教育センター最近の活動
第57回理科ワークショップ
第57回理科ワークショップが11月27日(月)に平山小学校の理科室で行われました。研修内容は「物と重さ」(第3学年)の単元における指導法について、講師は平山小学校の先生です。
最初に、その単元の目標と内容について学習指導要領の新旧の違いについて説明があり、次に、指導上の配慮事項についての説明がありました。指導のポイントも講師の先生が実際に授業した経験を基にしており、より具体的で児童の発達段階を考慮した分かりやすい内容でした。講義の後、実際に児童が行う実験を参加した先生が行いました。 <1:体積をそろえて重さを比較する活動 2:重さをそろえて体積を比較する活動> についてそれぞれ実験を行い、意外に課題が多いことを学びました。さらに発展的内容として「粉末調味料の重さを比べてみよう!」という実験で、同じ体積の容器に入った4種類の粉末調味料の重さを量る実験を行い、研修会を終了しました。
第56回理科ワークショップ
第56回理科ワークショップが10月30日(月)に南平小学校の理科室で行われました。
研修内容は第4学年の「ものの温度と体積」における実験の指導について、講師は南平小学校の先生です。
最初に新旧の学習指導要領の違いについての説明があり、次に、空気と水の温度による体積変化の比較実験を行いました。試験管の口に石けんの膜を張り、その試験管をアルコールランプであたためると中の空気が膨張し、石けんの膜が膨らむというものです。簡単で結果が分かりやすく、参加した先生からは「オーッ」といった声があがっていました。また、ガラス管にゼリーを入れ、体積変化を見やすくした実験の工夫もありました。次に金属の熱膨張を調べる実験を行い、その後、安全に実験を行うための注意があり、研修会を終了しました。
夏季教員研修題別研修会 理科実技研修会③と④
8月28日(月)富士電機において、理科実技研修③(午前、小学校教員対象)と理科実技研修④午後(中学校教員対象)が行われました。主な内容はマイコンを使い、LEDやモータ、圧電スピーカーなどをコントロールするプログラムの実習です。講師は富士電機の方で、個別に分かりやすく教えていただきました。
使用したプログラム言語はC言語で、普段はあまり使わないものですが、分かりやすいマニュアルと講師の方の丁寧な説明で少しずつ理解を深めることができました。研修会の終盤では、自ら作成したプログラムを、パソコンを介してマイコンボードに書き込めるようになり、プログラム通りに、LED、モータ、圧電スピーカーが動作すると「動いた!」といった声が上がっていました。
【動物の見方(観察)研修】【昆虫スキルアップ研修】
8月25日(金)東京都立多摩動物公園にて、【動物の見方(観察)研修】が午前に、【昆虫スキルアップ研修】が午後に行われました。
午前は「動物の骨格」についての研修で、骨格に関する話を動物解説員の方から伺い、実際の動物の観察に移りました。最初に「キリン」、次に「クロトキ」のからだを観察し、主に前肢の肩関節、ひじ、手首、そして、後肢の股関節、ひざ、かかとなどの位置を調べました。難しい観察でしたが、全員が正しい骨格を図に示せるようになりました。
午後は虫が苦手な先生のための「昆虫スキルアップ研修」で、動物解説員(昆虫担当)の方からいろいろな虫の触り方を教えていただきました。ナナフシ、カマキリ、ゴキブリ(山に生息する)、カブトムシの幼虫、コオロギなど、最初は恐々と触っていましたが慣れてくればかわいいものです。次にアゲハチョウの飼い方について研修しました。卵、幼虫、蛹、成虫とそれぞれの段階での扱い方、飼育する場合の注意点等を、実際に手にとって分かりやすく教えていただきました。幼虫が苦手な人もいましたが優しく扱うことができました。最後に、チョウのからだの観察をして終了しました。
若手教員育成研修(2年次)・(3年次)
8月24日(木)日野第一中学校において、若手教員育成研修の2年次および3年次の研修が行われました。
午前は2年次の若手教員が対象で、全体会での説明後、グループに分かれ授業リフレクションを行いました。若手教員は自分の授業実践を映像で紹介しながら課題となる点を説明し、グループ協議を通して、その改善点を話し合いました。また、教育センター所員はグループに参加し、指導・助言を行いました。最後に再び全体会を行い、グループごとの報告があり終了しました。
午後は3年次の若手教員の研修で、最初に日野市発達・教育支援センターの業務についてと子供家庭支援センターの業務及び学校と連携及び組織的対応についての事例という2つの講義が行われました。休憩後、保護者対応についての講義が行われ、グループに分かれて演習が行われました。演習ではセンター所員が保護者となり、ロールプレイによる指導を行いました。