校長室だより

2022年7月の記事一覧

第1学期の大きな変化(校長室から)

第1学期の大きな変化

 八小は、第1学期に大きな変化をしました。5・6年生の子供たちを中心とした「委員会活動が活性化」したことです。

 現在、八小では、子供たちと教職員の共通の目標「もっと楽しい学校をつくる!」を合言葉に、様々な活動に取り組んでいます。その一つとして、委員会活動の在り方について考えてきました。学校を、もっと楽しくするために、自分たちの委員会にできることは何だろう…。子供たちがこの視点からこれまでの委員会活動を見直しました。そして、各委員会で「こんなことをしてみたい!」「こんなこともできる!」ということを出し合って、1年間の目標や活動内容を決めました。

 これまでの本校の委員会活動では、「学校全体にかかわる仕事に、自分たちが分担して取り組む」という考え方が主であったため、当番活動に忘れずに取り組むことが中心となっていました。しかし、今年度は違います。子供たちが、自分たちで考え、動き始めました。 

 例えば、放送委員会。1学期最後の1週間、お昼の放送では「八ヶ岳・日光 移動教室特集」を企画しました。5年生、6年生が移動教室で訪れた場所や、仲間と共に過ごして感じたことなどについて語る番組です。1年生から4年生までのみんなに、高学年の楽しい行事を紹介したい…と考えて企画したものです。また、放送室の前にポストを用意しました。このポストには、放送委員会に取材してほしいことや、クラスであった楽しい出来事などをメモして入れることができます。このメモを基に、番組をつくろう…という企画です。これも、新しい取り組みです。また、給食委員会では、給食の食器や食缶が乗ったワゴンの片付け方をチェックする「ワゴンチェック」をしました。継続してきちんと片付けができたクラスを給食の放送で紹介し、賞状を渡します。この取り組みは、昨年度も行いました。しかし、今年度は、この取り組みに、新しい価値を加えて実施しています。「八小の給食やSDGsの『食品ロス』への関心を高めたい。」という給食委員会の思いです。企画そのものは昨年度と同様でも、取り組みの先にある「ねらい」が大きく異なっています。これまでになかった企画に挑戦する委員会、これまでの活動に新たな価値を加えて実施する委員会…。どちらも、子供たちが考えた新たな取り組みです。

 そして、今年度からスタートした「コアミーティング」。各委員会の委員長が集まり、それぞれの目標や取り組みの内容を共有します。7月のコアミーティングでは、2学期の活動の重点が各委員会から報告されました。このミーティングが、各委員会の活動の活性化に大きな役割を果たしています。

 5・6年生という本校のサブリーダーとリーダーが一緒になり、委員会の活動が活性化したことで、「もっと楽しい学校」に向けて、着実に前進したことを実感しています。第2学期も、委員会活動をさらに発展させ、「子供たちが自ら考え、工夫して取り組む委員会活動」が、本校の特色となって根付いていくことを期待し、引き続き子供たちとともに歩みを進めてまいります。