2019年11月の記事一覧
「日野の地形を生かした露頭観察」への取り組み
小学校6学年理科「土地のつくりと変化」の単元では、教室での実験や観察では実感として捉えることが難しい部分があると言われています。そこで、自分たちが住んでいる日野の大地を教材として使い、学校の近くにある露頭を観察することで、地層のつくりをより身近に感じてもらい、体験的に学習ができるような指導案とその指導資料を当センターの所員が作成しました。指導資料の中には、児童の事前学習にも使用できるように作られた、露頭までのコース案内や、各地点で撮られた写真を音声ガイダンスで学ぶことができるソフトもあります。
これらの指導資料をもとに、10月9日(水)、日野市内の小学校6年生(3クラス)が「日野の地形を生かした露頭観察」を理科の校外学習として行いました。
当日は天候も良く青空のもとで行われました。児童からは、「(この露頭は)砂でできているようだ。」「この砂のようなものはどこから来たのか?」とか「(地層の)上の方には石が入っていたけど、どこから来たの?」といった疑問の声がありました。教室に戻ってからの話し合いで、疑問からいろいろな仮説が生まれてくることが期待されます。
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