校長室だより

2024年7月の記事一覧

「なかよしプレイタイム」を振り返って(6年生のチャレンジ)

7月8日(月)の全校朝会から

「なかよしプレイタイム」を振り返って

― 6年生のチャレンジ/最上級生としての責任感 ―

 本校のリーダーである6年生が、1学期の「なかよしプレイタイム(なかプレ)」の振り返りをしました。今より、もっと楽しい「なかプレ」をつくることで、「今より もっと楽しい学校」をつくろうと考えて、この「振り返り」をすることになりました。各班の班長である6年生は、次の3点について振り返りました。

 ①  もっとメンバー同士が仲良くなるために

 ②  もっと遊びを楽しくするために

 ③  2学期からやってみること(改善点)

 班長の皆さんは、①②を振り返りながら、いろいろなことを考えました。その中で、班長としての悩みも出てきました。「メンバーのみんなが、なかなか話を聞いてくれない…」などという声もありました。

 しかし、そこで班長のみなさんは考えました。どうしたらよいのだろう…。そして、出した結論が、「自分たちのやり方を変えていく!」ということでした。「もっと話を聞いてください。」と、メンバーにお願いしたり、注意をしたりするのではなく、「自分たちが、もっと楽しい遊び方を工夫し、分かりやすいルールにしたり、説明を短くしたりすれば、きっと、メンバーのみんなにとって、もっと楽しい遊びができるようになる。そうすれば、きっと、スムーズな運営ができるようになる。」と考えたのです。

 この班長の皆さんの姿からは、「相手に変化を求めるのではなく、自分たちが変わっていこう。そうすることで、自ずと相手が変わり、共に目標を達成していくことができる。」と考えていることが伝わってきます。

 班長の皆さんは、このような考えに立って「③2学期からやってみること」を考えました。そして、遊び方についてのアイデアはもちろん、メンバーである下級生への接し方にまで考えを及ばせていました。「メンバーに、明るい声掛けと笑顔で接する。」「一緒にやろうと、声をかける。」「メンバーの名前を覚える。」「あまり話をしない人に、積極的に話しかける。」「メンバー同士が交流できるようにする。」「自分たち(6年生)が楽しんでいる姿を見せる。」…。

このような6年生の姿からは、最高学年としての自覚と責任感を感じます。この姿を見て、私は、「6年生!ありがとう!」という気持ちでいっぱいになりました。

 同時に、このような気持ちで「なかプレ」をつくっていこうとする6年生に、1年生から5年生までの皆さんが協力できることは何だろう…と投げかけました。6年生の思いを受け止め、1年生から5年生が、自分たちにできることや、自分たちの役割を考えながら、6年生とともに「今より もっと楽しい『なかプレ』づくり」にチャレンジしていくことを期待しています。