学校からのお知らせ

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カエルくん、元気でね

 今朝の事です。正門前に立ち、子供たちにあいさつをしていると、ちょっと離れたところを歩いていた3年生の子供たちに、早くこっちに来てくださいと呼ばれました。行ってみると、道路の真ん中にカエルが歩いていました。おやおやと思っているうちにも、カエルはゆっくりと歩いています。車もたくさん走る道なので、轢かれては大変、と思い、さっと両手でカエルを持ち上げて、近くに流れている用水に流しました。カエルは水の流れに合わせて泳いでいきました。

 3年生やちょうど登校時に通りかかった子供たちは、校長が手に持っているカエルを見て、ある子は恐がったり、またある子はいやそうな顔をしたり…

 こちらとしては、朝から大切な命を一つ救えたかな、と思うと、とてもすがすがしく、気持ちがよかったのですが、たまたまそこに居合わせた子たちにとっては、意外とそうでもなかったようでした。カエルを見て、気持ち悪い、それだけだった子もいて、ちょっぴり残念な気もしました。いきなりカエルを見て驚いただけかもしれませんが。


 

 仲田小学校に赴任する前の学校で書いた学校便りの原稿がありますので、自分の気持ちとして参考になれば、と思い、以下載せておきます。誰もが何にでも慈愛をもって接することができるよう、願っています。

カエルの背中をさわれますか                            校長  内田  清


 慌ただしいだけで終わってしまったように感じるこの1学期でしたが、あと3週間で夏季休業に入ります。各家庭では、それぞれが休み中の過ごし方を検討されていることと思います。

 さて、今年は、43日間の長い休みになります。

① いつもはできない体験をする 

② 時間を掛けてできることに挑戦する

といった過ごし方をしましょう、とよく言われます。私としては、今年の夏休みには、『自分の価値観を変える』ことをお願いしたいと考えています。


 本校の子供たちを見ていると、与えられたことは丁寧に最後までやり遂げることができるところが素晴らしいと思います。好きなことや得意なことはよく頑張ります。一方で、苦手とすること・ものや嫌いと思い込んでいること・ものに対しては、「無理!」「ありえない。」という表現を使って、まず何とかやってみようとする姿勢が弱いのを感じます。とても残念なことです。

 しかし、3年生の多摩動物公園昆虫館体験学習でのこと。「カマキリって…こわい。」「ゴキブリ!!」と、体をよじるようにして話していた子供たちが、解説員さんたちの説明を聞き、友達が普段見慣れない昆虫に触りだすと…「校長先生、私怖くないよ。」「校長先生も触ってごらんよ。」と話し掛けてくる子供たちの表情は、実に晴れやかでした。

 また、体育の授業で、鉄棒やマット・跳び箱等の器械運動系をするときにも、同様に「できるわけがない。」「嫌いだし」「…」といった尻込みを最初から見せることがよくあります。「こうしてごらんよ。」「大丈夫だよ。」「ほら、うまくできた。」と声を掛けてもらった後は、意外と平気な顔をしてどんどん自主的な行動がとれることがよくあります。ご家庭でも、子供たちとのかかわりの中で似たような経験がきっとあるのではないかと思います。

 苦手とすること・ものがあるのは、誰でもあることです。そのときに、『嫌だからやめてしまおう、辛いからしたくない』という発想からは何も生まれません。ちょっとやってみようかな、そんな気持ちに少しでもなれたときが自分の幅を広げるチャンスです。長い休みの間にチャンスは何度かやってくると思います。子供たちが『苦手』『嫌い』と言い出したその時を待って、ほんの少しだけ背中を押していただきたいのです。『できたね。』そんな風に自分の中の価値観を変える機会をたくさん作っていただきたいと思います。


 以前、突然道路に出てきたカエルを見て、「かわいい~」と言って、背中を大事そうになでていた女の人を見たことがあります。その仕草や表情がとても魅力的でした。カエルに限らず、自分が受け入れる対象が広いのだろうな、と心が温かくなった気がしました。


 一人一人の価値の基準はもちろん違いますし、それでいいと思います。ただ、狭い範囲での基準よりもたくさんの経験に基づいた余裕のある基準があれば、思考・判断のパターンが豊かになり、今までにはなかった楽しみが増えてくると思います。「これでもいいんだ。」「もう少しやってみよう。」こんな気持ちが大事だと思うのです。

長い休みの時間を生かして、自分はここが変わったよねと、子供たち自身が価値観の変化を実感することができるよう願っています。学校でも、残る3週間で力強く背中を押していきたいと思います。

3年生 保健の授業

 今日の5校時に、本校薬剤師の中野 弘子先生をお招きして研究発表会の事前授業を3年1組で行いました。

 健康な生活を送るには、いくつかの必要な要素がありますが、今日はそのうちの光の量の調整と換気の必要性について学習しました。

 検知管を使って教室内の二酸化炭素の量を計測した結果から空気の状態の変化を確認したり、その空気をきれいな状態に保つための方法を考えました。また、換気のためのミニ実験装置を見て、子供たちは関心を高くしたようでした。

 光の量の調節については、子供たちの経験から目が疲れたり、見にくかったりすることがないかを問いました。カーテンや照明器具の活用等にも今後子供たちの意識が向くといいと思います。

 子供たちは、学習の場面によって中野先生や甲田先生にお話をいただいたこともあって、学習そのものに真剣に取り組んでおり、よく考えている姿が見られました。

 中野先生におかれましては、何度も本校にご来校いただき、3年生の保健の授業のご指導をいただきまして、ありがとうございました。


 
 
 
 

5年生 感染症予防対策の授業

 昨日の4校時、日野市立病院臨床検査技師 鈴木 憲康先生においでいただき、1月30日の研究発表会の事前授業として、5年1組で学級活動の時間に身の回りに存在する菌について学習しました。

 前回の授業で、教室周辺の場所(例えば床、黒板、机、パソコンのキーボード、ごみ箱、窓ガラス等)から採取した菌を寒天培地した結果を、鈴木さんがデータとして準備してくださいました。それを子供たちに見せていただき、さらに、大型モニターで菌の広がり具合を全員で確かめ、身の回りの菌の種類や状況を学びました。

 子供たちの予想していたような場所で必ずしも菌が多かったわけではなく、どうすると目に見える一般細菌が発生しやすくなるのか、どのような菌が発生するのかを鈴木先生と養護の甲田先生にも教えていただきました。また、インフルエンザウィルスやノロウィルス等の顕微鏡写真も拡大して見せていただき、衛生状態をよく保つことの大切さを知りました。

 さらに、担任の鈴木先生からは、世界中の国々の水質やトイレ等の衛生状況を教えていただき、感染症予防のために私たちがすべきことを考えました。

 子供たちは、視覚的に確認できた菌を見て驚いていました。菌を身体に入れないようにする方法を今後考え、生活の中で実践に移していく予定です。

 お忙しい時期にご来校いただき、たくさんのデータを見せていただいただけでなく、菌について詳しく説明もしていただきました鈴木先生におかれましては、心より御礼申し上げます。


 
 
 
 
 

今年も寄贈本をいただきました

 先日段ボールに入った本が学校に届きました。みつばち文庫という形で、ある養蜂企業が子供たちに本を届けようとしている社会活動の一環で本校に届けられたものです。

 これには訳がありまして、その企業の「本の寄贈の募集」に対して、この学校に本を送りたいという推薦してくださる方がいて、抽選の上で学校に送られてくると言う流れになっています。本校の卒業生である村松さんという方がその募集に応募してくださり、寄贈本が本校に届いたということなのです。しかも、村松さんは、昨年も応募してくださり、本校に寄贈本が届いています。本当にありがたいことです。

 本を読むことが大好きな子がこれからも増えるよう、学校からもこうした寄贈の話を全校朝会等で伝えていく予定です。
 

歯みがきウィーク その1

 今週の月曜日から23日の金曜日までの1週間、本校で今年度2回目の「歯みがきウィーク」を行っています。月曜日の全校朝会で養護の甲田先生から、奥歯を特に磨くことやその磨き方を指導していただきました。子供たちは、2回目とあって、給食を食べた後は今回の歯みがきの重点である『奥歯をきれいに磨く』ことを意識して磨いていました。

 
 
 
 
 
 

3学期、2週間が過ぎました

 学校公開も終わり、3学期も3週目に入りました。これまでの子供たちの生活の様子を見ていると、とても落ち着いているのがよく分かります。

 例えば、昨日まで行われていた身体計測では、1年生から6年生まで、それぞれの学級が計測をしている間、静かに座って待っていました。当たり前の事ではありません。

 また、先週の保健室に来室した子供たちの人数を見ると、1人だったり、2人だったり、ゼロだったりしていて、体調不良の子だけでなく、ほとんどけがをする子もいない状況でした。今週になっても、欠席者、けがのために保健室に来校する子は少ないままです。

 3学期になって急に子供たちが成長したわけではないはずです。これまでのご家庭と学校とで生活面や健康に関して指導してきたことの積み重ねの成果だと思います。このまま、3月の修了式、卒業式まで充実した生活が送れるように、子供たちの変化を見逃さずに、達成感を感じられるように見守っていきたいと思います。

開校30周年記念行事 ペンキ塗り 仕上げ

 去る1月17日(土)の午後、開校30周年記念の最後の事業、「遊具ペンキ塗り」の2回目の作業を行いました。今回も30人を超える保護者の皆さんにお集まりいただきました。

 学校公開のあった午前中はよい天気でしたが、作業の途中には灰色の雲が広がり、風花が舞い、一瞬びっくりしました。前の週の土曜日、作業時間を延長して、ほぼ仕上げの段階まで進めておいていただいたおかげで、余裕をもって作業を終えることができました。2回続けて参加していただいた方は、明らかにペンキ塗りの技が上達していました。脚立に登っての高所作業もありましたが、皆さんのチームワークで、事故なく無事に作業を終えることができました。寒い中、本当にお疲れ様でした。

 投てき板も色あざやかに変身し、作業を終えるころには、太陽もまた顔を出し、夕日が反射して目もくらむほど、眩しいくらいに光輝いていました。のぼり棒も、これまで周りの木々に同化して、存在が薄かったものが、ぐっと存在感が増しました。もちろん、子供たちのためにやったことですが、何だか、使うのがもったいなくなるような仕上がりです。

 まさに、「手作りの」開校30周年を締めくくるのにふさわしい事業でした。いつもながら、保護者の皆さんの献身的なご協力には頭が下がります。もともと、ペンキ塗りはやろう、ということにはなっていたこととはいえ、式典・祝賀会が終わってもなお、学校のために力を尽くしていただける。本当に「なかだの仲間」はすばらしいです。実行委員会が発足して、丸2年。めでたくすべての事業が終わりました。関係の皆様に心よりお礼申し上げます。


 
 
 

日野市公立小学校 図工展、書写展

 子供たちの作品が展示される会の案内を2つ。学校便りでもお知らせしておりますが、改めてご案内いたします。

 1つ目は、図工展。22日(木)から24日(土)までの3日間ひの煉瓦ホールにて行われます。本校からは、3年生以上の立体作品が出品されます。3年生8名、4年生23名、5年生4名、6年生4名の計39名の作品が展示されますので、お楽しみいただけるのではないかと思います。

 2つ目は、書写展です。31日(土)と2月1日(日)の2日間ひの煉瓦ホールにて展示されます。3年生以上各学級2名の計16名の作品が出品されます。各学年の成長の度合いがよく分かるのではないかと思います。

 いずれも、日によって開館時間が違いますので、学校便りをご確認の上、お出掛けください。

飼育委員会 動物病院の先生からのご指導

 昨日の委員会の時間に、本校の担当獣医師の先生である野田武人先生にご来校をいただき、飼育委員会の5・6年生の子供たちが動物の飼育についてご指導をいただきました。

  最初に教室で動物についての適切な飼育方法や観察方法や鳥についての様々な情報をスライドで説明していただいた後は、校庭の飼育小屋に行って実際に飼育している烏骨鶏の体重を計ったり、マイクロチップについて説明していただいたりしながら、生物を飼育する意味を教えていただきました。夏休みなども含め、本校の飼育委員会の子供たちは、とても熱心に世話をしてくれますが、今日のお話でさらに動物に対する関心が深まったのではないかと思います。

 子供たちに様々な面から飼育の在り方を教えていただきました野田先生には、心より感謝申し上げます。