校長室だより

2020年8月の記事一覧

1学期終業式  子供たちは頑張りました。

 梅雨が明け1週間。蝉の声が響き、じりじりとした暑さで、夏の到来を実感しています。

 休校から始まり、分散登校、学校再開後もさまざまな制約があったり、やりたいことができなかったりと、異例尽くしの4か月余でした。

全児童の通知表所見を読ませてもらいますが、その中でも今年は、

【休み時間にもかかわらず、「勉強を教えて。」「勉強したい。」という児童が増えました。】

【三密に気を付けながら、お友達との遊び方を工夫していました。】

【授業中にじっくりと課題に取り組んでいました。】

という児童の姿(記述)が増えました。

実際に校内を巡回していても、児童は落ち着いて学習に取り組んでいました。6月から3回実施した「心と体のチェックリスト」でも、児童の安定が見て取れると思います。

毎日、お子さんの心身・健康管理に努めてくださった保護者の皆様のお力に、あらためて感謝いたします。

 

終業式では、4人の児童が、1学期の振り返りと2学期への思いを発表してくれました。

〇3年生Aさん

『学校が休校になって、はじめはうれしかったですが、後から悲しくなりました。5月からは少しずつ学校に来ることになりました。そしたら学校のにおいがしました。2学期頑張ることは、1学期にできなかったことをやりとげて一歩進みたいです。』

〇3年生さん

『3年生になって、新しく社会、理科、音楽のリコーダーが始まりました。私が一番頑張ったことは、理科です。なぜかというと、いろいろな実験をしたりたくさん考えたりするからです。一番楽しかった実験は、糸電話です。音が伝わるとき、糸が震えることを初めて知りました。とても驚きました。』

〇3年生Cくん

『ぼくが1学期がんばったことは、3年生から新しく始まった社会です。2学期も楽しいことがいっぱいあると思います。1学期、日野市にはいろいろなものがあるのに、住みたい町ランキング106位でした。それを聞いたときは悲しかったです。2学期は、八小の3年生の行動で、日野市に貢献できるように頑張りたいです。そして今、八小で学んでいるSDGsにも貢献したり、自分と世界の目標を達成したりできるように頑張ります。』

6年生Dくん

『1学期に心に残ったことは、せせらぎ農園でコナギ取りをしたことです。どろまみれになるくらい頑張りました。そしてせせらぎ農園さんは喜んでくれました。最後になんでコナギをとるか教えてくれました。とても勉強になりました。それを2学期に活用できるように頑張ります。』

 

たった2週間の夏休みですが、児童には心身をゆっくり休めてほしいと思います。毎日の健康観察を継続していただくことはもちろんですが、ゲーム三昧ではなく、本を読んだり、テレビの旅番組を見て普段行けないところに旅行した気分を味わったり、天文観察をしたり・・と、想像力を使う時間の使い方をしてほしいと思います。

8月24日に、全児童が元気に登校できることを祈っています。