曲が披露され、楽しかったコンサートも終了です。
子供たちに感謝の言葉を述べ、楽器を片付け始めようとする楽団の方々ですが・・・
自然発生的に「アンコール、アンコール、アンコール・・・」と地響きを感じるほどの歓声が体育館中にこだまします。
そんな子供たちの反応に、楽団の方々も応えてくださいます。
アンコール曲は、YOASOBIの「アイドル」。
実は、子供たちはアンコールがあることも、また、その曲目も知りません。
そこで、あのイントロが流れてきたので騒然となります。
楽団の方も立って演奏し、子供たちに一緒に歌うようアピールです。
会場内は完全にフェス状態。
楽団の方の音量と子供たちの声量が同じくらいになっていました。
ふと後方を見ると、保護者の方々も曲に合わせてこぶしを振ってノリノリになっています。
会場が一体感に包まれました。
写真ではうまくお伝えできないのがもどかしいです。
「アイドル」の演奏が終わり、本当にコンサート終了なのですが、またも、「アンコール、アンコール、アンコール・・・」の大合唱が起きます。
予想しない展開で、顔を見合わせる楽団の方々でしたが、再度「勇気100%」を演奏していただき、最後まで大盛り上がりとなりました。
興奮冷めやらぬ中、音楽会実行委員の子供たちが立派に「終わりの言葉」を述べます。
すると、楽団の方々が渡り廊下に並んでくださいました。
退場してくる子供たちとハイタッチです。
楽団の方々も、子供たちもニコニコです。
子供たちが退場するまで、最後まで演奏し続けた団員の方々もいらっしゃいました。
最高のサービスです。
全学級に楽団の方々に入っていただき、一緒に給食を食べ、楽しい時を過ごしました。
子供たちの質問攻めにあい、なかなか給食を食べることができない楽団の方も・・・(苦笑)
一緒にクイズをしたり、じゃんけんをしたりするなど、工夫してもてなす学級も多くありました。
給食が終わり、昼休みになると、片付けをしている楽団のみなさんの中に「勝手に」子供たちが乱入!
だっこしてもらったり、いつの間にか手をつないで歩いていたり、即席の「サイン会」が開かれたりとお兄さん、お姉さんたちに甘え放題です。
最後に、校長からも楽団のみなさんにお礼を伝えさせていただきました。
なかなかホームページで、コンサートなどの様子をお知らせすることが難しいのですが、子供たちにとって、楽団の方々は憧れの「スーパーアイドル」になったことは間違いありません。
「新!MJコンサート」は明星大学学友会吹奏楽団と潤徳小学校のコラボレーションのスタートとしての第1幕にあたるものです。
第2幕として、10月から、ご都合のつく楽団の方々に音楽の授業支援を行っていただき、11/16の音楽会に向け、大学生と小学生が共に行事の成功を目指すという、全国でもたぶん例がない取組が始まります。
楽団のみなさんと本校児童との間に生まれた強固な絆。
この絆を大切にし、素晴らしいコラボレーションにしていきたいと思います。
学校を去ろうとする楽団の方々と雑談をしました。
校長「このコンサートに向け、どのくらい練習したの?」
団員A「9/22にコンクールがあったので、それが終わってから、一生懸命練習しました。実質、3日間くらいです。」
校長「『アイドル』とか、演奏するの難しくないの?」
団員B「やってみたら、すごく難しかったです!今日に間に合ってよかったぁ!」
そう話す楽団のみなさんも笑顔いっぱいでした。
楽団のみなさんにとっても楽しい時間になったようです。
明星大学学友会吹奏楽団のみなさん、本当にありがとうございました!【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)