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2019年11月の記事一覧

円尾 敦子選手~パラトライアスロン体験&講演会~

 
 
 

 

1113日(水)、本校が一年間を通じて応援校として関わっている「パラトライアスロン」について、パラリンピアンの円尾 敦子選手をお招きしての体験&講演会を実施しました
 
 4時間目は体験会。障害のある選手たちが100%のパフォーマンスを発揮できるよう様々に工夫、改良されたホンモノの機材に今回は5年生が挑戦しました。視覚障害の選手のためのタンデムバイク(二人乗り自転車)、下肢障害の選手のための車いすレーサー(マラソン用)と、ハンドサイクル(手回しの自転車)の三つの機材は、それもカーボンやアルミニウムを使って極限まで軽量化した純粋な競技用機材。「タイヤが細い!」「軽い!」カッコいい!」「怖い!」子供たちなりに様々な感想を抱きながら、体育館の中を行ったり来たり、実際に運転に挑戦しました。「タンデムの後ろの人は目をつむって、前の人の声掛けでリズムを合わせてみて」という円尾選手のアドバイスを聞いて、パラトライアスロンの世界を垣間見ることができました。

続く講演会では、円尾選手の生い立ちや、生まれつき片目が先天性白内障で、成長と共にもう片方の目の視力も落ちてきて苦しんだこと、研究者の道を目指して大学院まで進学しながら、ふとしたきっかけでパラトライスロンに挑戦するようになったことなどを話していただきました。またリオパラリンピックに参加した時の裏話など、楽しいエピソードの数々に、子供たちの心はしっかりと惹きつけられていました。質問コーナーも大盛況。時間をオーバーしての充実した会となりました。

「一番うれしかったのは、練習や機材や様々な時に支えてくださっている「チーム敦子」の人たちが喜んでくれることです。みなさんが一生懸命お話を聞いてくださって、チーム敦子に加わってくれたらうれしいです!」と伝えていただきました。円尾敦子選手、ありがとうございました。ぜひ、東京2020パラリンピックに出場し、夢をかなえてください。

当日の様子は日野ケーブルテレビで11月15日(金)18時からのデイリーニュースで放映されます。また「ど・ろーかる」というアプリをダウンロードしていただくと、11月22日(金)まで動画として視聴いただけます。ぜひご覧ください。