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2024年4月の記事一覧
引き渡し訓練
本日は、大地震が発生したことを想定した引き渡し訓練が行われました。
1年生は、入学後の最初の避難訓練のときは、廊下までの避難でしたので(詳しくは、こちら)、本格的な避難は初めてということになります。
そのため、避難前に、事前に下履きの靴を持ってきておきます。
訓練が近付いてきたので、靴を履き替えです。
校長「あ~、1年生、いけないんだ~。教室で靴を履いてる!」
1年生たち「・・・」
担任から指示されて靴を履き替えただけなのに、校長から「注意」されて、明らかに戸惑いの表情を見せる1年生たち。
2年生以上なら当たり前のように通じるギャグも、初めてだらけでゆとりのない1年生たちにはまだ通じません。
校長「そうだよね。今日は、特別に履いていいんだよね。」
自分でボケとツッコミをすることになり、ちょっとバツの悪い校長です。
と言っている間に、13:36となり、大きな地震が起きます。(注:訓練です)
副校長から、机の下にもぐるよう指示があります。
ちゃんと、机の下に身を隠す1年生たち。
事前指導が行き届いています。
1年先輩の2年生たちも、地震が収まると防災頭巾をかぶり、すぐに廊下に出てきました。
各学年とも「お・か・し・も」を守って、校庭に避難してきます。
校長からの講評です。本日は、訓練のため、帰りの支度を全部整えてから避難してきましたが、実際には、命を守るために自分の身ひとつで避難する可能性の方が高いことを話しました。
また、保護者等の方にも、保護者会から連続して学校においでいただいていることに感謝を述べつつ、万が一のときのためにお子さんと非常時の際の約束などについて家族内で話し合っておいていただきたいとの趣旨の話をしました。
引き渡し開始です。
おかげさまで、速やかに引き渡しを終えることができました。
ご協力に感謝申し上げます。
1年生A「校長先生、今日は、ママがお迎えに来てくれるの。お兄ちゃんと帰るんだ。うらやましいでしょ。」
と目を輝かせながら楽しげに話す1年生の様子を見て、まだ、訓練の趣旨が伝わりきっていない課題を感じつつも、保護者等の方と手をつないで帰っていく子供たちの様子を見て、思わずほほが緩んでしまいました。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)