2025年12月の記事一覧
今年は平山陸稲作りが成功し、順調に収穫ができました。
5月14日から始まった、平山陸稲作りが成功し、順調に収穫することができました。
*田植えから13週間後、9月中旬
穂が熟し黄色に色づき穂が垂れてきました。全体に実っているが、一部出穂が遅かった陸稲は穂の色が青いものが一部ありました。穂に一部黒い粒があるので、小林和男さんから「見てみないと分からないが、現状では大丈夫。一度様 子を見に行く」と話されました。また、稲刈りを9月25日(木)に予定していますと話すと、「水を抜いて、乾かして平山陸稲を青い葉を枯らして、稲刈りに備える」ことが重要ですと助言をいただきました。
* 黄色く色づいた平山陸稲をスズメなどの鳥から守るためにわかば教室の子供たちと先生たちとで案山子を作り
平山陸稲の網を設置しました。
* 稲刈り(9月25日)
わかば教室の子供たちと先生方の協力で稲刈りを行いました。最初に郷土教育の高橋コーディネーターから、鋸鎌の安全な使い方について説明しました。子供たちとの質問を交えて、正しい稲の握り方やなぜ鎌の刃がノコギリ状なのか、考えさせながら実演指導を行いました。
その後、わかばの先生たちが子供たち一人一人の傍について、平山陸稲の刈り取りに取り組ませした。小学生たちは初めて鋸鎌を扱う子も含めて、夢中になってサクサクと稲穂を刈り取っていきました。中学生たちも最初は遠慮していましたが、やり始めると、楽しそうに次々に稲刈りを行っていきました。刈り取った平山陸稲を束ねて、はざかけのパイプにかけていきました。散らばった陸稲の藁くずなどを竹ぼうきできれいにする子供や、刈り取ったコンテナボックスの土を奥の場所に捨てに行く子供や、スズメの食害から平山陸稲を守るための網掛けを手伝う子供など、わかば教室の子供たちは小中学生一緒になって働いていました。一か月後の脱穀が楽しみだと言う子供もいました。風もなく少し蒸し暑い穏やかな日差しのなかの稲刈りとなりましたが子供たちは、充実した時間を過ごしたと思います。
・稲刈りの様子
【はざかけ 網掛けをする】 【 スズメを防ぐように厳重に網掛けと案山子を設置する 】
* 脱 穀 (11月13日)
郷土資料館の収蔵農具を使用して平山陸稲の脱穀作業を行いました。郷土資料館学芸員の金野さん、白川さん、郷土教育コーディネーターの高橋さん、わかば教室の先生と子供たちが一緒に脱穀体験を行いました。最初に、脱穀で使用する農機具の説明と扱いについて、使用する順に、学芸員の金野さんから説明を受けました。
【 平山陸稲の束 】 【 脱穀の手順について説明 】 【 歯こきと使い方について 】
* 子供たちは、ブルーシートに並べられた平山陸稲の稲束を取って、千歯こきで実際に穂から籾を取る作業をしまし た。
引っ張る加減と鉄の歯に当てる角度を金野さんから教えてもらいながら行いました。
【 一束ずつ千歯こきで籾を外しました】 【足踏み脱穀機を体験するわかば教室の子供たち】
* 二束目は足踏み脱穀機を使って一人ずつ脱穀体験をしました。初めは回転させるのに苦労する子供もいましたが、すぐに慣れて順回転させられるようになりました。稲穂をまんべんなく押し当てて、籾を取り外すにはコツがありましたが、徐々になれて稲穂を広げたり、向きを変えたりして籾を外せるようになりました。
* 籾 の 選 別
箕の中にある籾は藁くずや ゴミが混じっている状態を子供たちにゴミと籾をより分ける方法として、箕を振るってゴミをより分けるより、良い方法があると説明しました。学芸員の金野さんは、「風を利用してゴミと籾をより分ける唐箕は箕より便利で、しかも効率よく籾を選別できる仕組みの農機具である」と説明しました。
唐箕を使った籾の選別
【箕を振るって選別】 【唐箕のハンドルを回して選別するわかば教室の子供たち】
【 電動もみすり機 】 【 選別した籾を電動もみすり機で、籾がらを外して玄米にしました。 】
令和7年度の収穫量は814gとなり、昨年の254gより3.2倍の収量となりました。
12月11日(木)にわかば教室では収穫祭を実施し、
そこで今年とれた陸稲の試食を行います。楽しみですね。
第2回目の郷土教育研究推進委員会の研究授業を行いました。
11月11日(火)に郷土教育推進研究協議会として今年度第2回目の研究授業を潤徳小学校で行いました。
研究主題「身近な地域を教材に、郷土の良さに気付くひのっ子の育成」に迫ることができる授業の研究を目的として行いました。
潤徳小学校では山崎留美教諭が、3年生総合的な学習の時間で授業を行いました。授業では日野第八小学校の3年生からリモートで高幡不動尊の魅力を各グループごとに発表を聞き、その第八小学校の聞いた発表をもとに「新しくわかった点」「もっと知りたい点」で付箋を使って情報を整理し、各自が深めたいこととその理由を話し合いました。各自が探求するテーマを「○○博士」と考えグループ発表する学習活動を行ないました。
*今回の授業では、日野の郷土学習を学ぶと同時に、ICTを活用し、リアルタイムで、他校の同学年の児童から情報を取得し、授業に生かす方法としての新たな授業実践も大きな取り組みでした。参観者の先生方も新しい授業の取り組みに新鮮な気持ちで、参観していました。
児童たちは新たな授業の方法にしっかり順応して、一生懸命に「○○博士」を目指し、学習に取り組んでいました。
*第八小学校とのリモート学習 * グループ学習の様子
*研究協議会の様子
郷土を題材とした研究授業を行いました。
今日教育推進研究員会では、4つの分科会に分かれ、それぞれのサブテーマに沿って研究を進めてきました。
そのまとめとして、10月28日(火)に日野六小と仲田小の2会場に分かれ、同時に研究授業に取り組みました。
研究主題は「郷土への愛着を高め、地域と共に生きようとするひのっ子の育成」に迫ることができる授業の追究を目的としました。
*日野六小では、髙橋優太教諭が、6年生の総合的な学習の時間「まちづくりについて考えよう」で、事前に多摩平地域の散策と3回のゲストティーチャーによる授業を経て、各自わかったこと、発見したことをカード化し、四つのテーマ(自然、農業、文化、地域)に分類しました。「関われること」「魅力」の視点でピラミッドチャートを活用して理由を考えながら分析し、実践したいことを決め、テーマごとに共有する学習活動を行いました。
*児童たちは各班に分かれて、一生懸命に取り組んでいました。活気のある取り組みはとっても素晴らしかったです。
その後、授業について、参加した先生方で、研究協議を行いました。
充実した協議会が行われました。
仲田小学校では佐藤志穂教諭が、3年生の総合的な学習の時間「僕らは用水探検隊」で、仲田小周辺の用水のフィールドワークとゲストティーチャーの授業を経て、用水に関する情報をウェビンクマップで整理しました。マップに基づき各グループ内で各自、調べたい課題内容の説明と何を調べるかを情報交換しながら課題を検討する意見交換を行いました。課題を選ぶ際には、A現状のまま、B課題を深化させる、C変更と視点をもたせて考えさせました。各自の課題をどうやって調べるかを考えるリサーチタイムでは、ふさわしい調べ方を一つに絞らせて各グループ内で共有する学習活動を行いました。
*全体で学習内容の確認 *班ごとにマップで課題を検討
* 児童たちの意欲的な活動に感嘆です。
<授業後の参観者による研究協議会の様子>
* 研究授業後の協議会で、活発な意見交換が行われました。