2019年11月の記事一覧
「日野の地形を生かした露頭観察」への取り組み
小学校6学年理科「土地のつくりと変化」の単元では、教室での実験や観察では実感として捉えることが難しい部分があると言われています。そこで、自分たちが住んでいる日野の大地を教材として使い、学校の近くにある露頭を観察することで、地層のつくりをより身近に感じてもらい、体験的に学習ができるような指導案とその指導資料を当センターの所員が作成しました。指導資料の中には、児童の事前学習にも使用できるように作られた、露頭までのコース案内や、各地点で撮られた写真を音声ガイダンスで学ぶことができるソフトもあります。
これらの指導資料をもとに、10月9日(水)、日野市内の小学校6年生(3クラス)が「日野の地形を生かした露頭観察」を理科の校外学習として行いました。
当日は天候も良く青空のもとで行われました。児童からは、「(この露頭は)砂でできているようだ。」「この砂のようなものはどこから来たのか?」とか「(地層の)上の方には石が入っていたけど、どこから来たの?」といった疑問の声がありました。教室に戻ってからの話し合いで、疑問からいろいろな仮説が生まれてくることが期待されます。
第72回理科ワークショップ
10月31日(木)日野第五小学校の理科室において、今年度5回目の理科ワークショップが行われました。内容は第3学年「ものの重さ」の単元における指導法について、講師は日野第五小学校の先生が担当しました。参加者は市内小学校の先生で、12名の参加がありました。
最初に、来年度からの新学習指導要領についての説明があり、指導のポイントとして、次の3点について説明がありました。
・ 体感と測定結果を繰り返し調べる活動を通して、ねらいに迫る。
・ 測定結果(数値)を重視しても、実感を伴った理解を図ることは難しい。
・ 器具による「誤差」の制御。
説明後、体積と重さについて、児童の立場になって実験を行いました。
①重さを揃えて体積を比較する活動
*重さを揃えた粘土の形を変えて重さをはかる・・・変化するか?
同じことをアルミ箔でも行う
*同じ容器(体積は同じ)につめた 食塩、砂糖、小麦粉、パン粉で
重さを比べる実験
研修会後のアンケートには、「身近にあるものを
次回の理科ワークショップは11月中に市内小学校で行われる予定です。